【保存版】SEO記事の書き方を9ステップで解説!ポイントや注意点まとめ

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【保存版】SEO記事の書き方を9ステップで解説!ポイントや注意点まとめ

「SEO記事の書き方がわからない」「SEO記事を書いているけど、検索順位が上がらない」このようなお悩みはありませんか。

SEOで検索上位を獲得するためには、検索エンジンとユーザーの両者に評価されなければなりません。

そこで本記事では、検索上位を獲得するためのSEO記事の書き方を9ステップで紹介します。SEO記事を作成する際に押さえておきたいポイントと注意点も解説するので、ぜひ最後までお読みください。

ナイルでは、SEO記事を書く際に身につけておくべきSEOの基礎知識を資料にまとめました。SEO対策の実践的なノウハウも紹介していますので、ぜひご参照ください。

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目次

SEO記事とは

SEO記事とは、検索エンジンの検索結果で上位表示を狙う記事のことです。検索上位を獲得できれば、多くのユーザーに記事を見てもらえる可能性が高まります。

ここでは、そもそもSEOが何を指すのかや、SEO記事を作成する前に実施しておきたい準備を解説します。

そもそもSEOとは

そもそもSEO(Search Engine Optimization)とは、「検索エンジン最適化」のことです。SEO対策を行い自サイトが検索上位を獲得できれば、自サイトの認知拡大やリードの獲得、売上の増加などにつなげられます。

SEO対策は、すぐに成果が出るとは限りません。SEO記事を公開してから、半年以上経ってようやく流入が増え始めることもあります。

成果の発生までに時間はかかりますが、検索上位を獲得しその順位をキープできた記事は、長期にわたって検索流入を見込める資産となります。

SEO記事の作成前に実施すること

SEO記事を書いて検索上位を獲得するためには、まずサイトのテーマやターゲットを決めておくことが欠かせません。

テーマを決める理由は「検索エンジンに専門性や信頼性をアピールできるから」です。GoogleはSEO記事の評価基準として、専門性を重視しています。

テーマを絞ることで特定のトピックに対して関連性の高い記事を集中的に公開できます。その結果、Googleから特定のトピックに対し専門性が高いと判断され、検索上位を獲得しやすくなります。

テーマと同様に、ターゲットを決めることも重要です。ターゲットを決めずにSEO記事を作成すると、サイトに来てほしいユーザーが検索しないキーワードばかりを対策してしまう可能性があります。また、記事を書く際「何をどこまで説明するか」や「専門的な用語を使うのか、噛み砕いて説明するのか」などが曖昧になりかねません。

SEO記事の目的を達成するため、そして伝えたい情報を正しく届けるために、事前にターゲットを明確にしておきましょう。

なお、SEO対策に取り組む際に必要な基礎知識や戦略の立て方は、下記からダウンロードできる資料にまとめていますので、ぜひご参照ください。

SEO記事の具体的な書き方9ステップ

SEO記事の書き方を9ステップで解説します。

ステップ1 キーワードを選定する

まずは、どのようなキーワードで記事を作成するのかを考えます。

SEO記事は、検索からのアクセスを集める記事です。そのため、キーワード選定を間違えると、「記事を書いてもターゲットがサイトに集まらない」「検索流入は増えたが成果につながらない」という失敗につながりかねません。

そこで、自サイトのターゲットが検索しそうで、かつ成果につながりそうなキーワードを探します。

キーワード選定の際は、最初にサイトのテーマに合ったキーワードを洗い出しましょう。例えば、Wi-Fiの紹介をしているサイトの場合「Wi-Fi 〇〇」や「光回線 〇〇」などのキーワードを探します。

キーワードの洗い出し方は以下のとおりです。

【キーワードの洗い出し方】

オウンドメディアでSEO記事を作成する際は、カスタマージャーニーマップを使い、ターゲットの行動からキーワードを考えることがおすすめです。

「請求書管理ツール」のカスタマージャーニーマップ

 

その上で、Googleキーワードプランナーを使うと、1つのキーワードから関連キーワードとその月間検索回数を一覧で確認できるため、簡単にキーワードを洗い出せます。

キーワードを洗い出した後は、作成する記事の優先順位を決めましょう。基本は、検索回数が多く、自サイトの目的達成(コンバージョン)に近いキーワードから優先して作成します。

CV(コンバージョン)までの距離と検索回数を軸にしたマトリクス図

 

ただし、月間検索回数が1万を超えるキーワードは、多くのサイトが記事を作成しているため、簡単には検索上位を獲得できません。そのため、まずは月検索回数が100〜1,000回ほどのキーワードから対策することをおすすめします。

キーワードの選び方は下記の記事で詳しく紹介しているので、ぜひお読みください。

ステップ2 ユーザーの検索意図を考える

SEOで記事を上位表示させるためには、ユーザーの検索意図を理解する必要があります。SEOにおける検索意図とは、検索したユーザーが「何を知りたいのか?」や「何を求めているのか?」です。

例えば、「マッチングアプリ おすすめ」というキーワードの場合、下記の検索意図が含まれると考えられます。

  • 年代別のおすすめ
  • 目的別のおすすめ
  • 料金別のおすすめ

加えて、「どのように選べばいいかわからない」「実際に出会えるための使い方が知りたい」といったニーズもありそうだと想像できます。

そこで、おすすめのマッチングアプリに加え、「マッチングアプリの選び方」や「マッチングアプリを使って出会うためのコツ(プロフィールの書き方など)」も紹介することが必要です。

このように、検索意図を考えることで、記事に必要な情報が見えてきます。

検索意図は、実際に検索することで把握できます。検索上位の記事は、検索エンジンが「検索意図に合致している」と判断した記事だと考えられるからです。

検索意図の見抜き方は下記の記事で詳しく紹介しています。

ステップ3 記事を通じて得たいゴールを設定する

次に、記事のゴール(コンバージョン)を設定します。

【SEO記事のゴールの例】

  • 認知拡大:自社商品やサービスを多くの人に知ってもらう
  • リード獲得:資料ダウンロードや問い合わせなどのアクションを促す
  • 売上アップ:ECサイトへ誘導して購入につなげる

例えばナイルでは、記事の内容にあわせて資料ダウンロードや問い合わせなどのコンバージョンを設定しています。また、さまざまな種類の資料を用意し、検索意図によって紹介する資料を分けています。

ゴールを設定する際は、ユーザーが求めていることを考え、その要望に応えるために自サイトで提供できるサービスは何かを考えることがおすすめです。

ステップ4 構成を作成する

ゴールを設定できたら、記事の構成を作成しましょう。

記事の構成を考える際のポイントは下記のとおりです。

  • 検索意図に沿った情報を過不足なく紹介する
  • 競合記事にはないオリジナルの要素を含める
  • ユーザーが知りたい情報から順番に紹介する
  • 見出しを階層化し記事の骨組みを作る

【検索意図に沿った情報を過不足なく紹介する】

構成作成の際は、検索意図を満たす情報を漏れなく紹介することが重要です。狙っているキーワードの検索上位記事を参考にしながら、情報を取捨選択することをおすすめします。

【競合記事にはないオリジナルの要素を含める】

検索上位記事で紹介されている情報をまとめただけでは、それらの記事より高い評価を得ることは困難です。そこで、実体験ベースの情報や独自調査の結果など、競合記事にはない情報を組み込めないか考えましょう。

【ユーザーが知りたい情報から順番に紹介する】

記事で紹介する内容が決まったら、情報を出す順番を決めます。基本的には、ユーザーが知りたいと思っている情報から優先して紹介しましょう。記事に訪れたユーザーは、知りたい情報が出てこないと検索結果に戻ってしまう可能性が高くなるためです。

【見出しを階層化し記事の骨組みを作る】

順番が決まったら、見出しを階層化して骨組みを作ります。見出しの階層化とは、下記の画像のように見出しや小見出しを使って情報を整理することです。

例えば本記事は、下記のように見出しを階層化しています。

見出しの階層化の例

 

見出しを使って情報を整理することで、ユーザーが記事を読みやすくなるだけではなく、検索エンジンに記事の内容を理解してもらいやすくなるメリットがあります。

見出しを階層化する際は、各見出しの内容をメモしておくこともおすすめです。要点をメモしておくことで、執筆時に抜け漏れなく必要な情報を記載できます。

構成の作り方は下記の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご参照ください。

ステップ5 クリックしたくなるようなタイトルを作成する

SEO記事を読んでもらうためには、ユーザーの興味を引くタイトルが必要です。検索結果に表示された際にタイトルで興味を引けなければ、いくら良質な記事を書いてもクリックしてもらえません。

タイトルを考える際は、下記のポイントを意識しましょう。

  • 対策しているキーワードを含める
  • 数字を用いる
  • 感情に訴えかける言葉を使い、ユーザーの興味を引く
  • 競合記事との差別化を図る

また、タイトルと合わせて、メタディスクリプション(検索結果に表示される説明文)も設定しましょう。メタディスクリプションを設定することで、タイトルだけでは書ききれない記事の内容を伝えられます。

SEO記事のタイトルの考え方は、下記の資料で詳しく解説していますので、ぜひご参照ください。

ステップ6 読み進めたくなるようなリード文を作成する

リード文とは、記事の冒頭(タイトルの下から最初の見出しまで)の文章のことを指します。SEO記事は、リード文の良し悪しによって記事が読まれるかどうかが決まるといっても過言ではありません。

記事に訪れたユーザーは最初にリード文を読み、「自分の悩みは解決できない」と感じた瞬間に検索結果に戻ってしまいます。反対に、リード文でユーザーの心を掴めれば、最後まで読んでもらえる可能性が高まります。

リード文を書く際は、下記のポイントを意識しましょう。

  • ユーザーの疑問を提示して共感を得る
  • 記事の内容を要約し、読むメリットを提示する

SEO記事のリード文の書き方は、下記の記事で詳しく解説しています。

ステップ7 読みやすく内容の濃い記事本文を執筆す​​る

SEO記事の本文を執筆する際に重視したいことが「読みやすさ」です。ユーザーは、「表現が難しい」「結論がわかりにくい」など、読みにくいと感じたらすぐにページから離脱してしまいます。

そのため、作成した記事の目的を果たすためには、ユーザーに読み進めてもらえるような記事を作成しなければなりません。

読みやすい記事を作成する際におすすめの方法が「PREP法」です。PREP法とは、下記のステップで文章を構成する手法です。

  • P:Point(結論)
  • R:Reason(理由)
  • E:Example(具体例)
  • P:Point(結論の再提示)

最初に結論を述べることで、ユーザーが何について述べているかを把握できます。その後に理由や具体例を示すことで、ユーザーに納得してもらいやすくなります。

PREP法を使うことに加え、下記のポイントも意識しましょう。

  • ターゲットが理解できる表現を使う
  • 1文を40〜60文字程度に収める
  • 1つの段落を3〜5行程度に収める

特にターゲットが理解できる表現を使うことは大切です。例えば専門的な話を初心者に向けて解説する記事にもかかわらず、専門用語をそのまま使っていては理解してもらえません。反対に、上級者に向けた記事で専門用語をいちいち噛み砕いていると読みにくくなります。

伝えたい内容を正しく届けるために、ターゲットが「理解できるか」「読みやすいか」を常に意識して執筆しましょう。

記事を執筆するときに押さえておきたいポイントは下記の記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

ステップ8 わかりやすい画像を作成する

SEO記事を作成する際は、ビジュアル面にも気を配りましょう。ユーザーにとって理解しやすい図表やイラストを挿入することで、テキストだけの記事よりも内容が伝わりやすくなります。

テキストだけでは理解しづらいとことを画像で捕捉し、読者にとってわかりやすい記事にする

 

例えば、データを示す際は、表やグラフで表現することがおすすめです。数字の羅列では伝わりにくい情報も、画像を利用することで把握しやすくなります。

画像を挿入するときには、記事の内容に合ったものを選ぶことが重要です。テキストが続くことを避けるためだけに、関係のない画像を挿入することはおすすめしません。

なお、SEOの観点では、検索エンジンに画像の内容を伝えるための設定も大切です。SEO記事で画像を使う際の設定については、下記の記事で紹介しています。

ステップ9 校正してから入稿・公開する

SEO記事の執筆が完了したら、公開前に必ず校正を行いましょう。

校正では主に下記のポイントを確認します。

  • 誤字脱字がないか
  • 文章が読みやすいか(わかりにくい表現はないか)
  • 事実と異なる内容がないか
  • 見出しの階層は適切か
  • 画像に代替テキストが設定されているか
  • 内部リンクと外部リンクが正しく設定されているか

校正の際は、スマートフォンでも確認することをおすすめします。パソコンでは読みやすくても、スマートフォンだと画面が小さいため、文字の量が多く感じて読みにくいことがあるためです。

校正が完了したら、記事を入稿・公開しましょう。公開後は、メールマガジンやSNSで告知することで、検索エンジン以外の経路からもアクセスを集められます。

なお、SEOで検索上位を獲得するためには、記事の作成以外にも実施すべきことが数多くあります。下記の資料にて、SEO対策でやるべきことをまとめていますので、無料ダウンロードの上ご参照ください。

SEO記事の作成で押さえておきたい5つのポイント

SEO記事で検索上位を獲得するためには、ただ単に記事を作成すればいいわけではありません。検索エンジンからの評価を高めるために押さえておきたいポイントが5つあります。

ポイント1 ユーザーの検索意図を徹底的に考える

SEO記事を作成する際に最も重要なことは、ユーザーの検索意図に応えることです。

検索エンジンは、検索したユーザーの求めているであろう情報が書かれた記事を上位に表示しています。

そのため、作成した記事が検索意図からずれた内容だと、検索上位の獲得は困難です。仮に検索上位を獲得できたとしても、記事に訪れたユーザーが欲しい情報を得られないため、記事の目的(売上の促進や資料請求、問い合わせなどのコンバージョン)を達成できません。

検索意図を見抜くためにおすすめの方法が、狙っているキーワードで実際に検索し、上位記事を分析することです。検索上位の記事に共通している情報は、検索したユーザーに求められていると考えられます。

検索意図の見抜き方は、下記の記事で詳しく解説しています。

ポイント2 E-E-A-Tを意識して作成する

GoogleがSEO記事を評価する際に重視している基準が「E-E-A-T」です。E-E-A-Tは下記の4つの要素を表しています。

項目 内容
Experience(経験) 経験に基づいた情報を提供しているか
Expertise(専門性) 専門的な知識やスキルを持った人が情報を提供しているか
Authoritativeness(権威性) コンテンツ制作者が優位性を持ち、認知されているか
Trustworthiness(信頼性) 記載された情報が信頼できるか

 

検索上位を獲得するためには、各SEO記事、そしてサイト全体でE-E-A-Tを満たしている必要があります。特にYMYL領域(金融や健康などのジャンル)においては、E-E-A-Tを満たしていなければ検索上位は獲得できません。

例えば、健康について発信する場合、病院やクリニックなどが発信元であれば、多くの人が信頼できる情報だと感じるでしょう。Googleも発信元の経験や信頼性、専門性、権威性を評価基準にしています。

YMYL領域以外がテーマでも、経験にもとづいた情報なのかや、専門性を持つ人が発信しているのかなどが評価の基準として採用されています。

そのため、SEOで検索上位を獲得するためには、E-E-A-Tを意識した記事作成が欠かせません。具体的には「一次情報を用いる」「専門家に監修してもらう」といった方法が効果的です。

E-E-A-Tの効果を高めるコツを紹介していますので、ぜひお読みください。

ポイント3 タグを正しく設定する

検索エンジンに記事の内容を的確に伝えるためには、HTMLタグを正しく使う必要があります。

特に見出しタグhタグ)は、正しく設定することで記事が読みやすくなる上、検索エンジンにページの構造を適切に伝えられます。

下記のように見出しの階層構造を意識しつつ、見出し内に対策したいキーワードを含めましょう。

見出しタグ階層構造の悪い例と修正の例

 

見出しタグ以外にも「箇条書きはリストタグを使う」「表はtableタグを使う」など、検索エンジンに記事の内容を正しく伝えるためにはタグ設定が重要です。

下記の記事では、SEO記事を書く際に押さえておきたいHTMLタグをまとめていますので、ぜひお読みください。

ポイント4 競合サイトの焼き直しにならないようオリジナル要素を含める

SEO記事を作成する際、検索上位の記事を参考にすることは一般的です。検索上位の記事を分析することで、ユーザーに求められている情報を把握できます。

しかし、検索上位の記事の内容をまとめただけでは、検索上位を獲得できないケースが多いです。検索エンジンが「価値のある新しい情報やオリジナルの情報がない」と判断するためです。

検索上位を獲得するためには、競合サイトを参考にしつつも、下記のようなオリジナル要素を含める必要があります。

  • 独自の調査や分析結果
  • 専門家へのインタビュー
  • 独自の視点や切り口
  • ユーザーの理解を助ける図表やイラストを用いた解説

これらのオリジナル要素を盛り込むことで、他サイトにはない価値をユーザーに提供でき、検索エンジンからも評価してもらいやすくなります。

ポイント5 関連記事に内部リンクを設置する

内部リンクとは、自サイトの別記事のリンクのことです。作成している記事と関連する記事が自サイト内にある場合は、積極的に内部リンクでつなげましょう。

内部リンクを設置することで、下記のようなメリットが期待できます。

  • ユーザーがサイト内を回遊してくれる
  • それぞれの記事の評価が相互に補強される
  • サイト全体としてのSEO評価が向上する

また、ユーザーへ誘導したい記事がある場合は、その記事への内部リンクを関連記事に設置することで、ユーザーの遷移を図れます。

内部リンクを設置する際は、リンクを挿入するテキスト(アンカーテキスト)にキーワードを入れましょう。そうすることで、どのような記事とリンクをつないでいるかを検索エンジンに伝えられ、SEOの評価にもつながります。

SEO記事の作成における4つの注意点

SEO記事を作成する際、注意したいポイントが4つあります。

SEO記事の作成における4つの注意点

  • 注意点1 ユーザー目線の意識を忘れない
  • 注意点2 記事を重複させない
  • 注意点3 キーワードを詰め込みすぎない
  • 注意点4 AIツールに頼り過ぎない

注意点1 ユーザー目線の意識を忘れない

SEO記事を作成する際は、SEOのテクニックを意識しすぎて、ユーザー目線を失わないよう注意が必要です。検索エンジン向けの最適化を優先しすぎると、ユーザーにとって読みづらい記事になってしまう可能性があります。

SEO記事で最も重要なポイントは、ユーザーにとって価値のある記事を作成することです。そのため、ユーザーに求められている情報が書けているかや、読みやすい表現で書けているかを意識しましょう。

注意点2 記事を重複させない

記事が増えると、内容が重複した記事を作成してしまうことがよくあります。検索エンジンが「重複コンテンツ」だと判断すると、双方の記事の検索順位が低下します。検索上位を獲得していた記事の順位がつかなくなるケースも少なくありません。

記事の重複を防ぐためには、事前のキーワード設計が重要です。キーワード候補を洗い出した後に、各キーワードで実際に検索しましょう。検索結果が類似するキーワードがあった場合は、1つの記事でそれぞれのキーワードを同時に対策することをおすすめします。

注意点3 キーワードを詰め込みすぎない

SEO記事を作成する際、記事の本文やタイトル、見出しへキーワードを不自然に詰め込みすぎることは避けましょう。

読みにくい記事になってしまい、ユーザーに読んでもらえなくなる恐れがあります。また、Googleからスパムだと判断されると、ペナルティの対象になりかねません。その結果、検索順位の大幅な低下やインデックスからの除外を招く可能性があります。

タイトルや見出しも含め、キーワードは自然な形で盛り込みましょう。

注意点4 AIツールに頼り過ぎない

生成AIを使うことで、SEO記事を効率的に量産できるようになりました。しかし、AIツールに頼り過ぎることはおすすめできません。

2024年に実施されたGoogleコアアルゴリズムアップデートにおいて、生成AIを悪用して大量生産された記事に対する評価が厳しくなりました。この背景には、順位操作・獲得を目的とした低品質な記事によって、ユーザーの検索体験が阻害されてしまうことを防ぐ目的があると考えられています。

SEO記事の作成に生成AIを使うことが問題というわけではありません。生成AIを使った場合でも、人によるチェック・修正をし、品質を高めた上で公開することが重要です。

ほかにもSEOにはやってはいけないNG施策があります。下記からダウンロードできる資料に6つのNG施策をまとめていますので、ぜひご覧ください。

SEO記事を書いた後にするべきこと

SEO記事は作成して公開したら終わりではありません。公開後にもするべきことがあります。

SEO記事を書いた後にするべきこと

インデックスの促進

インデックスとは、検索エンジンのクローラーがWebページを見つけてデータベースに登録することです。作成した記事は、インデックスされることでSEOの評価対象となります。

SEO記事を公開したらすぐにインデックスされるとは限りません。できるだけ早く検索結果に表示させるためには、Google Search Consoleを使ってインデックスを促進することをおすすめします。

Google Search Consoleの画面上部にある検索窓へ、公開した記事のURLを入力してエンターを押します。

Google Search Consoleの操作画面(記事のインデックス状況を確認する)

 

すると、該当記事のインデックス状況を確認できます。もし「URLがGoogleに登録されていません」と出た場合は「インデックス登録をリクエスト」ボタンをクリックしましょう。

Google Search Consoleの操作画面(記事のインデックス状況を確認する)

 

順位の計測

SEO記事を公開した後は、検索順位の計測を行いましょう。順位を計測することで、狙っているキーワードで順位を取れているかを確かめられます。

また、想定していなかったキーワードでも順位が取れており、流入が獲得できているといった発見が得られる場合もあります。

順位の検索方法は大きく2つあります。

  • Google Search Consoleの「検索パフォーマンス」レポート
  • 順位計測ツール

どちらの方法でも、キーワードごとの検索順位を確認できます。順位計測ツールは競合サイトの順位を計測できるため、自サイトと競合サイトの差異を把握したいときに便利です。

順位計測ツールは有料なので、まずはGoogle Search Consoleを使って自サイトの記事の順位を確認することをおすすめします。

順位計測ツールが気になる方は、下記の記事で紹介していますので併せてご覧ください。

情報更新・リライト

SEO記事を公開した後は、検索順位やクリック率を定期的に確認し、必要に応じて情報更新やリライトを行いましょう。検索順位が低迷している記事は、原因を探ってリライトすることで検索順位の向上が期待できます。

例えば、ユーザーの課題を解決するための情報が不足している場合は、必要な情報を追加します。一方で、ユーザーの検索意図から外れている情報がある場合は、思い切って削除することも検討しましょう。

足りない情報を追加するだけではなく、不要な情報を削除することでも検索順位の向上につなげられます。

検索上位に表示されているにもかかわらず、クリック率が低い記事は、タイトルやメタディスクリプションを見直すことが有効です。

また、順位にかかわらず古い情報は最新の情報に更新し、記事に訪れたユーザーが常に最新情報を得られるよう保ちましょう。

効果的なリライトの方法は下記の記事で紹介しています。

SEO記事の作成に役立つツール5選

SEO記事の作成は、さまざまなツールを活用することで効率的に作成できます。ここでは、SEO記事の作成に役立つ5つのツールを紹介します。

ツール名 主な用途
Googleキーワードプランナー 検索回数の調査
ラッコキーワード 関連キーワードの発見
Ahrefs 競合サイトの分析
Semrush 上位表示中のページの調査
ChatGPT 記事の執筆サポート

 

ツール1 Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナー

 

出典:Google 広告

Googleキーワードプランナーは、キーワードを調査できるGoogle広告の機能の1つです。Googleアカウントを作成していれば無料で利用できます。

【主な用途】

  • 関連キーワードを調べる
  • 各キーワードの月間検索回数を調べる

キーワードの調査は、キーワード起点とサイト起点の2つの方法を利用できます。

キーワード起点は、対策したいキーワードを指定し、関連キーワードを調査する方法です。サイト起点は、自サイトのURLを入力することで、サイトに関連するキーワードを抽出できます。

Googleキーワードプランナーの使い方は下記の記事で解説していますのでご参照ください。

ツール2 ラッコキーワード

ラッコキーワード

 

出典:ラッコキーワード

ラッコキーワードは、キーワードの選定や構成作成に役立つ無料ツールです。

【主な用途】

  • キーワードを調べる
  • 検索上位記事の見出しを抽出する

キーワード調査では、指定したキーワードのサジェストキーワードを洗い出せます。また、自サイトや競合サイトの獲得キーワードを調査し、自サイトで対策できていないキーワードを見つけることも可能です。

構成の作成時には、検索上位記事の見出しを抽出できるため、検索上位獲得のために必要な情報を手軽に把握できます。

ツール3 Ahrefs

Ahrefs

 

出典:Ahrefs

Ahrefsは、サイト分析やキーワード調査に使えるSEOツールです。

【主な用途】

  • 競合サイトが獲得しているキーワードを調べる
  • 関連キーワードや月間検索回数を調べる

Ahrefsではあらゆるサイトの検索流入キーワードを確認できるため、競合サイトで流入があり、自サイトでは対策していないキーワードを見つけられます。また、キーワードを指定して、その関連キーワードや月間検索回数をリサーチすることもできます。

サイト運営の初期段階ではキーワードを洗い出し、作成する優先順位を決める際に便利です。最初に用意したキーワードをすべて対策し終わった後は、競合をリサーチして不足しているキーワードを探しに使えます。

詳しい使い方は下記の記事で紹介していますので、興味がある方はご覧ください。

ツール4 Semrush

Semrush

 

出典:Semrush

Semrushは、SEOや広告、SNSの分析に使える多機能ツールです。

【主な用途】

  • 関連キーワードを調べる
  • 競合サイトと自サイトを比較する
  • 順位を計測する

Semrushを活用すれば、キーワードの検索回数や難易度、競合サイトの流入経路などを調べられます。また、検索順位を日次で追えるため、記事作成後の順位計測にも便利です。

SEOに限らず、デジタルマーケティング全般の分析に活用できます。

ツール5 ChatGPT

ChatGPT

 

出典:ChatGPT

ChatGPTは、OpenAIが開発した生成AIツールです。

【主な用途】

  • 記事の骨子作成
  • タイトルの考案
  • 文章の生成
  • 文章のチェックや校正

ChatGPTは文章生成能力に長けているため、SEO記事作成の際のライティング全般に活用できます。

ChatGPTのほかにも、トランスコープやSEARCH WRITEなどSEO記事作成に特化したAIツールが登場しています。これらのツールは、キーワードの選定から記事の生成までを一貫して行えるのが特徴です。

なお、ナイルでは生成AIの活用を支援する「生成AIのコンサルティングサービス」を実施しています。SEO記事作成に生成AIを活用したいとお考えの方は、ぜひ下記からお問い合わせください。

生成AIコンサルティングサービスのご紹介

SEO記事を書くためのポイントを押さえて集客アップを図ろう

SEO記事を書いて検索上位を獲得するためには、書きたいことを書けばよいというわけではありません。ユーザーに求められている情報を見極め、わかりやすくまとめる必要があります。

また、SEO記事を書いた後のインデックス促進や順位計測、情報更新も大切です。作成したら放置せず、定期的に検索順位を計測して、順位向上や維持のためにリライトしましょう。

SEOで検索上位を獲得するためには、SEOの正しい知識を身につけておかなければなりません。下記からダウンロードできる資料に、最新のSEO情報をまとめていますので、ぜひご覧ください。

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編集者情報

大澤 心咲
大澤 心咲
新卒でアクセンチュア株式会社を経て、2018年ナイル入社。
コンサルタントとして大手企業SEO戦略策定・コンテンツマーケティング支援を担当。
現在はナイルのマーケティングとセールスの統括マネージャーとして従事。
著書:「ひとりマーケター成果を出す仕事術

監修者情報

ナイル編集部
ナイル編集部

2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

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