コアウェブバイタル・ページエクスペリエンスアップデートに関するニュースまとめ
こんにちは!ナイル株式会社の青木です。
6月3日に大規模コアアップデートがついに実行されました。昨年12月以来約6ヶ月ぶりです。
今回のコアアップデートの特徴は6月、7月の2回に分けて実施される点です。
また、6月にはページエクスペリエンスアップデートの導入も控えており、プラスの影響があったとしても喜びにくく、マイナスの影響があっても「回復するのは?」と、何とも施策の成果が見えにくい2ヶ月になりそうです。
さて、本日は「コアウェブバイタル」「ページエクスペリエンスアップデート」に関する4つのニュースをお届けします!
※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。
なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。
本日のSEOニュース
目次
①Googleのページエクスペリエンスアップデートについて正しく理解しよう
記事紹介:Google Page Experience Update Launching Mid-June on Mobile First(Search Engine Journal)
お役立ち度:★★★★☆
ナイルのひとこと
導入が近づくページエクスペリエンスアップデートについて、改めて概要を把握しておきましょう。
- ①導入タイミング→6月中旬。
- ②導入後の流れ→8月までに徐々に効果が発揮し始める。
- ③デスクトップ版の導入タイミング→未定だが、最終的には対象になる。
- ④モバイルとデスクトップは統合して評価するのか?→しない。デスクトップページとは別にモバイルページを評価する。
- ⑤影響は?→大きく順位変動を起こす想定ではない。
②コアウェブバイタルの指標を修正すると、導入前なのにランキングが上昇する理由
動画紹介:Google: Why Fixing Core Web Vitals Already Boosts Rankings(Search Engine Journal)
お役立ち度:★★☆☆☆
ナイルのひとこと
上記のように、ページエクスペリエンスアップデートはまだランキング要素ではありませんが、今回行われた改善でページスピードなどの、導入済みのランキング要素の改善につながったのでは?と説明されています。
ページスピードやSSL化、モバイルフレンドリーかどうかなどは、すでにランキング要素であることを忘れてはいけません。
コアウェブバイタルの指標を改善すること=順位改善するとは限りませんが、ランキング要素であることは間違いなく、下記の成功事例などと合わせて、改善の際のメリットと捉えたいです。
③コアウェブバイタル改善のビジネスインパクト
記事紹介:Core Web Vitals によるビジネス インパクト(Google Developers Japan)
お役立ち度:★★★★☆
ナイルのひとこと
この記事でとても参考になるのが、「どのような施策を行ったのか」や「その施策の効果」が記載されていることです。
「コアウェブバイタルを改善しないと!ただ、社内説得難しそうだな」「どのような施策があるのだろう?」という方はぜひ一読してみてください。
④CLSの定義を変更。各ツールも新指標で測定するように。
記事紹介:Google、CLSの定義を変更。ページエクスペリエンスシグナルは新CLSで評価する
PSIやLighthouse、CrUXレポートなど各種コアウェブバイタル計測ツールが新定義のCLSに対応 (海外SEO情報ブログ)
お役立ち度:★★★☆☆
ナイルのひとこと
「すでに改善してしまった!」という人には少々納得のいかないニュースかもしれませんが、CLSの測定方法が変更されました。
とても簡単に説明すると「ページ内で起きたズレをすべて累積するのではなく、一部のズレを用いてスコアを出すようになる」点が今回の大きな変更になります。よって、今回の仕様変更で悪化するサイトはありません。
CLSの改善手法自体が大きく変わることはありませんので、そこは安心してください。
まとめ
導入を直前に控え、コアウェブバイタル、ページエクスペリエンスアップデートのニュースが多くなってきましたね。
流石にこれ以上大きな仕様変更は起きないと思いますが、導入まで特に注視しておきたいトピックです。
みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日数回更新する予定です。
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