【超具体的に解説】トピッククラスターとは?作り方を4ステップで解説

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【超具体的に解説】トピッククラスターとは?作り方を4ステップで解説

トピッククラスターは、SEOで検索上位を獲得するために有効な戦略のひとつです。関連するコンテンツを内部リンクでつなげることで、ユーザーの情報収集を効率化する効果もあります。

本記事では、トピッククラスターの基本情報や作り方を紹介します。トピッククラスターを作成する際の注意点も解説していますので、ぜひ最後までお読みください。

なお、トピッククラスターでSEOのサイト評価を上げるためには、SEOの基礎知識が必要です。SEOに役立つ3つの資料をセットにして無料で公開しているので、下記よりダウンロードの上ご活用ください。

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トピッククラスターとは

トピッククラスターは、1つのメインとなるコンテンツ(ピラーコンテンツ)を中心に、関連する複数のコンテンツ(クラスターコンテンツ)を内部リンクでつなぎ、SEOのサイト評価を向上させる戦略です

下記の画像は「パソコン おすすめ」をピラーコンテンツにした際のトピッククラスターを表した図です。「パソコン おすすめ ゲーム」「パソコン おすすめ メーカー」などは、ピラーコンテンツを補助するクラスターコンテンツとして存在します。

「パソコン おすすめ」をピラーコンテンツにした際のトピッククラスターを表した図

関連するコンテンツを内部リンクによってつなぐことで、各コンテンツのSEO評価が共有され、トピッククラスター全体での検索結果の上位表示が期待できます。また、関連コンテンツが内部リンクでつながるため、ユーザーが欲しい情報を探しやすくなることもメリットです。

ピラーコンテンツとクラスターコンテンツについて、具体例を交えながら詳しく解説します。

ピラーコンテンツ(まとめ記事)

ピラーコンテンツとは、特定のトピック全体を包括的にカバーする主要コンテンツのことです。「まとめ記事」や「親記事」と呼ばれることもあります。

ピラーコンテンツには、検索回数が多いビッグキーワードを設定することが一般的です。例えば、「seo」や「パソコン おすすめ」、「プログラミング 勉強」といったキーワードが該当します。

このようなビッグキーワードの特徴のひとつが、ユーザーの検索意図が掴みにくいことです。「パソコン おすすめ」であれば、「学生向けのパソコンが欲しい」や「動画編集で使うパソコンが欲しい」など、さまざまな検索意図が考えられます。そのため、考えられるすべてのニーズを満たせるよう、情報を網羅的に紹介しなければなりません。

しかし、網羅的な情報が書かれているコンテンツは、広くて浅い内容になりがちです。そこで、各ニーズに対して詳しく情報を提供するために重要な役割を担うのが、クラスターコンテンツです。

クラスターコンテンツ(個別記事)

クラスターコンテンツは、ピラーコンテンツに関連する情報を紹介するコンテンツです。「個別記事」や「子記事」と呼ばれることもあります。

ピラーコンテンツが「パソコン おすすめ」である場合、クラスターコンテンツのキーワードとして「パソコン おすすめ 学生」「パソコン おすすめ 動画編集」「パソコン おすすめ 安い」などが考えられます。

クラスターコンテンツの役割は、ピラーコンテンツで述べた情報の詳細を補足することです。クラスターコンテンツとピラーコンテンツを双方向の内部リンクでつなぐことで、コンテンツ群全体で、ユーザーの検索意図を満たせます。

SEOにおけるトピッククラスター4つのメリット

トピッククラスターを作成するメリットは、以下の4つです。

SEOにおけるトピッククラスター4つのメリット

メリット1 サイト構造が明瞭になりクロールを促進できる

トピッククラスターの1つ目のメリットは、サイト構造が明瞭になることで、クロールされやすくなる点です

トピッククラスターは、関連するコンテンツ同士を内部リンクでつなぐ仕組みです。そのため、検索エンジンのクローラーがサイト内を回遊しやすくなり、各ページのインデックスを促進する効果も期待できます。

結果的に、作成したコンテンツが公開後すぐにインデックスへ登録され、検索結果への表示も速くなります。

メリット2 情報の網羅性が高まるためユーザーの悩み解決につながりやすい

トピッククラスターを作成することで、特定のテーマに関連する情報がサイト上に集約されます。その結果、ユーザーが必要としている情報を、網羅的に提供できるというメリットがあります。

例えば、「パソコン 選び方」というキーワードで作成したコンテンツに訪れたユーザーは、選び方がわかった後に「自分に合うパソコンを知りたい」と考えるでしょう。そこで、「パソコン おすすめ」のコンテンツへの内部リンクを設置していれば、ユーザーの新たなニーズにも対応できます。

このように、トピッククラスターを構築することで、サイトに訪れたユーザーの広範囲にわたる悩みを一気に解決できます。

また、ユーザーにとって「必要な情報が網羅されているサイト」であると認識されれば、ユーザーの再訪につなげることも可能です。

メリット3 ロングテールSEOとの相性が良くCVしやすい

トピッククラスターはロングテールキーワードとの相性が良いため、コンバージョンの発生につなげやすいというメリットもあります。

ロングテールキーワードとは、月間検索回数が比較的少なく、3語ほどの単語で構成されたキーワードのことです。例えば、「パソコン 選び方 初心者」などが該当します。

ロングテールキーワードは、月間検索回数が多いビッグキーワードに比べて、競合がそれほど多くありません。加えて、ビッグキーワードよりもユーザーの検索意図がわかりやすいため、コンバージョンにつながりやすいという特徴もあります。

ロングテールキーワードで上位を獲得できればコンバージョンにつながりやすいことを示すイメージ図

ピラーコンテンツにビッグキーワード、クラスターコンテンツにロングテールキーワードを採用することで、流入とコンバージョンの両方を効率良く狙う戦略が立てられます。

メリット4 トピッククラスター全体で順位を上げられ自然流入増を見込める

トピッククラスターは、作成したコンテンツ全体での検索順位の底上げができます

SEOで検索上位を狙うためには、ユーザーの検索意図を満たす必要があります。しかし、1つのコンテンツだけで検索意図をすべて満たすことは簡単ではありません。特にビッグキーワードは、1つのキーワードに対して複数の検索意図が含まれることが多いため、すべての検索意図を網羅しにくいです。

トピッククラスターを作成すれば、あるコンテンツで満たせなかった検索意図を、別のコンテンツで満たすという仕組みが作れます。複数のコンテンツ群で検索意図を満たせるため、SEOでの順位が上がりやすい傾向にあります。

また、関連するコンテンツ同士を内部リンクでつなげることも、検索順位が上がりやすくなる要因です。内部リンクは、つなげたコンテンツ同士を相互に補強できると言われています。そのため、各コンテンツの評価が相互に補強され、トピッククラスター全体の検索順位向上が見込めます。

トピッククラスターで関連するコンテンツ同士を内部リンクでつなげた図

特にビッグキーワードは競合が多く、検索順位の上位を獲得するのは至難の業です。そこで、競合が比較的少ないキーワードのクラスターコンテンツで検索上位を獲得し、その評価をビッグキーワードのコンテンツと共有することで、トピッククラスター全体での評価向上につなげられます。

トピッククラスターの作り方

トピッククラスターの作り方を、4ステップで紹介します。

トピッククラスターの作り方

なお、下記動画でもトピッククラスターの作成方法を解説していますので、併せてご覧ください。

 

ステップ1 トピック選定

まずは、メイントピックの候補を決めましょう。メイントピックは、自サイトで伝えたいことやサイト運営の目的、ターゲットとなるユーザーのニーズを起点に考えます

例えば自サイトの目的が顧客管理ツールの販売促進であれば、「効率的な顧客管理の方法」や「おすすめの顧客管理ツール」などがトピックとして挙げられます。

サイトの目的が自社サービスの利用促進である場合は、カスタマージャーニーからトピックを考えるのもひとつの方法です。カスタマージャーニーとは「顧客が製品やサービスを知り、購入に至るまでの行動パターンを視覚化したもの」です

「顧客管理ツール」のカスタマージャーニーマップ

カスタマージャーニーでは、ユーザーがどの段階でどのような情報を求めているかを把握できるため、トピックの選定に役立ちます。

ステップ2 ピラーコンテンツの対策キーワードとクラスターコンテンツのキーワード選定

続いて、ピラーコンテンツとクラスターコンテンツのキーワードを選定します

ピラーコンテンツのキーワードは、トピックに関連性が高く、ユーザーが頻繁に検索する可能性が高いであろう1〜2語のキーワード(ビッグキーワード)を選びましょう。例えば、「CRM」「CRM ツール」「顧客管理」などが挙げられます。

次に、クラスターコンテンツのキーワードを選定します。

ピラーコンテンツのキーワードを起点に関連キーワードを洗い出しましょう。ラッコキーワードやGoogleキーワードプランナーなどのツールを使うことで、ピラーコンテンツに関連するキーワードを取得できます。

まずはラッコキーワードで、ピラーコンテンツのキーワードを入力し、サジェストキーワードを調べます。

ラッコキーワードのサイトトップページ

検索するとサジェストキーワードの一覧が表示されます。サジェストキーワードを整理しやすいよう、画面右上の「全キーワードをコピー」をクリックし、スプレッドシートなどに貼り付けておくことがおすすめです。

ラッコキーワードのサイト操作画面

サジェストキーワードを洗い出したあとは、Googleキーワードプランナーを使い、キーワードを広げていきましょう。「新しいキーワードを見つける」を使うことで、関連するキーワードを幅広く取得できます。

Googleキーワードプランナーの操作画面

Googleキーワードプランナーで表示されたキーワードは、画面右上のダウンロードボタンをクリックして、スプレッドシートに追加しておきましょう。

Googleキーワードプランナーの操作画面

続いて、Googleキーワードプランナーの「検索のボリュームと予測のデータを確認する」を使用して、各キーワードの検索回数を調べます。

Googleキーワードプランナーの操作画面

洗い出したキーワードを入力することで、下記画像のように検索回数や競合性がわかります。画面右上のダウンロードボタンをクリックし、「過去のプラン指標」の下にある「Google スプレッドシート」をクリックしてダウンロードしましょう。

Googleキーワードプランナーの操作画面

キーワードを洗い出し検索回数を調べたら、スプレッドシートに記入して、キーワードごとにコンテンツを作成するかを決めます

Googleスプレッドシートの操作画面

作成するコンテンツ決めは、各キーワードの検索意図を考え、自サイトがターゲットとしているユーザーが求める情報であるかを基準にします。検索意図は、実際に検索して上位に表示されているコンテンツを読み、ユーザーがどのような情報を求めて検索したかを考えることで見えてきます。

また、対策するキーワードを仕分ける際は、コンテンツを作成する優先順位も決めておきましょう。基本的には、月間検索回数が多くコンバージョン(CV)へ近いキーワードから優先的に作成することがおすすめです。

対策するキーワードが決まったら、対策するキーワードに対してユーザーのニーズ別にテーマを入力します。

Googleスプレッドシートの操作画面

テーマを入力することで、各キーワードをグルーピングでき、管理しやすくなります

最後に、対策記事を入力します。

Googleスプレッドシートの操作画面

新たにコンテンツを作成する場合は「新規作成」と入力し、すでにコンテンツがある場合はそのページのURLを入力しましょう。

なお、キーワード選定の方法は下記記事で詳しく紹介しています。トピッククラスターにおけるキーワード選びにも通ずる内容ですので、ぜひご参照ください。

ステップ3 ピラーコンテンツ・クラスターコンテンツの作成

キーワードを選定し優先順位が決まったら、コンテンツ作成に取りかかりましょう

自社サイトのドメインパワーが強くない場合は、まずはクラスターコンテンツから着手することをおすすめします。クラスターコンテンツを先に作成しておけば、ロングテールキーワードから対応することになるので、順位がつきやすく、さらにその内容を参考にしながら効率的にピラーコンテンツを作成できるためです。

ピラーコンテンツを作成する際は、内部リンクでつないだクラスターコンテンツを読まなくても、内容がわかるように要点を押さえることが重要です。

SEOライティングの手順やコツは以下の記事で紹介していますので、コンテンツ作成の際の参考にしてください。

ステップ4 内部リンクの設置

ピラーコンテンツとクラスターコンテンツを作成するときは、各コンテンツに内部リンクを設置します

ピラーコンテンツは、すべてのクラスターコンテンツと内部リンクでつなぎましょう。トピッククラスターの中で、孤立するコンテンツができあがらないよう、先に内部リンク構造を設計しておくことをおすすめします。また、クラスターコンテンツ同士も、関連する場合は互いにリンクを設置します。

内部リンクを設置する際は、アンカーテキストにキーワードを含めることをおすすめしています。アンカーテキストとは、リンクが設置されているテキストのことです

アンカーテキストが「詳しくはこちら」のような表記になっていると、検索エンジンのクローラーがリンク先のコンテンツの内容を正確に把握し、適切な評価を行うことが難しくなります。そのため、アンカーテキストは「パソコンの選び方はこちら」というように、リンク先のコンテンツがどのような内容なのかわかりやすいテキストに設定しましょう。

内部リンクの効果的な設置方法については以下の記事で紹介しています。

ここまで読んで「トピック決めやキーワード選定が難しそう」と感じた方に向けて、ナイルでは無料相談を実施しています。トピッククラスターの準備やコンテンツ作成の支援も実施していますので、ぜひ下記からお気軽に問い合わせください。

トピッククラスターを作成する際の注意点

トピッククラスターを作成する際は、下記のポイントに注意しましょう。

トピッククラスター戦略における注意点

注意点1 ツールだけでキーワードを選定しない

キーワード選定の際、ツールを使うことで効率的にキーワード候補を抽出できますが、ツールを使って出てきたキーワードのみでトピッククラスターを作ることは避けましょう

例えば、ピラーコンテンツのキーワードを「パソコン」に設定し、ツールで関連キーワードを抽出すると、「パソコン 〇〇」形式のキーワードだけが提案されることがあります。「ゲーミングPC 〇〇」や「MacBook 〇〇」など、関連性が高いキーワードを見落としかねません。

そのため、ツールを使った上で、検索するユーザーのニーズをもとにキーワードを考えることが重要です。自分でキーワードを考えることが難しい場合は、検索するユーザーに近しい人にヒアリングすることをおすすめします。

注意点2 同じ検索意図に対するコンテンツを複数作成しない

異なるキーワードでも、似たような検索意図を持っている場合があります。このようなキーワードでそれぞれコンテンツを作成し、検索エンジンに重複コンテンツだと判断されると、結果として両方のコンテンツの検索順位が低下する可能性があります

例えば、「パソコン 学生 おすすめ」と「パソコン 学生 比較」の2つのキーワードは、「学生向けのパソコンが知りたい・購入したい」という似たような検索意図があると考えられます。もし、コンテンツの内容が類似してしまうと、検索エンジンによって重複と判断されかねません。

重複コンテンツを避けるには、各キーワードの検索意図を考えることが大切です。異なるキーワードでもユーザーの検索意図が同じである場合、それらのキーワードを網羅したひとつのコンテンツを作成し、検索結果での上位表示を目指す方が効果的です。

また、異なるキーワードで実際に検索し、表示される検索結果が類似しているかを確認しましょう。

類似している検索結果の例

上記画像のように結果が類似している場合、それぞれのキーワードは同じ検索意図を持つユーザーが検索している可能性が高いと考えられます。

注意点3 むやみやたらに内部リンクを設置しない

トピッククラスターにおいて内部リンクの設置は重要ですが、ただ設置すればいいわけではありません。関連性の低い内部リンクは検索エンジンとユーザーを混乱させ、サイト評価を損なう恐れがあります。

したがって、トピッククラスターを構築する際には、関連性の高いコンテンツ間でのみ内部リンクを設定することが大切です

すでに運用歴があるサイトの場合、評価の低いコンテンツへの内部リンクも避けましょう。低評価のコンテンツへのリンクが、ほかのコンテンツの信頼性にも悪影響を与え、結果としてトピッククラスター全体の評価を下げる可能性があります。

既存のコンテンツをクラスターコンテンツとして使う場合は、内容を十分にブラッシュアップしてください。

注意点4 作成したコンテンツを放置しない

トピッククラスターは作って終わりではなく、作成したコンテンツの管理も重要です

検索エンジンの評価は常に変化しているため、検索上位を獲得したとしても、時間が経つにつれて順位が下がる可能性があります。順位が下がると、そのコンテンツだけではなく、トピッククラスター全体の評価にも悪影響を及ぼすことにもなりかねません。

そのため、作成したコンテンツの順位を継続的に計測し、順位が下がった場合はリライトを実施しましょう。また、順位に変動がなくても、コンテンツの内容が古くなったら更新することが大切です。

リライトするコンテンツの探し方やリライトの方法は、下記から無料ダウンロードできる資料にまとめているのでご参照ください。

トピッククラスターの作成準備に便利なツール

ここからは、トピッククラスターを作る際に便利なツールを紹介します。

最初の3つは無料、後半の2つは有料です。無料ツールだけでもトピッククラスターの作成準備ができるので、まずは無料ツールを試してみることをおすすめします

では、トピッククラスターを作成する際、どのような用途で使えるかを解説します。

ツール1 ラッコキーワード

ラッコキーワード

出典:ラッコキーワード

ラッコキーワードは、クラスターコンテンツのキーワード選定に役立つ無料ツールです。入力したキーワードに関連するサジェストキーワード(関連キーワード)を取得できます。

ラッコキーワードの操作画面

また、キーワード選定だけではなく、コンテンツ作成の際にも便利です。「見出し抽出機能」を使うことで、指定したキーワードで検索上位に表示されているサイトの見出し構成がわかります。

さらに、「Yahoo!知恵袋」と「教えて!goo」から、指定したキーワードが使われている投稿を一覧で表示できるため、ユーザーの具体的な悩みの把握にも使えます。

ツール2 Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナー

出典:Google 広告

Googleキーワードプランナーは、関連キーワードや月間検索数などを確認できるGoogle広告の機能のひとつです

先ほど紹介したラッコキーワードとの違いは、抽出できるキーワードの種類です。ラッコキーワードでは、指定したキーワードが使われているサジェストキーワードが抽出できます。例えば、「CRM」で検索すると、「CRM 〇〇」というキーワードが出てきます。

一方で、Googleキーワードプランナーでは、「CRM」で検索すると「顧客 管理」という関連キーワードも抽出可能です。

Googleキーワードプランナーの操作画面

使い分けとしては、下記のような方法がおすすめです。

  • ラッコキーワードでサジェストキーワードを調べる
  • Googleキーワードプランナーでキーワードを広げる
  • Googleキーワードプランナーで広げたキーワードのサジェストキーワードをラッコキーワードで調べる
  • Googleキーワードプランナーで各キーワードの月間検索回数を調べる

ラッコキーワードとGoogleキーワードプランナーを使うことで、無料でもトピッククラスターのキーワード候補を洗い出せます。

ツール3 ピラクラ

ピラクラ

出典:ピラクラ

ピラクラとは、トピッククラスターを作ることに特化した、無料のキーワード分析ツールです

ピラーコンテンツのキーワードと、クラスターコンテンツ候補のキーワードを入力することで、競合サイトがクラスターコンテンツを作成しているかを把握できます。

例えば、ピラーコンテンツのキーワードを「パソコン おすすめ」、クラスターコンテンツ候補のキーワードを「パソコン おすすめ 学生」として検索してみましょう。すると、「パソコン おすすめ 学生」のキーワードを、クラスターコンテンツとして作成しているサイトが多いことがわかりました。

ピラクラの操作画面

もし、クラスターコンテンツ候補のキーワードをクラスターコンテンツとして作成しているサイトが少ない場合、ピラーコンテンツ内での紹介で十分だと判断できます。

トピッククラスターの作成後に新たなクラスターコンテンツ候補を発見した際、本当にクラスターコンテンツを作成した方がいいかを見極める際にも便利です。

ツール4 Ahrefs

Ahrefs

出典:Ahrefs

Ahrefsは、自サイトや競合サイトを分析できる多機能ツールです。有料ですが、多機能かつ高性能なことから、SEOサイトを運営する多くの企業や個人が利用しています。

トピッククラスターを作成する際は、「キーワードエクスプローラー機能」を利用します。ピラーコンテンツのキーワードを入力して検索すると、関連性の高いキーワードが一覧で表示される仕組みです。サジェストキーワードだけではなく、関連する用語も抽出できます。

Ahrefsの操作画面

また、月間検索ボリュームやクリック数などのデータがわかるため、作成するキーワードの優先順位を決める際にも役立ちます。

ほかにも、サイトエクスプローラー機能を使うことで、自サイトや競合サイトの流入キーワードの調査が可能です。競合サイトの流入キーワードを調べることで、新たなクラスターコンテンツのキーワードを見つけられる可能性があります。

Ahrefsはキーワード選定以外にもさまざまな用途で活用できます。下記記事でAhrefsの使い方を紹介していますので、ぜひご参照ください。

ツール5 Semrush

Semrush

出典:Semrush

Semrushは競合サイトの検索上位キーワードやキーワードごとの難易度など、さまざまな情報を可視化できる競合分析ツールです。ナイルは、トピッククラスター作成にSemrushを利用しています。

トピッククラスターを作成する際は、「Keyword Magic Tool」が便利です。トピッククラスターのテーマとなるキーワードを入力して検索すると、関連キーワードが月間検索回数などとともに一覧で表示されます。その中から、ピラーコンテンツやクラスターコンテンツのキーワード選定が可能です。

ほかにも、競合を分析してクラスターコンテンツのキーワード候補を探したり、自サイトと競合サイトの順位を比較して改善点を見つけたりなど、SEOに取り組む上で必要な機能がそろっています。

有料ツールではありますが、最初の14日間は無料で利用できます。

トピッククラスターの作成ではユーザーのニーズ把握が重要

トピッククラスターは、検索上位を獲得するための有効な戦略です。また、サイトへ訪れたユーザーが情報を探しやすくなるというメリットもあります。

作成する際は、テーマとなるキーワードの関連キーワードを洗い出す必要があります。ただし、ツールだけでキーワードを選定することはおすすめできません。ツールを使ってキーワード候補を抽出した上で、ユーザー目線で本当に求められている情報は何かを考えることが重要です

とはいえ、自社でトピッククラスターなどのキーワード戦略を立てるのが大変であったり不安な場合もあるかと思います。ナイルではSEOコンサルティングサービスを実施していますので、その様な場合はぜひナイルに無料相談してください。

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編集者情報

金子 光(かねこ ひかる)
金子光

新卒で楽天グループ株式会社に入社。営業管理として40人規模のチームをマネジメント。その後社員3人のベンチャー企業に入社し新規事業立ち上げを経験。現在はナイルのSEO相談室編集長として、Webマーケティングに従事している。

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