サイトリニューアル1問1答!よくある疑問を解決

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サイトリニューアル1問1答!よくある疑問を解決

サイトリニューアルは、常に比較されているウェブサイトの中で、自社サイトを選んでもらうためにブラッシュアップするためのものといえます。

今回の「1問1答!」では、皆さんのよくある疑問に答えながら、自社の製品・サービスの訴求力を高めて、SEOやユーザビリティにつながるサイトリニューアルの方法を解説します。

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質問1. サイトリニューアルはどのようなタイミングで行うべきですか?

サイトリニューアルを行うべきタイミングについては、まず「時代に合わせたユーザビリティ・使い勝手・UX(ユーザーエクスペリエンス)」が挙げられます。つまり、現代に合った使いやすい仕様ができているかが目安になりますので、長期にわたってリニューアルをしていなければ検討するタイミングかもしれません。

また「セキュリティ面を考慮したサイトになっているか」「スマートフォンから閲覧しても読みやすいデザインになっているか」「ユーザーが情報収集しやすいサイト設計、UI(ユーザーインターフェイス)になっているか」といった点も確認しましょう。問題があるようなら、サイトリニューアルのタイミングといえます。

質問2. サイトリニューアルを行うには、どのような手順を踏みますか?

まずは、サイトリニューアルの目的を明確にすることが大切です。目標が定まれば「Googleアナリティクス」や「Google Search Console」などのツールを用いて定量的な分析と、競合サイトと定性的な比較分析をし、具体的な改善点を整理していきます。

次に、課題を解決するための方法や制作期間、予算などを盛り込んだ要件定義書をまとめます。その後、SEO・ユーザビリティを考慮したサイトマップやワイヤーフレームを作成してサイト構築がスタートです。サイトデザインを決めた上でコンテンツを制作し、最後にコーディングを行うという流れになります。

質問3. サイトリニューアル時に注意することはありますか?

サイトリニューアルで最も重要となるのが「要件定義」です。要件定義では、サイトリニューアルの目的や実装すべき機能を整理して、予算やスケジュールも組み入れます。多角的な定量・定性分析や入念な顧客・社外ヒアリングを怠ることなく、完成度の高い要件定義の作成を目指しましょう。

また、サイトリニューアルでは、自然検索からの流入数を増やすためのSEOにも取り組みます。「コンテンツや内部リンクを減らしすぎていないか」「title、description、見出しが適切に設定されているか」などコンサルタントに相談しながら、SEOの知見からマイナスになるようなリニューアルを行わないように注意しましょう。

なお、サイトリニューアルにおいて、SEO上、絶対に気をつけるべき11のポイントをまとめた資料をご用意しております。ぜひダウンロードの上、ご確認ください。

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質問4. サイトリニューアル後の対応で気をつけるべきことはありますか?

サイトリニューアルでドメインの変更やリダイレクト、ページの追加および削除などを行った場合、ミスがあると検索順位が大幅に下がってしまったり、ユーザーがサイトを見られなくなったりします。

元のURLからリダイレクト設定を行えているかどうかや、新規URLで正しく表示されるかをチェックしましょう。また、追加されたページがきちんと表示されていて、エラー画面などが出ていないことも確認してください。

さらに、サイトリニューアルでデザインを変更する場合は、既存ユーザーが戸惑わないように、事前と実施後に「リニューアルのお知らせ」をメールやSNSで周知することが大切です。

プレスリリースの配信も視野に入れながら、広く告知していきましょう。リニューアル後には1ヵ月に一度くらい効果検証を行い、リニューアルの効果があったかどうかを調査して、問題があればフィードバックしていくことが重要です。

質問5. ページの不具合が見つかった場合は、どう対処するのが適切ですか?

リダイレクトは基本的に同じ内容のページに転送することが望ましいため、不具合を解消してページを残すか、ページを削除して404を返すように対処しましょう。

リニューアル後のサイトを確認していると、不具合でページの内容が空になっていたり、表示が乱れていたりするようなページを見つけるかもしれません。その際に、トップページへ「301リダイレクト」をしてしまうと、SEOに悪影響を及ぼします。

質問6. URLやドメインの変更があるリニューアルでは、どんな点に気をつければよいでしょうか?

URLやドメインの変更があるリニューアルを行った場合は「旧URLと新URLを対応させてリダイレクトしているか」を必ず確認してください。リニューアル時には「とりあえずTOPページにリダイレクトしておく」という誤った対処を行いがちですが、SEOの観点からは大きなマイナスとなります。

新旧URLの対応表を作ったうえで、URL構造のルールを決めて運用しましょう。

質問7. サイトリニューアルの要件定義には、どんな点を含めればよいでしょうか?

要件定義では、サイトをリニューアルするにあたってコンセプトや実装する機能、サイト設計、スケジュールや予算などについての要望や条件を取りまとめます。社内のウェブ担当者がシステム会社や制作会社としっかり連携し、適切な要件定義を作り上げていくことが重要です。

質問8. サイトリニューアルで失敗しないために、どんな点に気をつければよいですか?

ウェブサイトの課題分析をしっかりと行い、達成すべき数字を掲げた上で、目的を持ってリニューアルを行うようにしましょう。サイトリニューアルでよくある失敗が「目的が曖昧なまま、単にデザインを変える」というものです。それではリニューアルの効果が出ないばかりか、マイナスになるおそれすらあります。

また、 制作会社に丸投げして責任の所在がはっきりしなかったり、SEOに対する認識が甘かったりすると、リニューアルの効果が出ず失敗に終わる可能性が高くなります。加えてCVしにくい構造、データ集計ができていないなどもマイナスです。

明確な目標のもと、自社の商品やサービスを理解している自分たちがハンドリングをし、コンサルタントの力も借りて適切なSEOを実施していくことが大切です。そういった姿勢こそが、サイトリニューアルの成功には欠かせないといえるでしょう。

動画でもサイトリニューアルの注意点を解説しています!

質問9. サイトリニューアルを準備するにあたって、どんなことに注意すればよいですか?

サイトリニューアルを準備する段階では、「目標を実現するために、より訴求力の高いサイトへとリニューアルされるか」といった点に意識を向けましょう。その上で、「掲げた目標を達成するための予算や人員が確保できるかどうか」を考え、予算やリソースに余裕を持った計画が必要です。

どんなに課題を正確に分析して理想的な目的を掲げたとしても、コストやリソース不足で達成できなければ意味がありません。現実的に達成可能なゴール設定になっているかどうかを、リニューアルの準備段階でよく検討してください。

また、「リニューアルの目的がビジネスに貢献するものかどうか」も改めて確認します。サイトリニューアルは人的にも金銭的にも、大きな負担がかかることです。それに見合うだけのビジネス上のメリットがなければ、リニューアルを成し遂げることは難しいでしょう。担当者や制作チームの独りよがりにならないように、会社のスタンスもよく確認しながら、リニューアルの方針を固めることが大切です。

質問10. サイトリニューアルにはどんな費用がかかりますか?

サイトリニューアルには、多岐にわたる費用がかかります。まずは「ディレクション費用」です。ディレクションでは、システムエンジニアやウェブデザイナー、ライター、カメラマンなどサイトリニューアルに関わるスタッフをまとめながら、スケジュール管理や品質のチェックを行います。主にクライアントと打ち合わせをして要望をまとめるのが、ディレクションの役割であり、そのための費用が「ディレクション費」です。

次に「SEO費用」です。リニューアルに欠かせないSEOにおけるキーワードの分析や選定をしてサイトのディレクトリ構造やタグの見直しを行い、検索エンジンでの上位表示を目指します。

SEOと併行して、現サイトの課題の根拠(分析)と目標を達成できるリニューアル構造になっているかの改善施策もします。加えて、コンテンツを作成するための「コンテンツ制作費用」やサイトのデザインにかかる「デザイン費用」、サイトを適切に表示させるための「コーディング費用」などもリニューアル費には含まれてきます。

さらに、動作をチェックする「テスト費用」や、サイトリニューアルの効果を測定してフィードバックする「分析・運用費用」なども含めた予算組みが必要です。

質問11. サイトリニューアルの相場はどれくらいでしょうか?

サイトリニューアルにかかる費用は、どんなリニューアルを行うかによって異なり、制作会社によっても料金はさまざまです。見積もりを取る際には、予算に応じてどのくらいの規模でリニューアルができるのか、下記を目安に把握しておくとよいかもしれません。

「50万〜100万円程度」だと、中小規模のシステム・制作会社への依頼でサイト全体のリニューアルができます。新機能追加やシステムの組み込みも限定的ではありますが可能です。しかし、大幅な改善につながる機能実装は難しい可能性が高いでしょう。

「200万〜1,000万円程度」の予算であれば、中規模・大規模のシステム・制作会社に依頼して、大幅な機能の改修および追加やデザイン刷新も可能となります。そのため、大きな改善効果が期待できるでしょう。

「1,000万円以上」であれば、より大規模で自由なサイトリニューアルが実現できます。またリニューアルのほかにも、SEOやコンテンツマーケティング、動画マーケティング、ブランディングといった、さらに先の施策を並行して取り入れることも可能になるためメリットが多いです。

質問12. リダイレクト設定の際にはどんな点に注意すればよいですか?

新しいURLに自動で飛べなければ、ユーザーは古いURLのサイトを見続けてしまうことにもなりかねませんので正しい設定を行いましょう。リニューアルの際にリダイレクト設定がされていないケースが散見されますので、まずはリダイレクトを必ず行うことが重要です。

またリダイレクトを行っても設定のミスで遷移先が正しくなかったり、トップページに遷移したりすると、SEO上の大きなマイナスになってしまいます。リダイレクト設定の記述にミスがあった場合もリダイレクトは実行されませんので、正しくリダイレクトが行われるかをしっかりと確認してから進めてください。

質問13. サイトリニューアルではどんな効果が得られるのでしょうか?

サイトリニューアルによって、セキュリティ対策が十分で時代に合わせたユーザビリティ・使いやすさ・UX(ユーザーエクスペリエンス)へと刷新します。ユーザーの利便性も高まることで、企業全体のイメージが格段によくなるはずです。

また、スマートフォン対応にしたり、導線を整理したりすることでSEO効果も高まり、より多くのユーザー獲得にもつながります。サイトリニューアルによって、ブランディングと集客力の強化につながり、サイト全体の目的達成へさらに近づくことができるのです。

質問14. サイトのリニューアルに失敗してしまうと、どんなリスクがありますか?

サイトのリニューアルに失敗すると、「問い合わせ」や「売上」が減少するリスクがあります。考えられる原因としては、リダイレクトやcanonicalの設定ミスなどです。また、noindexを付けたままにしてしまうことも自然検索流入の減少へとつながります。

検索による流入が減少した場合は、マイナス要因を特定してそれを修正しなければなりません。検索エンジンの評価の積み上げもやり直しになり、そのほかの改善施策もストップしてしまいます。

もうひとつのリスクが「コンバージョン数やコンバージョン率の悪化」です。フォームの改悪やボタンおよびCTA(行動喚起)数の減少が起きます。またサイトの表示速度が低下し、コンバージョン数やコンバージョン率が落ちてしまうことがあります。サイトへの流入数の減少も当然、コンバージョン率の低下につながります。

この場合も、マイナス要因を特定して修正する必要があるので、その他の改善施策がストップすることになります。しかも売上の減少ももたらすため、急いで修正しなければなりません。このようなリスクを避けるためにも、安易なリニューアルは避けることが重要です。プロのコンサルタントに相談しながら、効果的なサイトリニューアルを実現させましょう。

ナイルではサイト改善支援を対応しています

ナイルでは、豊富な経験・データに裏付けされたコンサルティング力で、サイト改善の支援が可能です。大きく3つのステップに分けて、対応させていただきます。

  • 調査・設計:現状のヒアリングやKPIの設定、ツールの導入などを行う
  • 分析:アクセスやヒートマップの分析、ユーザー行動観察などを行う
  • 改善:施策の効果検証や定例レポーティング作成、継続施策の提案などを行う

状況をヒアリングした上で、段階的にサイト改善を行っていきます。ぜひ、お気軽にご相談ください。

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編集者情報

ナイル編集部
ナイル編集部

2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

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