ランディングページとは?LPの意味と構成、SEOとの相性を解説
主に広告に活用されるランディングページ(LP)は、1ページ完結の縦長のページが多いのが特徴です。
ランディングページは、1ページ完結型ですが、マーケティングの要素が凝縮されたページになっています。
ランディングページの仕組みや作り方を理解できれば、コンバージョンにつながるマーケティングも理解できます。
本記事では、ランディングページを制作するために必要な知識や考え方について、具体例を交えながら解説します。
ランディングページを制作して、商品やサービスのコンバージョンにつなげたいと考えている方は、ぜひ最後までお読みください。
なお、ランディングページを制作して終わりにしない、アフターケアもできるナイルのランディングページ制作サービスでは、ターゲティングから改善まですべてお任せいただけます。
ランディングページについてご質問がある方やサービスについて詳しく知りたい方は、以下のリンクよりお気軽にご相談ください。
目次
ランディングページ(LP)とは?
ランディングページ(Landing Page)とは、直訳で「着地ページ」の意味があり、略して「LP」ともいいます。
ウェブサイトにアクセスしてきたユーザーが、最初に訪れたページのことをいい、主にマーケティング分析で使用します。
また、ユーザーに対して問い合わせや購入を促す、1ページで構成したページ(商品・サービスの広告利用が目的)もランディングページです。
ランディングページ(LP)の種類 | |
分析用語としてのLP | 広告で使うLP |
ウェブサイトにアクセスしてきたユーザーが最初に訪れたページ | 1ページ完結型で縦長のレイアウトのページ |
本記事では、主に広告で使うランディングページ(LP)を紹介します。また、ランディングページとよく間違われるのが、ホームページ(HP)です。
ランディングページ(LP)とホームページ(HP)の違いについて、図と表で説明します。
ランディングページ(LP)とホームページ(HP)との比較 | ||
項目 | ランディングページ | ホームページ |
目的 | CV(コンバージョン)の達成 | サイトによって異なる |
ページ数 | 1ページ | 複数ページ |
特徴 | セールストークに沿った展開 | 種類が豊富 |
SEOの必要性 | なし(効果が出にくい) | あり |
集客方法 | 広告・メールマガジン・SNS | 検索エンジン |
費用の目安 | 数万円~60万円以上まで内容により異なる | 数万円~100万円以上まで内容により異なる |
【図で紹介】ランディングページの例
ランディングページの目的は、コンバージョン(CV)のため、1ページ完結型でほかのページに遷移できない構造になっています。
下図のような構造になっているのが、一般的なランディングページの例です。
ユーザーが求めている内容を1枚のページに集約して、離脱させずコンバージョンまでつなげる仕組みです。
ランディングページでは、テレビショッピングのセールストークのような流れでユーザーをコンバージョンに導き、すでに購買意欲を持っているユーザーに直接訴求することを得意としています。
ランディングページ(LP)の3つのメリット
ランディングページのメリットは、1ページ完結型だからこそのメリットがあります。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
【メリット1】「意図した順に訴求」ができるのでコンバージョンにつなげやすい
ランディングページは1ページ完結型のため、意図した順に訴求し、結果的にコンバージョンにつなげることを目指します。
「商品のベネフィット」「商品のメリット・強み」「ほかのユーザーの声」など、ストーリー形式で順に訴求していくことで読者の離脱を防ぎます。
【例)「この夏は絶対日焼けをしたくない!日焼け止めを購入したい」と購買意欲が高まっているユーザーへのストーリー訴求】
- 「日焼け後のケアをしなくてよい」などの、ユーザーのベネフィット
- 使用して日焼けを防げた、ビフォーアフター写真
- 成分や効果など、スペックの提示
- ほかのユーザーの声(口コミ・レビュー)
- 「○○年連続売上1位」などの信頼性
- 開発者の想いや開発ヒストリーなどのストーリー
- 「期間限定で初回○○%引き」など、今このページで商品を買う理由の提示
- 「満足できない場合の全額返金」などを補足して最後のダメ押し
日焼け止めを購入したいと考えているユーザーに対して、知りたいと思っている商品情報を上記の流れで伝えていくと離脱防止になります。
売りたい商品やサービスを意図した順に訴求すると、コンバージョンにつながりやすいのです。
【メリット2】「ターゲット別に配信」できるので適切なユーザーに訴求しやすい
ターゲットごとに使い分けできるのは、ランディングページのメリットです。
1ページ完結型の作りなので、流入経路ごとに下図のようなターゲット設定をすれば何パターンものLP制作ができます。
ユーザーがランディングページで最初に見るのは、ファーストビューのエリアです。興味を持つかどうかを決めるとても重要な場所になります。
もし、20代女性のユーザーが見たランディングページのファーストビューが、シニア男性の画像だったら、その時点でユーザーは「自分に向けた商品ではない」と判断し、離脱する可能性が高まるでしょう。
20代女性の流入経路のランディングページには、20代女性向けの画像を使用すると「これは自分に向けた商品だ」と判断しやすく離脱防止になります。
ランディングページは、ターゲットごとに制作し訴求することで、コンバージョン率アップに貢献するのです。
\ターゲット設定のヒントになる「ペルソナ」の考え方を解説!/
【メリット3】「1ページ完結型」のスタイルなので効果測定や分析・改善しやすい
1ページ完結型なので、効果の測定や分析・改善しやすいのもメリットです。
ほかのページに遷移しない状況を作るので、訪問者がどのくらいCTAボタンをクリックしているかの反応率を測定しやすくなります。
また、メリット2で紹介したようにターゲットごとに何パターンかランディングページを制作した場合、属性ごとの反応率も測定可能です。
例えば、下図の属性マップのように、分析の結果「髪の悩みがあり、シャンプーを探しているユーザー」で購入率が高いのは、40代女性だったとします。
ここで、20代女性を意識してランディングページの改善に力をいれても、あまり効果はありません。最も反応率の高い属性や訴求を見つけ、改善のサイクルを回すのが勝ちパターンの形です。
このように、分析や改善がしやすいのも、ランディングページの大きな強みといえます。
ランディングページの構成や内容を見直し最適化して、コンバージョンを高めるLPOについても知識を深めていきましょう。
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ランディングページ(LP)を制作する2つの注意点
ランディングページ制作は多くのメリットがありますが、気を付けたい注意点が2つあります。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
【注意点1】コストが増大するため、優先順位を決めなければならない
ランディングページは、1つの商品やサービスに特化したページなので複数の商品やサービスがある場合、それぞれ制作する必要があります。
また、同じ商品であっても対象のターゲットごとに制作することで、コンバージョン率アップを目指せますが制作コストは増えます。
これは、ランディングページの性質が、見込み顧客が抱える課題や悩みを解決すことに特化しているからです。
1ページでは、すべてのサービスや見込み客をカバーしきれません。
限られた制作コストでランディングページを制作する場合には、優先的に売り出したい商品やサービス、一番訴求したいターゲットなどを明確にしましょう。
優先順位をつけて、制作していくのがおすすめです。
【注意点2】情報量が絞られるため、SEOでの検索上位は期待できない
ランディングページでは、SEOでの上位表示を狙うのはかなり難しいのが現状です。
ランディングページは、訪れたユーザーを離脱させないために、最小限の文字数で必要な情報を届けます。その点で、テキストで評価するGoogleとは相性がよくありません。
もちろん、テキスト量が多ければ評価されるという意味ではなく、テキストの中身が重要です。
検索ユーザーにとって、必要な情報が網羅されている記事であればGoogleの評価は高くなります。
しかし、ランディングページは情報を伝えやすくするため、網羅的に情報を扱う訳ではなく、テキストよりも1つの商品やサービスに特化した画像や動画などのビジュアル形式で構成されることも多く、やはりSEOは期待できません。
SEOで検索上位を狙いたいウェブサイトと、ランディングページは別のものと認識しておきましょう。
ランディングページ(LP)制作にかかる費用相場
ランディングページ制作にかかる費用相場は一般的に数万〜数十万円といわれています。
ランディングページを制作する工程は複数あり、外注する場合にどの工程を依頼するかで費用が変わってくるので、大きな幅があるのです。
また、依頼先によっても費用相場は変わります。下表を参考にしてください。
ランディングページ(LP)制作にかかる費用相場 | ||
依頼先 | 依頼する工程の例 | 費用相場 |
フリーランス・個人事業主 | デザイン・コーディング | ~10万円 |
中小規模のウェブ制作会社 | 構成案作成・デザイン・コーディング | ~30万円 |
中小規模のウェブ制作会社 | 競合調査・ライティング構成案作成・デザイン・コーディング・公開 | ~60万円 |
中小規模または大手のウェブ制作会社 | 競合調査・ライティング構成案作成・デザイン・コーディング・公開運用・LPOコンサルティング | 60万円~ |
「競合のリサーチから」「デザインから」など、あらかじめ依頼する範囲を明確にしましょう。
ナイルのランディングページ制作サービスでは、貴社サービスの理解〜集客支援まで対応可能です。
「どのような流れで作成すればいいかわからない」場合や、「改善までサポートして欲しい」とご希望の方へ迅速に対応いたします。
まずは、貴社が獲得したいコンバージョンをヒアリングし、費用についてもご提示させていただきます。
「作るだけでは終わらない!公開後の改善までサポート」のナイルにぜひお問い合わせください。
ナイルのランディングページ制作サービスで、LPのお悩みを解決します。
ランディングページ(LP)を制作する6ステップ
ここからは、ランディングページを制作するステップを6つに分けて紹介します。
特に、ステップ1「LPの目的とターゲットを決める」が重要です。ターゲットがずれてしまっては、コンバージョンという目的を果たせません。
それぞれ、ステップごとに詳しく見ていきましょう。
【ステップ1】LPの「目的とターゲット」を決める
まずは、制作の目的とターゲットを決めます。
ランディングページのコンバージョンを定義し、ターゲットを明確にしないと制作は進みません。「認知」や「購入」「資料請求」など、何を目的とするかを決めましょう。
また、訴求内容のずれを防ぐために、コンバージョンして欲しいターゲットは誰なのか「ペルソナ」もしっかり決定します。
例えば、高額な商品を売っている場合はランディングページでひたすら良さを伝えても、突発的に購入してくれる可能性はあまり期待できません。
まず、「資料請求をしてもらう」ことをコンバージョンとして定義することで、資料請求から得られたユーザー情報をもとに営業活動ができます。
売りたい商品やサービスの特徴を把握して、コンバージョンの定義やターゲットを決めましょう。
【ステップ2】自社商品の「検索キーワード」を調べる
対象となる商品やサービスが、どのようなキーワードと関連して検索されているのか確認しましょう。
検索ボリュームの多いキーワードが、市場における高いニーズであると考えられるからです。
例えば、自社商品が「枕」だとすれば、「枕」というキーワードを調査すれば、それに付随して「肩こり」「選び方」「快眠」「おすすめ」「オーダーメイド」などが関連キーワードであることがわかります。
キーワードを調べると、市場ニーズが把握できます。
【ステップ3】LP制作前に「3段階の構成」を作成する
次に、ランディングページの構成を作成します。
一般的なランディングページの構成は、下図のような構造です。
ファーストビュー
ファーストビューは、最初にユーザーの目に入るエリアで、ユーザーが興味を持つかどうかを決める大切な場所です。
「【メリット2】「ターゲット別に配信」できるので適切なユーザーに訴求しやすい」で解説したように、ターゲットとなる読者を惹きつけるキャッチコピーや画像を持ってきて、離脱を防ぐ必要があります。
ボディ
商品やサービスを利用するメリットなどを具体的に説明し、ユーザーが得られるベネフィットを明確にします。
ほかのユーザーが、どう感じているかがわかる口コミなどを記載しましょう。
ユーザーは、欲しいと思った商品のレビューを見たくなります。ほかのサイトにレビューを見に行かなくてもランディングページで完結できるようにしておくと、離脱防止に効果的です。
それ以外にも、「テレビや雑誌で紹介された」「○○賞を受賞した」など信頼を得られる情報があれば、積極的に掲載しましょう。
クロージング
クロージングは、アクションを起こしてもらうための導線となる場所です。
【クロージングへの導線】
- 今買わなければいけない理由:「〇月末までキャンペーン中」など
- このサイトで買う理由:「当サイトからの申込みに限り初回〇%OFF」など
最後に、ダメ押しで「効果がなければ全額返金」といった保証を最後に補足すると、アクションを起こしてくれやすくなります。
より詳しいランディングページの構成の作り方を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
【ステップ4】「ターゲット向けデザイン」を決める
ランディングページの下記デザインは、設定したターゲットに合わせて考えましょう。
【ターゲットに合わせたデザイン項目】
- 写真のビジュアル
- 文字サイズ
- フォント
- 色合い
など
自社の目線ではなく「ターゲットが魅力的と感じるか」を考え、デザインを決めていきます。
例えば、化粧品のランディングページで「希少性の高い原料を使っている」ことをユーザーに知ってほしいケースです。
しかし、ユーザーは「希少性の高い原料を使っている化粧品」を探している訳ではなく「効果の高い化粧品」を知りたいと思っています。
ターゲットが魅力を感じる、欲しい情報を先に見せましょう。
【ファーストビューで見せる写真の例】
- NGの例:希少性の高い原料の写真を見せる
- OKの例:化粧品の効果がわかるような写真を見せる
また、他社のランディングページをリサーチ・分析して差別化を図ったり、良い部分を取り入れたりするのも大切です。
ターゲットが求めるものはなにかを考えながら、デザインを決めていきましょう。
【ステップ5】「セールスライティング」を実施する
セールスライティングとは、「売ること」すなわちコンバージョンを目的にしています。
ここでいうコンバージョンは、直接商品を売る以外の資料請求やお問い合せなどです。
セールスライティングでは、テレビショッピングの流れのようにある程度決まった型があります。
【セールスライティングの型の例】
- PASONAの法則
- PREPの法則
- BEAFの法則
ターゲットにサービスを購入した先の未来をイメージしてもらえるように、ベネフィットを必ず提示しましょう。
商品のスペックを紹介したくなりますが、商品スペックとベネフィットは同じではありません。
例えば、売りたい商品が「連続10時間使えるバッテリーを搭載したタブレット」の場合、「大容量バッテリー搭載」は商品スペックです。
ユーザーにとってのベネフィットは、「1度の充電で連続10時間動画視聴可能」などの結果となります。
大容量バッテリーが搭載されていることで実現する未来が、ユーザーにとってのベネフィットになると覚えておきましょう。
セールスライティングの型を活用しながら、ユーザーにとってのベネフィットをしっかりと提示します。
【ステップ6】公開後「複数端末で画面確認」をする
最後に、ウェブぺージの機能を実装します。
デザインやキャッチコピー、セールスライティングが終わったら実際にブラウザで見られるようにコーディングと呼ばれる作業を行います。
ランディングページを見るユーザーは、パソコンから見ているとは限りません。パソコンとスマートフォン、タブレットでは、表示される画面の大きさが異なります。
そのため、いろいろな端末で正しく表示されるか確認が必要です。
ランディングページは、通勤時間や休憩中など隙間時間にスマートフォンで見るユーザーも多くいます。
スマートフォンで見たとき、ファーストビューで必要な情報が伝えられているかしっかり確かめましょう。
ウェブページの機能を実装した後には、必ず複数の端末で見え方の確認をしてください。
ランディングページ(LP)制作で重要な4つのポイント
ランディングページを制作する上で、重要なポイントを4つ紹介します。
特に、1つ目の「ベネフィットを伝える」は、先ほどの「【ステップ5】「セールスライティング」を実施する」でもお伝えしたとおり重要なポイントです。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
【ポイント1】メリットだけではなく「ベネフィット」も伝える
ベネフィットとは、ユーザーが商品やサービスを購入することで得られるメリットです。
ユーザーは、そのサービスを利用すると、自分がどう変わるのかが知りたいと考えています。
商品の機能性やメリットに加えて、未来をイメージできるように制作することで、購買意欲を高められます。
例えば、「マッサージガン」が商品だとすると、「1分間に3,000回の振動」がスペックです。
1分間に3,000回振動することで、肩こりが解消され「整体に行かなくても大丈夫になる」はユーザーにとってのベネフィットです。
このようにスペックに対して結果があり、その先にベネフィットがあります。
【「マッサージガン」の例】
スペック:1分間に3,000回の振動
↓
体験:肩こりが解消
↓
ベネフィット:整体にいかなくてよい
ランディングページでは、メリットだけではなく一緒にベネフィットも伝えるようにしましょう。
【ポイント2】ユーザー心理を考えた「ストーリー展開」をする
ユーザー心理に合わせてストーリーを展開し、共感してもらいましょう。
なぜなら、人はみなストーリーに引き寄せられるからです。ランディングページを読み進めたユーザーは、セールスライティングの型によって、サービスや商品に興味を持ちます。
クロージングする前に「商品のストーリー」や「開発者の想い」を展開して、ダメ押しをします。ユーザーは、買い物で失敗したくありません。そこで、ストーリーの出番です。
【「商品のストーリー」を見て抱くユーザー心理】
- 「商品を紹介している人は嘘をついてなさそう」
- 「普段から良い商品を紹介していて信用できる人だ」
このように感じ取ってくれれば、「信頼できるところで購入しよう」「同じような商品なら共感できるところで買おう」と考えてくれます。
例えば、子ども用の栄養補助食品のランディングページを制作したとします。「開発者の子どもは食が細く、栄養不足が心配だったので、子どもに安心して与えられる栄養補助食品を作った」が、ストーリーです。
もし読者が、「子どもの栄養不足に悩んでいる親」で「子どもに安心して与えられる栄養補助食品を探している」としたら、どうでしょうか。
開発者も同じように悩んでいたと知ることで共感が生まれ、この商品にしてみようと考えるはずです。
ランディングページでは、流れに沿ってユーザーが商品に興味を持ったところで「ストーリー」で訴求します。ランディングページの流れにそって、適切な場所で「ストーリー」を展開してください。
【ポイント3】「A/Bテスト」を実施して費用対効果を比較する
A/Bテストを実施して、費用対効果を比較するのも重要な分析です。
1つのランディングページをAパターン・Bパターンの2つ作成し、どちらが効果が高いかを比較します。
1ページで構成されるランディングページは、修正しやすく複数パターンを作成できることから、A/Bテストを実施しやすいのが特徴です。
特に、キャッチコピーとオファーの部分は、変更すると大きく影響が現れます。
効果をわかりやすくするため、どちらも一度に変更せず、まずはキャッチコピーだけA/Bパターン用意するなどして反応率を計測しましょう。
【例)クレンジングシートのキャッチコピーに悩んだ場合】
A. 『まるで洗顔後のような素肌』
B. 『毎日、つるるん素肌』
※2つのキャッチコピーをA/Bテストすれば、効果が高いほうに決定できます。
また最初にランディングページを作るときだけではなく、商品によっては季節などでA/Bテストを実施したほうが良い場合もあります。
ただA/Bテストするのではなく、仮説を立てて検証していくと改善点が明確になるので、ぜひ試してみてください。
【ポイント4】CTA設置で「ユーザーアクション」につなげる
最後に重要なのは、実際にユーザーのアクションにつなげることです。
ランディングページを制作して、商品の良さを伝え、ユーザーのベネフィットを提案して終わりではありません。
ユーザーのアクションにつなげるためには、オファーの配置やマイクロコピーにも気を配る必要があります。
【ユーザーのアクションを促す対策】
- コンバージョンにつながるボタン(購入やお問い合せ)はどこに配置するか
- ボタンや問い合わせフォームなどに仕様するマイクロコピーは適切であるか
ボタンの配置については、上中下の3か所に設置や、スクロールしても常に表示されるフローティングボタンがおすすめです。
例えば、明確な購入意思をもってランディングページを訪れたユーザーは、キャッチコピー周辺のボタンをクリックします。
もう購入すると決めている場合、最後まで読まない可能性が高いので販売機会を逃さないボタン配置が重要です。
また、ボタン近くに添えるマイクロコピー(=短い文章)もユーザーが安心してアクションできるポイントになります。
申し込みボタンの下に「キャンセルできます」などの安心できるマイクロコピーを添えることで、ユーザーの購入に対する不安は解消され、申し込みへのハードルが下がります。
ユーザーのアクションにつなげるためには、コンバージョンにつながる適切なボタン配置とマイクロコピーの工夫も大事です。
ランディングページ(LP)の制作事例
「【ステップ4】「ターゲット向けデザイン」を決める」で解説したように、競合他社のランディングページを分析して差別化を図ることも必要です。
ランディングページ制作の参考になる、事例のまとめサイトを紹介します。
ぜひ、ランディングページの制作事例を見て、良いところを取り入れたり、差別化を図ったりしましょう。
よくあるランディングページ(LP)制作の失敗原因と対策
せっかく制作したランディングページで成果がでないと、制作した意味がありません。
そこで、ランディングページ制作におけるよくある失敗の原因と対策を紹介します。ランディングページの制作に失敗するのは、以下のようなケースです。
【原因1】「ターゲット」が定まっていない(属性の理解不足)
ランディングページでは、一人のターゲットにつき1ページを使って訴求をします。
そのため、ターゲットが定まっていない場合、誰にも訴求出来ない状態になってしまう点に注意しなければなりません。
例えば、男女兼用の商品であっても男性と女性では訴求ポイントが違う可能性があります。
男性へのアプローチ、女性へのアプローチにそれぞれターゲットを絞ってランディングページを制作するのがおすすめです。
予算の関係上、2つ制作出来ない場合でもより訴求したい属性に合わせて制作するようにしましょう。
ターゲットを広げた状態で制作してしまうと、誰にも刺さらない訴求になってしまいます。
【原因2】「コンバージョンポイント」までに必要な情報がない
ランディングページは、縦に長い1ページです。
ユーザーによっては、最後まで読む前に購入を決める人もいるでしょう。そうしたときにコンバージョンポイントが一番下にしかなかった場合どうでしょうか。
長いページを最後までスクロールして、購入してくれるとは限りません。
ユーザーが最後までスクロールしなくても、購入できるようにコンバージョンポイントはページ内に複数箇所設けるようにしましょう。
また、ユーザーは知りたい情報がなければ、ほかのページに移動してしまう可能性があります。
コンバージョンポイントにたどり着くまで、離脱が起きないように必要な情報をしっかりと盛り込んでください。
【原因3】購買意欲を掻き立てる「ビジュアルや見出し」がない
購買意欲をそそるビジュアルや見出しにするためには「ランディングページ(LP)制作で重要な4つのポイント」で解説した、ベネフィットやストーリーが大切です。
商品の良さをアピールしたいために、ついスペックの紹介になってしまう可能性があります。
ターゲットが求めているニーズをしっかり考え、スペックではなくベネフィットを伝えるようにしてください。
ビジュアルについても、こちらが伝えたい内容にするのではなく、ユーザーのニーズに合わせることを意識してみましょう。
【原因4】ランディングページの「メッセージ」に一貫性がない
ランディングページは、縦長の長いページになることも多いです。
そのため、書くメッセージがブレることもありますが、ページ内でのメッセージに一貫性がないとユーザーは疑問を感じてコンバージョンまでたどり着きません。
例えば、歯科医院のホワイトニングのランディングページを制作したとします。
歯科医院でしか出来ない内容のホワイトニングを紹介しているにもかかわらず、「セルフケアでも白い歯は目指せます」とかいてあった場合どうでしょうか。
ユーザーはセルフケアでできる商品を探しに、ほかのページに遷移してしまいます。
仮にセルフケアの話を出すのであれば、セルフケアのメリットだけでなく「デメリット」にもしっかりふれたうえで、歯科医院のホワイトニングに着地させる必要があります。
このように、ページ内でメッセージに一貫性がないと、読者は離脱してしまうと覚えておきましょう。
ランディングページの性質を理解して制作しよう
ランディングページは縦長の1ページで、ユーザーに一気に読み進めてもらいコンバージョンしてもらう訴求力の高い広告です。
効果的に活用すれば、コンバージョン率を高めることは可能でしょう。
とはいえ、ランディングページを作るには、マーケティングからデザイン、セールスライティングとさまざまな知識が必要です。
「ランディングページは、作るのに時間がかかりそうで手を出しにくい」「社内のデザイナーのリソースが足りない」など制作にお悩みの方は、制作のプロに任せると効率よくターゲットに訴求することができます。
ナイルの「ランディングページ制作サービス」は、下記のプロセスで貴社の商品サービスイメージに合った効果的なランディングページに仕上げます。
- ターゲティング
- 情報設計
- デザイン
- 公開後の改善
相談は無料ですので、ぜひ下記よりお気軽にお問い合わせください。
コンバージョン貢献するランディングページを制作します
貴社サービスの徹底的な理解とユーザーニーズの調査を行い、コンバージョンを生み出すランディングページ(LP)を作成いたします。ナイルでは、定量・定性調査を行い、根拠となるデータを活用し、LP制作を行います。LP制作やサービスについてご質問がありましたら、お気軽に無料相談をお申し込みください。
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