ベニスアップデートとは?現在地に応じた検索結果についてわかりやすい事例を紹介
※本記事は、2016年公開当時の情報を基にした記事です。
ベニスアップデートとは、ユーザーの位置情報を検索結果に反映するGoogleアルゴリズムのことです。このアップデートにより、飲食店や美容室など地域性が重要なキーワードは、現在地に応じて検索結果が調整されるようになりました。
ここでは、ベニスアップデートの概要や事例について解説します。
この記事のポイント
- ベニスアップデートはユーザーの位置情報を検索結果に反映するGoogleアルゴリズム
- 歯医者や図書館、美容室などは地域名で検索せずとも現在地に応じて検索結果が調整される
- 最近では「納税」「ハンバーグ」「ビル」などかなり幅広いキーワードでも検索結果に位置情報が適用される
- 地域に関するアルゴリズム変更「ピジョンアップデート」とは異なるもの
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目次
ベニスアップデートとは
ベニスアップデート(ヴェニスアップデート/Venice Update)とは、ユーザーの位置情報を検索結果に反映するGoogleのアルゴリズムの通称です。
地域性が重要なキーワード(例えば歯医者、図書館、美容室など)については、地域を明示して検索しなくても、現在地に応じて検索結果が調整されるという仕組みです。
また最近では位置情報の影響を受けるキーワードが増えており「納税」などの一見地域性が重要そうに見えないキーワードでも反映されるようになりました。
ベニスアップデートが確認できる事例
ベニスアップデートの分かりやすい事例はたとえば以下のようなものでしょう。
現在地(品川区)で「図書館」と検索した結果
横浜市で「図書館」と検索した結果
以上のように、地域性が重要なキーワードを地域名を明示せずに検索すると、エリアによって検索結果が変わることが確認できますね。
補足:ピジョンアップデートとの違い
ベニスアップデートとピジョンアップデートはローカルに関するアルゴリズムの変更ということで混同しやすいですが、ピジョンアップデートの詳細については以下の記事をご覧ください。
まとめ
例えば歯医者を探している品川区民に、北海道の名医の歯医者が検索結果に出てきても、その品川区民の求めた検索結果とは言えない場合がほとんどでしょう。
Googleがそういったいわゆる地域性が重要なキーワードに対して、ユーザーの求める情報を現在地に紐付いた検索結果で提示してくれる仕様変更が、ベニスアップデートなのです。
その考え方に基づき、近年ではかなり幅広く検索結果に位置情報が反映されるようになりました。
まずはキーワードで検索をしてみて、「位置情報の影響を受けている」もしくは「位置情報を反映した方が分かりやすい検索結果になる」と考えられた場合には、作成するページが主にどの地域の人向けなのか?なども意識するようにしましょう。
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