【徹底解説】アンカーテキストとは?SEOやCV改善に重要な点を解説
アンカーテキストとはWebページのリンクされたテキストで、SEOの観点からも重要です。アンカーテキストを適切な場所に魅力的な文言で設置することで、コンバージョン率(CVR)の改善や向上が期待できます。
そこで本記事ではアンカーテキストの具体的な作成方法やCVR改善につながる最適化だけではなく注意点まで解説しています。SEOを行いたい方やCVRを増やしたい方は最後までご覧ください。
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目次
アンカーテキストとは
アンカーテキストとは、Webページ内でリンクがついたテキストのことであり、下記の画像に示す青色で表示された部分を指します。
アンカーテキストには自社サイト内のページに誘導する「内部リンク」と、外部サイトに遷移する「外部リンク」があります。特に内部リンクはユーザーがサイト内を安心して巡回できるための機能としてだけではなく、SEO対策やコンバージョン導線(サイトで目指している最終的なゴールへの経路)の把握・改善をする際に重要なポイントです。
内部リンク対策やコンバージョンまでの導線設計に関して難しさを感じる方は、ナイルへお気軽にご相談ください。
アンカーテキストはSEOやCVR改善にも重要
アンカーテキストには下記の2つの役割があります。
アンカーテキストが持つ2つの役割
- 役割1 SEO対策としてのアンカーテキスト
- 役割2 CVR改善としてのアンカーテキスト
サイト内の各ページでSEOとCVR改善を行うことはサイト全体での評価や収益性に影響するため、まずはアンカーテキストの役割をおさえましょう。
役割1 SEO対策としてのアンカーテキスト
アンカーテキストは、下記の2つの観点からSEOにおいて重要な役割を果たしています。
- 検索エンジンの評価・理解を促す
- クローラーの回遊率が高まる
検索エンジンはクローラーというロボットを通じて、Webサイト上を巡回し、ページの内容をデータベースに登録(インデックス)しています。ページの内容は検索エンジンが情報を取り出しやすいように整理されデータベースに格納されるため、クローラーにページの内容や各ページの関連性を正しく理解してもらうことが重要です。
クローラーは、リンク先のページの内容との関連性を、アンカーテキストで理解します。クローラーがページの内容やサイトの階層構造を理解しやすく、ページやサイトの正しい評価を得るためにも、アンカーテキストとリンク先の内容を一致させておくことは大切です。また、リンクを適切に設置することでクローラーがサイト全体を回遊しやすくなり、ページがインデックスされやすくなります。
つまり、内部リンクのアンカーテキストを適切に設置することは、ページの内容の理解を促すだけではなく、サイト全体の正しい評価につながり、SEOとして有効です。
なお、下記の記事では内部リンクを設計する際のポイントを詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。
役割2 CVR改善としてのアンカーテキスト
ユーザーはアンカーテキストの内容でクリックするかを判断しているため、テキストの工夫でサイト全体のコンバージョン率(CVR)の改善が期待できます。
例えば「詳しくはこちらから」よりも「SEOコンサルティングサービス紹介資料」の方がクリックした先の情報が想像しやすく、クリックされやすいです。また、「無料相談のお申し込みはこちらから」などユーザーのメリットがわかる文章にすることで、アクション(問い合わせなど)につなげられます。
実際に「type転職エージェント」を運営する株式会社キャリアデザインセンター様のサイトでは、CTAの文言を文脈や記事の内容に合わせて細かく変えるなどして、約5ヵ月でCVRを前期間比約2倍に伸ばしました。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
また、下記の記事ではコンバージョンを改善する施策10選を紹介しているので、併せて参考にしてください。
アンカーテキストの設置方法
WordPressでアンカーテキストを設置する方法は下記の2つです。
- テキストにリンクを挿入する
- HTMLコードを組む
テキストにリンクを挿入する場合は、リンクしたいテキストを選択し、リンクボタンをクリックしてURLを入力すれば完了です。
HTMLコードを組む場合は、HTMLのaタグの中にhref属性でリンク先のURLを記入します。
上記のaタグに挟まれた「〇〇」がアンカーテキストです。
例えば「ナイルのマーケティング相談室」のTOPページへ遷移したい場合は、下記のようなHTMLコードを組みます。
aタグに挟まれたアンカーテキストの文言はSEOやCVRに影響するため、テキストを書く際にはいくつかのポイントを押さえておく必要があります。
ここからは、SEOやCVRにつながるポイントについて紹介します。
アンカーテキストを書く際の6つのコツ
アンカーテキストを書く際のコツは下記の6つです。
特にSEOとCVR改善の観点から、ユーザーと検索エンジンがリンク先の概要をわかるように設置することが重要です。それぞれについて詳しく紹介します。
コツ1 リンク先の内容と一致させる
アンカーテキストの内容はリンク先の情報に合わせて記載します。アンカーテキストとリンク先の内容が異なる場合、ユーザーが違和感をおぼえて、離脱する可能性があるからです。
また、クローラーもリンク先のページとの関連性が把握できず、サイトの構造を正しく認識できません。アンカーテキストは、リンク先の内容がイメージできる簡潔な文章にしましょう。
コツ2 テキストリンクの色は青にする
アンカーテキストは青色で統一します。青色のリンクはユーザーにとってなじみがあり、Webサイト上にある青色のテキストは直感的にリンクであるとユーザーに認識され、クリックを促しやすいからです。
実際にテキストを青色にすることで、クリック率が増加することがわかっています。フランスのコンサルティング会社であるCritique Jeuでは、1ヵ月強のテストにおいて、テキストリンクを青色と下線にしたことで内部リンクのクリック数が22.8%改善したことを報告しています。
出典: Critique Jeu Improved Inter-page Navigation by Testing Blue Underlined Hyperlinks | VWO
ユーザーの混乱を避けるためにも、アンカーテキスト以外の文字装飾には青色の使用はひかえましょう。
コツ3 文章を短くまとめる
アンカーテキストは、リンク先の情報を短くまとめるのがコツです。
アンカーテキストが長すぎると、ユーザーが読みにくく理解できません。パッと見て何が書いてあるかわかる程度の文字数に収めるのがおすすめです。目安としては、10〜20文字程度、長い場合でも40文字以内にまとめるように心がけましょう。
また、リンク先の記事タイトルをそのままアンカーテキストに用いるのもひとつの手です。
コツ4 クリックしたくなる文言にする
ユーザーの興味・関心をひきつけ、クリックしたくなるような文言にすることも重要です。
魅力的な文言は、クリック率を上げ、サイトの回遊率や滞在時間の改善につながります。
以下の画像は、ユーザーが次に読みたくなる文言でアンカーテキストを入れている例です。
ナイルのSEO研修についてのインタビュー記事の中で、SEOに力を入れたいユーザーに向けて「SEO研修サービス」へのアンカーリンクを挿入しています。「最短で」という言葉でユーザーメリットを強調し、「〇〇ませんか?」という疑問形で注意を引き、クリックを促す文言にしています。
アンカーテキストを設置する目的のひとつは、ユーザーにクリックしてもらうことです。簡潔にまとめた上で、ユーザーを誘導できるような魅力的な文言を考えましょう。
コツ5 SEOに重要なキーワードを含める
重要なキーワードをアンカーテキストに含めることも、SEOとして有効です。対策キーワードを含めることで、検索エンジンがリンク先との関連性を判断しやすくなり、インデックスされやすくなるからです。
例えばリンク先のページの対策キーワードが「SEO 内部リンク」の場合は、「SEOを意識した内部リンクの設置方法はこちら」などと記載します。
ただし、キーワードを詰め込みすぎた文章は、無理矢理感や読みづらさがでて不自然です。不自然な文章は、読者に違和感を与え離脱につながる恐れもあります。アンカーテキストに含める重要なキーワードは、1〜3個にとどめましょう。詳細は注意点の項目にて後述するので、併せて参考にしてください。
コツ6 画像にはalt属性まで書く
画像をアンカーテキストとして設定する場合には、alt属性を忘れずに記載しましょう。alt属性とは、画像が表示されない場合に代わりに表示されるテキスト情報のことです。alt属性は検索エンジンが画像の内容を認識する際にも役にたつため、クローラーが巡回しやすくなりSEOの効果が見込めます。
HTMLでは下記のようにコードを組みます。
WordPressにおけるalt属性の設定方法については下記の記事で紹介しているので、ご覧ください。
キーワードやalt属性といったSEOの基本知識は以下の資料にまとめております。SEOやCVR改善で知っておきたい内容なので本記事と併せてご覧ください。
アンカーテキストを設置する際の6つの注意点
アンカーテキストを設置する際には注意すべき点が6つあります。
6つの注意点の中には、ユーザビリティの観点だけではなく、検索エンジンからペナルティの対象とされるものも含まれています。アンカーテキストを設置する際には必ずチェックしてください。それぞれ詳しく紹介します。
注意点1 キーワードを無理やり詰め込まない
アンカーテキストに含めるキーワードは1~3つが目安です。キーワードをすべて入れようとするとアンカーテキストが長くなりすぎたり、文章が不自然になったりするため、ユーザーが読みにくく感じるからです。
またユーザーが理解できないアンカーテキストにすると、クリック率が低下する恐れもあります。ユーザーの利便性だけではなく、SEOの評価も下がる恐れがあるため、キーワードは厳選して簡潔なアンカーテキストにしましょう。
注意点2 リンク先の内容と異なる文言にしない
アンカーテキストとリンク先の内容が異なると、検索エンジンとユーザーの双方に混乱を招きます。
もしアンカーテキストとリンク先の内容に相違があると、クローラーは「アンカーテキストとリンク先の関連性が低い」と判断する可能性が高いです。ページの関連性が不明瞭になることで、SEOの評価は下がる恐れがあります。
またユーザーは、アンカーテキストからリンク先の内容を推測してクリックしますが、内容が予想と異なるとすぐにページを離れることが多いです。
マーケティングの観点からも、クリック後のページの内容が想像と異なるとCVRが下がります。リンク先の情報を含めつつ、魅力的な文言を記載しましょう。
注意点3 リンク先の内容が明確に伝わる文言にする
アンカーテキストには「こちら」などの指示語やURLは避け、リンク先の内容を明確に記述します。
▼例
☓:詳細が気になる人はこちらをご覧ください!○:詳細が気になる人は〇〇の公式サイトをご覧ください!
ユーザーがリンク先の内容を判断できなければクリック率やサイトの回遊率、滞在時間、CVRの改善にはつながりません。また、指示語やURLを用いたアンカーテキストでは、クローラーが元の記事とリンク先の記事の関連性を理解できず、SEOとしては不十分です。
リンク先の内容を簡潔にまとめたアンケーテキストにすることで、ユーザーは安心してクリックでき、クローラーもサイトを正しく評価しやすくなります。
注意4 過剰リンクに気をつける
ユーザーの利便性の向上のために、適切にアンカーテキストを設置することが重要です。
ページ内に不自然な程の過剰なリンクがあると、検索エンジンからペナルティを受ける可能性があります。文章を読み進めていく上で、必要なときにアンカーテキストが設置されているのが理想です。
例えば、オウンドメディアの「サイト設計」について概要を説明した後に、さらに具体的な方法を紹介する記事へのリンクは、効果的です。
1ページに同じリンクの過剰な設置を避け、ユーザーにとって必要と思われるところにリンクを設置しましょう。
注意点5 隠しリンクは使わない
ユーザーに見えない隠しリンクは、設置してはいけません。
隠しリンクとは、ユーザーには見えないけれどクローラーには認識されるリンクのことです。隠しリンクは、ユーザビリティを損ねることなくクローラーのみに認識させられるので、SEOとして利用されます。しかし隠しリンクはペナルティの対象となるため、使用を避けましょう。
Googleでは下記を隠しリンクの一例として挙げており「ペナルティにつながる」と明示しています。
- 白の背景で文字の色を白にする
- テキストを画像の背後に置く
- CSS を使用してテキストを画面の外に配置する
- フォントサイズまたは不透明度を0に設定する
- 目立たない1文字(段落の中頃にあるハイフンなど)のみをリンクにすることで隠す
SEOの評価を下げないためにも、ページを作成する際には隠しリンクになっていないかを確認しましょう。どのようなものが隠しリンクにあたるのかを詳しく知りたい方は、下記の記事も併せて参考にしてください。
注意点6 低品質なページへのリンクは避ける
外部サイトに遷移するアンカーテキストを設置する場合には、リンク先のページの品質に気を配ることが大切です。
なぜなら、低品質なサイトへのリンクは、自サイトの信頼性とSEO評価を下げるためです。クローラーがリンク先の情報を収集する過程で、低品質なサイトに発リンクしていると判断すると、リンク元のサイトの評価が下がってしまいます。
とはいえ低品質なサイトのリンクが避けられない場合には、nofollow属性を使用するのがおすすめです。nofollow属性を使用することでクローラーにリンク先をたどらないように指示でき、自社サイトの評価をリンク先に与えなくて済みます。
HTMLでは下記のようにコードを組むとnofollow属性になります。
低品質な外部リンクのアンカーテキストを設置する場合は、必ずnofollow属性を使用しましょう。
nofollow属性の詳細は下記の記事もご参考下さい。
外部リンクのアンカーテキストに関して
外部リンクのアンカーテキストが「こちら」や「URLのまま」という形でも、サイトが悪影響を受けるということはありません。気にしなくて大丈夫です。
そもそも自然に獲得されるリンクの場合、「ブログの記事タイトル」「サイト名」などさまざまなアンカーテキストが多くなるのは当然で、検索エンジンもそうした事情は理解していると考えられます。
外部リンクのアンカーテキストが重要になるのは、「robots.txtでクロールをブロックしているページが、外部リンクなどによってインデックスされる」ケースです。
この場合はクロールがブロックされているため、検索エンジンがページ情報を取得できずに外部リンクのアンカーテキストを情報源として参考にするケースがあります。
とはいえ、「外部リンクのアンカーテキストを変えてもらう」ことはむずかしいので、検索結果に表示させる必要がないページであれば、robots.txtでのブロックを解除し、noindexを設定しましょう。noindexを設定することで、該当ページが検索エンジンによってインデックスされることを防ぎ、検索結果に表示されることを避けることができます。
参考:クローラをブロックしているページでも他のサイトからリンクされていればインデックス登録が可能
アンカーテキストのCVRを最適化する2つの方法
アンカーテキストはSEOとしてだけではなく、CVR(コンバージョン率)の改善にも大きな役割を果たしています。しかし、効果的なテキストを選定して最適な位置に設置しなければ、CVRアップにはつながりません。
そこでここからは、アンカーテキストの最適化の方法を2つ紹介します。
アンカーテキストを最適化する2つの方法
- 方法1 GA4でA/Bテストを行う
- 方法2 ヒートマップツールで確認する
手順の概要やおすすめのツールも紹介しているので、アンカーテキストを最適化してCVRを改善したい方は参考にしてください。詳しく見ていきましょう。
方法1 GA4でA/Bテストを行う
効果的なテキストやデザインを把握する際に役立つツールが、Googleアナリティクス4(GA4)です。GA4を利用すると、さまざまなイベントを計測でき、アクセス経路などを分析できます。2パターンのアンカーテキストを用意して、それぞれの効果を測定する「A/Bテスト」をすることで、ユーザーとって魅力的なアンカーテキストを発見できます。
GA4の設定方法・基本的な使い方については下記の記事で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。
GA4を用いたA/Bテストの手順は下記のとおりです。
GA4を用いたA/Bテストの手順
- アンカーテキストにパッシブパラメータを付与し実装
- Googleタグマネージャーで計測したい指標を登録
- GA4でイベント数を確認
手順1 アンカーテキストにパッシブパラメータを付与し実装
GA4でA/Bテストを行う際には、まずアンカーテキストに対してパッシブパラメータを付与し実装します。
パッシブパラメータとは、情報収集やデータ解析に使うパラメータのことで、主にGoogleアナリティクスなどのウェブ解析ツールで広告の効果などを検証する際に使用します。パッシブパラメータを付与しても、Webコンテンツの表示内容は変化しません。
例えば「https://www.sample.com」というURLにパッシブパラメータを付与しているものが下記です。
-
- 通常のURL
https://www.sample.com
- 通常のURL
- パラメーターを付与したURL
https://www.sample.com?utm_content=a
パターンA:「失敗からではなく最短で学びませんか?「ナイルのSEO研修」ご相談はこちらから!」のリンクのURLを「https://www.sample.com?utm_content=a」
パターンB:「SEO対策が適切なのか不安な方はこちらから「ナイルのSEO研修」のご相談を!」のリンクのURLを「https://www.sample.com?utm_content=b」
というように別々のパッシブパラメータを設定し計測することで、どちらのテキストが効果的であるかを分析できるようになります。
パラメータを含むURLをアンカーテキストに使用すると、パラメータが実装されます。パッシブパラメータの詳しい説明や設定の際の注意点は下記の記事で解説しているので、併せて参考にしてください。
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手順2 Googleタグマネージャーで計測したい指標を登録
パラメータが実装できたら、Googleタグマネージャー(GTM)で計測したい指標(イベント)の設定を行いましょう。GTMを用いることで、テスト対象のアンカーテキストがクリックされた場合に特定のイベントとして計測できるようになります。
アンカーテキストのクリックをGA4にイベントとして送る場合、下記の画像のようにトリガー(GA4にイベントを送る条件)としてClick URLを設定します。
トリガーの設定方法は下記の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
手順3 GA4でイベント数を確認
トリガーを設定後、GA4に送信するイベントタグに作成したトリガーを指定し、イベントパラメータを入力します。
設定が完了しプレビュー機能で動作を確認したら保存ボタンをクリックしましょう。
一定期間ページを公開すると、GA4で下記の図のようにイベント数を確認できます。
GA4で探索レポートを作成すると、測定しているクリックイベントを任意の条件で確認できます。作成したレポートで「セッション数に対してどれだけクリックされているか」を分析することで、どのアンカーテキストが効果的であるのかを判断できます。
GA4でのデータ分析方法については下記の記事で詳しく解説しているので、併せてご一読ください。
方法2 ヒートマップツールで確認する
アンカーテキストを設置する場所を考える際によく用いられるのがヒートマップです。ヒートマップとは、下記の画像のように赤・青・黄などの色を用いて視覚的にユーザーの行動を分析できるツールです。
ヒートマップツールはマウスの動きやスマートフォンやタブレットのタップを追跡しており、ページ内で熟読されているところやクリックされているところなどを可視化します。
熟読されている箇所にCVにつなげるためのリンクやボタン(CVポイント)などを設置すると、クリックされる可能性を高められます。また、離脱されている箇所を特定することで、離脱箇所よりも上部にCVポイントを設置し視認率を上げることも可能です。
ヒートマップツールにはさまざまなものがあり、用途も異なります。どのようなヒートマップが適切なのかを見極めるためにも、まずは下記のような無料版があるツールから試すのがおすすめです。
無料のヒートマップツールの例
無料版の場合、コストはかかりませんが、有料版に比べると機能が少ないことや導入・運用のサポートがないなどのデメリットがあります。無料版を使用して、より高度な機能やサポートの必要性を感じた際に有料版を検討するとよいでしょう。
ヒートマップを使った課題発見の事例を下記の記事で紹介しているので、これからヒートマップを活用する方はぜひ参考にしてください。
アンカーテキストを最適化しSEO強化やCV改善をしよう
本記事ではアンカーテキストの具体的な書き方や注意点を紹介しました。
適切にアンカーテキストを設置することは、検索エンジンにページの内容やサイトの構造を正しく理解・評価してもらえるため、SEOとして有効です。さらに、アンカーテキストの内容や設置場所を工夫することで、ユーザーのアクションを促すこともできます。
CVRを高めるためには、Googleアナリティクス4(GA4)やヒートマップなどを用いてアンカーテキストを最適化することが必要です。
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