【2024最新】Googleの検索アルゴリズムの仕組みやSEOとの関係性をわかりやすく解説
検索アルゴリズムとは、Googleなどの検索エンジンが、検索結果のランキングを決める際に用いるロジックやプログラムのことを指します。
検索順位を決める要素のため、「そもそも検索アルゴリズムとは、どのようなものなのか」「どのような基準で順位を決めているのか」など、疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、Googleの検索アルゴリズムについて、基本的な知識からアルゴリズムが重視しているポイント、効果的なSEO対策の手法までわかりやすく紹介します。
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目次
Googleの検索アルゴリズムとは
検索アルゴリズムとは、検索エンジンが順位を決める際に用いるルールやロジックのことです。
例えば「SEOとは」で検索するとSEOの意味を解説する記事を表示し、「SEO 手順」で検索するとSEOの手順を教えてくれる記事を表示する…というように、コンテンツの内容を読解した上で評価し、ユーザーの検索意図に対して「最も有用で関連性の高い情報」から順番に表示させる仕組みになっています。
Googleの検索アルゴリズムは、200以上のロジックをもとにコンテンツの内容を評価しているとされ、その全容は明らかにされていません。加えて、Googleではコアアルゴリズムアップデートと呼ばれるロジック更新も頻繁に行われるため、すべての評価項目を把握して対策することは実質的に不可能と言われています。(コアアルゴリズムアップデートについて、より詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください。)
しかし、Googleは「検索エンジンの仕組み」や「主要なアルゴリズムの一部」を公開しており、これらを踏まえたSEO対策を行うことで、検索順位の上昇が見込めます。
Googleの検索結果で順位を上げていくのであれば、まずは「検索エンジンの仕組み」や「主要なアルゴリズム」を把握することからはじめましょう。
Googleの検索エンジンの仕組み
Googleアルゴリズムを深く理解するための前提として、Googleの検索エンジンの仕組みを押さえておきましょう。
Googleの検索エンジンは、大きく「検出」「クロール」「インデックス」「ランキング」の4つの仕組みで検索順位を決定しています。
まずは「検出」と「クロール」です。検索エンジンのロボット(クローラー)が、インターネット上のサイトでURLを発見し、サイト内のリンク(内部リンク)をたどって「どのようなページか」の情報を集めます。
次に、クロールで読み取られたページはデータベースに登録されます。これが「インデックス」です。ここでようやく検索結果にページが表示されるようになります。
そして最後に行われるのが「ランキング」です。インデックスされたページを、検索アルゴリズムにそってキーワードごとに評価し、どの順番で表示するかを決定します。
検索アルゴリズムが影響するのは、主に「ランキング」です。そもそもインデックスされていないページは検索結果に表示されないため、検索アルゴリズム対策の前にインデックス対策が欠かせません。
無駄なくSEO対策を進めるためにも、クロールやインデックスの流れを理解した上で、検索アルゴリズム対策に着手するようにしましょう。
一連のプロセスについてより詳しく知りたい方は、以下の無料ダウンロード資料をぜひご覧ください。画像付きでわかりやすく詳細を解説します。
最低限把握しておきたいGoogle検索アルゴリズム5つの主要指標
ここからは、数あるGoogle検索アルゴリズムの判断基準のなかでも、特に把握しておきたい5つの主要指標について解説します。
各ポイントについては公式の「Google Search 検索の仕組み」にも記載があります。併せて確認しておきましょう。
指標1 検索クエリのタイプ
まず1つ目の指標が、検索クエリのタイプです。
検索クエリとは、ユーザーが検索を行う際に入力するキーワードのことで、例えば「◯◯とは」「◯◯ 方法」などが該当します。
検索クエリはユーザーによりさまざまですが、Googleは検索アルゴリズムのなかでユーザーの検索意図を以下の4分類に集約しており、これに従って検索結果を出し分けています。
クエリの種類 | 内容・特徴 | 例 |
---|---|---|
Knowクエリ | 「何かを知りたい」という意図を示す。 情報収集で使われる。 |
「SEOとは」 「SEO 方法」 |
Goクエリ | 「どこかに行きたい・アクセスしたい」という意図を示す。 指名検索などが該当する。 |
「五反田 アクセス」 「ナイル株式会社」 |
Doクエリ | 「何かをしたい」という意図を示す。 実際の具体的な行動内容を伴う検索が多い。 |
「Instagram 登録」 「SNS運用 委託」 |
Buyクエリ | 「何かを買いたい」という意図を示す。 商品・サービス購入を検討する際に使われる。 |
「パソコン 口コミ」 「スマホ おすすめ」 |
つまり、検索クエリのタイプにマッチしないサイトは上位表示がされにくくなる仕組みになっているため、SEO対策を行う際は、狙いのキーワードがどの検索クエリに該当するかを必ず確認する必要があるのです。
キーワードがどのタイプに分類されているかは、検索結果のメニューの並びから推測できます。以下、参考に紹介します。
クエリの種類 | メニューの並び(傾向) |
---|---|
Knowクエリ | ニュース、画像が左側に表示される |
Goクエリ | 地図、画像が左側に表示される |
Doクエリ | 画像、動画が左側に表示される |
Buyクエリ | ショッピングが左側に表示される |
指標2 検索クエリとページの関連性
重要指標の2つ目が検索クエリとページの関連性です。
Googleの検索アルゴリズムは、ユーザーの検索意図をもとに、インデックスされた膨大なWebサイトやページの中から、キーワードと関連性が高いと判断したコンテンツを上位に表示します。
例えば、ユーザーが「Webマーケティング 企業 おすすめ」という検索キーワードで検索をかけた場合、Webマーケティングに強いおすすめの企業が表示され、「Webマーケティング おすすめ」の場合には企業だけではなく、Webマーケティング関連の本や手法が表示されます。
こうしたページの出し分けを判断する際に考慮されているのが「検索クエリとページの関連性」です。
検索クエリとページの関連性は、以下に挙げるような要素をもとに判断されています。
- ページタイトルや見出し、本文にキーワードがどの程度含まれているか
- ページに書かれている内容が検索クエリの意図に合致しているか
これらを満たすことで検索アルゴリズムからの評価が高まり、順位の上昇が期待できますが、不自然にページの関連性を高めることは逆効果になりますので注意が必要です。
例えば、順位を上げたいキーワードとページの関連性を高めたいがために、無闇にキーワードをページ内に書き連ねるような行為です。
一見、キーワード数の多さで関連性を高められるかのように思えますが、検索クエリのタイプに対して意味をなさないキーワードの羅列は、検索アルゴリズムからの評価をかえって下げかねません(最悪の場合、スパム行為としてペナルティの対象になる可能性もありえます)。
Googleは、検索機能を通じてユーザーに最も有用で関連性の高い情報を提供することを常に目指しています(出典:Improving Search with rigorous testing)。
単純なキーワードの配置だけではなく、ユーザーの検索クエリの答えとなる情報をわかりやすく提供できているかなども考慮して関連性を判断していますので、表面的なテクニックだけで検索アルゴリズムを攻略しようとしないようにしましょう。
指標3 コンテンツの品質
コンテンツの品質も、Googleの検索アルゴリズムの重要指標の1つです。
2023年12月時点で、世界には11億以上ものWebサイトが存在(※)しており、ある検索クエリに対して、インデックスされているWebサイト数が数百万以上にものぼるケースも多くあります。そのため、Googleは検索アルゴリズムによって、その中から最もユーザーに役立つ良質なページを厳選して表示しています。(参考:Siteefy-How Many Websites Are There in the World?)
コンテンツの品質は、このページの厳選において特に重視されています。Googleが実際に公開している判断基準は、例えば以下のとおりです。
- 発信者の独自の「経験」に基づいてコンテンツが作られているか
- 発信者がコンテンツの内容に対して「専門的」な知識や技術を有しているか
- 発信者が検索クエリと関連する分野で「知名度」や「権威性」を持っているか
- 発信者が「信頼」に足る実績を持っているか、正確な情報を提供できているか
また、このほかにも、最新の情報を提供できているかや、長く信頼できる情報を発信し続けているかも考慮されています。
品質の高いコンテンツは、そのコンテンツページ単体のみならず、サイトやドメイン全体の評価を向上にもつながります(ドメインパワーと言います)。ドメインパワーが上昇すると、各ページの検索順位が上がりやすくなるため、多くの検索クエリで上位表示を狙うことが可能です。
コンテンツの品質を高めることで、Webサイト全体のSEO効果を高められる点はぜひ押さえておきましょう。
指標4 ユーザビリティ
4つ目の重要指標が「ユーザビリティ(ユーザーの利用のしやすさ)」です。具体的には、以下のような状態だとユーザビリティが高くなり、検索順位が上昇しやすくなると言われています。
- アクセスした際、素早くWebサイトが表示される
- 異なるブラウザやデバイスでも最適な表示画面で閲覧できる
ユーザビリティが評価指標として見られる背景には、ユーザーのインターネット環境の多様化が考えられます。
現代のWebサイト・Webページを閲覧する方法はさまざまです。例えば、デバイスで言えばパソコン・スマートフォン・タブレット・ゲーム機といった違いがありますし、ブラウザでもMicrosoft Edgeや、Google Chrome、Safariなどあらゆる閲覧環境が存在します。さらに言えば、4G回線や有線の光回線といった、インターネット接続速度の違いもあります。
ユーザーに有益な情報を提供するというGoogleのポリシーをもとに考えると、どの閲覧環境でアクセスされた場合においても、スムーズに閲覧できるコンテンツを優遇するのは至極妥当なことだと言えるのではないでしょうか。
しかしながら、すべてのデバイスやブラウザに最適化するのは難しいものです。そこで意識しておきたいのがスマートフォンでの閲覧に最適化することです。
SISTRIX社によれば、2021年時点で日本の検索ユーザーの75%、つまり4人中3人はスマートフォンを利用しているというデータがあります。(参考:SISTRIX社「The proportion of mobile searches is more than you think」)
このことからもわかるように、最低限でもスマートフォン経由でのサイト閲覧に対しては、ユーザビリティを高めておくことが推奨されます。実際に、Googleもスマートフォン経由でのWebサイト閲覧のしやすさをスコア化する「モバイルフレンドリー」という要素をアルゴリズムに取り入れています。(モバイルフレンドリーについてより詳しく知りたい方は次の記事をご覧ください。
モバイルフレンドリー化を中心に、ユーザビリティを改善することにより、Googleの評価を高め、検索順位を向上させることが可能です。
ただし、ユーザビリティに関するアルゴリズムは、不定期に変更・追加されるため、臨機応変な対応が必要です。定期的にPageSpeed Insightsや拡張機能である「Lighthouse」など、Googleが提供するツールで精査を行い、改善していくことをおすすめします。
指標5 ユーザー背景の理解とその反映
最後に紹介する重要指標が、ユーザーごとの趣味嗜好や検索背景といった文脈(コンテキスト)の理解です。
Googleでは、ユーザーごとにコンテキストを把握し、検索意図を推し計ることで、上位表示される最適なページを個別に調整しています。これはパーソナライズド検索とも呼ばれ、明確な基準こそ非公開ですが、以下の要素が影響を与えているとされています。
- 過去の検索履歴
- 過去にアクセスしたことがあるWebサイト
- SNSでの投稿やシェアの履歴、交流のある人物
- 使用言語
- Googleが提供しているサービスの使用履歴
また、これと併せて「ローカライズ検索」というものもあります。ローカライズ検索は、主に現在地情報をもとに検索結果が調整されるというものです。例えば「レストラン」で検索すると、いま検索を行っている場所と関連性の高いサイトやページを上位に表示するという仕組みです。
このように、Googleは「個別化」を推進する動きを強めています。同じ検索キーワードでも、全員が同じ検索結果を見ているとは限らない点は、把握しておくようにしましょう。
なお、パーソナライズド検索やローカライズ検索の影響をなるべく含めず、ニュートラルな検索を表示させたい場合には、Googleの検索機能の設定を調整することで対処が可能です。詳しく知りたい方は、以下の記事もご参照ください。
Googleの検索アルゴリズムに効果のある3つのSEO対策
ここからは、Googleの検索アルゴリズムに対して上位表示を可能にするためのSEO対策について解説します。以下3点について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
対策1 E-E-A-T対策
まず必ず押さえておきたい対策が「E-E-A-T」対策です。
E-E-A-TとはExpericence(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取ったもので、Googleがコンテンツの品質評価基準として定義している要素のことです。
コンテンツの品質で紹介した4つの指標が、まさにE-E-A-Tにあたります。
- 経験:発信者の独自の「経験」に基づいてコンテンツが作られているか
- 専門性:発信者がコンテンツの内容に対して「専門的」な知識や技術を有しているか
- 権威性:発信者が検索クエリと関連する分野で「知名度」や「権威性」を持っているか
- 信頼性:発信者が「信頼」に足る実績を持っているか、正確な情報を提供できているか
ユーザーにとって有益な情報を提供したいGoogleにとって「信憑性が欠けている」「情報が間違っている」など、ユーザーにとって不利益になるサイトは評価しがたいものです。上記のE-E-A-Tの要素を満たし、検索アルゴリズムからの評価を高めるようにしましょう。
具体的な施策例を紹介すると、例えば権威性を高めるのであれば、以下のような方法が考えられます。ぜひ取り入れてみましょう。
- ページ内で権威性がある専門家が作成、監修したものであることを示す
- 公的機関や学術論文など、信頼できる情報元を参照して執筆する
なおナイルでは、このほかにもさまざまなE-E-A-T対策をご用意しています。自分のサイトではどのような対策ができるのか、気になる方はぜひお気軽にナイルまで問い合わせください。
対策2 クローラビリティの最適化
対策の2つ目がクローラビリティの最適化です。
クローラビリティとは、クローラーが情報収集しやすいようにWebサイトの構造やリンクを整えることです。クローラビリティを最適化するためには、「構造化データのマークアップ」「内部リンクの最適化」「ファイルサイズを減らす」「わかりやすいURL構造とパンくずリストの設定」があります。以下それぞれ詳しく見ていきましょう。
構造化データのマークアップ
構造化データのマークアップとは、ページ内に記載されているテキストに固有の意味を持たせ、クローラーがサイト内容を理解するのを助けることです。構造化データのマークアップにより、クローラビリティが向上し、正しいインデックスや、アルゴリズム評価の向上を促すことが可能です。
難しい概念のため、かみ砕いて説明をします。
上述したとおり、Googleはクロールしたデータをインデックスし、ランキングをつけることで検索結果を表示させています。しかし、検索エンジンは人間と同じようにサイトに書かれている内容を正しく理解できるわけではありません。そのため、サイト側が意図したようにページ情報を受け取ってもらえない可能性があります。
そこで、あらかじめ「この単語はこういう意味ですよ」という対応表(構造化データ)を用意し、それをクローラーに参考資料として提供することで、正しいインデックスやアルゴリズム評価を促すというわけです。
具体例を挙げると、固有名詞である「ナイル」をクローラーが正しい意味で受け取れるように「このナイルという単語は社名です」と意味づけ(マークアップ)をするイメージです。
より詳しく知りたい方は、以下の記事をぜひご覧ください。
内部リンクの最適化
内部リンクの最適化もクローラビリティを高める上で欠かせない施策です。
内部リンクとは、同じサイト内のページ同士をつなぐリンクのことを指します。クローラーはリンクをたどってサイト内を巡回するため、内部リンクでページ同士がつながっていると、クローラーがサイトを端々まで巡回できるようになります。
結果、一度のクロールでより多くページがインデックスされたり、被リンクの多いページの重要性が伝わってページ評価が高まったりなどのメリットを得ることが可能です。
ファイルサイズを減らす
ファイルサイズが大きなページはクローラーの巡回負荷が高くなるため、ページ内容をクローラーが持ち帰れなくなってしまう可能性があります。検索アルゴリズムの評価はもちろん、インデックスにも支障が出るため、過剰に配置している画像やCSSがある場合には撤去を行い、ファイルサイズを減らすことをおすすめします。
なお、ファイルサイズを減らすと、ページの表示スピードも改善されるため、ユーザビリティの向上の効果もあります。ユーザーに優しいWebサイトは、評価も高くなるため、必要以上のデータをページに持たせていないかは、定期的にチェックするようにしましょう。
わかりやすいURL構造とパンくずリストの設定
URL構造をシンプルでわかりやすくするのもクローラビリティ改善施策としておすすめです。Googleの「URL構造に関するガイドライン」にもあるように、 ASCII文字以外を利用したり、単語をつなげたりする複雑なURL構造は、クローラビリティを低下させる恐れがあります。シンプルでわかりやすいURL設定を心がけましょう。
また、パンくずリストを設定することもクローラビリティの向上につながります。パンくずリストとは、現在閲覧しているページが、サイト内のどの位置にあたるかの「現在地」を示すナビゲーションのことです。
パンくずリストを設定することで、Webサイトの構造がリスト化されるため、クローラーが巡回しやすくなり、ページのインデックス漏れや、評価機会の増加につながります。
対策3 外部リンクの獲得
3つ目の対策が、外部のWebサイトから自社のWebサイトへの被リンク(外部リンク)を獲得することです。外部サイトからリンクされていると「他者から選ばれているコンテンツ」としてGoogleの検索アルゴリズムに評価してもらえるため、それだけで検索順位が上がりやすくなります。
特に「同一テーマを扱うサイトで、かつ権威性の高いサイト」や「公的なサイト」「大手企業」「著名なポータルサイト」からのリンクは大きな評価アップにつながります。品質の高いコンテンツを提供し続けることで、こうしたサイトからのリンクが得られる可能性が高まりますので、コンテンツの品質を追求するようにしましょう。
なお、質の良くないサイトからのリンクや、業者から購入した不正な外部リンクについては、Googleからペナルティを科される可能性があるので注意が必要です。コンテンツの品質が評価され、自然にリンクが増えていくような状態を目指すようにしてください。
現役マーケターが解説するアルゴリズム2つのチェック方法
最後に、実際に私が実践しているアルゴリズムのチェック方法を紹介します。
Googleのアルゴリズムをすべて把握することは不可能ですが、調査を行えば傾向は理解ができます。検索順位を高めるためにも、ぜひ以下を参考に挑戦してみてください。
現役マーケターが解説するアルゴリズム2つのチェック方法
方法1 Googleの検索結果の動きや傾向を定点観測する
まず1つ目に紹介するのが、Googleの検索結果の動きや傾向を定点観測することです。
日々、Googleの検索結果がどのように変動しているのかを記録し、その推移を確認することで、どのようなページが優遇されるのか、つまりGoogleのアルゴリズムが何を評価しているのかの傾向が見えてきます。
例えば「SEO」で検索したときに「意味を解説するページ」と「手順や具体策を解説するページ」のどちらが優遇されるのかといったコンテンツの内容による順位変化もありますし、「有名サイト」と「個人サイト」のどちらが上位に来やすいのかといった、ドメイン特性の変化もあります。
ただ漠然と結果を眺めるのではなく、「どのような意図が働いているのか」の仮説を立てたり、「自サイトより上位に表示されるライバルサイト」と見比べてどのような差分があるのかを検証したりしつつ、日々順位の変動を記録し、検証するように推移を確認するのがポイントです。
なお、定点観測をする際はツールを使用するようにしましょう。目視で順位計測するのは非常に手間と時間がかかるため現実的ではありません。以下、具体的なツールを紹介するのでぜひ参考にしてください。
ツール名 | 特徴 |
---|---|
Google Search Console |
|
GRC |
|
方法2 自サイトの順位変動を定点観測する
次に紹介するのが自サイトの順位変動を定点観測することです。
日頃からGoogle Search ConsoleやGRCを利用して自サイトの順位の定点観測を行っていると「順位が上がっていくグループ」と「落ちていくグループ」と「変化がないグループ」とに分かれます。各グループごとに、ページの内容や上昇したライバルサイトの傾向を検証することで、具体的に効いている検索アルゴリズムの推測が可能です。
また、GA4のようなアクセス解析ツールも併用することで、ユーザーのサイト内での行動が順位にどう影響するのかといった角度でも検索アルゴリズムを検証できます。
コンテンツ1つ1つの内容の差分を見るだけではなく、サイト全体の被リンク数や、セッション数、クリック率など、データの側面でも推移を追いかけ、時間軸で調査を進めるようにしましょう。
Googleの検索アルゴリズムを理解してSEOの成果を向上させよう
この記事では、Googleの検索アルゴリズムの概要や、主要指標、主な対策までを網羅的に解説してきました。
Googleでは定期的にコアアルゴリズムアップデートが行われるため、常に最新のアルゴリズムの全容を把握し続けることは困難です。しかし、この記事で解説した知識や対策を活用すれば、全容がわからなくてもSEOの成果を高めることはできます。
ぜひこの記事の内容を参考に、SEOの成果向上に取り組んでみてください。
もし「なかなか自力ではSEOが難しい…」「どのようにSEOを進めれば良いのかの意見がほしい…」とお悩みであれば、ぜひナイルまでお気軽にご相談ください。ナイルでは、これまでに2,000社以上の企業を支援してきた実績と知見をもとに、貴社の目的達成のために柔軟にSEO戦略・コンサルティングプランをご提示します。
SEO対策の悩みをプロに相談してみませんか?
SEOやWebマーケティングの悩みがありましたら、お気軽にナイルの無料相談をご利用ください!資料では、ナイルのSEO支援実績(事例)、コンサルティングの方針や進め方、費用の目安といった情報をご紹介しています。あわせてご覧ください。
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