【事例】構造化データ「よくある質問」実装による順位・クリック数・セッション数などの改善事例
この記事では構造化データを実装することにより、順位・クリック数・セッション数・クリック率がどの程度増えたのかをご紹介します。
今回は「FAQ(よくある質問)」に構造化データを実装し、リッチリザルトを表示した結果の成果をご説明します。
構造化データを実装することで、どのような数値成果が実際に得られるか、あまりイメージが湧かない方も多いのではないでしょうか?
この記事ではそのような方の参考になれば幸いです。
また構造化データが何か分からない方も、本記事を一度読んでみた上で、構造化データの関連記事を見ていただくと、構造化データが一体何なのか、自社のサイトにどんな貢献をする可能性があるのか、イメージできるようになると思います。
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目次
「よくある質問(FAQ)」のリッチリザルトとは?
FAQ(Webサイトにある、よくある質問のページ)のリッチリザルトは、特定のトピックに関する質問と、回答が、meta descriptionの下にリスト形式で並び、質問をクリックすると対応する回答が表示されます。
▼検索結果のイメージ
引用:検索ギャラリーを見る
もし構造化データを実装していない場合、検索結果にはmeta descriptionまでしか表示されません。
FAQの リッチリザルトを表示させるためには構造化データを実装する必要があります。具体的な実装方法はGoogle検索ディベロッパー (構造化データを使用して「よくある質問」をマークアップする)をご参照下さい。
構造化データとは
構造化データとは、HTML上のデータを検索エンジンが理解しやすいようにタグ付け、データに意味を付与することです。
たとえば今回の記事では、構造化データを実装することで検索エンジンに「この文章はFAQである(質問と回答の関係になっている)」と理解させることができ、それに適した検索結果(リッチリザルト)になるイメージです。
構造化データを実装するメリットは、主に2つあります。
①検索エンジンがサイトコンテンツの把握を容易に行えるようになる
②検索結果にリッチスニペットを表示できる
今回は「②検索結果にリッチスニペットを表示できる」ことで得られる成果についてご説明いたします。
構造化データについてよくわからないな、という方は、初心者向けに解説している記事もありますので、以下を読んでみてください。
構造化データにより表示されるリッチリザルトの種類
構造化データを実装することで表示される、リッチリザルトの種類は以下のようなものがあります。
- Article
- パンくずリスト
- Event
- よくある質問(FAQ)
- ハウツー(How-to)
など。
その他、Googleが発表しているリッチリザルトの種類はGoogle 検索デベロッパー(ガイド検索ギャラリーを見る)を参照下さい。
その中でこの記事では「成果に結びついた事例」の1つとして、「よくある質問(FAQ)」に構造化データを実装した事例を取り上げます。
よくある質問(FAQ)構造化データを実装した成功例
実装した2つのサイトでクリック率、オーガニックセッション数、順位が向上しました。
電子機器メーカー様事例
▼クリック数1.24倍、CTR1.25倍に増加しました。
※Google Search Consoleでの結果 期間:実装前日60日間、実装翌日から60日間の比較
▼オーガニックセッションが1.24倍増加しました。
※Googleアナリティクスでの結果 期間:実装前日60日間、実装翌日から60日間の比較
▼検索結果順位の推移。メインキーワードAおよびサブキーワードで1位を獲得しました。
※Googleでの検索順位
BtoB向けサービス業様事例
▼クリック数1.39倍、CTR1.05倍増加しました。
※Google Search Consoleでの結果 期間:実装前日60日間、実装翌日から60日間の比較
▼オーガニックセッションが1.38倍増加しました。
※Googleアナリティクスでの結果
期間:実装前日60日間、実装翌日から60日間の比較
▼検索結果順位の推移。メインキーワードAおよびサブキーワードで順位が向上しました。
※Googleでの検索順位
成果として、2社の事例では各々のオーガニックセッション数、クリック率、CTR率、順位が向上しました。
実は、実装前に「ユーザーが検索結果上のFAQの内容で満足してしまい、FAQ構造化データを実装することでクリック率等が減少するのではないか?」とクライアント様より懸念の声がありましたが、結果は上記の通り良好なものでした。
SEOについて詳しく知りたい方はこの記事も読んでみてください。
まとめ
構造化データの重要性・有用性をFAQリッチリザルトの成功例を取り上げて紹介いたしました。構造化データにより表示されるリッチリザルトの種類はFAQ以外にも多岐に渡るため、サイト特性や状況にあった構造化データを実装することで流入増加等の成果が見込める可能性があります。Web集客に課題をお持ちのお客様のヒントになれば幸いです。
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