QDDとは ユーザーの幅広い検索意図に対応する検索結果
みなさんも「ハンバーグ」のように複数の目的が考えられるキーワードで検索されることがあると思います。この場合、レシピ、お店、もしかしたら歴史を調べている人もいるかもしれません。
しかし、そのように複数の意味がある場合でも、あまり困ることなく目的の情報を見つけられているのではないでしょうか?
これには「QDD(Query Deserves Diversity)」という考えが関わっています。 今回はQDDの意味とその背景について学んでいきましょう。
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目次
QDDとは
QDD(Query Deserves Diversity)は、検索キーワードに含まれる検索意図にさまざまな可能性が考えられる場合、検索結果に表示させるWEBページに多様性を持たせ、様々な選択肢をユーザーに与えるという意味の用語です。
しかし、これまでにGoogleが「QDD」の存在を明言したことはなく、あくまで検索結果を見る限りそのように考えられるというレベルに過ぎません。
なぜQDDが存在すると考えられるのか?
検索するユーザーには大抵の場合は何かしらの目的があります。しかし複数のユーザーが同じ検索キーワードを使って検索していたとしても、彼らが全く同じ目的をもってその検索をしたとは限りません。
例えば、「池袋 賃貸」と検索するユーザーは、ほとんどが池袋にある賃貸物件を探したいという目的だと思います。こうした場合は池袋の賃貸物件を多く掲載しているWEBサイトが大半のユーザーに期待されているものであると考えて良いでしょう。
では一方で、「コーヒー」と検索する人は一体何を求めて検索しているでしょうか?「近くのカフェを探している」「コーヒー豆を買おうとしている」「コーヒーについてもっと知りたいからWikipediaを探している」など色々考えられますね。
そこで、重要なのがQDDの考え方になります。様々な検索意図があるキーワードに対しては、それらに対応できるように検索結果を合わせていくのです。
しかし、冒頭にも記載したようにこのようなアルゴリズムが存在するとGoogleは明言していません。上記のような話と実際の検索結果を見るとそのように考えられるのでは?という話に過ぎません。
QDDから学ぶべきこと
ここまで読んでいただくと「なんだアルゴリズムじゃないかもしれないなら、いいや」と思われた方もいるかも知れません。
しかし、「同じキーワードだとしても様々な検索意図がある」という点は、日頃SEOに取り組む上でとても重要なポイントになります。
日頃SEOは「キーワード」を決めて、そのキーワードでの順位獲得を目的に取り組むことが多いと思いますが、
- そのキーワードはどのような意図をもって検索したのか
- 今から作成しようとしているコンテンツはその意図の中のどれに対応するのか
をしっかり意識するのが重要になるわけです。そういった意味では我々自体がQDDでありたいですね。
まとめ
QDD(Query Deserves Diversity)は、検索キーワードに含まれる検索意図にさまざまな可能性が考えられる場合、検索結果に表示させるWEBページに多様性を持たせ、様々な選択肢をユーザーに与えるという意味の用語ですが、Googleがアルゴリズムとして明言したことはありません。
しかし、QDDの考え方自体は有効です。常にユーザーの検索意図を追求していきましょう。
SEOについて詳しく知りたい方はこの記事も読んでみてください。
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