ユニバーサル検索とは
ユニバーサル検索(Universal Search)とは、Googleが開発した、検索結果画面においてWebページ以外のコンテンツも表示する機能のことです。
検索した際に、通常の結果の他に画像や商品、マップなどが出てくることがあると思いますが、それが該当します。
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ユニバーサル検索とは
ユニバーサル検索(Universal Search)とは、Googleが開発した、検索結果画面においてWebページ以外のコンテンツも表示する機能のことです。2007年から実装され、2022年現在でも動画、画像、ニュース、ショッピング、地図、書籍、ファイナンス、フライトなどの情報が表示されています。
最初期はURLの表示のみであったGoogle検索エンジンは、2001年7月に始まったGoogle画像検索を皮切りに、ニュース検索、動画検索など様々な機能を追加してきました。画像検索を始めとしてユーザーが検索対象を選んで行う検索を「バーティカル検索」と呼びます。
▼「東京タワー」の検索結果
▼「東京タワー」の画像検索結果
こちらはバーティカル検索の例です。「すべて」の場合と「画像」の場合で検索結果が変わっています。このように特定の要素だけを検索する機能を、垂直を意味するバーティカル検索というのです。
ユニバーサル検索はこうした個々の検索結果を統合し、「ユーザーのニーズにより最適な結果を表示する」ことを目的に開始されました。
ユニバーサル検索が登場した背景として「ユーザーの検索リテラシーがバーティカル検索を使いこなせるほど高くないため」という点も挙げられます。
画像、ニュース、ショッピングなどの中から目的に見合った検索方法を選ぶことは大部分のユーザーにとっては困難であり、結果的に検索体験の劣化を招く恐れがあります。ユーザー数を維持し広告収入を保つためにも、Googleはユニバーサル検索の導入に踏み切ったのでしょう。
ユニバーサル検索の例
「水素水」で検索したこちらの例では、Webページ以外にもニュースやショッピング検索の結果が表示されています。このような検索結果ページへの表示の評価基準として、「情報の新鮮さ」など様々な要素があることが知られています。
「水素水」は昨今話題になりニュースでの登場も増加しました。これを反映してニュース記事が表示されていると言えるでしょう。
こちらは「サッカー ゴール」で検索した際の検索結果です。Googleショッピング、画像、動画が表示されています。
これはこのクエリで検索するユーザーは「サッカーゴールを買いたい」「ゴールシーンの動画を観たい」というニーズを持つと検索エンジンが判断したため、こうした結果になったと考えられます。
他の検索エンジンでの動向
検索結果ページにWebページURLだけでなく画像なども含めることを一般的には「ブレンド検索」(Blended Search)と呼び、多くの検索エンジンで実装されています。
MSN Live SearchはGoogleでの実装から2か月後の2007年7月に、Yahoo! は同年10月に導入しました。こうした動きは、昨今ユーザーの検索ニーズがますます多様化していく中で、より検索されるためにはWebページの表示のみでは限界があることを示していると言えるでしょう。
まとめ
クエリによって表示するコンテンツを変えるユニバーサル検索は、「ユーザーの検索ニーズに応えた結果を表示する」というGoogleの理想に関する重要な技術であると言えるでしょう。
また、昨今検索結果のリッチ化が加速しており、主要なキーワードでは何らかの項目が表示されていることが多い印象です。
こうした状況に対応するためにも、SEO担当者はWebページだけでなく画像、動画など様々な点に注意を払うことが不可欠だと言えます。
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