SEOキーワードの入れ方は?検索上位が狙えるコツや設定場所を解説

SEOキーワードとは、Googleの検索結果で上位表示させたいキーワードであり、ユーザーが検索エンジンで入力する単語やフレーズ(検索クエリ)のことを指します。
このSEOキーワードは、ただ記事内に入れておけばいいわけではなく、入れ方によって検索順位が大きく変動する可能性があります。
また、SEOキーワードの選定方法も重要です。
この記事では、SEOキーワードの効果的な入れ方や、キーワードの適切な選定方法などを解説します。
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この記事のまとめ
- SEOキーワードの入れ方次第で検索順位は大きく変動するため、コツをつかんでおくことが重要
- 記事内のSEOキーワードは、文章として自然に読める範囲で盛り込む
- 自サイトの流入数に大きく関わるため、キーワード選定は充分なリサーチを経てから行う
目次
SEOキーワードの入れ方が重要な理由
SEOキーワードは、入れ方次第で検索順位が大きく変動します。
Googleは、検索上位表示に値するコンテンツかどうかを判断するにあたり、そのコンテンツが見出しから内容に至るまで高品質なものであるかを重視します。
例えば、「東京 レストラン」の検索ボリュームが多いからといって、まったく異なるテーマのコンテンツに「東京 レストラン」のキーワードを散りばめるのはやめましょう。
このようなことをした場合、記事内容とSEOキーワードに一貫性がないと判断され、検索上位表示が叶わないことはもちろん、悪質なSEOの手口であるブラックハットSEOを行っているという疑いで検索エンジンからペナルティを受けるリスクもあります。
検索エンジンによる高評価を目指すなら、コンテンツ内容と合致したSEOキーワードを適切に入れていくことが大切です。
Googleによるコンテンツの評価ポイント
Googleがコンテンツを評価するための基準をまとめたものに、「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」(以下、スターターガイド)があります。
このスターターガイドによると、コンテンツの内容は「文章が読みやすく、よく整理されていること」「コンテンツに独自性があること」「コンテンツが最新であること」「コンテンツが有用で信頼性が高くユーザーを第一に考えていること」などが評価ポイントとして挙げられています。
また、「ユーザーの検索キーワードを予測する」ことも重要なポイントです。
ユーザーが何らかの課題を解決したかったり、欲しい情報があったりした場合に、どのようなキーワードで検索するのかを予測し、それらのキーワードに沿ったコンテンツを制作することが重要であるとGoogleは言及しています。
このようにGoogleが公式に検索キーワードの重要性を示していることからも、SEOキーワードは適切に取り扱うべきであることがわかります。
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Googleに評価されやすいSEOキーワードの入れ方
SEOキーワードは闇雲に入れればいいわけではありません。
Googleのスターターガイドにも、「同じ言葉を何度も繰り返すことは(多少変化を持たせても)ユーザーをうんざりさせてしまう」と書かれており、「キーワードの乱用はGoogleのスパムに関するポリシーに違反することにもなる」と注意を促しています。
では、どのようにSEOキーワードを入れると、Googleに評価されやすいのでしょうか。
ここでは、SEOキーワードの入れ方を、5つに分けて解説します。
<Googleに評価されやすいSEOキーワードの入れ方>
SEOキーワードを文頭に配置する
SEOキーワードは、できるだけ文頭に配置しましょう。
文頭に配置する理由は、そのコンテンツにとって重要度が高いキーワードであると、Googleに判断される可能性が高いからです。
また、ユーザーがコンテンツを閲覧した際に、真っ先に目に入る「タイトル」や「見出し」については、特にキーワードを文頭に置くことを意識しましょう。
キーワードを文頭に配置すると、ユーザーにも検索意図に沿ったコンテンツであると判断してもらうことができ、Webサイトの読了率や回遊率が高まるなどの好影響が期待できます。
SEOキーワードは、狙っているキーワードと同じ順番で記載する
複数のSEOキーワードを配置する際は、狙っているキーワードとなるべく同じ順番で記載することも大切です。
例えば、「東京 IT」の検索結果に上位表示したいのであれば、コンテンツ内のタイトルや見出しも「東京 IT」の順番でキーワードを入れ込みましょう。
もし「IT 東京」のように順番を反対にしてしまうと、「東京 IT」の検索結果に上位表示されにくくなってしまいます。
一見すると、順番を逆にしても内容に変わりはないように思えますが、SEO上は大きな違いがあるのです。
SEOキーワードを設定する際は、ユーザーの立場に立って「どのような単語の組み合わせと順番で検索するのか」を慎重に検討してください。
記事の半分以上の見出しにSEOキーワードを入れる
コンテンツ制作において重要な要素のひとつが「見出し」です。
SEOの観点でも、見出しにSEOキーワードが入っているかどうかは大きなポイントとなります。
具体的には、SEOキーワードはコンテンツ内の見出しの半分以上に入れることが望ましい、とされています。
見出しにキーワードが頻出すると、そのコンテンツがSEOキーワードに強く関連した内容であるとGoogleに判断されやすくなるのが、その理由です。
各htmlタグに適切な量のSEOキーワードを入れる
コンテンツを制作する際は、各htmlタグにもSEOキーワードを入れましょう。
なお、それぞれのタグによって、キーワードを入れ込む重要度は変わっていきます。
SEOキーワードを入れるべきhtmlタグの優先度については後述します。
本文では自然な形でSEOキーワードを使用する
本文中は、それほど意識してSEOキーワードを入れる必要はありません。
SEOキーワードのテーマに沿って執筆する中で、自然な形でSEOキーワードを使用できればそれで十分です。
本文中にSEOキーワードを無理やり入れ込むと、Googleからは不自然だと判定されて、むしろSEOとしてマイナスに働くおそれもあるので注意しましょう。
SEOキーワードを入れる場所と効果的な入れ方
SEOキーワードは、文中のどの場所に入れても同等に評価されるわけではありません。
検索上位の表示で重視されるのは、コンテンツのタイトルと、大見出しにあたるh1タグです。
続いて、h2やh3といった見出し、最後に本文が重要となります。
なお、Webサイトの解説文として検索結果画面に表示されるメタディスクリプションについても、SEOキーワードは入れておくべきだといえます。
その理由は、検索エンジンに対するSEOのためだけでなく、検索結果を見たユーザーのクリック数に関わるからです。
ここでは、タイトルタグやメタディスクリプション、h1タグなど、それぞれの場所でどのようにSEOキーワードを入れていくべきか具体的に見ていきましょう。
<SEOキーワードを入れる場所と効果的な入れ方>
「タイトルタグ」へのSEOキーワードの入れ方
タイトルはユーザーの検索意図を反映したものでなければ、クリックしてもらえません。
大切なのは、どんな内容のページなのかがわかるように、「具体的なタイトル」をつけること。
特に、数字や【】などの強調記号を盛り込むとクリックされやすくなります。
また、検索結果に表示される文字数に合わせ、タイトルは25~30文字程度に収めることも重要です。
それ以上に長いタイトルは、検索結果画面で後半部分が「...」と省略されて表示されるため、ユーザーファーストとはいえません。
また、SEOキーワードをタイトルの後半に入れるとユーザーの目にとまりにくくなるだけでなく、せっかく設定したSEOキーワードが検索結果に表示されないおそれがあります。
タイトルにSEOキーワードを入れる際は、必ず前半に配置するようにしましょう。
<参考記事>
SEOに効果的なタイトルの付け方6つのポイント
「メタディスクリプション」へのSEOキーワードの入れ方
メタディスクリプションは、検索結果のページでタイトルの下に表示されるテキストで、そのWebページがどんな内容なのかを表す、一種の説明書きのようなものです。
<メタディスクリプションの位置>
メタディスクリプションについてもタイトル同様、重要なキーワードは必ず文言の前半に入れましょう。
内容については、どんなページなのかをわかりやすく端的に説明することが重要です。
また、メタディスクリプションは、PCの画面で120文字前後、スマートフォンの場合は50文字前後で表示されます。
そのため、アクセス解析ツールなどで、そのキーワードの閲覧に使われているデバイスを調査し、より多く使用されているデバイスに合わせて文字数を設定することもおすすめです。
なお、必ずしもメタディスクリプションの内容が、そのまま検索結果画面に表示されるとは限りません。
リードや本文の文頭がメタディスクリプションとして表示されることもあります。
いずれにせよ、検索エンジンはWebサイトをクロールしてページの内容を理解する際に、メタディスクリプションの情報もヒントにしていることに変わりはありません。
<検索エンジンによるクロールの役割>
<参考記事>
クローラーとは?意味や役割を検索エンジンの仕組みとともに解説!SEO対策も!
「h1タグ」へのSEOキーワードの入れ方
h1タグとは、ページ全体の大見出しのことです。
Googleは、このh1タグに書かれた内容を見て、「そのページが何について書かれたものなのか」を判断し、どのキーワードの検索結果に表示するかを決める材料にします。
そのため、h1タグはSEOキーワードを入れたタイトルタグと同様のものにしておきましょう。
h1タグとタイトルを同様にすることは、ユーザビリティの観点でも有効です。
ユーザーは検索をする際に「このWebサイトなら課題を解決できる」と期待できるタイトルのページをクリックしています。
もし、h1タグがタイトルと異なっていると、ユーザーは「このページは期待しているものではなかった」と判断してしまうかもしれません。
しかしh1タグがタイトルと同様のものであれば、ユーザーの期待を裏切らず、早期の離脱を防ぐこともできます。
「見出し(h2~h6タグ)」へのSEOキーワードの入れ方
h2やh3、h4といった「hタグ」は本文中の見出しを表すhtmlタグです。
これらの見出しタグにSEOキーワードを入れるのも、SEOの基本となります。
なぜなら、各見出しはその後に続く本文を完結にまとめた文言であり、Googleは見出しを見て「その段落、ひいてはそのページに何が書かれているのか」を判断するからです。
特にh2については、できるだけSEOキーワードを盛り込むことをおすすめします。
<h2の例>
見出しにはユーザーの関心を引く効果もあるため、検索意図に合った見出しを考えることも重要です。
ただし、本文の内容にそぐわないキーワードをh2に盛り込むことは控えましょう。
Googleは、見出しに続く本文もチェックしているため、見出しと本文の内容が合っていないと不自然でユーザビリティに欠けていると判断される可能性があります。
なお、h1タグとは異なり、h2以降のタグについては、SEOキーワードの位置に強くこだわる必要はありません。
日本語として自然な文章になっていることを重視し、ユーザーの役に立つ見出しにしていきましょう。
「本文」へのSEOキーワードの入れ方
SEOキーワードは本文にも入れるべきではありますが、原稿作成時はキーワードを強く意識する必要はありません。
本文はSEOキーワードにもとづいて作成されるため、強く意識しなくてもキーワードは自然と出現してきます。
なお、本文中におけるSEOキーワードは、位置よりも出現率のほうが重要といえます。
出現率の高いキーワードは、そのコンテンツの主題であるとGoogleが判断し、検索順位に好影響を与えるためです。
また、本文におけるSEOキーワードの出現率は、具体的には全体の3%以内が適切とされています。
「ファンキーレイティング」というツールを活用すると、キーワードの出現率を調べられるため、本文内のキーワードの数が気になったら確認してみましょう。
「アンカーテキスト」へのSEOキーワードの入れ方
アンカーテキストとは、画面上に青色で表示される、他のWebページへのリンクが設定されたテキストのことです。
アンカーテキストは自サイト内のページに誘導する「内部リンク」と、外部サイトに遷移する「外部リンク」の2種類があり、特に内部リンクはユーザーのWebサイト内の回遊を促し、SEOとしても効果が見込まれます。
キーワード対策を行っている記事ページへのアンカーテキストを設置すると、Googleもその記事ページの対策キーワードを認知し、検索順位に好影響を与えます。
他ページへのリンクを貼っても不自然ではないテキストが記事内にあったら、積極的に内部リンクを入れていきましょう。
「alt属性」へのSEOキーワードの入れ方
Webページ内に設置した画像には、alt属性というテキスト情報が含まれています。
GoogleはWebサイトに使用されている画像の意味や目的を、はっきりとは認識できていませんが、alt属性にテキストが入力されていると、「この画像にはこのような意味と目的がある」と判別できるようになります。
<見本:alt属性の役割>
Webページ内で画像を掲載する際、alt属性にキーワードを入力しても不自然でない場合は、積極的にキーワードを入れていきましょう。
SEOキーワードを入れるときのポイント
見出しや本文にSEOキーワードを入れる際には、注意しておくべき点がいくつかあります。
ここでは、SEOキーワードを入れるときに押さえておくべきポイントを解説します。
<SEOキーワードを入れるときのポイント>
共起語・サジェストキーワードを意識して盛り込む
「共起語」とは、特定のキーワードといっしょに使用される機会が多い言葉のことです。
例えば、「東京 レストラン」というキーワードで検索上位に表示されるコンテンツの中に、「予約」といったキーワードが頻出していれば、それが共起語となります。
日本語として不自然でない流れであれば、それらの共起語は積極的に記事に取り入れていきましょう。
なお、共起語を調べる際、検索上位のWebサイトすべてに目を通すのは一苦労です。
そこで「共起語検索」などのツールを使うと、簡単にSEOキーワードの共起語を抽出できます。
また、共起語のほかに「サジェストキーワード」を盛り込むことも意識しましょう。
サジェストキーワードとは、ユーザーが検索エンジンにメインキーワードを入力した際、いっしょに検索することのある言葉の候補のことです。
サジェストキーワードをコンテンツに盛り込むと、ユーザーがそのサジェストキーワードを含めて検索した場合でも、検索の上位に表示される確率が高まります。
ただし、共起語やサジェストキーワードは、やみくもに詰め込むことは禁物です。
盛り込むことばかりを意識しすぎると、コンテンツが読みにくくなったり、テーマが曖昧になったりしてしまいます。
あくまで、ユーザーのニーズを満たすことを最優先とし、共起語やサジェストキーワードは日本語として不自然にならない程度に入れていきましょう。
<参考記事>
【マーケターが厳選】サジェストキーワードツールおすすめ8選!無料・有料別に活用方法を紹介
ユーザーファーストを意識する
コンテンツ内にキーワードを盛り込むことは大事ですが、SEOを意識しすぎるのはあまり良い傾向とはいえません。
検索結果の上位に表示されることばかりを優先してしまうと、結果として読みづらいコンテンツになり、ユーザーに満足してもらえないおそれがあります。
SEOは、検索エンジンだけに対策を行うのではなく、ユーザーファーストのコンテンツづくりを意識することが重要なポイントです。
ユーザーのニーズを満たすことを第一優先とし、結果的に検索エンジンにも高く評価されるコンテンツが理想のかたちといえるでしょう。
なお、コンテンツ制作専任のチームを有しているナイルには、豊富な制作実績があります。
高品質なコンテンツの制作が必要でしたら、ぜひナイルへお声がけください。
効果的なSEOキーワードを選定する方法
ここまで解説してきたようにSEOキーワードの入れ方は重要ですが、どのようなSEOキーワードを活用するか、その選定方法も押さえるべきポイントとなります。
なぜなら、同じ内容のコンテンツであっても、選ぶSEOキーワードによって流入数が大きく変わることもあるからです。
SEOキーワードを選定する際は、ユーザーがどのような言葉で検索するかを熟考した上で決めていきましょう。
ここでは、SEOキーワードの選定方法をステップ方式で紹介します。
<効果的なSEOキーワードを選定する方法>
<参考記事>
【初心者向け】キーワード選定とは?SEOマーケターがノウハウを伝授
ステップ1 ペルソナとカスタマージャーニーマップを作成する
キーワード選定の前に、まずは「ペルソナ」と「カスタマージャーニーマップ」を作成します。
ペルソナは、自サイトの想定ユーザーのことを指し、年代や性別、生活スタイル、行動パターンなど、できるだけ詳細に人物設定を行うことがポイントです。
<ペルソナの例>
また、ペルソナが自サイトに訪れた際に、想定される行動を可視化したものを、カスタマージャーニーマップといいます。
カスタマージャーニーマップを作成する際には、設定したペルソナの目線に立ち、ユーザーの心理や行動を具体的に深堀することが重要となります。
<カスタマージャーニーマップの例>
ステップ2 メインキーワードの選定と掛け合わせキーワードを洗い出す
ペルソナとカスタマージャーニーマップを作成したら、いよいよユーザーの検索キーワードを選定します。
キーワードには、「メインキーワード」と「掛け合わせキーワード」の2つの種類があります。
メインキーワードは、自社のビジネスの主軸となるものを選びましょう。
例えば、自社がフィットネスジムを運営しており、「フィットネスジム 東京」の検索結果での上位表示が目的だとします。
そのような場合は、「フィットネス」や「筋トレ」「ジム」などがメインキーワードの候補となります。
掛け合わせキーワードは、メインキーワードといっしょに検索されるキーワードです。
フィットネスジムであれば、「東京」や「大阪」といった地名や、「24時間」「安い」などのキーワードが想定されます。
ステップ3 関連キーワードを漏れなく洗い出す
掛け合わせキーワードに加えて、共起語やサジェストワード、検索結果画面の下部に表示される関連キーワードも漏れなく洗い出していきましょう。
<関連キーワードの例>
このとき、頭で想像しながら候補を出していくのは限界があるため、「ラッコキーワード」や「キーワードプランナー」といったSEO専用ツールを用いると効率的且つ確実性が高まります。
ステップ4 キーワードの精査とグルーピングを行う
一通りキーワードを洗い出したら、収集したキーワードを精査し、グルーピングしていきます。
その際、ユーザーの検索意図が近いキーワードは、同じグループにまとめましょう。
例えば、「フィットネスジム」の関連キーワードとして挙げられる「東京」や「大阪」は、「行動範囲で利用しやすいフィットネスジムを調べている」という点が一致しているため「エリアグループ」に入れる、といった整理をしていくことをおすすめします。
ステップ5 キーワードグループごとに競合と比較分析する
キーワードをグルーピングしたら、グループごとの競合サイトと比較分析を行います。
実際に、そのキーワードで検索して、上位に表示されるWebサイトを調査すると、さまざまな情報がつかめるはずです。
上位表示されているのはどのような内容のコンテンツなのか、運営者は企業なのか個人なのか、コーポレートサイトなのかランキングサイトなのか、といった情報をもとに自社のSEO戦略を練っていきましょう。
ステップ6 自社の戦略に合わせてキーワードを選定する
ここまでの調査結果をもとに、自社の戦略に沿ったキーワードを選定します。
例えば、自社がフィットネスジムを運営しており、「フィットネスジム 東京」の検索結果での上位表示が目的だとします。
その際、検索上位サイトが東京のフィットネスジムをランキングしたWebサイトが大勢であれば、自社でもランキング関連のキーワードでコンテンツを作成すると効果的かもしれません。
あるいは、東京のフィットネスジムが運営するオウンドメディアが数多く上位表示されているのであれば、特定のキーワードに対応したコラム記事を、自社のオウンドメディアに掲載することを検討しましょう。
Googleの検索結果は、ユーザーのニーズが反映されたものです。
上位表示されるWebページの内容と自社の戦略を照らし合わせて、最適なキーワードを選定していってください。
SEOキーワードを選定するときの必須ポイント
SEOキーワードは、自社の戦略に合わせて選定する必要がありますが、選定時は特にどのようなことを意識するべきなのでしょうか。
ここでは、SEOキーワードの選定時に必須のポイントを解説します。
<SEOキーワードを選定するときの必須ポイント>
検索ボリュームを検討しながらキーワードを選ぶ
SEOキーワードを選定するときは、検索ボリュームを必ずチェックしましょう。
下図は、検索ボリュームごとの検索数と競合性をあらわしたものです。
<ビッグキーワード、ミドルキーワード、スモールキーワードの特徴の違い>
自社が取り組むべきキーワードはどのボリュームか、明確な意思をもって選んでいくことは重要です。
例えば下図のように、検索ボリュームとコンバージョンからの距離をもとに4つのグループに振り分け、どのグループから着手していくか決めていく方法もあります。
上図の場合、①~④の中で最優先に対策していきたいのは、③の検索ボリュームは少ないけれどコンバーコンバージョンに近い=売上の貢献する可能性が高いキーワードになりますので、まずはこれらのキーワードを優先的に選んでいきましょう。
①は検索上位表示への難度が高く、成果が出るまでに時間がかかると考えられるため、早いうちに対策を始めることが肝要です。
自サイトの中でまだ上位表示されていないキーワードを選ぶ
すでにコンテンツを展開している自サイトの中で、検索結果に上位表示できているキーワードは、新たにコンテンツを制作する必要はありません。
そのキーワードのコンテンツはすでにユーザーのニーズに応えられているため、中途半端に手を入れると順位が下がる可能性すらあります。
それよりも、まだ上位表示されていないキーワードを優先的に選定して、下位から上位に順位を押し上げるほうが、自サイトに与えるインパクトは大きいでしょう。
その意味でも、自サイトのコンテンツのキーワードランキングについては定期的にチェックすることをおすすめします。
<参考記事>
検索順位はどうすれば上がる?順位変動の仕組みとやるべきことをチェック!
テーマと関連性の高いキーワードを選ぶ
キーワードを選定する際に、コンテンツのテーマと関連性の高いキーワードを選定することも重要です。
上位表示したいキーワードがあるからといって、そのキーワードのテーマと関連性の低いコンテンツに盛り込んでも、その行為に意味はありません。
テーマとキーワードにずれがあるコンテンツは、ユーザーの満足度も低くなり、Googleにも評価されないため控えましょう。
競合サイトが上位表示しているキーワードを選ぶ
競合サイトがどのようなキーワードとコンテンツで上位表示しているのかも分析することが大切です。
上位表示されている競合サイトのキーワードは、すでにコンバージョンを得ている可能性が高いといえます。
そのキーワードで上位に食い込むにはどうすればいいのか、競合を分析することで見えてくるものもあるでしょう。
キーワード選定のやり方について詳しくは下記の記事で解説しています。
無料で利用できるツールの使い方も紹介していますので、ぜひご覧ください。
<参考記事>
【初心者向け】SEOキーワード選定のやり方は?ツールの使い方も紹介
SEOキーワードの入れ方次第で検索順位アップが実現できる
SEOキーワードは、Googleでの自サイトの検索順位を上げる上で重要となる要素です。
この記事で解説したポイントなどをぜひ意識して、コンバージョンを生むSEOを進めていってください。
SEOキーワードは、入れ方と併せてキーワード選定も非常に重要です。
適切なキーワードを選定していければ、複数のコンテンツがコンバージョンを生み出し続ける好循環も生まれてくるでしょう。
なお、これまで2,000社以上の会社にマーケティング支援を行ってきたナイルは、SEOのコンサルティング支援を総合的に行っています。
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