エディトリアルカレンダー(コンテンツカレンダー)とは
エディトリアルカレンダーとはコンテンツの公開時期などを記したスケジュール表のことです。
どんな内容が書き込まれるかは、これと決まった定義があるわけではありません。コンテンツマーケティングの現場で様々なライターや編集者、マーケターなどが関わるなかで、複雑な進行を分かりやすくする、というのが大きな目的です。
また、お互いがどのような企画を抱えているかを可視化することにより重複を避けることもできますし、逆にアイデアの種になるということも期待できます。
さらに、エディトリアルカレンダーの中に配信経路など必要事項を書き込んでいくことで、見落としていた重要ポイントに気づけるというメリットもあります。
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目次
2種類のエディトリアルカレンダー
エディトリアルカレンダーには期間の長さと使い方によって2種類に分けることが出来ます。
月間エディトリアルカレンダー
このカレンダーが持つ役割は、具体的な運用スケジュールの把握です。コンテンツ公開を遂げるために必要な項目が記入されています。
記入する内容としては、コンテンツの内容・担当者・タイトル・公開日・配信経路などがあげられます。
年間エディトリアルカレンダー
このカレンダーが持つ役割は長期的にメディアを運営する上で、コンテンツに偏りが生まれないようにスケジュールを把握することと、季節柄に合わせたコンテンツを確実に公開できるようにすることです。半年前に同じような企画をやっていた、ということや、ハロウィン企画をやりたかったのに仕込むタイミングが遅れてしまった、というようなことを防ぎます。
年間を通じてのイベントや、今後確実に実行したい企画などをあらかじめ決めてスケジュール化しておく形です。
メリット
エディトリアルカレンダーを使って進捗・スケジュールの管理をすることで以下のメリットが生まれます。
- 季節や時期に関するイベントコンテンツの取りこぼしをなくしたり、新しいアイディアが浮かぶ
- 共有が行われることで、 新しいアイディアやコンテンツが生まれる土壌の形成がされる
- 必要事項を必ず書き込むようにすることで、考えの漏れをなくす
- 掲載されるコンテンツを可視化することで、作業の重複を防ぐ
注意点
様々なエディトリアルカレンダーのフォーマットが公開されていますし、自分で作ることも容易です。ただひとつ注意していただきたいのは、カレンダーを埋めることが目的となってしまわないことです。
本来の目的は、読者に有意義なコンテンツを届けることです。カレンダーはあくまでお互いの状況把握や外部環境の把握のためにあるものであり、埋めることが目的ではありません。あまりにカレンダーに書き込むことが大変で、運用のやる気がなくなってしまう、というトラブルもよくあります。身の丈にあった、管理に最適な運用可能なちょうどいいエディトリアルカレンダーの実現を目指すのが良いでしょう。
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