Facebook 長尺動画が優先されるアップデート。2月前半コンテンツマーケニュースまとめ
2017年2月20日号
Content Hubでは月に2回、ニュースをまとめてお届けします。
本日は、2月前半のニュースです。
目次
Facebook、動画視聴の仕様変更 (2月15日)
画像引用元: https://about.fb.com/news/2017/02/new-ways-to-watch-facebook-video/
Facebookで動画に関する仕様変更の発表がありました。今回の大きな変更点は、動画の音声がデフォルトで流れるようになったことです。 これまで動画をタップしなければ音声が流れなかったのが、この変更ではマナーモード設定になっていなければ音声とともに自動再生されるとのことです。
またFacebookは最近、長い動画を推奨するような動きが増えています。
例えばFBミッドロール広告(90秒以上の動画の20秒前後で広告が流れる)や、1月26日に発表された動画表示のアップデートでも「何秒間再生されたか」ではなく「動画全体の何%が再生されたか」を基準とし、尺の長い動画に対して重み付けされて評価されるようになっています。
そんな中で今回
- 動画を小さなスクリーンで再生しながらフィードを読むことができる
- Facebookを終了してスマートフォンのホーム画面に戻ってもその動画を見続けることができる といった仕様も発表されており、こちらもできるだけ長く動画を視聴し、Facebookの滞在時間を伸ばすような仕組みであるように見えます。
New Ways to Watch Facebook Video
Google、日本語検索のアルゴリズムをアップデート (2月3日)
画像引用元: https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/02/for-better-japanese-search-quality.html
Googleのアップデートとしては珍しい、日本語検索を対象としたアルゴリズム更新が発表されました。 Googleウェブマスター向け公式ブログの発表では、「ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイトの順位が下がります。」と明記されています。
今回のアップデートは、明言はされていないものの2016年末に大きな話題となったキュレーションメディア問題への対策としている可能性が高いです。 この問題は、上位表示を目指すために、Web上に出ている情報を集め信憑性に欠けるコンテンツを提供していたメディアが指摘され、類似するメディアの多くが閉鎖に追い込まれているものです。特に問題としてあがったサイトは医療関係など人の命に関わる専門性の高いテーマだったことが問題をより一層大きくしていました。
「今後のWebメディアはどうなっていくのか」と動向を気にされているWeb担当者の方も多いかと思いますが、そんな中でのGoogleからの発表となりました。 コンテンツの「質」の定義や評価基準についてはGoogleも改善に向けて引き続き取り組んでいるものと思います。いずれにせよユーザーのニーズに応えられる、そして「自社だからこそ出せる」オリジナルなコンテンツ作りが必須であることは今後も変わらないでしょう。
LINEとワークスモバイル、ビジネスコミュニケーションツール「LINE WORKS」を発表 (2月2日)
画像引用元: https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2017/1647
LINE株式会社とワークスモバイルジャパン株式会社が「LINE WORKS」というビジネスコミュニケーションツールを発表しました。
チャットアプリのLINEと、その特徴を踏襲しているWorks Mobileが「シームレスにつながる」というツールです。
LINEは日本などアジアを中心として月間1億6,700万人の利用者がおり、カジュアルなコミュニケーションツールとしてメールを代替するような存在になっています。一方でビジネス上ではメールなど従来型のやりとりが多いですが、このツールを通じて企業と顧客のコミュニケーションが密接に取りやすくなります。
最近はLINEを始めとするコミュニケーションツールやSNSをの普及により、若者の「メール離れ」が進んでいると言われています。 例えば美容業界など若年層がユーザーとなるような業界では、彼らが使い慣れているLINEを利用してやりとりができるというのはUXの面でも大きな価値となりそうです。
【LINE WORKS】「LINE」とつながる唯一のビジネスコミュニケーションツール「LINE WORKS」を提供開始
IABとJIAAがIAB Japan (JIAA) の発足を発表 (2月1日)
画像引用元: https://www.jiaa.org/release/release_iab_170201.html
プライバシーポリシーやネイティブ広告のガイドライン作成などを行い、日本のデジタル広告業界の整備を行う一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会(JIAA)は、アメリカのInteractive Advertising Bureau (IAB)と提携したことを発表しました。 IABはデジタル広告業界の動向調査や規格策定などを行う、世界42ヶ国(地域)に拠点を置く組織です。 世界規模のIABと正式に提携することで、日本のデジタル広告業界のさらなる発展、健全性促進が期待されます。
IABとJIAAがIAB Japan (JIAA) の発足を発表
グリーが動画関連企業の3ミニッツを43億円で買収 (2月2日)
画像引用元: http://www.3minute-inc.com/
SNSやゲーム等の事業を展開するグリー株式会社が、3ミニッツ買収の発表をしました。 3ミニッツは動画マーケティングやインフルエンサーマーケティングを行う企業で、グリー株式会社のプレスリリースによると3ミニッツが手がけた動画の延べリーチ数は7,500万にものぼるとのことです。 動画関連サービスはここ数年で急激に増えてきておりますが、今回の買収は動画マーケティング業界の発展をさらに加速させるものとなりそうです。
動画サービスというと、例えば140万人以上のFacebookフォロワーを持つDELISH KITCHENのようなサービスは2015年頃から増えており、動画配信方法や媒体はどんどん多様になっています。 2016年にはFacebookやInstagramでもライブ動画配信や動画関連機能の追加やアップデートが多くありましたが、2017年は企業がこれらの機能をマーケティングに活用する事例が昨年以上に増えていくでしょう。
今回のニュースは以上です。次回は2月下旬にお届けします。
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