トラフィックとは?Webマーケティングにおける意味や使われ方

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トラフィックとは?Webマーケティングにおける意味や使われ方

トラフィックは、ウェブ業界でよく飛び交う用語のひとつです。わかっているようで、多くの意味合いを含んで使われるため、スッと頭に入ってこないという人も多いのではないでしょうか。

今回は、そんなトラフィックの意味を幅広く解説します

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トラフィックって何?

トラフィック(traffic)とは、ウェブマーケティングにおいて、ユーザーがウェブサイトに訪問した回数・セッション数などのアクセス全体の数を意味します。

直訳すると「交通量」を意味し、通信分野では通信回線やデータ容量を指して使われる言葉です。ウェブサイトを運営するにあたっては、このトラフィックが貴重な指標となります。

単に訪問数・閲覧数だけではなく、どのページから経由してアクセスされたのか、どの検索サイトからの流入が多いのかなども計測によって確認できるため、トラフィック情報を活かせば、サイト改善につながる施策を考えていくことも可能です。

分析ツールからトラフィックを計測する

ウェブサイトへのトラフィックは、実にさまざまなところから発生します。

トラフィック

例えば、以下のルートです。

  • 検索エンジンの検索結果からの流入
  • ウェブ上の広告を経由しての流入
  • ブックマークの登録による再訪
  • SNSやブログ記事内に貼られたリンクからの流入

このような流入経路を調べるためには、Googleアナリティクスなどのアクセス分析ツールを用いて計測します。

Googleアナリティクスでの流入元の分類例

Googleアナリティクスの場合、流入元を確認するには、サイドメニューの「集客」>「すべてのトラフィック」の機能を使います。

ルールに基づいて流入元を分類したグループをチャネルグループと呼びます。例えば、Google検索とYahoo!検索は流入元として違いますが、ともに検索エンジン経由という点から「Organic Search」との分類項目とされています。

Googleが定めるデフォルトのチャネルグループには次のようなものがあります。

Organic Search:GoogleやYahoo!など検索エンジンからの流入

Paid Search:リスティング広告からの流入

Display:ディスプレイ広告からの流入

Social:SNSからの流入

Direct:ブックマークなど直接の流入

Referral:他のサイトからの流入

Email:メールからの流入

Affiliates:アフェリエイトからの流入

Other Advertising:他の広告からの流入

Other:分類不可の流入

これ以外にも、ほかのサイトからの流入が具体的にどのサイトだったかを調べることも可能です。今必要なアプローチは何かを調べるためにも、まずは解析を行い、どのようなユーザーが訪れているのかの現状を把握することが大切になります。

また、併せて行いたいのが、どのチャネルからコンバージョンしているのかを調べることです。

例えば、

Organic Search:セッション数10,000、コンバージョン数100、CVR1%

Display:セッション数5,000、コンバージョン数100、CVR5%

という結果の場合やその他の数字を考慮しない場合、CVRの高いDisplayからの流入を増やすと良いと考えられます。

このようにチャネルごとのコンバージョンを確認することで、闇雲にセッション数を増やすことなく、効果的な改善を目指せるのです。

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それぞれのトラフィックを増やす基本的な考え方

増やすべきチャネルが決まったら、施策を実施して改善していきましょう。

ここでは、それぞれのチャネルからトラフィックを増やす方法を簡単に紹介します。

SEO

SEOは、検索エンジン経由でのトラフィック獲得を目指します。

トラフィック

ユーザーの検索ニーズに合ったコンテンツを用意し、検索結果の上位に表示されるようにするのがポイントです。そのため、ニーズの調査やそれを満たすコンテンツの作成などに時間がかかります。一方で広告とは違い、クリックごとの費用は発生しないほか、インデックスされて順位がついている間は、トラフィックを獲得し続けてくれます。

もちろん、アルゴリズムアップデートなどの不安定な要素はありますが、トラフィックは増やしやすいといえるでしょう。また、トラフィックを増やす際に着目したいのが、「検索ボリューム」です。検索ボリュームとは、GoogleやYahoo!など検索エンジンで月間に検索される回数のことです。

ただし、むやみやたらに、検索ボリュームの多いキーワードで記事をアップすれば良いわけではありません。潜在的なユーザーと接点を持ちたいのか、それともサイトの最終目的(売上貢献など)に近づけたいのかといった目的に応じてキーワードに優先順位を決めることをおすすめします。

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SNS

SNSは、TwitterやInstagramなどから自社サイトに引き込みます。

トラフィック

しかし、みなさんが普段使っているようにSNS上で完結して、わざわざサイトへ訪問しないということも考えられます。またフォロワー数が少なければ、インプレッション(表示回数)自体も少なくなってしまうため、長期的な取り組みになることは念頭におきましょう。

まずは日頃より情報発信の頻度を高め、フォロワーを増やしながら定期的に訪問して欲しいページをユーザーと共有するのが理想的です。オウンドメディアなどを運用している場合は、そのコンテンツを投稿するのもよいでしょう。

手早くトラフィックを獲得したい場合には、SNS広告などの手法もあります。集客にコストをかけることができる場合は検討してみてください。

メールマガジン

メルマガは、オウンドメディアなどを通じて登録者を獲得するところからスタートします。

トラフィック

メールマガジンは送信→開封→リンククリックという流れを経由するため、メール本文だけでなく、件名にも力を入れる必要があります。一方で、開封だけしてもらってもトラフィックにはならないため、開封→リンククリックの流れに違和感が生まれないフォームを作りましょう。

最近ではスマートフォンやタブレットなどのデバイスの普及もあって、テキストだけでなく、デザイン性が高いHTMLメールを活用する企業が増えています。製品のお知らせなど画像を使用する場合は特におすすめです。

ウェブ広告

ウェブ広告は、費用を払うことでトラフィックを獲得しやすくなる役割があります。トラフィック短期間でトラフィックを増やしたい場合にはまず候補に挙がることが多いでしょう。どのタイミングで課金されるかはサービスによってさまざまです。バナーやLPなどクリエイティブの用意も必要になります。

スマホのニーズにも適応しながらトラフィック増を目指そう

トラフィックを増やすには、まずアクセス解析を行い、さまざまな課題を洗い出し、コンバージョン傾向などを踏まえつつ、最適なチャネルを改善することがポイントです。

チャネルごとに得意不得意があるため、特性を理解しながら改善していきましょう。

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編集者情報

ナイル編集部
ナイル編集部

2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

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