オーガニック検索とは?上位表示によって自然検索流入を増やす方法

オーガニック検索(自然検索/Organic Search)とは、Googleなどの検索エンジンの検索結果ページに表示されるWebサイト一覧のうち、広告枠を除いた部分を指します。
オーガニック検索で上位表示を獲得することは、自サイトへの集客を向上させるために不可欠です。
では、オーガニック検索で上位表示を目指すには、どうすればいいのでしょうか?
この記事では、オーガニック検索の重要性や、検索上位に表示させる方法などについて紹介します。
自社サイトのGoogle検索順位を改善したい方へ
本資料では、Google検索でページを上位表示させる方法や検索エンジンが順位を決める判断基準について解説しています。「リライトしているが、一向に順位が上がらない」「サイトやコンテンツを診断して欲しい」といったお悩みやご要望がありましたら、お気軽に無料相談をご利用ください。
この記事のまとめ
- オーガニック検索とは、検索エンジン検索結果の広告枠を除いた部分のこと
- オーガニック検索は、低コストで流入数を増やすことができる
- オーガニック流入数を増やすには、テクニカルSEOやコンテンツSEO、外部対策の取り組みが必要
目次
オーガニック検索とは?
オーガニック検索(自然検索/Organic Search)とは、検索結果画面(SERPs)に表示されるWebサイト一覧のうち、リスティング広告枠を含まない部分を指します。
<広告枠とオーガニック検索枠の表示例>
オーガニック検索の順位は、クローラーと呼ばれるロボットがページ内のリンクをたどってWebサイト内を移動し、ページの内容を収集した上で決定されます。
<検索エンジンが検索順位を決定する流れ>
そこで、オーガニック検索の上位を獲得するためには、SEOが欠かせません。
<参考記事>
【2025年最新】Googleの検索アルゴリズムの仕組みやSEOとの関係性をわかりやすく解説
オーガニック検索と広告枠の違い
オーガニック検索と広告枠の違いは、下記の3つが挙げられます。
<オーガニック検索と広告枠の違い>
順位の評価基準
オーガニック検索は、検索クエリ(ユーザーが実際に検索した単語や単語の組み合わせ)に対するWebサイトの関連性や信頼性を、検索エンジンが評価することで順位が決まります。
一方の広告枠は、広告主が検索エンジンに提示する金額や品質スコア、キーワードの関連性などによって表示の順位が決まる仕組みです。
広告費はオークション形式となっているため、より高い金額を入札したキーワードほど上位に表示されやすくなります。
費用の有無
オーガニック検索ではWebサイト側に費用は発生しませんが、広告枠の場合は、ユーザーが1クリックするごとに費用がかかります。
スポンサー表記の有無
広告枠は、それが広告であることをわかりやすく示すため、下図のように「スポンサー」と表示されます。
なお、リスティング広告については、下記の記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
<参考記事>
【やさしく解説】リスティング広告とは?仕組みや運用方法を解説
オーガニック検索と指名検索の違い
指名検索とは、企業名や店名、商品名といった固有名詞を含むクエリでユーザーが検索すること。
オーガニック検索と指名検索の違いは、ユーザーの検索意図と検索対象の具体性にあります。
オーガニック検索は、ユーザーが検索エンジンで行う自然検索のすべてを指し、その中には指名検索も含まれます。
ただし、SEOやマーケティングの文脈では、「おいしい カフェ」のような、指名検索を除いたキーワードを指すこともあります。
一方、指名検索とは、企業名や店名、商品名などの固有名詞を含む検索のこと。
例えば、「スタバ メニュー」のように、特定のブランドや商品に関する検索が該当します。
また、指名検索は公式サイトが上位表示される可能性が高いため、自サイトへの流入が増加しやすいのも特徴です。
そのため、自社の商品やサービスに興味を持っている人が正しい情報にストレスなくアクセスできるよう、自サイトの情報を常に最新の状態にしておきましょう。
<参考記事>
指名検索とは?対策するメリットや方法、普通の検索との違いを解説
オーガニック検索における「ダイレクト検索」とは
ダイレクト検索とは、ユーザーが検索したキーワードに対して、検索結果上で回答が表示される機能です。
例えば、Yahoo!で「明日の天気」と検索すると、下図のようにユーザーの現在地の天気予報が検索結果に表示されます。
なお、Googleアナリティクス(GA4)にあるチャネル名「Direct」とダイレクト検索は別物。
GA4における「Direct」は「直接流入」を指しており、検索結果上に回答が表示されるダイレクト検索ではなく、ブックマーク経由やURLの入力によって直接Webサイトに流入したものが該当します。
オーガニック検索から流入数を確認する方法
オーガニック検索から流入数を確認するために利用するツールと、具体的な方法を紹介しましょう。
<代表的な流入数の確認方法>
Googleアナリティクス(GA4)
Googleアナリティクス(GA4)では、「探索レポート」を作成することで、オーガニック検索からの流入数が確認できます。
<探索レポート作成の手順>
1 探索レポートの形式を選ぶ
まずは、探索レポートの形式を選びましょう。
ナイルでは、一番見やすい「自由形式」を推奨しています。
自由形式レポートを選んだ直後の画面は、下図のようになります。
2 探索レポートに表示させたい項目を選択する
続いて、自由形式レポートに利用したい項目を選択しましょう。
左の変数エリアにある「ディメンション」の「+」ボタンをクリックします。
すると、「ディメンションの選択」タブが表示されるので、「トラフィックソース」内にある「セッションのデフォルト チャネルグループ」「セッションの参照元 / メディア」を選び、確定を押して追加します。
すると、ディメンションに「セッションのデフォルト チャネルグループ」「セッションの参照元 / メディア」が追加されます。
続いては、レポートで使用する「指標」を選択します。
左の「変数」エリアにある「指標」の「+」ボタンをクリックしてください。
今回はオーガニック検索からの流入数を調べるため、「ユーザー」タブ内にある「アクティブユーザー数」「新規ユーザー数」にチェックを入れ、確定をクリックします。
3 項目を設定してレポートを表示させる
最後に、レポートにしたい項目を設定します。
「ディメンション」の項目にある「セッションのデフォルト チャネルグループ」「セッションの参照元 / メディア」、「指標」の項目にある「アクティブユーザー数」「新規ユーザー数」をそれぞれダブルクリックします。
もしくは、「ディメンション」の項目は設定エリアの「行」へ、「指標」の項目は設定エリアの「値」にドラッグ&ドロップで設定してもOKです。
下記のように設定すると、画像にあるようにオーガニック検索の流入数がわかるレポートが完成します。
「ディメンション」「指標」から項目をさらに選択することで、見たい数値を出すことが可能です。
GA4のチャネルグループにある表記の意味
マーケティング活動の効果を測定し、改善策を考えるためには、GA4のチャネルに注目しましょう。
代表的なチャネルの意味は下表のとおりです。
<GA4の主なチャネル>
チャネル名 | 意味 |
---|---|
Organic Search | オーガニック検索(自然検索)からの流入 |
Paid Search | リスティング広告からの流入 |
Organic Social | SNSからの流入 |
Paid Social | SNS広告からの流入 |
Direct | ブックマークやURL入力からの流入 |
Referral | リンクからの流入 |
例えば、Organic Searchのチャネルを見れば「検索エンジンで調べてサイトに訪れたユーザーの数」がわかるため、推進しているSEOの効果を評価できます。
GA4の詳しい使い方については、下記の記事でも紹介しているので併せてご覧ください。
<参考記事>
【初心者でもわかる】Googleアナリティクス4(GA4)の使い方・画面構成を解説
Google Search Console
Google Search Consoleでは、ユーザーがどのキーワードから自サイトに流入しているかを確認できます。
ほかにもCTR(クリック率)や表示回数、検索順位を確認することも可能です。
Google Search Consoleで、どのキーワードからユーザーが流入しているかを確認したい場合は、下図にあるように「検索パフォーマンス」タブの「検索結果」をクリックしてください。
検索パフォーマンスを見ると、クエリごとのクリック数や表示回数がわかるため、どのキーワードが検索エンジンに評価されてユーザーが流入しているのか、SEOの分析に役立ちます。
<参考記事>
【使い方解説】Googleサーチコンソールとは?9つの機能と活用方法
Ahrefs
SEO分析ツール「Ahrefs(エイチレフス)」を使えば、自サイトや競合サイトが獲得しているオーガニック検索トラフィックを確認できます。
まずは、Ahrefsにログインし、ページ左上の検索窓に対象サイトのURLを入力します。
続いて、下図にある「オーガニック検索」タブをクリック。
すると、検索順位を獲得できているキーワードのリストが確認できます。
ただし、Ahrefsで計測したオーガニック検索のトラフィックは、Googleの公式な結果ではなく推定値である点には注意してください。
Ahrefsには、トラフィックの計測以外にもさまざまな機能があり、競合サイトの調査やキーワードの選定など、Webサイトの運用に必要な機能があります。
利用する際は有料になりますが、競合サイトの分析をしたい場合はおすすめのツールです。
Semrushでの確認方法
同じくSEO分析ツールの「Semrush」では、対象のWebサイトでGoogleの検索結果で100位までにランクインしているキーワードを分析することができます。
<オーガニック検索分析の画面>
競合サイトのオーガニック検索流入数や流入キーワード、獲得している被リンクなどさまざまなデータがわかるため、自サイトのSEOを効率的に進めるために役立つでしょう。
<オーガニック検索分析のキーワード一覧画面>
ただし、Ahrefsと同じく有料のツールであり、結果は推定値である点は踏まえてください。
オーガニック検索からの流入が重要な理由
オーガニック検索からのWebサイトへの流入がなぜ重視されるのでしょうか。
主な理由は次のようなものです。
<オーガニック検索からの流入が重視される理由>
低コストで集客できる
自サイトへの流入数を増やすには、広告を使う方法もありますが、当然ながら広告費がかかります。
しかし、オーガニック検索からの流入は、SEOコンサルティングやコンテンツ制作を外注した場合はその費用がかかるものの、長い目で見ると広告費よりもトータルコストが低くなるはずです。
<SEOと広告のコストと流入数の変化>
オーガニック検索からの流入は、リスティング広告のように「1クリック〇円」という課金制ではないため、流入数が増える=コストも増える形にはなりません。
まだ検索エンジンに評価されていないフェーズでは、費用対効果の面でマイナスに感じられるかもしれませんが、コンテンツが検索上位に表示されるようになれば、サイト全体の流入数に対するコストは抑えられるでしょう。
検索上位を獲得することで安定した流入が見込める
オーガニック検索で検索順位を上げることができれば、中長期的な流入数の増加が見込めます。
検索順位は検索エンジンが評価して決定するため、上位を獲得できれば安定した流入が期待できるでしょう。
ただし、Googleのコアアルゴリズムアップデートによって、順位変動が起こることは考えられます。">コアアルゴリズムアップデートによって順位変動が起こることが考えられる上、長期間コンテンツのメンテナンスをしていないと順位が下落する可能性もあります。
そのため、SEOの最新情報をキャッチしつつ、検索意図に応じた高品質なページを維持することが必要です。
購買行動を起こしやすいユーザーがWebサイトに訪問する
検索行動を起こすユーザーには、知りたいことや欲しいもの、解決したい悩みなど、何かしらのニーズがあります。
そのため、自サイトをオーガニック検索経由で訪れるユーザーは、自社の商品やサービスに興味を持つ可能性が多少なりともあるといえるでしょう。
ユーザーの購買行動に結びつきやすいキーワードを選定し、検索ユーザーのニーズを満たす良質なコンテンツを用意することで、自サイトへの集客はもちろん、コンバージョンにつながるユーザーの訪問を促すことができます。
認知拡大・自社ブランディングの強化
検索上位に表示されるキーワードが増えていけば、ユーザーに企業名や商品・サービス名を訴求する機会が増え、認知の拡大が期待できます。
特に、複数の関連キーワードが安定的に上位表示されると、潜在顧客に「特定の領域において豊富な知見がある企業」「信頼性が高い企業」として認識されやすくなり、ブランディングの強化につながります。
自社の認知が拡大すると、指名検索が増えやすくなるため、さらに自サイトへの流入数が増加する好循環も生まれるでしょう。
オーガニック検索からアクセスを増やす方法
2024年に行われたGoogleの検索結果クリック率調査(※)では、リスティング広告を除いたオーガニック検索の1位は39.8%、2位が18.7%、3位が10.2%となっています。
※参考:Google Click-Through Rates (CTRs) by Ranking Position in 2025--FirstPageSage
1位と2位のクリック率には大きな差があることがわかり、1位を取ることの重要性を感じるデータです。
しかし、何も対策をせずにオーガニック検索で1位を獲得することは難しいため、上位表示を目指すにはSEOに取り組むことが重要。
オーガニック検索の上位表示を目指すために必要なSEO施策には、次の3つが挙げられます。
テクニカルSEO
テクニカルSEOとは、自サイトを検索エンジンに正しく評価・認識してもらうための施策。
いわばWebサイトの土台を作るのに不可欠なものなので、いの一番に取り組まないとSEOは始まりません。
テクニカルSEOの種類は多岐にわたりますが、主な項目は下記のようなものです。
テクニカルSEOについては、次の記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
<参考記事>
テクニカルSEOとは?コンテンツSEOとの違いや施策に役立つツールを紹介
また、ナイルではテクニカルSEO(内部対策)の確認項目をまとめたチェックリストをご用意しています。
自サイトが検索エンジンから正しく認識されるようになっているか、こちらで確認してみてください。
コンテンツSEO
コンテンツSEOとは、ユーザーの検索意図を満たした質の高いコンテンツを継続的に発信することで検索上位を目指し、集客をはかる施策のこと。
テクニカル対策と併せて、SEOに不可欠なものです。
Googleでは、コンテンツの品質と信頼性を判断するにあたっての評価基準である「E-E-A-T(Experience:経験、Expertise:専門性、Authoritativeness:権威性、Trustworthiness:信頼性)」が重視されています。
コンテンツ制作においては、検索意図に沿ったものにするのはもちろん、E-E-A-Tを満たすことも検索上位を目指すために必須です。
また、コンテンツSEOを成功させるには、質の高いコンテンツを作るのと同時に、タイトルを最適化することも重要になります。
ただタイトルに検索キーワードを含めるだけでなく、ユーザーがクリックしたくなる、検索ニーズに沿った魅力的なタイトルにすることで、自サイトに流入される可能性が高まるでしょう。
<参考記事>
【徹底解説】E-E-A-Tとは?SEOにおけるGoogleの評価基準やその対策を紹介
外部対策
外部のWebサイトやユーザーからのアクションにフォーカスするSEOを、外部対策といいます。
テクニカルSEO、コンテンツSEOによって自サイトの専門性を高め、さらに外部から評価されることで権威性も高めることで、ユーザーや検索エンジンからの評価を確固たるものにできます。
外部対策の例としては、下記のような施策が挙げられます。
被リンクとは、外部サイトから自サイトへのリンクを指します。
有効な被リンクが増えれば、検索エンジンに信頼性のあるサイトだと評価され、検索順位の向上につながります。
また、自社以外のSNSや外部サイトで自サイトについて言及・紹介してもらうこと(サイテーション)も、同じく有効です。
ただし、SNSで取り上げられること自体が、直接SEOに影響するわけではありません。
サイテーションによって流入数が増えることによって、検索エンジンからの評価が上がり、結果的にSEOに好影響をもたらすことが期待できるというロジックです。
<参考記事>
【徹底解説】被リンクとは?増やす方法やまだまだSEOにおいて重要な理由
【わかりやすく解説】サイテーションとは?SEO効果・獲得方法などプロが解説
オーガニック検索からの流入数が減少する理由は?
オーガニック検索からの流入数が減少している場合、下記のような理由が考えられます。
<オーガニック検索からのアクセスが減少している理由>
インデックスされていない、インデックスから削除されている
インデックスとは、クローラーが収集したWebページの情報が検索エンジンのデータベースに登録されることです。
「検索エンジンが検索順位を決定する流れ」で解説したとおり、Webページは検索エンジンのデータベースにインデックスされることで初めて検索結果に表示されます。
そのため、Webページがインデックスされていなかったり、インデックスから削除されたりしている場合は、検索結果に表示されません。
Webページがインデックスされない理由は、サイト内構造が複雑だったり、サイト階層が深かったりしてクローラーが認識できていない、ページ表示速度が遅いなどが考えられます。
そのあたりは、テクニカルSEOを実施することで回避できるでしょう。
また、Googleのガイドラインに違反してペナルティを受けた場合は、インデックスが削除されます。
ペナルティを受けるとインデックスが削除されるだけではなく、サイト全体の評価も大幅に下がって検索順位に悪影響を及ぼすため、くれぐれも注意してください。
<参考記事>
SEO対策のやりすぎも対象に?ペナルティのチェック・解除方法と原因を解説
Googleのコアアルゴリズムアップデートが行われた
Googleは定期的に「コアアルゴリズムアップデート(コアアップデート)」と呼ばれる検索アルゴリズムの大規模な変更を行います。
コアアップデートによってサイト全体の検索順位、もしくは一部のWebページの検索順位が下がることで、オーガニック流入数が減少することがあります。
コアアップデートの目的は、信頼性が低いコンテンツやスパムサイトを減らし、ユーザーにとって有益なコンテンツを増やすことです。
そのため、コアアップデートが実施された際はその詳細を確認し、自サイトのコンテンツを見直すことで、検索順位の回復をはかりましょう。
なお、ナイルではコアアップデートに関する最新情報をお届けしています。
自サイトの検索順位に大きく変動があったけど理由がわからない…といった場合は、コアアップデートが行われている可能性もありますので、ナイルのSEO相談室のX(旧Twitter)をチェックしてみてください。
<参考記事>
【2024年12月最新】Googleコアアップデートとは?対策から変遷までを全解説
検索エンジンからの評価が競合より低くなっている
自サイトを長期間更新していない、コンテンツのリライトをせず情報が古いまま放置している…といった状態にしていると、検索エンジンからの評価が下がる可能性が高まります。
すると、検索上位を獲得していたキーワードも順位が落ち、競合サイトに抜かれてしまうことで、オーガニック検索からの流入数は減少してしまうでしょう。
また、コンテンツの質に問題がなくても、ユーザーにとってより有益な情報を掲載しているサイトのほうが評価は高くなります。
そのため、特に重要視しているキーワードに関しては、その検索結果の動向を定期的に確認してください。
順位が下落した場合は、検索上位になった競合サイトを確認するなどして理由を分析し、コンテンツのリライトなどを検討しましょう。
特定の検索キーワードの検索意図が変わったために順位変動が起きた、とも考えられるため、常に検索意図に沿ったコンテンツに更新することで、検索順位の維持が期待できます。
オーガニック検索で集客アップに成功した事例
最後に、ナイルのSEO支援によって、オーガニック検索で自サイトの流入数が向上した事例を紹介します。
<オーガニック検索で集客アップに成功した事例>
コンテンツのリライトでオーガニック検索流入数を700%に改善|freee株式会社
freee株式会社「バックオフィス基礎知識」
クラウド会計ソフトのシェアNo.1を誇るfreee株式会社は、検索流入を増やしてユーザーとの接点を増やすため、同社が運営する「バックオフィス基礎知識」のコンテンツのリライトに取り組みました。
freee株式会社のマーケティングご担当者は、「メディア内にある1,000記事にテコ入れすれば伸びるのはわかっているが、具体的にどこからどう手をつけるべきかわからない」という課題を持っていたため、ナイルでリライト記事の選定を実施しています。
全面的にリライトする記事と、一部のみリライトする記事を分類し、可能な限り費用対効果が高くなるように進行するなど、ナイルでは無駄なく効率的な施策のプランニングを行いました。
また、コンテンツ制作にあたり、原稿チェック作業の負担も課題としてあったといいます。
当初、記事制作はクラウドソーシングを利用していましたが、「バックオフィス基礎知識」の記事は法律にかかわる情報が多いため、誤解なく正しい情報を届ける上で、かなりの工数を原稿チェックに割く必要があったそうです。
そこでリライト時は、SEOを理解しつつ、高難度の原稿制作にも対応できる経験豊富な編集者がそろったナイルがコンテンツ制作を行うことで、freee様社内での原稿チェックの工数を短縮することができています。
そうして品質の高いコンテンツを実装できたことで、オーガニック検索流入数が約7倍になりました。
本案件の詳しい支援内容は、下記の記事でご覧ください。
潜在層に訴える記事で流入増!オウンドメディアのコンテンツ制作支援|三菱UFJニコス株式会社
三菱UFJニコス株式会社「mycard」
2019年にオウンドメディア「mycard」を立ち上げた三菱UFJニコス株式会社。
当初はコンテンツマーケティングの経験が浅く、オーガニック流入数の増加が大きな課題でした。
そこでナイルでは、「mycard」のSEOとコンテンツ制作のご支援を行っています。
対策キーワードの選定にあたっては、「メディアのターゲットである20代~30代がお金に困るタイミング」と「確定申告や源泉徴収といったお金にまつわる話題」を軸に、月10個ほど提案してコンテンツ制作を行いました。
ただ、選定するキーワード中に、「mycard」でカバーできる領域を探るべく「チャレンジ枠」を設け、検索上位を取れる確率は50%程度と見込んだキーワードを含むという試みも。
例えば、「推し貯金」や「デート代の割り勘」「結婚指輪の平均相場」のような、お金に関することから離れすぎす、ターゲットが興味のありそうなチャレンジキーワードを少しずつ対策することで、mycardが検索上位を獲得できる領域を広げていきました。
そうした取り組みが功を奏し、2023年の「mycard」の流入数は前年比で140%以上アップ。
三菱UFJニコス株式会社のご担当者が驚くほどの成果を出すことができました。
コンテンツ制作では、若いターゲット層にとって難易度の高い金融の話題を、いかにわかりやすく表現するかを意識したことで、「源泉徴収票の見方」「国民健康保険料の計算方法」といった難しいテーマの記事への流入数が伸長。
これが成果に大きく寄与したといいます。
本案件の詳しい支援内容は、下記の記事でご覧ください。
堅実なキーワード戦略で検索順位&流入数が大幅UP!|株式会社鈴木ハーブ研究所
天然ハーブに着目したスキンケアアイテムを販売する鈴木ハーブ研究所では、ECサイトの集客に力を入れるため、SEOに取り組むことになりました。
特に、主力商品に直結するキーワード「除毛クリーム」での検索順位の向上を目指したSEO戦略を立案しています。
「脱毛」「除毛」といった検索ボリュームの大きいキーワードを最初から狙うのではなく、比較的検索ボリュームの少ないキーワードから対策。
そうして脱毛・除毛関連の専門性を高めることで検索エンジンからの評価を向上させ、徐々に検索ボリュームの多いキーワードに広げていく戦略をとっています。
また、コンテンツ制作においては、脱毛・除毛という専門的でデリケートなテーマのため、美容ライターが取材・執筆を担当。
鈴木ハーブ研究所の商品づくりにかける想いや、企業理念を踏まえたコンテンツを意識して制作を進めました。
その結果、対策したキーワードの半分以上が5位以内にランクインしたほか、最も注力していたキーワード「除毛クリーム」も5位以内にランクインし、オーガニック流入数が大幅にアップしています。
ナイルで制作したコンテンツの順位別合計キーワード数と検索ボリューム(2023年9月時点)
ナイルで制作した記事のクリック数・表示回数の推移(2022年9月~2023年9月)
本案件の詳しい支援内容は、下記の記事をご覧ください。
オーガニック検索流入数を増やし、安定したWebサイト運営につなげよう
SEOは中長期的な施策ですが、検索上位を獲得するコンテンツが増えていけば、コストを抑えながら自サイトへの流入を増やすことができます。
ただし、オーガニック検索からの流入数を安定させるには、まめなWebサイトの更新が必須。
テクニカルSEOやコンテンツSEOといった施策をしっかり行うことで、ユーザーから信頼されるWebサイトに成長させましょう。
なお、ナイルでは、オーガニック検索での上位表示を目指すSEOの戦略設計やコンテンツ制作、コンバージョン改善を一気通貫でサポートしています。
SEOのノウハウがない、コンテンツを制作するリソースがないなどのお悩みがありましたら、お気軽にナイルへご相談ください。
集客・コンバージョン数を増やしたい方へ
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