インハウスSEOを学べる本!厳選の12冊
インハウスSEOの実現にあたり、本から学ぶことはとても重要です。SNSやブログのような速報性はない代わり、関連する情報を体系的に読み取ることができるからです。
ここでは、インハウスSEOに特化しながら、SEO全般に役立つ書籍12冊をご紹介します。「基礎知識編」「コンテンツ作り編」「プロ知識編」「インハウス化編」に分けていますので、気になる書籍からチェックしてみてください。
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目次
インハウスSEOを学べる本【基礎知識編】
「SEOについては、ほとんど何もわからない」というレベルなら、まず基礎知識編の本から。SEOとは何か、SEOの目的はどこにあるのか、こうしたSEOの本質をつかんだ上でこそ、実践的なアイデアやテクニックが活きてきます。
インハウスSEOに一歩踏み出すそのときに、ぜひ読んでいただきたいおすすめの4冊をご紹介します。
『10年つかえるSEOの基本』
ナイル取締役が執筆した、SEOの指南書です。SEOというと、手先のテクニックやトレンドを追いかけることに躍起になりがちですが、重要なのは「SEOの考え方」そのもの。そんなSEOの基礎を学ぶには最適です。
会話形式で書かれているので理解しやすく、ページ数も少なめですから一気に読み切ることができます。基本的な施策をひととおりカバーしてあるので、思考を整理したい時や基礎に戻って考えたい時などにも有用。自社でのインハウスSEOを考える企業が最初に手に取ってほしい一冊です。
土居健太郎(技術評論社)
1,628円(税込)、136ページ、Kindle版有
『いちばんやさしい新しいSEOの教本』
豊富な実務経験を持つ講師陣による、セミナー形式の解説本。基本的かつ実践的なSEOのノウハウを、サンプルとともに説明しているため、すぐに実務に活かすことができます。
図解が多用されているため視覚的にも理解しやすく、索引が充実しているため、手元に置いておくと困ったときに役立ってくれるでしょう。企業のウェブ担当者、これからSEOに取り組みたい人は、必読です。
安川洋、江沢真紀、村山祐介(インプレス)
1,738円(税込)/256ページ/Kindle版有
『いちばんやさしいスマートフォンSEOの教本』
「いちばんやさしい」シリーズのスマートフォンSEOに特化した一冊。
Googleはページの評価基準のひとつとして「モバイルフレンドリーかどうか」を重視しています。当然ながらスマートフォンで検索したときに、ページが読みやすいかどうかは、ユーザー行動に大きく影響します。スマートフォンSEOは、SEO担当者としては必須の知識なわけです。
シリーズ共通の誌面構成は図版が多くて見やすく、SEO初心者でもわかりやすいため、スマートフォンSEOの知識をしっかり身につけるでしょう。
江沢真紀、コガン ポリーナ、井上達也(インプレス)
2,178円(税込)/288ページ/Kindle版有
『沈黙のWebマーケティング —Webマーケッター ボーンの逆襲—アップデート・エディション 』
一般的な教本とはまったくおもむきの異なる、会話劇仕立てのマーケティングの教科書。
主人公は、数々のウェブサイトをその手で救ってきた伝説のマーケッター「ボーン片桐」。彼の活躍するハードボイルドなストーリーを通じて、マーケティングの基礎と全体像、実務に活かせる手法やアイデアが詰め込まれています。
500ページ近いボリュームですが話の展開に引き込まれ、どんどん読み進めることができます。ウェブマーケティングは初めてという人が、身構えずに知識を身につけることができる好著です。
『沈黙のWebマーケティング —Webマーケッター ボーンの逆襲—アップデート・エディション 』
松尾茂起、上野高史(エムディエヌコーポレーション)
2,420円(税込)/496ページ/Kindle版有
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インハウスSEOを学べる本【コンテンツ作り編】
インハウスSEOにおける大きな壁の1つが、コンテンツ作りです。コンテンツ作りには、経験のある編集者やライターが必要であり、それと同時にSEOの知識が求められます。
SEO施策である「コンテンツSEO」を理解し、その効果をより高めるために役立ってくれる本を2冊、ご紹介しましょう。
『SEO対策のための Webライティング実践講座』
書籍や雑誌などの紙媒体とウェブとでは、好まれる文章の構成と書き方に大きな違いがあります。さらにSEOにも配慮するとなると、SEOのルールに沿い、テキストを作る必要があります。
そんなときに役立つのが本書です。なぜSEOライティングが必要なのかという初歩的な知識に加えて、76のライティングテクニック、「ECサイト」「ビジネスブログ」など、目的別のウェブサイト制作のポイントなども解説。ビギナーの教科書としてはもちろん、すでにSEOライティングを手がけている編集者やライターにとっても心強いでしょう。
インハウスSEOを実現するには、社内制作環境の充実は必須。そのためにはぜひ手元に置いておきたい一冊です。
鈴木良治(技術評論社)
2,178円(税込)/256ページ/Kindle版有
『沈沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘— アップデート・エディション 』
正体不明のウェブマーケッター「ボーン片桐」の活躍を通じて、SEOライティングのノウハウを学べることができます。『沈黙のWebマーケティング』シリーズで、共通の構成になっています。
初心者向けの内容ではありますが、すでに実務経験を重ねている編集者・ライターにとっても発見や得るものがあり、困ったときの手引書としても活用可能。また取材のポイントやライターの育成法など、「書く作業」から離れたテーマもカバーされています。見た目の派手さとは裏腹に、細かな配慮がある書籍です。
『沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘— アップデート・エディション 』
松尾茂起、上野高史(エムディエヌコーポレーション)
2,310円(税込)/640ページ/Kindle版有
インハウスSEOを学べる本【プロ知識編】
SEOを学び、実践を重ねていくと、さまざまな問題や課題に直面するかと思います。そんなときにプロの視点から導き出されるSEOの方法論は、大いに役立つもの。初級者には少々ハードルが高いかもしれませんが、SEOの中級者さらには上級者の有用な手引きとなる2冊を、ご紹介します。
『インハウスSEO 成功のための実践テクニック』
そのものズバリ、インハウスSEOを成功に導くために必要なテクニックを満載した書籍です。自社サイトの現状を踏まえた上で、内部対策、外部対策、コンテンツ対策など、分野ごとに実践的な手法を詳しく解説。自社ドメインを育成し、低コストで検索順位とCVを高めるためのノウハウが、幅広く紹介されています。
インハウスSEOを目指す企業はもちろん、SEO自体をあまり意識していない、というレベルの企業でも役に立つ内容です。
土井まなぶ(ソシム)
3,040円(税込)/239ページ/Kindle版なし
『現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル』
ウェブマーケティングのスペシャリスト2人による共著。コンテンツSEOからモニタリングSEOにいたるまで、現場で活躍するプロの視点とテクニック、専門知識を惜しみなく公開した専門書です。
初心者には難しい内容も含まれていますが、それだけに自分自身の成長にあわせて活用でき、エキスパートにとっても得るところの多い内容になっています。SEOに関する知識と技術について、すべてを網羅したバイブルという書名にふさわしい一冊。インハウスSEOを推進するなら、ぜひ手元に置いておきましょう。
西山悠太朗、小林睦、丸山弘詩(マイナビ出版)
3,278円(税込)/432ページ/Kindle版有
インハウスSEOを学べる本【インハウス化編】
インハウスSEOを実現しようと考えると、SEO周辺の知識や方法論ばかりに目が向いてしまうもの。しかしSEOはマーケティングとの連携があって初めて、その威力を発揮します。となれば、マーケティング領域の準備運動も欠くことはできません。
また、組織内に新たな体制を構築するときは、それに伴う調整作業が発生します。提案に対する懐疑的な意見や周囲の無理解などは、その典型といえるでしょう。
こうした障壁を乗り越えるにはどうすればいいのか?そのヒントを与えてくれる良書4冊をご紹介しましょう。
『マーケティングとは「組織革命」である。』
USJを劇的なV字回復に導いた著者が、マーケティングの具体的な手法ではなく、その根底にある考え方を説いた本。
どんなに優れた提案も、組織の中で通すことができなければ、その効果を発揮することができません。そこで必要なのが「社内マーケティング術」。変化を求めて新たな一歩を踏み出そうとする際に吹きつのる逆風と孤独感を、どのようにかわし、乗り越えていくのか。そして自分の提案を通したからには、どんな責任を負わねばならないのか。
自分の提案力を磨き上げ、組織の中で生かす実践的なテクニックを、学ぶことができます。
森岡毅(日経BP社)
1,760円(税込)/352ページ/Kindle版有
『たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング』
ロート製薬で化粧水「肌ラボ」を売上げ日本一に押し上げ、スマートニュースではアプリランキングを100位圏外から1位へ急伸させた実績を持つ、西口一希氏。同氏が自ら確立したユニークな理論と実践を説く、マーケティング指南書です。
著者自身の実務経験に基づいているだけに、その内容はシンプルで実践的。あらゆる業界に通用する本質的な思想をくみ取ることができます。現場で活躍するすべてのマーケッター必携の書といえるでしょう。
『たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング』
西口一希(翔泳社)
2,200円(税込)/240ページ/Kindle版有
『確率思考の戦略論』
敏腕マーケッター森岡毅氏と、凄腕アナリスト今西聖貴氏の共著です。
タイトルが示すように、ビジネスを数学的に解きほぐしていくことで「勝てる確率」を見定め、その上で勝てる確率の高い戦略を立てていく、という方法を解説しています。
学術書のようなタイトルですが、数字が苦手でも心配は無用。数多く登場する数式もそのすべてを暗記する必要はなく、森岡氏自身「数式は読み飛ばして結構」と寛容です。大切なのは数式を覚えることではなく、その根底にあるビジネスの本質を理解することだからです。
ビジネスの成否を決める確率論のほか、社内文化や組織のあり方にも言及した、広範な領域にわたる戦略書です。
『確率思考の戦略論』
森岡毅、今西聖貴(角川書店)
3,520円(税込)/311ページ/Kindle版有
『7つの習慣』
全世界で4,000万部を売り、日本では若者向けや子ども向けにリライトされ、マンガ版も登場している超ベストセラー。解説つきのものも発行されていますが、原著の完訳版がありますから、こちらを手にするのがおすすめです。
自己啓発書としてはトップレベルの本と認識されていますが、マーケティングの本ではありません。しかしその内容は、自分のあり方やものの見方を知ることができ、他者とのコミュニケーションを含めて、今以上の仕事環境を生み出すことを可能にしてくれるでしょう。 インハウスSEOのみならず、組織が新たな変革を起こそうとする場合、さまざまな障壁が生まれます。それらの障壁をどう乗り越えていけばいいのか、そのヒントを得ることができるはずです。
『完訳 7つの習慣』
スティーブン・R・コヴィー(キングベアー出版)
2,420円(税込)/560ページ/Kindle版有
書籍から学んでインハウスSEOの本質に迫ろう
今回は、時が経っても色あせることのないだろう、SEOやインハウス化の本質に迫ることができる書籍をご紹介しました。いずれもナイル社内でも、おすすめしている書籍ばかりですし、手引書のように活用されている本もあります。
一冊でも気になるものがあれば、ぜひ手に取っていただきたいと思います。
ナイルでは、SEOを委託していただくことはもちろん、セミインハウス、さらにインハウスSEOへ向かうためのサポートも行っています。状況をヒアリングした上で、インハウスSEOの実現に向けて何が必要なのか、どのように進めればいいのか、ご提案させていただきます。ぜひ一度、ご相談ください。