ウェブコンテンツの種類を紹介!9つの種類と6つの制作パターンとは
コンテンツマーケティングを行う上で大切なのは、ユーザーが知りたい情報を適切に届けることです。
どのような内容を取り上げるかももちろん大切ですが、ユーザーに届かなければ意味がありません。ユーザーにコンテンツを見てもらうためには、コンテンツの種類や制作パターンを理解し、ターゲットとするユーザーに合ったコンテンツを制作する必要があります。
ここでは、ウェブコンテンツの9つの種類と、6つの制作パターンについてご紹介します。
目次
コンテンツマーケティングに必要なコンテンツとは?
コンテンツ(contents)とは、「中身」という意味です。ウェブコンテンツやコンテンツマーケティングに関連する文脈では、媒体を通して提供される情報の中身・内容を指します。
また、コンテンツは、紙媒体などに代表されるアナログコンテンツと、ウェブ記事や動画などのデジタルコンテンツに分けることができます。
コンテンツマーケティングは、ターゲットに有益なコンテンツを発信することで、企業の認知拡大・理解促進やファンの獲得を行い、最終的には売上の向上を図るマーケティング手法です。コンテンツマーケティングでは、主にウェブコンテンツなどのデジタルコンテンツを活用することになります。
しかし、コンテンツマーケティングで活用するコンテンツは、デジタルコンテンツであれば何でもいいというわけではありません。コンテンツマーケティングにはさまざまな手法があり、その手法に適しているコンテンツを選ぶことが重要です。コンテンツの特徴を理解し、コンテンツマーケティングの手法に合わせて選ぶようにしましょう。
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ウェブコンテンツの9つの種類
コンテンツマーケティングで使われるウェブコンテンツは、代表的なもので9種類あります。続いては、それぞれのウェブコンテンツの特徴についてご紹介しましょう。
記事
記事は、オウンドメディアやブログなどに掲載される、文章をメインとするコンテンツです。ウェブサイトに蓄積しておくことができ、長期的な需要を見込めるストック型コンテンツに分類されます。
一方で、ニュースのような時事コンテンツは、短期的に消費されるフロー型コンテンツと呼ばれます。
コンテンツマーケティングでは、有益な情報が記載された記事をウェブサイトに掲載することで、自社に好印象を持ってもらうことも可能です。
記事の内容としては、読み物、インタビュー、事例など、さまざまなバリエーションがあり、どのような記事を作るのが適切かは、達成したい目的によって異なります。
レビュー
レビューとは、商品・サービスに対する、ユーザーからの感想や評価のことです。商品やサービスの購入時に口コミを参考にする人は非常に多いため、うまく活用すれば、購買意欲を高める強力なコンテンツになります。
レビューの収集は、自社ウェブサイトに口コミ機能をつけるといった方法が考えられます。また、特典を用意してレビューを募るといった方法で、レビュー数を増やすことも可能です。
メールマガジン
メールマガジンとは、定期的に情報をメールで配信するコンテンツです。メールマガジンの内容は多岐にわたり、コラムや新商品情報、キャンペーン情報などさまざまです。
また、英語ではメールマガジン(mail magazine)という言葉は使われず、ニュースレター(newsletter)と呼ばれます。日本でニュースレターといえば、自社やサービスなどの情報を顧客に対して発信するもので、メールだけでなく紙媒体で郵送されるものも含みます。
ホワイトペーパー
コンテンツマーケティングの文脈でホワイトペーパーといえば、自社のノウハウをまとめた資料や分析レポートなどを指します。本来、ホワイトペーパーは白書を意味するもので、政府が社会・経済などの状況をまとめ、国民に周知させる目的で発行されるものですが、コンテンツマーケティングにおけるホワイトペーパーは、自社の商品やサービスを売り込む目的で制作されます。
なお、ホワイトペーパーは、氏名やメールアドレスなどの個人情報を登録すれば、ウェブサイトからダウンロードできるような形で提供されることが多くなっています。ホワイトペーパーの内容が魅力的であれば、ウェブサイトを訪れた見込客からの、問い合わせ増加が期待できます。
また、ホワイトペーパーのダウンロードでメールアドレスを獲得できれば、そのメールアドレスにメールマガジンを送るといった施策も可能です。
プレスリリース
プレスリリースは、新商品の販売開始や新機能の追加など、自社の活動に関する公式情報を外部のメディア向けに発信するコンテンツです。プレスリリースに記載した内容がほかのメディアで取り上げられれば、情報の拡散が期待できるだけでなく、第三者から報じられることで情報の信頼度が高まるというメリットがあります。
また、プレスリリースは、費用対効果が非常に高いことも魅力です。自社メディアやプレスリリース配信サービス、メディアに直接メールを送るといった手段でプレスリリースを発信します。
漫画
漫画は、複雑な内容をわかりやすく表現することができ、楽しく読み進められるコンテンツです。漫画であれば、コンテンツを最後まで読んでもらいやすく、シェアされやすいというメリットがあります。
ただし、文章をメインとした記事などに比べて制作コストが高いことや、検索結果で上位に表示されにくいことなどがデメリットといえるでしょう。
SNS投稿
TwitterやFacebook、Instagramなどのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を使った発信も、コンテンツの種類のひとつです。SNSでの投稿と自社サイトを連動させ、長期的なブランディング戦略の一環として利用されることもあります。
また、SNSによって特徴やユーザー層も異なるため、それぞれの違いを踏まえた上で、使い分けることが重要です。
動画
動画は、テキストや写真では伝えきれないことを、映像と音声を使って伝えられるコンテンツです。伝えられる情報が多く、動画を見た人の記憶に残りやすいことがメリットといえるでしょう。
コンテンツマーケティングでは、企業のイメージアップを目的としたブランディング動画、商品やサービスの認知を高める紹介動画、使い方や便利さを紹介して購買を促す動画のほか、ウェブセミナー(ウェビナー)などの方法で活用されることが多くなっています。
音声
ポッドキャストなどに代表される音声も、コンテンツマーケティングで活用されるコンテンツの種類のひとつです。2021年2月には、Clubhouseが話題になりました。
音声は、「ながら」利用ができることがメリットです。主に企業の認知向上やブランディングを目的としたマーケティングに向いており、動画より制作コストが低いことのも魅力です。
ウェブコンテンツの6つの制作パターン
ウェブコンテンツには9つの種類があるだけでなく、制作パターンも6つに分類できます。効果的なコンテンツマーケティングを行うには、制作パターンの特徴も理解した上でウェブコンテンツを制作することも大切です。ウェブコンテンツの6つの制作パターンについて確認しておきましょう。
単発型コンテンツ
単発型コンテンツとは、特定のテーマやコンセプトを取り上げ、そのコンテンツだけで完結できるようなコンテンツです。ユーザーの悩みを解決できるような読み物記事などがそれにあたり、興味のある人を惹きつけ、サイトの認知度を上げるのに役立ちます。ただし、情報が古くなると読まれにくくなってしまいます。
継続型コンテンツ
継続型のコンテンツでは、連続して同じテーマを取り上げます。そのテーマに対して興味のある人が、継続してウェブサイトを訪れる効果が期待できます。継続型のコンテンツを公開することでリピーターを増やし、ユーザーのウェブサイトや企業への愛着を高められるでしょう。
時事コンテンツ
時事コンテンツとは、旬のニュースや季節ごとの定例行事、イベントなどを取り上げるコンテンツです。季節的なイベントに関連するコンテンツを制作する場合は、イベントの1、2ヵ月前からコンテンツを公開しておくといいでしょう。
マニュアルコンテンツ
マニュアルコンテンツとは、「新入社員が知っておきたいビジネスマナー」「株式投資の基礎知識」といったように、時間が経っても古びることが少ない、普遍的なテーマを扱ったものです。長い期間、必要とされるコンテンツになるでしょう。
用語集
用語集とは、金融用語や不動産用語の解説など、言葉の意味などの解説をまとめたコンテンツです。特定の業界の用語を網羅しつつ、しっかりと解説した用語集を公開していれば、そのウェブサイトや企業は、業界の中でも優れたノウハウを持っているという評価にもつながります。
インタビュー
著名人やある分野の権威、技術開発者、利用者などに話を聞き、内容をまとめたコンテンツがインタビューです。インタビューであれば、ほかのメディアがまねのできないオリジナルコンテンツを作ることができます。
コンテンツ制作は目的の明確化から
コンテンツマーケティングで効果を上げるためには、目的に合ったウェブコンテンツを発信することが何より大切です。ウェブコンテンツを制作する際には、まず「何のためにウェブコンテンツを作るのか」を明確化することから始めましょう。
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