Web制作会社のSEO、本当に大丈夫?SEO会社との決定的な違い
自サイトの立ち上げ・運営をするにあたって、Web制作会社に依頼している企業は多いでしょう。
ただ、SEOに取り組むにあたって、Web制作会社にSEO周りの対応もすべて任せていませんか?
それは逆に流入数の低下を招くなど、思ったような成果につながらない可能性があるので、注意が必要です!
そこで今回は、Web制作会社はSEOをどの程度理解できているのか、SEOを支援するにあたってSEO会社とで何が違うのかについて紹介します。
「さらにSEOを学びたい!」という方へ
目次
「SEOに強いWeb制作会社」の落とし穴
Web制作会社は、読んで字のごとくWebサイトの制作を請け負っている会社です。
ナイルをはじめとするSEO会社のように、SEO戦略を策定して施策を進める会社ではありませんが、SEOに強いことをアピールポイントにしているWeb制作会社もあります。
そういったWeb制作会社が言う「SEOに強い」とはどういうことなのでしょうか。
SEOを行うには、理解しておかなければならないことがたくさんあります。
そのため、Web制作会社でもSEOを専任でやっていたり、個人的にアフィリエイトサイトを運営してSEOに取り組んだ経験のある人でない限り、SEOの基礎的な設定を理解している程度でしょう。
例えば、タイトルやディスクリプションタグをページごとに設定する、ページの表示スピードはユーザーの不便がないレベルにする…といったSEOの基本の部分は知識として知っていると考えられます。
ただ、サイト全体としてページごとにどのキーワードで対策するのかなど、SEO戦略の立て方まで理解し、実行できるかというと、なかなか難しいでしょう。
そこは、SEO会社の範疇になります。
サイトリニューアルでは特に注意!
私は、「SEOに強い」というWeb制作会社にサイトリニューアルを依頼して、流入数が半減してしまった…というクライアントのご支援をしたことがあります。
このクライアントは、リニューアルして約1年が経過しても流入数が回復しないことに疑問を感じ、ナイルに依頼をされました。
調査したところ、サイトリニューアルにあたってのWeb制作会社の対応には、下記のようなSEOの漏れがありました。
<Web制作会社の誤ったSEO対応>
- 現状のページごとの獲得キーワード順位や、ユーザーニーズを整理しないまま、リニューアル時に複数のページを1ページに統合してしまった(約80ページを約10ページに統合。リダイレクトは実施)
- 多くのページで不必要にURLを変更した
- URLが変更になるコラムページでリダイレクト漏れがあり、404に変更されていた
これらにより、リニューアル直後から大幅な順位下落・欠落が生じ、回復するまで半年以上を要する結果となったのです。
実際、こういったケースは少なくないので注意しましょう。
Web制作会社のコンテンツ制作はどうなのか
Web制作会社でも、専門性が高くて良質なコンテンツを作っているケースはあります。
それはSEO観点でも非常に大切なことです。
ただ、具体的なキーワードでの上位表示を念頭に置いたコンテンツであれば、ユーザーの多種多様なニーズに応える必要があります。
その意味においては、Web制作会社が作るコンテンツは多様な検索ニーズを熟知して作られていないこともあり、なかなか順位を取りづらいでしょう。
そこが、クライアントの企業としては「コンテンツの質が良いからSEOに強いって言われたのに…」と感じてしまうところだと思います。
ですが、特定のユーザーがつい読み進めてしまうような、専門性が高くておもしろいコンテンツは、SEOにかかわらず重要です。
そういうコンテンツは、ブックマークに登録されたり、SNSをフォローされたりなど、良いユーザー行動につながります。
すると、指名検索の増加が期待できるなど、巡り巡ってSEOにポジティブな影響を与える要素になるでしょう。
つまり、コンテンツが直接的にSEOに貢献するものでなくても、サイト全体の評価が上がる材料にはなりえます。
そのため、検索順位に直接的に影響するSEOコンテンツと、SEOにかかわらずユーザーに求められる、良質でユニークなコンテンツとのバランスは必要ですね。
Web制作会社のSEO理解度をはかるには?
SEOに強いと謳っているWeb制作会社へ依頼する際に、「SEOはできますか?」「検索順位は維持できますか?」と聞く企業は多いと思います。
ただ、SEOをどれくらい理解しているかを確認するためには、ちょっといじわるかもしれませんが、次のような質問をしてみるのはどうでしょうか。
<質問例1>
今、各ページで獲得できている主要なキーワードだけでいいので、まとめてもらえますか?
サイトリニューアルで依頼を検討されているのであれば、「今、各ページで獲得できている主要なキーワードだけでいいので、資料にまとめてもらうことはできますか?」と聞いてみるのは、ありかもしれません。
本来、各ページがどんなキーワードで順位を獲得できているかを把握できていないと、その順位を維持できるかなどは断言できないはずなんです。
さらに、リニューアル後のサイト構成をどうするかも検討できないと思います。
<質問例2> サイトの構成をどのように変えたら、どんなキーワードで新しく順位を獲得できますか
SEOに強いことを押し出しているWeb制作会社なのであれば、「優先度が高いキーワードであればページを追加しても構いませんので、サイトの構成をどのように変えたら、どんなキーワードで新しく順位を獲得できますか?」という聞き方をするのもいいでしょう。
そういったSEO上の意図を踏まえてリニューアルをするとなると、見込みユーザー層がどのようなキーワードを検索しているかを把握した上で、サイトの構成を作らなければいけなくなります。
そのため、こういった質問に的確に回答できる会社であれば、SEOを理解しているといえるでしょう。
SEOのことはSEO会社に依頼するのが一番!
やはり、Web制作会社はあくまでもWebサイトを作るのがメインの仕事ですので、SEOについてしっかり理解している会社を探すのは難しいと思います。
そのため、SEOに取り組むのであれば、ナイルのようなSEO会社に声をかけてもらい、Web制作会社と協力してやっていくのが最も効果の出るやり方だといえるでしょう。
やはりSEO会社が提案するSEOの技術的な提案は、Web制作会社がいないことには進められないことが多いので、いっしょに取り組むのが理想ですね。
私が担当した案件で、Web制作会社と直接やりとりをしながら施策を進めた事例の紹介記事もありますので、ぜひご覧ください。
なお、ナイルでは、SEOの戦略策定からコンテンツ制作、効果測定、改善提案まで一気通貫でご支援しております。
Webサイトへの集客やリード獲得、コンバージョン獲得にお悩みがありましたら、無料相談にも対応しておりますので、ぜひご活用ください!
集客・コンバージョン数を増やしたい方へ
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