[寄稿] SEO担当者が知らないと恥ずかしいGoogleアナリティクスの基礎指標

[寄稿] SEO担当者が知らないと恥ずかしいGoogleアナリティクスの基礎指標

※本記事は、2015年公開当時の情報を基にした記事です。

寄稿連載第3弾、Webマーケティング界隈ではおなじみのカグア!を運営する吉田さんの連載企画を開始します。まずは手始めにGoogleアナリティクス×SEOのテーマについて書いていただきました。

追記:従来のGoogleアナリティクス(ユニバーサルアナリティクス)は、2023年7月1日をもってサポート終了することがGoogleより発表されました。

引き続きGoogleアナリティクスを使うには、GA4へ移行しなければなりません。

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この記事にオススメな方

みなさん、こんにちは。カグア!というブログを運営しています、吉田といいます。

私は、ふだんGoogleアナリティクスとヒートマップをメインに使い、サイトの改善やグロースを一人で行っています。リソースが限られていますので、アクセス解析をつかい、効率的かつ無駄打ちの少ない施策を是として、日々運営にいそしんでいます。

今回SEO HACKSさんに寄稿の提案を受けまして、投稿させていただきます。私の得意としますところはアクセス解析ですので、本記事にもっとも刺さるであろう方は以下の方です。

・ブログや商品追加など、日々ページを追加しつつ、PVやCVなどの成果を求められる人。
・サテライトやオウンドメディアなどコンテンツSEOを実践し集客の成果を求められる人。

おもにページ追加というアクショナブルな施策をメインにされている方に、もっとも共感していただけると思います。一方で、ウェブ担当であっても以下の方には、あまり得るものはないかもしれません。

・メルマガ担当で、配信とアクセスとの関連性を追跡している方。
・デザインやサイトの修正は予算がついたらするくらいの方。
・リスティングや広告などをメインに集客をされている方。

それでは、よろしくお願い致します。

GoogleアナリティクスにおけるSEO関連指標

SEOで集客をするとき、Googleアナリティクスで見るべき基礎指標とは何でしょうか。じつは、それは基本メニュー操作のどこどこ、というわかりやすいところにはありません。

さて一方で、(not provided) が増えてきたとはいえ、2015年2月でもYahoo!経由のキーワードを取得できているはずですから、SEO担当者が、Googleアナリティクスのオーガニック検索で、流入キーワードをチェックすることは必須といえます。

集客>キャンペーン>オーガニック検索

まずはこれをデイリーで見ます。ページ追加などのアクションが週一程度であれば隔週などでもいいかもしれません。ただ、毎日追加されている方は、毎日見ましょう。

dayly

そして重要なのは、じつはレポート画面の一番下の、キーワード種類数なのです。

ページ追加をして流入キーワードのテールをとっていこうとしているならば、成果が現れれるのはここなのです。テールが取れていけば、記事追加に比例してこの数字が増えていくはずなのです。ですので、投稿記事数とこの数字を日々ワークシートに記録します。

次に、検索エンジンからの入り口が増えいているかどうかを確認します。

セグメントを使い、自然検索流入に絞り込みます。
organic

そのうえで、以下のメニュー操作をします。

行動>サイトコンテンツ>ランディングページ

ここでも前述のように、レポート画面の右下に表示されます、ランディングページ種類数をトレースします。キーワードは(not provided)に丸められるかもしれませんが、LP種類数は、コンテンツSEOが適切に施されていれば、ページ追加とともに増えるはずなのです。

WordPressであれば、総投稿ページ数はダッシュボードの投稿一覧ページからわかります。ランディングページ種類数と総ページ数の割合を算出しましょう。また、行動>サイトコンテンツ>すべてのページ の種類数もチェックすれば、回遊性も含めた全体のページ閲覧率もわかります。コンテンツ投下の費用対効果を測るといえるかもしれません。

このようにして、コンテンツSEOを実践するときには、PVやCVなどの一般的なレポートともに、これらの基礎指標も見ながらかじ取りをしていきましょう。

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ページ追加が集客に比例するとは限らない

いかがだったでしょうか。

しかし、これはあくまで基本となる指標です。チェックをし、アクションと比例して入口が増えていなければ、早期の軌道修正をかけて、抜本的な対策を講じましょう。早めに対策をとることが重要です。

私はSEOの専門家ではありませんが、一般的には、クロールされているかどうか、そのクロールが適切にインデックスされているか、などを、さまざまなツールを使って更に確認することから始まると思います。そのうえで、URLの正規化やサイトマップの適正化など、構造的な仕組みにもメスを入れるケースもあるかもしれません。いずれにせよ、やみくもに記事追加とはならずに済むはずです。

なお、ウェブマスターツールであれば、たとえば、クロール>クロールの統計情報 から、1日あたりのクロールされたページ数が把握できますので、参考になります。

wmt

たまたまサイト全体のアクセスが増えていても、記事追加が成果が出ていると思えるようなデータでも、一時的なものかもしれません。いずれにせよ、試行錯誤して試すほかないとは思います。

一度に大量のコンテンツを公開すると検索からのアクセスが一気に伸びるが、しばらくすると今度は急降下することを経験している。

インハウスでSEO対策を進めるといったときに、Googleアナリティクスで最低限、このような指標を追い、試行錯誤を繰り返す者にのみ、アクセスの女神が微笑んでくれます。

公開されているノウハウは、すでに多くの人が体現し、悪質なものはGoogleで対抗策が取られたり、またホワイトでも他社が圧倒的なリソースをもって対抗してきたりなど、熟れきった果実だと認識し、先を見越した一手を講じたいですね。

あれ!?そういえば、ぜんぜんHACKじゃなかったかも・・・。ま!お互いがんばりましょう!!!><

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編集者情報

ナイル編集部
ナイル編集部

2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

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