定量分析・定性分析のおすすめ本10選
数値データを元に客観的な分析を行う定量分析と、ユーザーインタビューなどを通して数値には表れないユーザー心理を分析する定性分析。どちらもマーケティングやビジネスの現場でよく活用されるもので、その概要や具体的な手法を理解しておくことはスキルアップにつながります。
ここでは、定量分析や定性分析についてわかりやすく解説されたおすすめ本を紹介します。
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マーケティングに役立つ!定量分析・定性分析のおすすめ本
マーケティングにも役立つ定量分析と定性分析に関するおすすめ本を厳選して紹介します。気になる本があれば、ぜひ手に取ってスキルアップに活用してください。
『ビジネスで使いこなす「定量・定性分析」大全』
定量分析と定性分析についてわかりやすく解説された書籍が『ビジネスで使いこなす「定量・定性分析」大全』です。数件財団にてビジネスと数学の研究開発を続ける中村力氏による著作。
定量分析で意思決定や問題解決するための理論や原理などについて豊富な事例とともに解説されており、定性分析に関してもフレームワークやロジカル・シンキングを活用して問題解決するためのケーススタディが豊富に紹介されています。定量分析と定性分析の使い分けについて理解を深めることができ、この本を読めばビジネスやマーケティングで的確に分析を進めることができるでしょう。
わかりやすい図解も掲載されているため、直感的に内容を理解することも可能です。分析を進める上でわからないことがあれば、辞書的に使って読み返したい一冊です。
『ビジネスで使いこなす「定量・定性分析」大全』
著者:中村力
出版社:日本実業出版社
定価:2,970円(税込)
『定量分析の教科書』
定量分析にフォーカスを当てて徹底解説された本が『定量分析の教科書』です。グロービズの鈴木健一氏による著書で、分析のプロセスや視点、アプローチの方法などについて紹介されています。また、数学初心者にも分かりやすく定量分析で使える統計学のノウハウが記されています。四則演算や回帰分析、正規分布など、より高度な定量分析を行う際に用いることのできる原理を、事例や問題集を通して理解できるようになるでしょう。
この本では数字を日本語、英語に続く第三の言語と位置づけており、目的を持った分析を行うための心構えやノウハウを身につけられます。「数値データをどのように扱えばいいのかわからない」「より高度な分析を行いマーケティング力を高めたい」という方におすすめしたい一冊です。
『定量分析の教科書』
著者:鈴木健一
出版社:東洋経済新報社
定価:2,860円(税込)
『この1冊ですべてわかる オンライン定量・定性調査の基本』
リサーチャー歴35年の岸川茂氏による著書です。定量分析と定性分析をリモートで進めるための手法を解説したはじめての書籍です。インターネット上のアンケートによる定量調査や、オンライン・インタビューなどの定性調査について具体的な手法が解説されており、新しい働き方の時代に活かせるノウハウが満載です。
定量分析や定性分析は調査会社に依頼することもできますが、予算が確保できないという場合や自社ですべて行いたいという場合に、まずは参考にしてほしい本といえるでしょう。
『この1冊ですべてわかる オンライン定量・定性調査の基本』
著者:岸川茂、JMRX NewMR研究会
出版社:日本実業出版社
定価:2,200円(税込)
『定量分析実践講座―ケースで学ぶ意思決定の手法』
定量分析を実践的なケーススタディで学べる内容になっています。グロービズの設立にも携わった福澤英弘氏による著作で、数値データの出し方や扱い方について具体的な事例とともに紹介されています。
限界利益や機会費用、キャッシュフロー、リスク、ゲーム理論などビジネスの現場ですぐに使える理論が豊富に紹介されており、事例に対して自分ならどのように対処するか、頭を動かしながら読み進めることでさらなるスキルアップにつながるでしょう。定量的な意思決定をする上で迷いや疑問が生じたら、何度も読み返したくなる書籍です。
『定量分析実践講座―ケースで学ぶ意思決定の手法』
著者:福澤英弘
出版社:ファーストプレス
定価:1,890円(税込)
『ビジネスで使いこなす<入門>定性分析』
ロジカル・シンキング、クリエイティブ・シンキング、システム・シンキングという3つのフレームワークを解説し、定性分析を問題解決に活かすためのスキルを身につけられる内容になっています。ロジカル・シンキングは目的に向かい結論を絞り込むための手法、クリエイティブ・シンキングは思考の間口を広げる手法、システム・シンキングは因果関係や時間的変化を含む分析に使える手法で、それぞれを組み合わせることで高度な定性分析が可能になります。
また、定量分析と定性分析の使い分けについても言及されているため、マーケティングやビジネスの現場で役立つ実践的なノウハウが豊富に得られるでしょう。
『ビジネスで使いこなす<入門>定性分析』
著者:中村力
出版社:日本実業出版社
定価:2,680円(税込)
『基本がわかる実践できる マーケティングリサーチの手順と使い方』
タイトルの通り、マーケティングリサーチにおける定量分析や定性分析の意味をわかりやすく解説しつつ、それらを実践的に活用していくまでをサポートしてくれる一冊です。分析の進め方はもちろん、正しい成果をあげるために気を付けるポイントなども網羅されているため、これから始めてマーケティング関連の仕事に就く人は必読といっても過言ではないでしょう。
さらに、すでにマーケティングに関わっている人でも、自身のやり方が本当に正しいものなのかを確認するために読むのもおすすめです。
『基本がわかる実践できる マーケティングリサーチの手順と使い方』
著者:蛭川速、吉原慶
出版社:日本能率協会マネジメントセンター
定価:1,980円(税込)
『MBA定量分析と意思決定』
定量分析の概要やツールについて学べる第一部、ビジネスにおいて重要となる経営指標について学べる第二部、ケーススタディを通して定量分析を実務に活かす方法を学べる第三部の、計3パートで構成されています。特にケーススタディが充実しているため、より具体的に定量分析の活かし方を知ることができるのが魅力です。マーケティングの初心者から中級者まで、幅広い層に役立つ一冊となっており、困ったときに開くハンドブックのような活用の仕方をしていくこともできるでしょう。
『MBA定量分析と意思決定』
著者:グロービス・マネジメント・インスティテュート、嶋田毅
出版社:ダイヤモンド社
定価:3,080円(税込)
『マーケティング・リサーチに従事する人のための調査法・分析法:定量調査・実験調査・定性調査の調査法と基礎的分析法』
実務経験2~3年ほどの、マーケティングリサーチ従事者に向けた一冊。定量分析や定性分析といった基本的な知識についてわかりやすく解説がされているため、この本を熟読すれば、マーケティングリサーチに関する基礎は一通り身に付けることができるでしょう。事例も数多く掲載されているため、はじめてこれらの領域を学んでいくという人はもちろん、自身の知識ややり方が正しいのかを復習する際にも役立てることができます。応用編も発売されており、合わせて読むことでさらに知識・スキルを高めていくことができるでしょう。
『マーケティング・リサーチに従事する人のための調査法・分析法:定量調査・実験調査・定性調査の調査法と基礎的分析法』
著者:島崎哲彦、大竹延幸、小須田巖
監修:一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会
出版社:日本能率協会マネジメントセンター
定価:3,300円(税込)
『中小企業の定性分析と定量分析―着眼点と評価法』
この本では、取引先となる中小企業を評価するという観点から、定量分析と定性分析について解説しています。企業活動や財務係数が主な分析の対象となるため、マーケティングリサーチとは一見異なるように感じるかもしれません。しかし、その手法や着眼点は共通している部分も多く、読み進めることで定量分析や定性分析のより幅広い活用方法を学ぶことができるでしょう。マーケティングだけに留まらない、各種分析の可能性を知ることが可能です。
『中小企業の定性分析と定量分析―着眼点と評価法』
著者:平井謙一
出版社:生産性出版
定価:3,850円(税込)
『マーケティング・リサーチの基本』
企画の立て方から、具体的な調査方法、集まったデータの分析、さらには報告書の作成方法まで、マーケティング業務の最初から最後までを総合的に学ぶことができます。さらに現状のマーケティングリサーチだけではない、新しい動向なども学べるようになっているため、長く愛用していくことができる一冊です。
『マーケティング・リサーチの基本』
著者: 岸川茂、JMRX
出版社:日本実業出版社
定価:2,200円(税込)
優れた書籍を活用し、自身の知識に磨きをかけよう
定量分析や定性分析といった各種分析は、正しい知識ややり方を知った上で行うことで、はじめて正しく機能するものです。今回紹介した書籍は、入門としてはもちろん、改めて自身の知識が正しいものであるかを確認するのにも活用していくことができるので、ぜひ一度読んでみてください。
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