meta keywords(メタキーワード)過去の使われ方から学ぶ不要になった背景
ページのアップ作業を行っていると、titleタグやmeta descriptionなどの設定は忘れないと思いますが、meta keywords(メタキーワード)に関しては入れた方がいいのか迷うことも多いのではないでしょうか。
結論、Googleの検索エンジンを念頭に置く場合は、検索エンジンに無視されるため、meta keywordsの設定は不要になります。
今回は、meta keywordsの意味や、meta keywordsが不要になった背景を紹介します。
目次
meta keywords(メタキーワード)とは
meta keywords(以降メタキーワード)とは、HTMLの〈head〉タグ内に記述するメタ情報の1つです。ページ情報がどのようなキーワードに関連しているのかを検索エンジンに対し伝える役割を持っています。
メタキーワードのSEO効果
2000年代中頃までは、メタキーワードに平均3~5個のキーワードを記述することが推奨されていました。これは「検索エンジンはメタキーワードを参考に、ページの内容とキーワードの関連性を判断しているのではないか?」という仮説に基づく対応でした。
しかし、2009年のGoogle公式ブログで、ランキング要素としてメタキーワードを用いていないことが明言されました。また、現在でもGoogleがサポートするメタタグに、メタキーワードは含まれていません。そのため、メタキーワードを入れることによるSEO上の効果はないと考えて良いでしょう。
なお、メタキーワードは、Googleがサポートするメタタグの一覧には含まれていません。これはメタキーワードを記述したとしても、Googleのクローラーからは無視されるという意味になります。
参考:Google がサポートしている特別なタグ - Search Console ヘルプ
参考:Googleはウェブランキングでキーワードメタタグを使用していません
背景:メタキーワードがランキング要因ではなくなった理由
2000年代初頭、検索エンジンが今ほど優れていない時代には、メタキーワードがクローラーにとってページ理解の一助となっていました。ただ、一部のウェブマスターたちがそのことを悪用し、メタキーワードに狙いたいキーワードを詰め込み、上位表示させる使われ方をしていたことや、検索エンジンの性能向上もあり、メタキーワードは重視されなくなりました。
また、Googleはこうした「やればやるだけ効果がある」といったものを、ランキング要因にするとも考えにくく、順位要因になることは今後もないと言っていいでしょう。
とはいえ、メタキーワードが気になる人へ
そうはいっても、昔の感覚が残っていて、メタキーワードを入れないのは不安だという人もいるでしょう。メタキーワードを入れても順位にプラスになりませんが、逆にマイナスの影響を受けることもありません。ですから、メタキーワードを消すのが面倒だったり、不安だったりする場合は、そのまま残しておいても問題ありません。
しかし、新規でメタキーワードを追加するのはオススメしません。メタキーワードを設定するその時間を使って、コンテンツのブラッシュアップやその他の作業をぜひ行ってください。
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メタキーワードの書き方
新たにメタキーワードを設定する必要はないですが、知識として知りたいという方向けに、メタキーワードの書き方をお伝えします。
メタキーワードはHTMLファイルの<head>タグ内に記述します。
<head>
<meta name=”keywords” content=”キーワードA,キーワードB,キーワードC”/>
</head>
上記のように、ページに関連するキーワードをダブルコーテーション内に記述してください。また、キーワードが複数ある場合にはカンマでつなぎましょう。
例えば、この記事では、「メタキーワード」「meta keywords」「メタ」「SEO」のキーワードが検索キーワードに該当すると考えられるので、
<head>
<meta name=”keywords” content=”メタキーワード,meta keywords,メタ,SEO/>
</head>
となります。
まとめ
ここまでメタキーワードについて解説してきましたが、Googleの検索エンジンが無視することを考えると、やはりメタキーワードの記述に時間を割かない方が良いと思います。
なお、設定したとしても検索順位を下げるものではなく、無視されるだけなので、SEO以外の用途がある場合は、堂々とメタキーワードを使用して下さい。
最後にメタキーワードのポイントをまとめます。
- メタキーワードは、HTMLファイルのタグ内に記述するメタ情報の1つ
- 以前は、ページ情報がどのようなキーワードと関係しているのかをクローラーに対し伝える役割を持っていた
- ブラックハット的な使用により、現在はGoogleの非サポートのメタタグとなり、SEO的な効果はない
メタキーワードの設定に当てていた時間が浮いた!という方は
こちらの記事を参考に、その他の改善をしてみてください!
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