CGMとは?国内サービスの成功例とSEO効果を解説
CGM(Consumer Generated Media)とは、ブログや掲示板、SNS、口コミ投稿サイトなどユーザーが投稿したコンテンツで形成されるメディアのことです。
ここでは、CGMの概要や代表例、SEOとの関係性について解説します。
この記事のポイント
- CGMは、ユーザーが投稿したコンテンツで形成されるメディアのこと
- 仕組みを整え、ユーザーに価値あるコンテンツを投稿してもらいやすくするのが、SEO成功の秘訣
- SEOだけではなく、幅広い視野でマーケティング戦略を構想することで成功を目指せる
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目次
CGMとは
CGMは”Consumer Generated Media”の略称で、直訳すれば「消費者生成メディア」です。簡単に言えばWebサイトのユーザーが投稿したコンテンツによって形成されるメディアのことです。
一般的なブログサービス、BBS(掲示板)、SNS、口コミ投稿サイトなどはこれに該当します。ユーザーが投稿することでコンテンツが勝手に増えていく手っ取り早い仕組みとも見れますが、Webサイトを訪問したユーザーに自発的に情報発信を行ってもらう環境を構築するのには、かなりの労力や工夫を要します。
国内CGMの代表例
CGMの成功事例としては例えば国内の大手レシピサイトの「クックパッド」が挙げられます。このWebサービスではユーザーによって投稿されたレシピがそのままコンテンツとなっています。その数は2018年11月末時点で全世界累計500万品を突破しています。
価値あるコンテンツが数多くあることはサイトの利用価値を高め、検索エンジンからの評価も高くなります。コンテンツが多く、ユーザーが集まることが、さらにコンテンツを増やしていくという好循環を作ることは容易ではありませんが、成功した場合に得られる成果も大きなものになります。
クックパッドでは、その循環を加速させるための工夫が様々に行われています。たとえば単にレシピが並んでいるだけではなく、そのレシピを元に実際に調理したレポートをアップする「つくれぽ」という機能もあります。レシピ投稿者は嬉しい反響が得られることで、さらに投稿したいというインセンティブに繋がるだけでなく、ページに紐づくコンテンツが増えることでレシピの検索エンジンからの評価が高まるという一石二鳥の施策と言えます。
また、以下のようなツリー型のカテゴリ分類がきちんと行われていることで、ユーザーが探しやすいと同時に、検索エンジンがサイト構造を理解しやすくなるような工夫もされています。必然的に「○○ レシピ」といった検索ではほとんどの検索でクックパッドが最上位に掲載されるようになってます。
SEOとCGMの関係
ユーザーが有益な情報を自発的にサイトに加えてくれるような循環が生み出せれば、効果的にWebサイトの質を高めていくことができます。有益なコンテンツが増えることで、被リンクも集まっていくという形で、検索エンジンから圧倒的な評価を得るサイトに成長したCGMサイトもしばしばあります。
一方で、CGMでは「そもそもユーザーが定着しない・投稿するインセンティブがない」「質の悪い投稿(宣伝やいたずらなど)が増えて管理が追いつかない」「コンテンツの品質が担保できない」「ページが無数に生じてクローラビリティの課題が生じる」など、好循環に乗るまでの壁は非常に高いものです。
また、InstagramやTwitterなどSNSでの情報発信が一般的になる中で、ユーザーがWebサイトのコメント欄やレビュー機能を活用するインセンティブは、現状CGMでSEOに成功しているサイトが成長してきた時代よりも減っていると考えられます。現在においてWebサイトでのCGMを適切に機能させるには、単なるSEOにとどまらない広い視野でマーケティング戦略を構想し、大きな投資を行っていくことが必要といえます。
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