GA4(Googleアナリティクス4プロパティ)の使用感に関するアンケート調査|2022年9月実施

GA4(Googleアナリティクス4プロパティ)の使用感に関するアンケート調査|2022年9月実施

ナイル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:高橋 飛翔、以下、ナイル)は、全国のデジタルマーケティング従事者332名を対象に、アクセス解析ツール「Googleアナリティクス4プロパティ(以下、GA4)」の使用感に関するアンケート調査を実施しました。

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調査結果の概要

デジタルマーケティング従事者332名に、GA4の利用状況についてアンケートを行った結果、約6割が現在「GA4を利用している」と回答しました。一方で、約2割が「難しいから(68.1%)」という理由で、「現在は利用していない」ことがわかりました。

また、GA4の使用感に関して、8割以上が「使いやすい」と回答。「使いやすい」「使いにくい」と感じる理由を、一部抜粋して公開しました。

  • GA4の利用状況について、約2割が「以前、利用していたが、現在は利用していない」と回答
  • GA4を「現在は利用していない」理由、1位「難しい」2位「必要なくなった」3位「使い方がわからない」
  • GA4の使用感「使いやすい(84.9%)」、「使いにくい(6.4%)」それぞれの理由を公開
  • GA4の利用目的、「施策出しの材料として利用するため」と回答した人は、1割程度

調査背景

全国の20代から40代、デジタルマーケティング従事者332名に、アクセス解析ツール「GA4の使用感」に関するアンケート調査を行った結果を公開します。

調査概要

  • 調査期間:2022年9月実施
  • 調査方法:自社調査(インターネット調査)
  • 調査対象:全国の20代~40代 デジタルマーケティング従事者
  • 年齢:20~29歳 33.6%、30~39歳 49.5%、40~49歳 16.8%
  • 職業:会社員 66.9%、公務員 4.8%、自営業 4.8%、経営者・役員 3.3%、自由業 3.0%

GA4の利用状況、約2割が「以前、利用していたが、現在は利用していない」と回答

デジタルマーケティング従事者332名へ、GA4の利用状況を伺いました。約6割がGA4を「利用している」と回答。

【質問】GA4(Googleアナリティクス4プロパティ)の利用状況をお伺いします

また、約2割が「以前、利用していたが、現在は利用していない(20.8%)」ことがわかりました。

GA4を現在は利用していない」理由、1位「難しい」2位「必要なくなった」3位「使い方がわからない」

以前GA4を利用していたが、「現在は利用していない」と回答した69名に、現在利用していない理由を聞きました。

【質問】「以前、利用していた(現在は利用していない)」と回答した方は利用をやめた理由を教えてください。

約7割が「難しいから(68.1%)」と回答。次いで「必要なくなったから(31.9%)」、「使い方がわからないから(8.7%)」、「別のツールへ移行したから(2.9%)」と回答しました。

これらの回答から、GA4が不要になった人を除き、現在利用していない人のうち、約7割が従来の「Googleアナリティクス(UA)」を使い続けていると考えられます。

GA4の使用感「使いやすい(84.9%)」、「使いにくい(6.4%)」それぞれの理由を公開

【質問】GA4の使い心地についてお伺いできますか?最も近いものをお選びください。

GA4の使い心地について、約8割が「使いやすい」と回答しました。「使いやすい」と感じる理由、「使いにくい」と感じる理由を、記述式でGA4利用者へ回答していただきました。

それぞれの回答を、一部抜粋して公開します。

(※アンケートの回答をそのまま記載しているため、一部事実と異なる内容が含まれます)

 

◇GA4「使いやすい」と感じる理由

※一部抜粋

  • Webとアプリを横断した分析が可能になった部分です。同一ユーザーとして認識されるので、とても便利になりました
    (20代前半男性、GA利用者、現在GA4単一利用、ベンダーでGA4設定)

  • スクロール率、離脱クリック、サイト内検索の計測を設定。従来と比べて手動で設定する必要のあったページ内の、ユーザー行動指標がON/OFFスイッチ切り替えだけで設定出来るようになって便利だと思いました
    (30代前半男性、GA利用者、GA4単一利用、自身でGA4設定)

  • 「探索機能」を利用しプレスリリースなどにどのくらいの効果があったか、なかったかなどの分析がしやすいことに満足しています。アクセスの属性情報も分析に必要ですが、そちらもわかるので。感覚的ですが、以前より細かく定量数値で見られて、より具体的な分析がしやすくなりました。顧客行動の可視化もしやすいです。データ集計しやすいのもありがたいです。複数の媒体で広告を打っており、費用対効果が分かりやすく、可視化できますね
    (30代後半女性、GA利用者、現在GA4単一利用、自社でGA4設定)

  • GAと比べれば、「まあ使いやすい」と感じる。GA4の使いやすいと感じる点は、データ計測の設定が容易。オンオフの設定だけで計測が可能になるデフォルトがいくつか用意されてるから
    (30代前半女性、GA利用者、現在GA4単一利用、自身でGA4設定)

  • 分析されたものが可視化される点。そして見やすい。求めているものを検索しやすく出てきたものも見やすい
    (30代前半男性、GA非利用者、GA4単一利用、自社でGA4設定)

◇GA4「使いにくい」と感じる理由

※一部抜粋

  • 使いにくいのは学習コストの発生と、(※1)Googleサーチコンソールとの連携ができない。ユーザーの訪問後の状態がわからないので
    (30代前半男性、GA利用者、GA4単一利用、自身でGA4設定)

  • (※1)Googleサーチコンソールとの連携ができないこと。ユーザーの訪問前と訪問後の状態を把握できない。
    (30代前半女性、GA利用者、GA4単一利用、自身でGA4設定)

  • 以前まであった(※2)セグメントが、無くなったため。便利な機能だったので、頻繁に使っていた
    (30代後半男性、GA利用者、GA4単一利用、自身でGA4設定)

  • 見たいデータを見れないため、データ解析がしにくく感じます
    (30代前半男性、GA利用者、GA4単一利用、自社でGA4設定)

  • コンバージョンを計測するためにイベントを作成する必要があり、それに伴い使いにくい感じですかね
    (20代後半男性、GA利用者、GA4単一利用、自身でGA4設定)

※1:2022年10月12日現在、GA4とGoogleサーチコンソールの連携は可能

※2:セグメント機能はGA4でもありますが、「探索」内でしか利用が出来ません

GA4の利用目的、「施策出しの材料として利用するため」と回答した人は、1割程度

【質問】GA4を利用する目的に一番近いものはどれですか?

GA4の利用目的は、43.1%が「流入数、CV観測のため」と回答。次いで、40%が「流入数、CV観測に加えて、流入経路やランディングページ観測のため」と回答し、ほぼ同数でした。

一方で、「流入数、CVの観測」「流入経路やランディングページ観測」に加えて、「施策出しの材料として利用するため」と回答したのは、全体の1割程度であることがわかりました。

まとめ

GA4の利用状況について、約6割がGA4を現在「利用している」と回答しました。一方で「利用していない」人のうち、「難しいから」などの理由から、GA4を導入したものの従来のGoogleアナリティクス(UA)を使い続けている人も、約2割いることがわかりました。

また、他ツール移行の動きが少ないことから、今後もGA4導入の動きが増えていくと考えられます。

続いて、GA4の使用感に関するアンケート調査の結果、GA4利用者の約8割が「使いやすい」と回答しました。

GA4の利用目的については、データ観測がメインであり、施策の材料としての利用は、1割程度にとどまっていることがわかりました。これらの利用目的から、GA4の「使いやすい」と感じる理由としても、データ計測のしやすさ、が多く挙がりました。

一方で、「使いにくい」理由は、GA4の仕様がアップデートされていることから、解消できる理由も多く挙げられました。GA4の情報収集は、大きな課題であると考えられます。

ナイルの見解

GA4の使用感に関しては、2022年7月にもアンケート調査を行いましたが、「使いやすい」と感じている人が約8割と、ほぼ前回と同様の結果となりました。

8割以上となると多く感じましたが、今回GA4の使用目的をヒアリングしたことで、多くの人がデータ観測を目的としており、恐らく中には簡易的な流入数の増減を見ている方も、一定数含まれているのではないかと考えられます。

(※対象者となるデジタルマーケティング従事者は、ランダムに選定し、集計しております。回答の偏りが出る可能性があることは、ご了承ください。)

 

ナイルのマーケティング相談室では、SEOやGoogleに関するアンケート調査を今後も行ってまいります。

ナイルでは、「Googleアナリティクス4導入支援サービス」を提供しております。お気軽にご相談ください。

◇GA4導入支援サービスの無料相談はこちら:https://www.seohacks.net/contact/

まずは自分で設定したい!と考えている方は、以下の資料を参考にしてみてください。

 

 

編集者情報

ナイル編集部
ナイル編集部

2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

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