SEO HACKSブログで大事にしている7つのマインド
※本記事は、2019年公開当時の情報を基にした記事です。
こんにちは。平塚です。今回は記事タイトルの通り、SEO HACKSブログ(現ナイルのSEO相談室)がどのようなマインドで記事更新がされているかについてお話しします。
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目次
なぜ、今この記事を書いたのか
弊社役員である土居の天照SEOブログのDNAを継承し、2012年頃から本格始動したSEO HACKSブログですが、責任者が変わっていくなか、SEO HACKSブログには言語化されていない大切にしているマインドみたいなものがあると感じていました。
それはナイルのSEOコンサルティングサービスにも結びつく企業文化にも近いものだと思っていますし、今後もSEO HACKSブログで守って欲しいと願っていることでもあります。
そこで、私がSEO HACKSブログを責任者として見ている間に、いい機会なので「記事執筆の際に大切にしているマインド」を言語化したいと思ったのが本記事を書こうと思ったきっかけです。
この記事で公開する内容はあくまで「SEO HACKSブログ」の方針です。すべてのメディア運営者の方々に当てはまるテーマではないかもしれません。また、BtoB領域でアウトバウンド営業をせずに問い合わせを増やすためのオウンドメディア運営方法のような具体的なノウハウが詰まっている内容ではありません。
ただ、特に「自社メンバーが持ち回りでコンテンツを書いているオウンドメディア」運営者の方が大事にするべきマインドとしては参考になるところもあるかと思いますので、そういう方は一読いただければ幸いです。
※本記事で述べられている内容は、私の個人的見解が多分に含まれています。これから変わるかもしれませんし、変わらないかもしれません。あくまで今現在の方針です。
SEO HACKSブログで大事にしている7つのマインド
読ませたい人を具体的にイメージして、その人に心から伝えたい内容にする
まずは何よりも、読ませたい人。つまりターゲットをきちんと定義しましょう。ということです。よくある悪いターゲットの例として
「Web担当者の人で、SEOのことを学び始めた人」
みたいな設定をするメンバーがいます。いやいや、そんな人本当にいる? とりあえずターゲットって言っておけばいいと思ってない? と私は感じてしまいます。
読ませたい人が具体的に浮かんでいなければ、気持ちも乗らないしテーマもふんわりしてしまいます。コンサルティングをしているのであれば、目の前に悩めるクライアント様がいるはず。クライアントのイメージが沸かないのであれば、知人・周りのメンバーが興味を持つテーマがあるはずです。過去の自分に教えてあげたい。とかでもいいでしょう。
そういった人たちが自分の記事をを読んでどうなって欲しいかをイメージできないと、面白いコンテンツにもならないし、誰の心も動かせません。
社内6割、顧客3割、読者1割
せっかく書いた記事、できれば色んな人に読んでほしいし、色んな人に深く刺さるコンテンツにしたい。そして何よりも一過性のものではなくて、定期的に読んでほしい。と私は常々思っています。
だからこそ、まずは自社内できちんとその記事が読まれ、勝手にシェアされ、そしてことあるごとに引っ張り出されるようなコンテンツであればいいと思っています。自社内であれば「読んで、感想ください。よければシェアもしてください」と気軽にお願いもできます。
(一方、残念なことに拡散依頼をしてもスルーされた記事もたくさんあります。そういった記事は結果としてあまり読者の反応も悪く、数字も良くなかった気がします。)
顧客3割については、「読ませたい人を具体的にイメージしよう」でも述べたとおりです。強いて言うのであれば、その記事がある程度評判になれば担当者の方に「やっぱりこうするべきでしょ? 」という提案の裏付けになるかもしれません。
とにかく、身の回りの人たちに刺さらないコンテンツが、世の中にいる悩める読者に届くはずがない。ということです。
※一応補足しておくと、決して一般読者の優先度が低いということではありません
自分のキャラ、自分(自社)だけの資産を活かした記事にする
SEO HACKSは、SEOコンサルティングサービスのオウンドメディアです。なので、弊社のコンサルティングサービスとの接点を作り、知ってもらい、信頼してもらい、問い合わせてもらい、契約してもらうのがゴールとなります。
味気のない一般論をSEO HACKSブログでアウトプットする意味は限りなくありません。
「ナイルはこういった考えでSEOをやっているんだ」
「ナイルにはこんな事例があるんだ」
「ナイルはこんな詳しくわかりやすい解説が出来るコンサルタントがいるんだ」
「このコンサル、なんだか一度会ってみたい」
このように、会社の知見・思想がきちんと伝わるような記事、執筆者の名刺代わりになるような味のある記事のほうが良いと考えています。そうでないと、自分のためにも会社のためにもSEO HACKSブログを定期的に読んでくださっている読者のためにもなりません。
解説記事は「どこよりも早い」「どこよりも詳しい」「どこよりもわかりやすい」の三択
SEO HACKSブログはあまりニュースやトレンドのSEO解説記事を出しません。
これは定期的かつ瞬発的に記事が出せるほどリソースがないからというのが一番の理由ですが、なによりもニュースや解説記事を出すからには「どこよりも早い」「どこよりも詳しい」「どこよりもわかりやすい」のいずれかであるべきだと考えているからです。
(図は吉野家っぽくしたかっただけです。「説明がうまい」は「どこよりも詳しい」の意だと思ってください。)
この3つのいずれかに当てはまらないようであれば、SEO HACKSブログで書く意味はほぼないだろうと考えています。なぜならそういったニュース記事や解説記事は他のサイトで十分に世の中のニーズが満たされており、ナイルの価値が発揮できないと考えているからです。
会社を代表するメディアとして、間違ったことは絶対に言わない
公開した記事や昔の古い情報が残った用語集記事に対して、情報が誤っているとご指摘をいただくことがあります。こういったときはすぐに謝罪を行い、すぐ修正をした上で「どのように同じ誤ちをしないような体制を作れるか」を検討するようにしています。
これは、おかげさまで今までたくさんの方に読んでいただき、なおかつWeb上でそれなりに露出している責任があるからであり、誤った情報を出し続けることによって読者の皆様が不利益を被ることだけは絶対に避けたいからです。
SEO HACKSブログはできるだけ露出を増やし、PVをかき集めるために運営されているメディアではありません。数字を追い求めた結果「絶対に出してはいけない記事例」のような物を出してしまえば、読者も、顧客も離れ、長年積み上げてきた努力も水の泡となります。
アイキャッチ、見出し、挿入する画像は細部まで気を使う
「目についた記事はスマホでざっと最後まで見た上で面白そうだったら精読をする」
こんな人も少なくないと思います。私も例外ではありません。
SEO HACKSブログを読んで頂くような方は、日々無数の情報に触れており、記事を読んでもらうのはもはや時間の奪い合いとも言えるでしょう。であるからこそ、たとえBtoBの専門的なオウンドメディアであっても、1分でざっくり理解できるように心がけています。
同業界の方々に刺激を与えるような記事を目指す
やはり同業界からのポジティブな拡散は成果の指標として見ていいと考えています。
特に業界に顔が広い方に見てもらい、シェアしてもらえれば読んでほしかった読者の方々に記事が届きやすくなりますし、何よりも同じ業界の人間として、賛同を得られるというのはモチベーションにもなります。
記事を書く際は、そういう方たちにどうやったら刺激を与えられるか。共感してもらえるかをイメージするのも大事でしょう。
(逆に、ひんしゅくを買わないようにすることも大事ですね。)
まとめ:良いコンテンツは、ドキドキする
いろいろと持論をさらけ出してしまいましたが、記事を公開すべきかどうかの最終判断は「自分の心に問いただしてみるべき」だと思っています。
「早くこの力作を読んで欲しい」
「つまらないって言われないかな」
ワクワクしたり、不安になったり、公開前に気分が高揚する記事は絶対にいい記事だと私は思います。それは感情が乗っているからです。
公開前に、何も感情が起きなかったり、「正直公開したくないな」と思うようなら期限を延ばしてもいいからテーマごと変えたほうがいいでしょう。きっとそれはいい記事じゃないから。
次なるSEO HACKSブログ責任者に向けて
私事で恐縮ですが、おそらく今回で自分がSEO HACKSブログの更新は最後になると思います。なので実は今回のブログの裏テーマは今後担当するSEO HACKSブログ責任者に向けてのメッセージでした。
あくまでここで述べた内容は私が思うSEO HACKSブログの運営マインドです。なので、べつに気に入らないなら変えてもらっても構わないし、時代に即して進めてもらえればいいと思います。
(文章が長くなったのでカットしましたが「更新頻度が低い」「オピニオン記事が少ない」「記事がやたら長い」という課題点も残っています。)
ただ、世の中の流れに合わせて数字を取るために更新するのではなく、SEOやSEO HACKSブログはこうあるべきだ。という”美意識”と今までのやり方にとらわれない"柔軟性"を持って取り組んでもらえれば、SEO HACKSブログはもっともっと良くなるかと思います。皆様も今後にぜひ期待していてください。
SEOについてさらに詳しく知りたい方はこの記事も読んでみてください。
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