ユーザーの検索行動に関するアンケート調査|2023年7月実施
全国の男女4403名を対象に、インターネット利用時の検索行動に関するアンケート調査を実施しました。
目次
調査結果の概要
- 検索エンジンを除き、インターネット検索で最も利用頻度の高いものは、女性「Instagram」「Twitter」が同率1位、男性「YouTube」で男女差
- 検索方法として「キーワードを複数入力する」人は約7割
- 約3割が検索時に「画像(タブ)」を見ると回答
- 検索エンジンの利用目的、1位「知らない言葉、人物」2位「趣味に関すること」3位「ニュース」
- 約5割が回答を得るまでに「2-3回検索した」と回答
調査背景
20代から60代の男女4403名に、普段インターネットを利用して検索をする際の、検索方法や行動に関するアンケート調査を行った結果を公開します。
また、昨年の同調査データと比較し、2022年から2023年1年間で起きた、ユーザー検索行動の変化をまとめました。
調査概要
・調査期間:2023年7月25日~30日
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:全国の20代~60代男女 4403人
- 20~29歳 25%
- 30~39歳 30%
- 40~49歳 27.5%
- 50~59歳 12.5%
- 60歳以上 5%
検索エンジンを除き、インターネット検索で最も利用頻度の高いものは、女性「Instagram」「Twitter」が同率1位、男性「YouTube」で男女差
全国男女4403人のうち、インターネットを利用して調べものをする時もっとも利用頻度が高いものは、男女共に1位「Google(48.2%)」、2位「Yahoo!(28.7%)」でした。
※昨年対比で、順位変動があった数値のみ赤字にて記載
一方で、男女別に見ると3位以降のランキングに差があり、女性は「Instagram(6.1%)」「Twitter(6.1%)」、男性は「YouTube(4.3%)」でした。また新たに「ChatGPT」の項目を追加したところ、単一回答にも関わらず全体の0.2%が検索に利用していることがわかりました。
昨対比でみると、男女共に「LINE」での検索行動が減少傾向となりました。また女性の順位では変動が見られ「Twitter」が1.4%、「YouTube」が1.3%の増加となったことがわかります。
検索方法として「キーワードを複数入力する」人は約7割
検索エンジン(Google、Yahoo!など)を利用して調べものをする男女221名のうち、検索方法として最も多かったのは「キーワードを複数入力する(73.3%)」、次いで「キーワードを1つ入力する(62.9%)」と回答しました。
「キーワードを入れたあとに出る、予測キーワードで検索する」と回答した人は、約2割でした。
昨対比でみても、順位変動はありませんでしたが「キーワードを複数入力する」と回答した人は、7.7%の増加が見られました。
約3割が検索時に「画像(タブ)」を見ると回答
検索キーワードの入力後、どこを見て答えを見つけるかの問いに対して、64.7%が「検索結果に出た、上位の記事をみる」と回答。次いで、「1番上に出てきた情報を見る(47.5%)」、「画像(タブ)を見る(30.8%)」でした。
※昨年対比で、順位変動があった数値のみ赤字にて記載
昨対比での順位変動はなかったものの、「画像」を見ると回答した人は、6.8%の大きな増加が見られました。一方で、「検索結果に表示された他のアプリ(SNS等)に移動する」人の割合は4.6%減少し、「動画を見る」人との順位が逆転しています。
検索エンジンの利用目的、1位「知らない言葉、人物」2位「趣味に関すること」3位「ニュース」
インターネットを利用して調べ物をするときに、SNSではなく検索エンジンを使う目的を聞いた結果、最も多くの人が「知らない言葉、人物(67.4%)」を検索すると回答。2位「趣味に関すること(49.3%)」3位「ニュース(47.1%)」でした。
※昨年対比で、2つ以上の順位変動があった数値のみ赤字にて記載
昨対比で、「天気(32.6%)」「マナー(28.5%)」「悩み、困っていること(34.4%)」「病気(27.6%)」「旅行、レジャー(32.1%)」では、2つ以上の順位変動が見られました。
続いて、「直近で検索エンジンを利用して調べたキーワードを覚えている」と回答した83名に、実際に調べた検索キーワードを聞きました。
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※一部抜粋
約5割が回答を得るまでに「2-3回検索した」と回答
上記で回答いただいた83名に、直近で調べたキーワードに対する検索回数を聞いたところ、44.6%が「2-3回検索した」と回答しました。
次いで、34.9%が「1回の検索で答えが見つかった」と回答しており、約8割が3回以内で検索行動を完結していることがわかりました。
まとめ
ユーザーの検索行動に関するアンケート調査を行い、昨年の同調査データとの比較をしました。変化としては、女性の「YouTube検索」が増加傾向であることがわかりました。また、新たに「ChatGPT」の項目を追加したところ、全体の0.2%が検索に利用していることが大きな変化といえます。
また、検索エンジンを使う多くのユーザーは、「検索結果の上位記事を見る」と回答しており、「記事を開かず検索結果画面で解決する」人も約2割で、2.7%の増加が見られました。「画像タブを見る」人は昨対比で6.8%と大きく増加傾向が見られたことからも、画像検索対策の重要性は、引き続き高まっているといえます。
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