ミラーサイトとは?ペナルティを受けない適切な対策を解説
ミラーサイトとは、既存サイトのデザインやコンテンツ内容がまったく同じように作られているサイトです。ミラーサイトを発見した場合の対処法にはどのようなものがあるのかを解説します。
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目次
ミラーサイトとは?ペナルティを受けない適切な対策を解説
SEOにおいて、ペナルティを受けないために必ず対策すべき問題のひとつに「ミラーサイト」があります。
ミラーサイトとは、既存サイトのデザインやコンテンツ内容がまったく同じように作られているサイトです。その名の通り鏡のように同じ作りのサイトやページが存在するとなると、検索エンジンからは重複コンテンツとみなされる可能性があります。
そこで今回は、SEOにおけるミラーサイト問題について、どのような経緯でペナルティ対象となったのか、またミラーサイトを発見した場合の対処法にはどのようなものがあるのかを解説します。
ミラーサイトの目的とは?
冒頭でも触れたように、ミラーサイトとは既存のサイトのすべて、または部分的に同一のコンテンツを持つサイトのことをいいます。
ミラーサイト以外にも「偽サイト」「フィッシングサイト」「模倣サイト」などとも呼ばれます。ミラーサイトを作るおもな目的は、「SEO効果を狙うため」と「個人情報を取得するため」の2つに分けられます。特に後者は悪質な目的といえますが、それぞれ確認していきましょう。
SEO効果を狙うためのミラーサイト
後述する「パンダアップデート」以降、ミラーサイトはSEOの評価を下げる対象となっています。しかしそれ以前は、SEO効果が期待できる施策のひとつとして、ミラーサイトは多く作られていました。
個人情報を取得するためのミラーサイト
既存サイトとは無関係の第三者が、勝手にネットショップや会員登録サービスなどのミラーサイトを作るケースがあります。
これは個人情報を入力させるミラーサイトを作り、本物のサイト(=既存サイト)と思い込ませることで、ユーザーの入力する個人情報やログイン情報を盗み取ることを目的としています。非常に悪質なケースです。
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SEOにおけるミラーサイトの問題
SEOにおけるミラーサイトの扱いは、2011年のパンダアップデート以降に大きく変化しました。
ここからは、なぜSEOにおいてミラーサイトが問題となるのかを見ていきましょう。
検索結果にどちらかのサイトが表示されない
SEOにおけるミラーサイトの大きな問題点は、ミラーサイトが優先され、本家サイトが検索結果に表示されなくなってしまう可能性があるということです。
しかし、あくまで可能性に過ぎず、多くの場合ミラーサイトではなく、本家のサイトが正しく表示されます。
これは、2011年に実施されたGoogleの検索アルゴリズムのパンダアップデートも関係します。パンダアップデート以前は、検索エンジンの精度が低いということもあり、ミラーサイトであっても上位表示されることがあったため、SEO目的としてミラーサイトが大量に作成されたのです。
しかし、パンダアップデート以降は、ミラーサイトはGoogleから低く評価されるようになっています。アップデート以前に上位表示されていたミラーサイトも、順位が下げられようになったのです。
ペンギンアップデートとミラーサイトの関係
2016年9月に発表されたペンギンアップデート4.0では、特定のサイトのSEO効果を下げようと故意にペナルティ対象となる外部リンクを設置する「ネガティブSEO」への対処が行われたとされています。スパム目的や低品質な外部リンクが検出された場合、そのリンクは無効化されるか、リンクの効果を下げることができるようになったのです。
ただし、このようなSEOにマイナス効果を与えるミラーサイトからの外部リンクに対して、Googleは完璧には対処しきれていないのが現状です。低品質なページやインデックスされていないサイトからの被リンクだからといって、SEOに悪影響がないとは言い切れないため、注意が必要です。
ミラーサイトによる被害の対処法
ミラーサイトによる被害を防止、または最小限に留めるための対処法をご紹介します。
ミラーサイト判定ツールを使う
第三者によって作成されたミラーサイトをいち早く発見するためには、ミラーサイトを特定できるツールの活用がおすすめです。特に、突然自社サイトの検索順位が下落した場合は、原因のひとつとしてミラーサイトの存在が考えられるため、以下のようなツールを使って確認しましょう。
参考(外部サイト):重複コンテンツ・ミラーサイト・類似ページ判定ツール sujiko.jp
ミラーサイトを見つけたら…
ミラーサイトを見つけたら、Googleに著作権侵害申請をする必要があります。ミラーサイトのようなコピーコンテンツサイト問題への対処がスムーズになった背景には、2000年10月に米国で施行された「デジタルミレニアム著作権法(DMCA (Digital Millennium Copyright Act))」という法律があります。
ミラーサイトのような盗用コンテンツが自社サイトの著作権を侵害していることをGoogleに通知すれば、Googleがそのコンテンツを削除したり、コンテンツへのアクセスを無効化したり、あるいはコンテンツの登録ユーザーのアカウント停止といった対処をしてくれるようになりました。
また、ミラーサイトから自社サイトへ外部リンクが貼られている場合は、Google search consoleから外部リンクの否認を設定することもできます。
Googleにおける削除申請方法をについて、さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。
DMCAとは?デジタルミレニアム著作権法が侵害された時の申請方法とは
SEO対策はミラーサイト対策も必要
パンダアップデートが実施されるまでは、SEO対策の一環としても作成されていたミラーサイトですが、現在はSEOにマイナス効果を与える要因のひとつとなっています。
さらに、個人情報の盗用などを目的に、悪質な業者がミラーサイトを作成するケースも多くなっています。ミラーサイトによるペナルティのリスクをできる限り軽減するためにも、自社サイトの検索順位を毎日チェックし、ミラーサイト判定ツールを使うといった対策も講じていきましょう。
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