【2019年決定版】タイトル改善が唯一無二にして最強のSEO対策である3つの理由

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【2019年決定版】タイトル改善が唯一無二にして最強のSEO対策である3つの理由

※本記事は、2019年公開当時の情報を基にした記事です。

こんにちは。平塚です。

前回『サーチエクスペリエンス時代、「いかに再検索させないか」と「いかに再検索のニーズに答えるコンテンツを用意するか」が重要説』という自分の仮説を書かせていただきましたが、「言いたいことはわかったけどどうすればいいのよ?」という意見もいただきそうな内容でした(言われてませんが)。

今回は記事名(どうせなのでめちゃくちゃSEOライクにしてみました)にもある通り、イージードゥ SEO施策、たかがタイトルされどタイトル、タイトルの改善is最強。という話をします。

※この記事で言うタイトルとは「HTMLのhead内に記述するtitle要素」のことを指します

なんだ今更そんな話か。と思う方もいるかも知れませんが、タイトルはSEOで100を超えるクライアント様のコンサルティングを行ってきた弊社のコンサルタントでも血眼になってこだわり抜く部分です。それほどまでに優先度の高い施策です

2019年、しごと検索や画像検索、構造化マークアップなど小難しい話題がたくさん増えそうですが、あえて逆に基本中の基本のSEO対策であるタイトル改善の重要性を今回お話できればと思います。

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理由1.どんなサイトでもたいてい触ることができる


どんなサイトでもたいてい触ることができる

弊社も様々なクライアント様のサイトを見てきたのでわかりますが、SEOのために変更・改善するのは至難の業です。

SEOコンサルタントが「内部リンクをこのテンプレートに追加してください」と提案したとしても、クライアント様からしてみれば「そういわれてもねぇ」というリアクションを頂いても不思議ではありません。ちょっとした改修を加えるにしても、大きな負担がかかることはよくある話です。

ポータルサイト、特にECサイトは自社開発ならまだしも、ASPなど使っていたらまず改修には大幅なコストが必要になります。

※弊社がECzineさんにECサイトのSEOについて取材を受けた際、「SEO以外のところでがんばったほうがいいんじゃないですか?強いて言うならページタイトルだけはしっかり見直しときましょうって感じですかね」と身もふたもない話をさせていただいたこともございます。

コンテンツの制作やページの追加についても同様です。ページを追加するなら情報設計から作り上げなければいけませんし、コンテンツの制作ならライティングの必要性が出てきます。しかも会社上のレギュレーションなどあったらチェックと承認に時間がかかることでしょう。外資系のサイトだと、本国と同じシステムを扱っていて全くサイトを動かせない。みたいなケースも耳にします。

一方で、タイトルを改修することは大抵のサイトではそこまで難易度の高いものではありません。コーディング等の知識などがなくても、大抵の場合管理システム上から変更が可能です。しかも、画面上に出るものではないので、悪く言えばこっそり変更が可能です。なので上長に説明なども必要なくライトに改修することが可能です。

理由2.工数対効果が高い

SEOの工数対効果マップ

タイトルの改善は、その他のSEO施策に比べて圧倒的にコストパフォーマンスが高いです。理由1でも紹介しましたが、専門知識がなくても触ることができ、なおかつ成果は他のSEO施策に比べて圧倒的にわかりやすいです。実装から1週間から2週間程度で成果が見えてくるケースがほとんどです。

後ほど事例を紹介させていただきますが、今まで拾えていなかったキーワードをタイトルに追加しただけで、自然検索からのアクセス数が1000%改善した例は珍しくありません。

理由3.引きのあるタイトルにすれば検索結果上のクリック率をあげてアクセスの底上げができる

検索結果上のクリック率改善
「うちはもう思いつくキーワードは盛り込んでいるし、だいたい上位表示しているから必要ないなぁ」と思う方もいるでしょう。ですがそこからさらにアクセス数を増やすことは可能です。

それは「ユーザーの目を引くタイトルに変更し、検索結果上のクリック率を上げる」という施策です。検索結果上のクリック率は1位であるほど高いのは自明ですが、タイトルの付け方によっては1位のサイトよりもクリックされることもありえますし、その逆もしかりです。また、検索結果に概要文章として表示されるmeta descriptionについても怠ってはいけません。

ユーザーはページタイトルに注目し、meta descriptionの概要文章を読んでそのサイトにアクセスするかどうか決めています。ただキーワードを盛り込むのではなく、ユーザーの目を引き、クリックしたくなるようなフレーズを入れていきましょう。リスティングなどで先にA/Bテストをして反応の良いキーワードを検証してみてもいいですね。

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タイトルを変えたことによって圧倒的成果を出した事例

タイトル変更を行ったことでクリック率が改善。アクセス数が40%増加したAppliv

弊社アプリ紹介メディアのApplivは、広告を用いずに主に検索からのアクセスで月間800万UU以上を集客しているメディアです。「ゲーム アプリ」のような「目的×アプリ」関連のキーワードで網羅的に上位表示ができており、一見対策の必要性がないように思われます。

そのような状況で、下記のような改修を行いました。

▼改修前
ファッション おすすめアプリランキング

▼改修後
【2019年】ファッション おすすめアプリランキング TOP10 - Appliv

https://app-liv.jp/beauty/fashion/0065/

テスト検証なども行い、成果が出ていることがわかったのでサイト全体に上記の改修を行った結果、クリック率が大幅に向上、結果としてアクセス数も40%増加しました

Applivのクリック率変化

Applivのクリック率推移

このように、既に上位表示に成功しているサイト・ページでもタイトルをユーザーの目を引くようなものに変更するだけで、劇的にアクセス数を伸ばすことも可能です。

手を付けていなかった記事のタイトルキーワード加えただけで圧倒的なアクセス改善をした求人サイト

求人サイトを運営されているクライアント様の事例です。弊社が制作したコンテンツですが、元々SEOを目的としたコンテンツではなかったため、タイトルはかなりシンプルな内容にしていました。

調査をしてみたところ、検索エンジンにも評価されていたことがわかったため、検索ボリュームの大きいキーワードをタイトルに含めてみました。結果として100位圏外のキーワードが上位表示する、元々上位表示していたキーワードがさらに改善するなどの成果が1ヶ月程度で見え始め、アクセス数も急激に増加しました

タイトル改善の成功事例

※実際に使用した成果報告書。守秘義務のためキーワードとタイトルは伏せています。

 

…上記の2つの例はどちらも既にビッグワードでも上位表示しているような「既にSEOで成果を出している」サイトです。このようなサイトでも、タイトルを見直し、改善を行うだけでさらなるSEO成果が出るケースもあるのです。

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タイトルの見直し・改善のポイント

こちらについては、下記記事をご参照ください。基本的には4つのポイントを徹底していただければ結構です。こだわり抜きたい方は徹底的にやっていただいても損はありません。

①目標とするキーワードを必ず含める

②ページの内容がわかるものにする

③表示される文字数で記載する

④クリックしたくなるようなものにする

引用元:基本的なタイトルタグとメタディスクリプションの考え方

とはいえそんな都合のいい話ばかりではない。タイトル改善の注意点について

逆に変えることで順位下落のリスクもあり。慎重に検討する

タイトルとは検索エンジンにとって今でもサイト理解のための重要な手がかりです。逆に言えば、その手がかりを失うことで想定外の順位下落・流入減少を引き起こす可能性もあります。

タイトル中のキーワードの順番を変えただけで下落したケースも弊社の事例にはございます。実は重要だった、上位表示していたキーワードを消してしまったことでアクセスが大幅にダウンみたいなことになると、目も当てられません。

慎重になりすぎる必要はありませんが、サーチコンソールなど、世の中には流入キーワードを調べるツールはたくさんありますので、一度リサーチをしてから改善を行うべきかどうか検討してください

検討の余地がないほど完成されているタイトルを改修しても順位にインパクトがないことが多い。過度に期待しすぎない

もちろんケースにもよりますが、「title要素(タイトル)」「スマホ(スマートフォン)」「SEO対策・施策・改善案」のような表記ゆれや共起語をタイトルに追加しても、(感覚として)劇的な順位改善が起こることはありません。

どちらかというと、今まで全く触れられていなかったキーワードなどを入れたときに成果が出やすいです。

チャレンジしてみてもいいかと思いますが、「上がったらラッキー」くらいの気持ちでやるか、クリック率を上げる施策を行ってみることをおすすめします。

meta descriptionの変更は順位に影響を与えるかどうかは未知数。専門家内でも意見が分かれる

タイトル改善から話が逸れますが、meta descriptionは主に検索結果上のクリック率に影響を与えるmeta要素で、検索結果上だと概要文として表示される箇所です。キーワード順位に影響を与えるか、与えないかについては真っ二つに意見が分かれるくらいなので、meta descriptionの改善による順位改善の期待のし過ぎは禁物です。

meta descriptionは120字前後書く必要があるので一つ一つ修正するのは、なかなかにエネルギーが必要です。工数を考えると、全力でこの改修に力を割くのはコスパに似合わないかもしれません。

プロが言うんだから間違いない。SEOの専門知識がない人、リソースも予算もない人でもタイトルの見直しだけはやっておくべきだ

最近のSEOは本当に難しいです。正解などどこにもなく、日々ユーザーと向き合って取り組む必要があります。構造化マークアップやページスピード、モバイルを意識したSEO改善など今まで考える必要のなかった高度な技術的課題についても考える必要も出てきました。

そのような中、タイトルだけは今でも変わらず改善することで成果の見える、「主に検索エンジンを対象にした内部施策」です。(当然それもいつか変わる可能性もあります。またペナルティのような明らかなマイナス要素がある場合は、その改善のほうが当然重要です。)

ここまで記事を読んでいただいた方、早速自分のサイトをくまなくチェックしてみてください。案外、タイトルが手抜きなページがあるかもしれません。元々SEOを意識していないページだったからまぁいいや。とほっといていたページもあるかもしれません。

そういうページを見つけたら大チャンスです。大げさかもしれませんが、すこし手を入れるだけで劇的な成果が出るのも夢ではありません。

うちはサイト改修する費用がないし工数がかかるとか、SEOのことはよくわからないから、とか思っている方、逆にうちはSEOある程度やりきっていて成果も出てるからと思っている方、いちどタイトルを見返してみてはいかがでしょうか。

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編集者情報

ナイル編集部
ナイル編集部

2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

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