Webマーケティング外注先の選び方ガイド!おすすめ企業や費用相場も紹介
Webマーケティングを支援する企業は、大企業から中小企業まで多くあります。ですが、どこへ依頼すれば結果につながる提案を受けられるのかがわからず、悩みを抱えている担当者は少なくありません。
そこで本記事では、Webマーケティングで外注できる業務の範囲や費用の相場から、外注を成功させるポイントを紹介します。Webマーケティングの外注を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
なお、ナイルでもBtoB・BtoCともに、多様なジャンルのWebマーケティングのサポートを行っていますので、興味があれば下記から無料資料をお気軽にダウンロードしてください。
マーケティングでお悩みの方へ
目次
Webマーケティングで外注できる業務と費用相場
Webマーケティングで外注できる業務と費用の相場は、下記の表のとおりです。
外注できる業務 | 費用相場 | |
---|---|---|
オウンドメディアの代行 | SEOの総合コンサルティング | 10万円~/月 |
コンテンツ制作 | 1万円~/本 | |
内部対策 | 10万円〜/件 | |
SNS運用の代行 | コンテンツ制作のみ | 10万円~/月 |
包括的な代行 | 20万円~/月 | |
Web広告運用の代行 | 広告費の20%程度 | |
Webマーケティングの総合的なコンサルティング | 50万円~/月 |
では、それぞれについて詳しく解説します。
業務1 オウンドメディアの代行
オウンドメディアとは、企業が自社で保有するメディアのことです。Webマーケティングにおいては、自社のターゲットにとってニーズのある内容の記事を公開して、集客やリード獲得を狙います。
オウンドメディアの領域では、下記の業務を外注できます。
では、それぞれの業務の内容と費用相場を見ていきましょう。
工程1 SEOの総合コンサルティング(30万円~/月)
SEOとは、Googleなどの検索エンジンで自社ページの上位表示を目指す取り組みのことです。外注する場合、月額30万円からが費用相場となります。
オウンドメディアは、オーガニック検索からの流入を目指せる重要な施策のひとつですが、成果を上げるためにはSEOの知識が欠かせません。また、日々変化する検索アルゴリズムの最新の傾向を把握し、柔軟に対応する力も求められます。
そのため、自社にSEOの知見がないのであれば、外部にコンサルティングを依頼することがおすすめです。ナイルでは、初心者向けにSEOの知識をまとめた資料を無料で配布していますので、興味のある方は下記からダウンロードしてください。
工程2 コンテンツ制作(1万円~/本)
オウンドメディアに欠かせないのが、自社のサイトに掲載する記事やホワイトペーパーなどの「コンテンツ」です。制作を外注する際の費用は、ブログ記事であれば1本1万円からが相場となります。
コンテンツは、自社ターゲットのニーズにあった記事を公開して集客したり、ホワイトペーパーのダウンロードフォームを設置してリード獲得を目指したりして、マーケティングに活用します。
記事制作は比較的低コストで開始できるので、自社でも着手しやすい施策です。一方で、自社のターゲットにとって有益であるだけではなく、リード獲得・成約などの企業の目標達成につながるコンテンツを制作する必要があります。
そのため、外注費が低ければ良いというわけではなく、自社の足りないリソースを補い目標達成を目指せるサービスを選ぶことが重要です。
ナイルでも記事コンテンツ制作の代行サービスがありますので、外注する際のイメージとして下記を参考にしてください。
工程3 メディア立ち上げや構造の改善などの内部対策(10万円〜/件)
オウンドメディアの立ち上げは、下記のように多くの工数を経て進めるため、費用の相場は10万円からとなります。
オウンドメディアを立ち上げた後は、ユーザーを集客して事業の売上につなげるため、ユーザーと検索エンジンの両者を考慮したサイト構造を構築しなければなりません。ただし、この内部対策を的確に行うためには、SEOやWebサイトの構造やHTMLといった技術的な知識が求められます。
なお、SEOのためにWebサイトの構造を改善することを、「内部対策」と呼びます。内部対策の詳細については下記の資料にまとめていますので、ダウンロードしてご活用ください。
業務2 SNS運用の代行
SNS運用の代行とは、企業の公式アカウントなどの運用をプロに委託することです。外注費用は、以下の2パターンが想定できます。
- コンテンツ制作のみ依頼する場合:10万円/月〜
- 運用を包括的に依頼する場合:20万円/月〜
商品を購入する前にSNSの口コミを参考にする消費者がいるため、自社のマーケティングにSNS運用を取り入れる企業が増えています。
ですが、SNS運用で成果を上げるには、自社のターゲットに合わせて媒体を選び、投稿を見た人が共感できるコンテンツを制作しなければなりません。季節イベントや流行語などターゲットが興味を持つ最新トレンドを取り入れたり、不定期に行われる媒体の規約変更にも対応したりする必要があります。
さらに、投稿の内容によって企業の信頼を失わないよう、管理することも欠かせません。正しい情報を投稿したり、炎上リスクに配慮してユーザーとコミュニケーションを図るには、インターネットリテラシーがある人の視点が重要です。
そのため、長期的に運用をする場合は、社内にSNSに関するノウハウがなければ、外注することも検討してみましょう。
なお、SNSで集客する方法については下記の記事で解説していますので、併せてご覧ください。
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業務3 Web広告運用の代行(広告費の約20%)
オウンドメディアやSNSは、メディアの成長とともに効果を得られるものの、結果が出るまでに時間がかかるデメリットがあります。一方、Web広告はクリエイティブ制作や設定に知識が必要ですが、出稿できれば比較的短い期間で成果を期待できるのがメリットです。
Web広告の種類は以下のように多くあるので、自社のターゲットや目的に合わせて選択してください。
目的 | 種類 |
---|---|
多くの人にリーチしやすい |
|
特定ユーザーにリーチしやすい |
|
すでに接点のあるユーザーにリーチしやすい |
|
リスティング広告やSNS広告などのWeb広告は、外注先に広告費の約20%を報酬として支払うのが一般的です。
以下からは、Web広告のなかでもよく活用される種類を5つ紹介します。
では、一つずつ見ていきましょう。
リスティング広告
「リスティング広告」とは、GoogleやYahoo!など検索エンジンの検索結果ページに表示される、下記のような広告のことです。
ユーザーが検索したキーワードに関連した広告が表示されるため、購買意欲の高い人を集めやすい特徴があります。
また、リスティング広告の広告費は、広告がクリックされた場合にだけ費用が発生する「クリック課金制」という仕組みで運用されます。そのため、表示されただけでは費用が発生しないので、費用対効果が高い点がメリットです。
ナイルでは、リスティング広告の基礎知識を初心者向けに資料へまとめていますので、興味のある方は、ぜひ下記からダウンロードして活用ください。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、WebサイトやSNS、スマートフォンのアプリなどに出稿できる広告のことを指します。以下のように、画像・動画とテキストを組み合わせてビジュアルで訴求できる点が特徴です。
「年齢・性別・地域」など、表示する対象のユーザーを設定できるため、自社のターゲットをある程度狙って広告を表示できます。また、自社の商品・サービスを知らない潜在層にアプローチできる点も魅力です。
ただ、設定で表示するユーザーを絞っても、その条件に合っていれば自社に興味がない人にも表示される可能性があるため、CVRが低くなる傾向があります。
SNS広告
SNS広告とは、X(旧Twitter)やFacebook・Instagram・LINEなどのSNS上に掲載される広告のことを指します。SNS広告では、性別・年齢だけではなく、学歴・興味関心やフォロー状況など、ほかのWeb広告にはないターゲティングができる点が特徴です。
ただ、SNSによってユーザーの属性や好まれるクリエイティブの傾向が異なるため、成果を得るにはターゲットに適したSNS選びが重要です。また、ターゲティングをしてから定期的に分析・改善をしないと、特定ユーザーだけに配信し続けてしまうデメリットがあります。
YouTube広告・動画広告
YouTube広告・動画広告とは、動画コンテンツを配信するWeb広告のことです。動画形式の広告には、以下があります。
インストリーム広告 | プラットフォーム内で動画を再生した前後や途中に広告動画が再生される |
---|---|
インバナー広告 | Yahoo! JAPANのトップページやキュレーションサイトのバナー部分に表示される |
インフィード広告 | SNSのタイムライン上に掲載される |
インリード広告 | ユーザーがWebサイトを閲覧中に表示・再生される |
動画は、テキストや画像と比較して伝えられる情報量が多いため、短時間の閲覧でも訴求力が高いコンテンツです。また、YouTube広告は、ユーザーの趣向に合わせて広告を配信できるのも利点です。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、アフィリエイターと呼ばれる発信者が、自身のサイトやブログに商品・サービスのリンクを貼る広告です。費用が発生するのは成果が出た場合のみで、この仕組みの広告を「成果報酬型広告」と呼びます。
広告主があらかじめ成約(CV)条件を決め、アフィリエイターがそれを達成すると、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)を通して報酬が支払われる仕組みです。
【アフィリエイターが報酬を獲得するイメージ】
- ブログに貼った広告経由で、クレジットカードの申し込みがあった
- サイト内に掲載した広告URLから、商品が購入された
費用対効果が高い一方で、効果が出るまで時間がかかったり、広告主が意図していないWebサイトに広告が掲載され自社のイメージを損なったりするデメリットがあります。
業務4 Webマーケティングの総合的なコンサルティング(50万円〜/月)
オウンドメディアやSNS・Web広告の運用を、包括的にコンサルティングしてもらうことも可能です。総合的なコンサルティングを依頼する際の費用の目安は、1ヵ月あたり50万円からが相場となります。
オウンドメディアやSNSの運営といった作業範囲が広い業務を外注する場合、必要な作業量が多いため相応の費用が発生します。ただ、専門の企業にWebマーケティングの全体的な戦略設計から携わってもらうことで施策全体に一貫性が生まれ、より成果を上げやすくなります。
Webマーケティングを外注する3つのメリット
Webマーケティングを外注するメリットには、下記の3つがあります。
ここで、それぞれについて詳しくお伝えします。
メリット1 成果が出るまでの時間を短縮できる
1つ目のメリットは、外注によって施策の開始から成果を得るまでの期間をできるだけ短くできることです。Webマーケティングで成果を上げるためには、経験やノウハウが必須です。
自社のみで進める場合、マーケティングの勉強からスタートしなければならないケースが少なくありません。そのため、成果を上げるまでだけではなく、施策を開始するまでに時間を要することがあります。
ただ、Webマーケティングを外注すれば、プロのノウハウを借りて施策をすぐにスタートできるので、成果が出るまでの時間を短縮することが可能です。
メリット2 リソース不足を解消し、コア業務に集中できる
外注によって、社内のリソース不足が解消され、コア業務に集中できる点もメリットです。Webマーケティングは、戦略の立案から施策の実施・結果の分析まで、多くの工数を要します。
もし社内のリソースが不足していると「記事を制作したものの、リライトができず最新情報に更新できない」「データ測定を行っても、分析できず改善点を見つけられない」といった状況に陥りかねません。
そこで、マーケティングを外注すれば、自社で以下のような利益に直結するコア業務に専念できます。
【利益に直結するコア業務の例】
- 営業活動
- 経営戦略の立案
- サービス・商品の企画
結果として、社内の限られたリソースでも売上の向上が期待できます。
メリット3 最新情報や知識を得やすくなる
常に最新の情報を集めているWebマーケティングの専門家と一緒に仕事をすることで、「Googleコアアップデート」や「SEOのトレンド」などの最新情報を得られることも魅力です。
マーケティングに関する情報は、オンラインだけではなく書籍などオフラインにも豊富にあります。そのため、集めた膨大な情報から自社に必要な情報を選ぶことに時間を要してしまい、施策に反映する前に疲弊するケースが少なくありません。
また、Googleコアアップデートは予告なく始まるため、突然の事態にどのように対応すればいいのかわからず悩む担当者は多いです。その際、近くにWebマーケティングの専門家がいればすぐに相談できるので、迅速かつ的確な対応を取れます。
Webマーケティングを外注する2つのデメリット
Webマーケティングの外注には、下記の2つのデメリットも存在します。
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
デメリット1 コミュニケーションコストが増加しやすい
1つ目のデメリットは、関わるメンバーの増加にともない、コミュニケーションコストもアップしやすい点です。
Webマーケティングの外注は、依頼したら丸投げして良いというわけではありません。自社の特徴や強みなど、自社でしかわからない情報を積極的に提供しなければ、Webマーケティング会社が適した戦略を考えられないためです。
外注先はあくまで自社と並走するパートナーなので、コミュニケーションを取りながら話し合いを重ね、双方の意見から軌道修正を図ることも必要です。外注によって自社の工数を軽減できるものの、情報提供やコミュニケーションは、成果につなげる上で求められます。
デメリット2 ノウハウが自社に蓄積されにくい
外注すると、いつでもプロに相談できる安心感から頼りきりになってしまい「社内にマーケティングのノウハウが蓄積されにくい」というデメリットが生じるケースがあります。Webマーケティングのノウハウは、以下の工程を繰り返す中で社内に蓄積されていきます。
【Webマーケティングの4つの工程】
- 調査・分析
- 戦略の立案
- 施策の実施
- 結果の分析・施策の見直し
外注しながら社内にノウハウを蓄積するためには、依頼した企業の仕事ぶりをよく観察すると効果的です。「なぜその施策を選んだのか?」「どのデータを分析すればいいのか?」など、気になった部分は積極的に質問しましょう。
また、外注先が収集したマーケティングに関するデータも、可能な限り共有してもらうことが望ましいです。
将来的に自社での対応を目指すのであれば、内製化支援サービスのある外注先に依頼する選択もあるため、長期的にどのように進めたいか検討しておくことが重要です。
Webマーケティングを外注する3つのステップ
Webマーケティングを外注する流れは、下記の3ステップです。
では、それぞれの工程について詳しく解説します。
ステップ1 自社の課題や目標を明確にする
まずは、自社の課題や目標であるKGI・KPIを明確にしましょう。
自社が最終的に目指す指標(KGI)と、それを達成するための中間的な指標(KPI)を設定すると、自社に不足している課題が見えてきます。
その後、「課題を解決するために、何を行うべきか」という視点で課題を分解していくと、自社に必要な施策をピックアップしやすくなります。
なお、KGI・KPIの設定が難しいという方のために、設計方法を資料にまとめているので、「自社の目標達成に近づける指標を設定したい」という場合は、以下からお気軽にダウンロードしてください。
ステップ2 外注する業務の範囲を決める
次の工程では、外注する業務の範囲を決めましょう。課題を解決するために必要な施策をもとに、自社に足りないノウハウ・リソースが何であるかを考えながら決めます。
前述のとおり、Webマーケティングで外注できる業務の範囲は、戦略設計を含む包括的なコンサルティング依頼からコンテンツの制作代行まで多様です。また、外注にかけられる予算によっても、依頼できる業務の範囲が制限されます。
そのため、自社の課題と予算の両方を考慮しながら、優先順位をつけて外注する業務の範囲を決めましょう。
ステップ3 業者を選定し業務プランをすり合わせ施策を開始する
外注する範囲が決まったら、自社に合った外注先と契約に向けて細かい内容を詰めます。
【外注先と契約を進める3つのステップ】
- 自社の課題を説明する
- 外注先に施策を提案してもらう
- 費用や期間などをすり合わせる
外注先との調整ができたら、その内容を書面化し、「外注する業務の範囲」と「費用」をお互いに確認した上で、契約を結んでから施策をスタートします。
場合によっては、自社が想定していなかった施策を外注先から提案されるケースがありますが、すべて言うとおりにする必要はもちろんありません。
ただ、プロの視点だからこそ浮かぶアイデアはあるので、最初からすべてを否定せず、提案の理由を確認した上で自社のゴール達成に必要かどうかを検討しましょう。
おすすめのWebマーケティングの外注先6選
ここで、ナイルがおすすめするWebマーケティングの外注先を以下の6社紹介します。
企業名 | 所在地 | 外注できる業務の範囲 |
---|---|---|
ナイル株式会社 | 東京都 |
|
株式会社才流 | 東京都 |
|
株式会社インフォバーン | 東京都 京都府 |
|
株式会社THE MOLTS | 東京都 |
|
株式会社エコンテ | 東京都 |
|
株式会社ウェブライダー | 京都府 東京都 |
|
※2024年4月現在の情報です
紹介した企業はWebマーケティングに強みのある企業ばかりです。それぞれの詳細については下記の記事も参考にしてください。
Webマーケティングの成功に最も重要なのは、自社の抱えている課題を正確に把握し、成果につなげることです。そのため、ナイルの「Webコンサルティングサービス」では、以下のようにまず現状の調査や分析・評価から行っています。
No. | 工程 | 施策例 |
---|---|---|
1 | 調査・分析 |
|
2 | 戦略の立案 |
|
3 | 施策の実施 |
|
4 | 結果の分析・施策の見直し |
|
戦略を練るために重要なのは、依頼主やその競合を分析するために必要な情報を集め、現在の状況をできるだけ細かく把握することです。その上で、「ターゲットの策定」を行い、Webマーケティングの戦略設計を進めることで、成果につながる戦略を見出しています。
ナイルでは、これまで2,000社以上を支援して培ってきたノウハウを活かし、状況にあったサポートを行っていますので、興味のある方はぜひ下記からお気軽にご相談ください。
Webマーケティングの外注先を選ぶ5つのポイント
外注先の企業を選ぶ際のポイントとしては、下記の5つがあります。
Webマーケティングの外注先を選ぶ5つのポイント
- ポイント1 実施したい施策の実績がある
- ポイント2 外注したい工程を依頼できる
- ポイント3 費用やスケジュールが希望に近い
- ポイント4 コミュニケーションの相性が良い
- ポイント5 社内体制が整っている
それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
ポイント1 実施したい施策の実績がある
1つ目に紹介するポイントは、外注先の過去の実績を確認することです。外注先となる企業は、強みや得意とするWebマーケティング施策があります。そこで、過去の実績が多い業務を確認しておくと「得意とする領域だ」と判断材料を増やせます。
なお、実績を確認する方法として以下があります。
【Webマーケティング会社の実績を確認する方法】
- ホームページの事例記事を見る
- 「事例集」のようなホワイトペーパーをダウンロードする
- 問い合わせる
例えば、ナイルでは以下の事例紹介ページで、導入事例を施策のカテゴリーごとに紹介しています。
自社と同じ業界に対する支援の経験がある企業からは、過去に培ったノウハウを活かした支援を受けられるため、できるだけ確認しておきましょう。
ポイント2 外注したい工程を依頼できる
自社が依頼したい工程を引き受けてくれるかどうかも、確認しておきたいポイントです。
Webマーケティングを包括的にコンサルティングできる企業もあれば、コンテンツの制作に特化した企業もあるので、企業によって受注できる業務の範囲に差があります。
一方、企業規模によって生まれる差は「費用・対応できる範囲」にかかわるものです。そのため、企業規模が大きければ一概に良いとは限りません。あくまで、「自社がサポートして欲しい業務を依頼できるか」「自社の目標達成を支援できるサービスか」という視点でチェックしましょう。
ポイント3 費用やスケジュールが希望に近い
自社が希望する費用やスケジュールで取り組んでもらえるかどうかも、確認が必要です。
いくら希望の予算内であっても、スケジュールが間に合わなければ上長の決裁は下りません。「きっと調整できるだろう」といった認識で進めず、依頼前に確認しておきましょう。
一般的には、外注する業務や、施策を開始した後の状況によってスケジュール・費用が変わります。できるだけ実際に近いスケジュールや見積もりを作成してもらうために、自社の課題や必要な施策を事前に洗い出しておくことが重要です。
ただ、「費用が安く納期が早ければ良い」というわけではありません。他社より費用が安い場合は自社で対応する工程が増えたり、納期が早くてもクオリティに難があったりするケースがあるので、費用・スケジュールと見込まれる成果の両方を考慮して選定すると失敗を防げます。
ポイント4 コミュニケーションの相性が良い
Webマーケティングを外注する際は、担当者と自社との相性をチェックしておきましょう。費用・スケジュールが希望と一致しても、やり取りが噛み合わない担当者と長期的にプロジェクトを進めるのはつらいものです。
連絡の方法 | 電話が多い?メール・チャットがメイン? |
---|---|
連絡の頻度 | こまめに連絡がくる?要件をまとめて連絡してくる? |
距離感 | 親しい付き合いになりそう?あくまでビジネスライク? |
提案の数 | 積極的に提案してくる?必要な施策をコツコツと実行する? |
上記のように、複数の視点から外注先の傾向を見極めておくと安心です。
もちろん担当者によって人柄が異なるので、可能であれば契約前に誰が自社の担当になるのかを確認しておきましょう。また、どうしても不安があれば、契約前に担当者と会ってみるのもおすすめです。
ポイント5 社内体制が整っている
外注先の選定では、相手の社内体制が整っているかどうかもチェックしておきましょう。
コンテンツ制作の担当者が1人だと、間違った情報を記載していることに気がつけないまま記事を公開するケースがあるからです。
複数人で担当していると、さまざまな視点からコンテンツに改善を加えられ、より質の高いものを作り上げることが可能です。ほかにも、「社内体制が整っている」ことで、下記のようなメリットが生じます。
【社内体制を整えるメリット例】
- 戦略の改善:コンサルティングチームとアナリストチームの視点で議論ができて戦略が偏りにくくなる
- SEOの分析:担当者だけの力量に左右されずに、チームメンバーで多角的に分析できる
例えばナイルでは、以下のような社内体制を整えて、クライアントからの依頼を受注しています。
依頼先の社内体制は、ホームページや会社紹介の資料などで紹介されていることがほとんどですが、もしわからなければ問い合わせて確認しましょう。
自社に合った外注をしてWebマーケティングを成功させよう!
Webマーケティングの外注を成功させるためには、外注先選びが重要です。「スキルやノウハウのない会社」や「社内リソースが足りていない会社」などに依頼してしまうと、「費用を使ったのに、思ったような成果をあげられない」という事態に陥りかねません。
外注先を選ぶ際は、費用やスケジュールなど考慮することがいくつかありますが、あくまで自社に合っていることが重要です。なんとなく決めて後悔しないよう、慎重に検討しましょう。
なお、ナイルでは2,000社以上のWebマーケティングを支援した実績をもとに、依頼主の目標達成につながる提案をいたします。さまざまな業界の企業のWebマーケティングをサポートしてきたため、BtoB・BtoC問わず積み上げたノウハウをもとにした提案が可能です。
例えばコンテンツ制作なら、SEOからCVRの改善までも支援するため、上位表示だけではなく、売上につながることを視野に入れた戦略設計を行います。さらに、将来的に自走できるよう内製化のサポートもいたします。
「外注を検討したいけれど、何から始めて良いかわからない」という方のために無料相談もご用意しておりますので、以下からお気軽にお試しください。
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