SEOで上位表示を目指す方法!検索エンジンの仕組みも解説
自然検索からの流入を増加させるためには、ウェブサイトの上位表示が必須です。しかし、上位表示を狙うためには、やるべきことが数多くあります。
本記事では、「ウェブサイトを上位表示させたい」と考えている方に向けて、上位表示させるための具体的な方法や、必要な知識を学べるおすすめのメディアをまとめました。
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目次
上位表示の定義
「上位表示」とは、検索結果の1ページ目にサイトが表示されることを指します。
多くの場合は、「10位以内」を指していることが多いです。検索結果全体から見ると、20位でも十分上位であるともいえます。
しかし、検索するユーザーはすでに1ページ目で欲しい情報を得ているか、別のキーワードで再検索していると考えられるため、2ページ目以降はほとんどクリックされません。
そのため、SEOで多くの流入を狙うためには、1ページ目への表示、さらには1位から3位での表示が必要不可欠なのです。
検索エンジンが表示順位を決めるプロセス
いきなり上位表示させることはできませんので、まずは検索エンジンが表示順位を決めるプロセスを理解しておきましょう。
現在、日本で利用されている検索エンジンは、GoogleとYahoo!がほとんどを占めます。Yahoo!はGoogleの検索技術を利用しているため、ここではGoogleの仕組みを前提に、3つのステップに分けて解説します。
プロセス1 クローラーで情報収集する
検索エンジンは、世界中のウェブサイトをクローラーが巡回して見回っています。
クローラーは、サイト全体の構造やページの内容などをチェックし、情報収集を行います。これが、クローリングです。
このクローラーについては、以下の記事でも詳しく解説しています。クローラーの仕組みや最適化のポイントも紹介しているので、併せて参考にしてください。
プロセス2 インデックスして情報を保管する
クローラーが収集した情報の内容を整理し、データベースに保存することをインデックスといいます。
ユーザーが検索を行うと、インデックスされた情報が呼び出され、検索ワードとの関連度やコンテンツの質の高さなどに応じて順位付けされて、検索結果として表示されます。
インデックスについては以下の記事でより詳しく解説しています。ウェブページのインデックスをスムーズに促すポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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プロセス3 アルゴリズムによりランク付けをする
検索エンジンは、インデックスされた多くのウェブページを評価していきます。
この評価基準を、「アルゴリズム」といいます。評価基準がわかればそれに合わせてウェブページを最適化すれば良いのですが、Googleはアルゴリズムの詳細な内容を公開していません。
またGoogleは年に数回、検索順位のランキングを大きく変えるコアアルゴリズムアップデートを行っています。
そのほかにも、日々細かなアップデートも実施されています。そのため、目先にあるアルゴリズムの変化に惑わされることなく、コンテンツの品質を重視して、長期的視点で取り組むのがおすすめです。
アルゴリズムに関しては以下の記事でも解説しています。アルゴリズムとSEOの考え方に関しても、より詳しく記載しているので、ぜひご一読ください。
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自然検索の上位表示を狙う4つの方法
ここからは、「ユーザーに役立つ情報を提供する」という前提で、自然検索の上位を目指す方法を紹介します。
それぞれ、具体的に確認していきましょう。
方法1 ユーザーが求めるコンテンツを作る
「ユーザーの求める情報をコンテンツにする」ことで、自然検索からの上位表示を目指します。
この場合、特定の検索キーワードに沿った内容でコンテンツを作ることが必須です。「ユーザーは何を知りたいのか」という検索意図を、正確に読み取らなければいけません。
例えば、「時計 選び方」という検索キーワードであれば、「自分に合った腕時計の選び方を知りたい」と推測できます。そのため、コンテンツの内容には、以下のものが適していると判断できます。
- 腕時計の種類
- 自分に合った時計の選び方
- 時計を選ぶときの注意点
ここで、「時計の歴史」や「日時計と水時計」といった内容が出てきたら、ユーザーの意図とは違った、的外れなコンテンツになる可能性が高いです。自分が検索する立場になって考えてみると、「ユーザーがどのような情報を求めているのか」が見えてきます。
この際に意識すべきは、「再検索させない」ということです。探しものに対する解答が見つからなければ、ユーザーは同じ検索結果内のほかのページに行ったり、別のキーワードで再度検索をしたりします。
よって、ユーザーがその検索で知りたいと考えられる情報を網羅したページを作ることが上位表示には欠かせないのです。
方法2 質の高いコンテンツを作る
質の高いコンテンツを作成することは、ユーザーの利便性を最優先しているGoogleの経営理念に沿った行為といえます。
例えば、コンテンツの質を高める要素にGoogleは「E-E-A-T」を挙げています。E-E-A-Tとは、「経験(Experience)専門性(Expertise)・権威性(Authoritativeness)・信頼性(Trustworthiness)」を表す言葉です。
作成したコンテンツは実際に経験した専門性のある内容か、権威性のある執筆者や監修者がいるのか、信頼できる情報かなどを精査する必要があります。
上位表示のためには、E-E-A-Tを考慮して「公的機関など信頼性の高い情報元を掲載する」、「専門家の監修を付ける」といった対応を実施しながら、質の高いコンテンツを作成していく必要があります。
もちろん、そういった情報を載せるだけで質の高い記事になるわけではありません。例えば、商品のレビュー記事であれば、実際に商品を購入し使ってみた上で執筆するなど、ネットで調べた情報だけでない価値が求められます。
また、信頼性はその1ページだけで生まれるものではありません。サイト全体での運用を意識しましょう。
なお、E-E-A-Tに関しては、以下の記事でより詳しく解説しています。E-E-A-Tの具体的な高め方も紹介しているので、コンテンツ作りの際に参考にしてください。
方法3 内部対策を実行する
ページ内の構成やサイトの構造を最適化する内部対策も、上位表示を狙う上で重視したいポイントです。
内部対策とは、オンページSEOとも呼ばれ、Googleの検索エンジンに正しくサイトを読み込み評価してもらうために行う対策です。ユーザーだけではなく検索エンジンにとってもわかりやすいサイトを作ることは、順位を上位に押し上げる要素になります。
内部対策が最適に行われていない場合、サイトやコンテンツをクローラーに見つけてもらえない、または正しく評価してもらえない可能性があります。
なお、ウェブサイト内の1ページだけを入念に作り込んで、上位表示を狙うのは簡単ではありません。上位表示を目指すにはサイト全体にSEOを施し、サイト自体の品質を上げる必要があります。
ここからは、検索エンジンに理解されやすいサイトやページにするための方法を一部紹介します。
タイトルや内部リンクなどを最適化する
内部対策の具体的な施策には、以下のものが挙げられます。
タイトルタグは、検索エンジンがページ内容を参考にする要素です。メタディスクリプションは、検索結果にタイトルとともに表示される、そのページの概要です。どちらにも、ページ内容に適した検索キーワードを入れて、具体的でわかりやすい内容にしましょう。
これら内部対策についての具体的な内容は、下記の記事で紹介しています。実際に内部対策を行う際のチェックリストにも活用できるため、併せてご一読ください。
ユーザビリティを向上させる
「ユーザビリティ」とは、「使いやすさ」「使い勝手」を表す言葉です。
Googleは検索アルゴリズムの評価基準にもユーザビリティを組み込んでいるため、「ユーザビリティの向上」も内部対策に該当します。
ウェブサイトで重視すべきユーザビリティには、以下のものが挙げられます。
- テキストは見やすいか
- ページの表示速度は遅くないか
- モバイルでも見やすいモバイルフレンドリーに対応しているか
- ユーザーがサイト内のどの階層にいるかわかるパンくずリストは設置されているか
これらを意識した上で、ウェブサイトのデザインや構造を整えていきましょう。
なお、ユーザビリティに関しては以下の記事でより詳しく解説しています。ユーザビリティの定義や、ウェブサイトに与える影響について紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
方法4 外部対策を実行する
外部対策とは、他のサイトから被リンクを集めたり、言及される機会を増やしたりする対策のことをいいます。
検索エンジンがページを評価する際に、直接的、または間接的に影響します。一部になりますが、以下から具体的な内容を確認しておきましょう。
外部からの被リンクを獲得する
被リンクとは、自社サイトのページが、他サイトからリンクされることです。
この被リンクを集める対策のことを「外部リンク対策」とも呼びます。検索エンジンは、被リンクの数も良質のページである判断基準にしています。しかし、闇雲に被リンクの「数」だけ増やせばいいわけではありません。リンクされたサイトの「質」も重要です。
被リンクが、「自然発生的である」「リンク元との関連性が強い」「リンク元サイトのコンテンツが良質である」といった条件を満たせば、良質な被リンクが集まっているといえるでしょう。
SNSで拡散する
SNSでのリンクのシェアは、検索エンジンの評価に直接つながるとはGoogleで公言されてはいません。
しかし、SNSの拡散によって、新たに被リンクが生まれる可能性は十分にあります。また、サイト名や企業名などがネット上で言及される可能性が高まり、指名検索するユーザーが増えるなど間接的な影響も少なからず期待できます。
厳密には外部対策に入るわけではありませんが、SNSでの拡散は考えておきたい施策となるでしょう。
外部対策については、以下の記事でも詳しく解説しています。より詳しい外部リンクの獲得方法も紹介しているので、併せて参考にしてください。
※動画でも2023年のSEOを紹介しています!
対策後は順位や効果測定を行おう
SEOはすぐに効果が表れるものではありません。最低でも数ヵ月から半年の時間が必要です。
Googleの公式で、明言されています。
成果が出るまで時間がかかることを忘れないでください。変更に着手してからメリットが得られるようになるまで、通常は 4 か月から 1 年かかります。
引用:SEOのスタートガイド(SEO業者の利用を検討する/Google検索セントラル)
コンテンツ制作を数年かけて、サイトの構造を改善していきながら成果が表れることもあります。また、上位表示ができたとしても安心して放置してしまうと、情報の鮮度が落ちて検索順位が下がる可能性もあります。そのため、常に各ページの順位や状態を把握しておくことが大切です。
それと同時に、施策の結果を確認するための効果測定も忘れずに行いましょう。「どこがダメだったのか」「何が効果的だったのか」などを把握することで、今後の施策立案やサイト全体の改善ポイントが明確になるためです。効果測定で確認する項目には、以下が挙げられます。
なお、すでに検索結果の上位にいる場合でも、タイトルやメタディスクリプションを改善することで、クリック率をさらに上げることも可能です。
上位表示した後でも、効果測定を続けながらこまめに改善していき、ユーザーと検索エンジンの両者から評価されるサイトを目指していきましょう。
上位表示を目指す上で必ず目を通したいメディア・資料2選
ここからは、上位表示に必要な知識を学ぶのに必須の情報メディア・資料を2つ紹介します。
順番に見ていきましょう。
メディア1 Google 検索セントラル
Google検索セントラルは、SEOに関する多くの情報が確認できるGoogle公式サイトです。
現在、日本で利用されている検索エンジンのほとんどをGoogleが占めています。そのため、「検索エンジンでの上位表示」を目指すためには、Googleへの理解が必須です。
検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドは、SEOについて初心者向けにまとめられているので、併せて確認するとさらに理解が深まります。
メディア2 Google General Guidelines(Google検索品質評価ガイドライン)
Google General Guidelines(Google検索品質評価ガイドライン)は、Googleが検索エンジンの品質を、外部メンバーに評価してもらうための評価方法を説明した資料です。
文書は英語のみで公開されており、正式な日本語訳は公開されていません。しかし、この内容を読むと「Googleがどのようなページを上位表示させたいか」がわかります。手間はかかりますが、翻訳ツールなどを使って確認してみるとよいでしょう。
上位表示される良質なウェブサイトを作ろう
自然検索で上位表示を実現するには、多角的な施策と、ある程度の時間が必要です。
しかし、自然検索の上位表示には、新たなユーザー接点が生まれるという集客面での大きなメリットがあります。試行錯誤を繰り返しながら、上位表示を目指してください。
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