SEO集客が重要な4つの理由!リスティング広告との違いも解説
ウェブサイトで集客・セールスを行うにあたり、効果を高めるためにはSEOが重要視されます。
SEOとは、ざっくりいえば検索で当該ページが上位表示されるように行うもので、ウェブページをより多くの人に閲覧してもらうための対策です。
この記事では、ウェブサイトの集客におけるSEO、自社サイトやブログにコンテンツを投稿する際のSEOについて紹介します。
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目次
SEOによる集客とは?
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」を意味します。
つまり、GoogleやYahoo!などの検索エンジンに合わせて、投稿するコンテンツを最適化することです。
検索エンジンにおける「最適化」とは、検索エンジンのアルゴリズム(仕組み)に合わせ、ウェブサイトやブログを検索結果の上位に表示させることになります。
検索エンジンは、いくつか種類がありますが、日本国内でよく使用されている対策すべき検索エンジンはどれなのでしょうか。
StatCounterによれば、検索エンジンの日本国内シェアは2023年9月時点で、Googleが75%以上、Yahoo!が13%以上です。
出典:Statcounter※2023年9月時点
この2つの検索エンジンだけで、日本国内で使われている検索エンジンの90%以上を占めていることがわかります。
日本国内でのSEOを考えるなら、まずはこの2つの検索エンジンに絞った対策を行いましょう。
ところで、特定のキーワードが検索されたとき、よりキーワードに適したウェブサイトやブログを上位表示させる仕組みを「アルゴリズム」といいます。
前述のGoogleは独自の検索アルゴリズムを開発していますが、Yahoo!はGoogleの検索アルゴリズムを使用しているため、日本におけるSEOとは「Googleの検索アルゴリズムへの最適化」といえます。
SEOを行うと、狙ったキーワードに対して自社のコンテンツが検索結果で上位表示される可能性が高まります。
そうすれば、より多くのユーザーからコンテンツを見てもらうことができるでしょう。
また、もちろん順位変動は起きますが、SEOは比較的安定的に集客ができる施策です。
担当者が休んだとしても、検索結果上位に表示され、ユーザーがクリックしてくれる限りは、集客+接客ができるのです。
そのほかの集客施策は自分のアクションに紐づくことが多いため、この「安定的な集客」はSEOの大きな特徴といえるでしょう。
\SEOの基礎知識と実践方法を解説!/
リスティング広告で集客する場合との違い
リスティング広告とは、検索エンジンにおいてユーザーが検索したキーワードに対して掲載されるテキスト型の広告です。
下記のように、検索結果の各所に表示されます。
検索エンジンを利用してユーザーをウェブサイトに誘導する点はSEOと同じですが、下表のように7つの違いがあります。
リスティング広告とSEOの違い | ||
違い | リスティング広告 | SEO |
上位表示の即効性 | ○ 条件が整えば、開始と同時に表示される |
△ 上位表示に数ヵ月の期間を要する |
上位表示の確実性 | ○ 予算を投じれば上位表示の確実性は高い |
△ 上位表示は不確実 |
流入獲得の継続性 | × 予算を投じなければ表示自体が終わる |
○ 一度上位表示されると上位表示が続きやすい |
費用対効果 | △ 費用対効果は一定 |
◎ 中長期的に費用対効果が高まる |
運用コスト | × 配信している間、運用し続けなければならない |
△ 上位表示されてもリライトなどが必要 |
施策実施の柔軟性 | ◎ 予算やキーワードなど柔軟に変更できる |
× 対策キーワードの変更などは困難 |
ブランディング効果 | × 期待できない |
○ 期待できる |
このように、リスティング広告とSEOは、おおむね反対の性質を持ちます。
つまり、リスティング広告は「早い・確実・柔軟性が高い」、反面「費用が常にかかる・運用に手間がかかる」という特徴があります。
一方で、SEOは「時間がかかる・不確実・柔軟性が低い」、反面「費用がかかりづらい・長期的な資産性が高い」です。
なお、下記の記事でリスティング広告のメリット・デメリットや成功させるコツを紹介しているので、リスティング広告の出稿をお考えの方はぜひご一読ください。
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SEOがウェブサイトの集客に外せない4つの理由
SEOがウェブサイトの集客に欠かせない理由は、4つあります。
SEOで上位表示されると、検索キーワードに対する認知度が高まり、ブランディング効果が期待できます。順番に見ていきましょう。
理由1 広告よりも「長期的にはコスパがよい」ため
リスティング広告で集客を行う場合、広告がクリックされるごとに費用がかかります。
つまり、集客数が増えれば増えるほど広告を出稿するための予算が必要です。しかも、出稿をやめてしまうとすぐに集客数が0になってしまいます。
一方、SEOは費用をかけずに開始できる施策です。ウェブサイトの検索順位が上昇してアクセス数が増加しても、費用がかさむことはありません。
理由2 「コンテンツは資産」として残り続けるため
SEOをしっかり行ったウェブサイトは、検索エンジンから高い評価を得られるため、検索結果の上位に残り続けることができます。
ウェブサイトが検索上位に表示されている間は、それだけ継続的な集客効果が見込まれるでしょう。
また、SEOがしっかりしたサイトであるほど、一度検索順位が高くなれば順位も落ちにくいです。
集客や成約につながりやすいキーワードで検索結果の上位に表示させることができれば、そのウェブサイトは広告費用をかけずに集客できる自社の資産となります。
理由3 ウェブは「検索エンジン利用者が多い」ため
検索エンジンを利用して情報収集をする利用者が多いため、上位表示されると高い集客力を期待できます。
また、上位表示されている間は集客力が持続するので、中長期的な集客が可能です。
検索エンジンのアップデートでアルゴリズムが変化しない限りは、大きな順位変動が起きる可能性も低いため高い費用対効果も見込めます。
理由4 「ブランディングと認知向上」に役立つため
SEOで上位表示されると、ユーザーの目に留まる機会が増え、検索キーワードに対する認知を獲得できます。
また、関連キーワードも含めて上位表示されると、ブランディング効果も得られます。
例えば、「会計システム」というキーワードやその関連キーワードで上位表示できた場合は、「会計システムといえば、この会社」とブランディングが可能です。
ブランディング効果が高まれば、ファンも増えてリピーター獲得につながります。
SEOによる集客の注意点3つ
SEOによる集客の注意点は、下記のとおりです。
ウェブメディアで抱えている課題が集客ではない場合、SEOは優先すべき施策ではありません。ひとつずつ見ていきましょう。
注意点1 コンテンツの内容で集客に差が出る
コンテンツSEOが主流の現在、ユーザーのニーズに合わせたキーワード選定やコンテンツ作りが重要です。
つまり、自社サイトに呼び込みたいターゲットと選定したキーワードがずれていたら、ビジネス上意味のない集客になりかねません。
さらに、コンテンツの質が悪いと、そもそも検索順位が上昇せず、集客につながりにくくなってしまいます。
SEOでは、闇雲に検索順位の上位を狙えばいいわけではありません。
自社の商品やサービスにマッチするユーザー(ターゲット)が検索するキーワードを把握し、質の高いコンテンツ制作にじっくり取り組む必要があるということです。
注意点2 SEO効果が出るまでに時間がかかる
SEOによるウェブサイトへの集客は、リスティングなどのウェブ広告と異なり、効果が即時的に現れる施策ではないことに注意が必要です。
当社の経験上、SEOでの成果が出るまでには短くても半年程度の期間と、記事数も100記事程度必要な場合が多く、中長期的な視点で施策を行わなくてはなりません。
SEOでGoogleから評価を得るためには、E-E-A-T(「Experience:経験」「Expertise:専門性」「Authoritativeness:権威性」「Trustworthiness:信頼性」)が必要といわれています。
出典: 3.4 Experience, Expertise, Authoritativeness, and Trust (E-E-A-T)(General Guidelines by Google)
特に、初めてSEOやコンテンツマーケティングなどを行う企業の場合は、自社サイトに実績や信頼性が積み上げられていないため、サイトが評価を得るまでに時間がかかるのは仕方のないことです。
成果が出るまで腰を据えて取り組めるかどうかが、SEOによるウェブサイトへの集客を成功させる秘訣ともいえるでしょう。
もし、SEOによる集客が良いか、ほかの手段による集客が良いかでお悩みでしたら、SEOコンサルティングの無料相談よりお気軽にお問い合わせください。
注意点3 SEOの前に優先する施策を確認する
その資産性や長期でのコストパフォーマンスなどから、ウェブマーケティングにおいて初期に取り組まれやすいSEOですが、実は「最優先ではない」ことも多くあります。
例えば、「集客後の受け皿が整っていない」場合などです。いくら人を集めても、その先でうまく商談・売上につなげることができていないのに、SEOをがんばっても徒労に終わりかねません。
実績や導入事例、営業資料や料金表などなど、ウェブサイトによって必要なコンテンツは変わりますが、「いま、人を集めれば本当に売上につながるのか」という大きな視点での自問自答をおすすめします。
SEO集客が成功しているケース
SEOの集客で成功しているケースは、以下のとおりです。
悩みを解決する具体的な商品や方法をイメージできていない潜在層に、認知拡大の施策をし、リード獲得につなげることです。
順番に見ていきましょう。
ケース1 「潜在層に向けたアプローチ」をしている
潜在層とは、例えば、「肌荒れに悩んでいるが、どのスキンケア製品を試すべきか具体的には想像できていないユーザー」のことを指します。
この潜在層のユーザーからCV(コンバージョン)を獲得するためには、まず、自社のスキンケア製品の存在を知ってもらう必要があります。
次に、彼らの購買意欲を高め、顕在層へと育成することで、具体的に自社のスキンケア製品を欲しいと感じるユーザー(リード)を獲得します。
この育成・獲得のプロセスを促進するための有効な方法のひとつが、SEO(検索エンジン最適化)です。
ユーザーが肌荒れの悩みを解消する方法を探して検索するキーワードを使ってコンテンツを作成し、自社のウェブサイトへと誘導します。
例えば、「敏感肌 スキンケア」や「乾燥肌 クリーム おすすめ」などのトピックで記事を書くとします。
すると、自社製品は知らないものの、この悩みを持つユーザーを集客することができます。
そして、自社サイトの記事を読んでもらいながら、最終的に自社のスキンケア製品への関心を獲得することが可能です。
ケース2 「指名検索でキーワード施策」をしている
指名検索とは、自社名や商品名を想定しながら検索することを指します。
そのため、認知拡大やブランディングの効果が高まると、指名検索が多くなるものです。
そして、指名検索をするユーザーは、自社の商品・サービスに興味を持っているから検索するわけなので、その分コンバージョンにつながりやすくなります。
しかし、指名検索だけではユーザーの多様なニーズを満たせないため、抜け漏れが発生します。
そのため、ユーザーの悩みに即したキーワードでSEO施策を実施することで、抜け漏れなくユーザーを取り込めます。
ケース3 「ビッグキーワードで1位」を獲得している
ビッグキーワードで1位を取れれば、セッション数の大幅な増加が望めます。
ビッグキーワードとは、多くのユーザーが検索しているキーワードのことです。
スモールキーワードで1位を取ることと比べて、より多くのユーザーの目にとまるため顧客接点の強化につながります。
もちろん、セッション数だけが重要ではありません。ただ、多くのユーザーに閲覧してもらえば、その分「購入につながる見込み客」であるユーザーも増えます。
SEO集客が成功していないケース
SEO集客がうまくいかないケースは、サイト設計に関係しています。
CVの設置の仕方やサイト設計が曖昧なままでは、ウェブサイトのSEO自体がうまく機能しません。詳しく、解説していきます。
ケース1 セッション数は多いが「CVに関連する施策が不十分」である
SEOに成功して、上位表示できるとセッション数は増加します。
しかし、ウェブサイト本来の目的はセッション数を稼ぐことではなく、商品の購入や、商談につながるリードの獲得などのCVです。
セッション数が増えれば、確かにその分見込み客も増えますがCVに関連する施策が不十分では成果につながりません。
例えば、「CTAなど、コンバージョンへの導線がない」、「問い合わせフォームの入力欄が多すぎて離脱が多い」など、ちょっとしたことで成果(CV)につながらない場合も多いものです。
「これで本当にユーザーが読みに来さえすれば、CVするのか」といった観点で見直したり、ほかの人に見てもらったりするのがおすすめです。
プロの目線で見ることで簡単にわかることもあるので、SEOコンサルティングの無料相談よりお気軽に問い合わせください。
ケース2 「サイト設計が不十分」のまま記事数ばかりが多くなっている
ウェブサイトを運営するにあたり、全体を設計してから施策を講じるのが一般的です。
1つの記事だけ上位表示を獲得するのは難しいため、複数の記事を作成してウェブサイト全体を押し上げていく必要があります。
しかし、サイト設計が不十分のままスタートすると記事数ばかりが増えてしまいます。記事数が多くなると管理が大変になり、改善すべき記事が見えづらくなりかねません。
ウェブサイトに必要なキーワードを絞り、計画的に記事を作成することがおすすめです。
こういった記事数が闇雲に増えた状態になると、記事は資産ではなく「負債」になってしまいがちです。
どんな記事がサイトにあるのかいつでも把握し、サイト全体の品質も意識しましょう。
\避けるべきSEOのNG施策を本資料で解説!/
SEOで集客する際の大まかな流れ4ステップ
SEOの集客は効果が現れるまで時間がかかるため、数ヵ月の期間を念頭におく必要があります。
また、効果を感じ始めたら目標の数値と比較して、コンテンツをブラッシュアップして行くことが大切です。
ここでは、SEOで集客する際の、大まかな流れを4ステップで紹介します。
ステップ1 検索数やCVに近いキーワードを選定する
まずは、どのようなキーワードで集客を狙うのかを選定します。
Webマーケティング戦略にもとづき、関連するキーワードを複数選び、重要度の高いものから記事にしましょう。
特に、ユーザー検索数の多いキーワードや、CVに近いキーワードから作成するのがおすすめです。
また、キーワードを選定する際は、ラッコキーワードのようなキーワード分析ツールを使うと効率的に進められます。
キーワードを適当に選定しても高い効果は得られないため、優先度を決めて取り組むことがおすすめです。
ステップ2 検索意図を明確にしコンテンツを作成する
SEOでもっとも重要なポイントは、ユーザーの検索意図を満たすことです。
つまり、ユーザーの求める情報が網羅されていれば、品質の高い記事といえます。
したがって、コンテンツを制作する際は、キーワードに対するユーザーの検索意図を明確にしなければなりません。
検索意図を明確にすることで、ユーザーに伝えたい内容がブレずにコンテンツを作成できます。
ステップ3 効果が出るまで施策を続け経過を観察する
コンテンツを作成・公開しても、すぐに効果は現れないため、経過を観察しましょう。
Google公式では、SEOの効果が現れるまで「4ヵ月~1年」としています。
成果が出るまで時間がかかることを忘れないでください。変更に着手してからメリットが得られるようになるまで、通常は 4 か月から 1 年かかります。
参考:SEO のスタートガイド(SEO 業者の利用を検討する/Google検索セントラル)
ただし、状況に応じて期間が異なるため、最低でも半年程度はかかると考えておきましょう。
また、SEOの効果を早めるためには、下記の施策がおすすめです。
【SEOの効果を早める7施策】
例えば、SEOの効果を早めるためには内部リンクの最適化が重要です。内部リンクとは、自社のウェブサイト内でリンクを張ることを指します。
検索エンジンは記事のリンクをたどってコンテンツやウェブサイトを評価するため、関連性のある記事を積極的にリンクでつなぐことがおすすめです。
なお、下記の記事でSEOの効果を早めるための施策を詳しく解説していますので、ぜひご一読ください。
ステップ4 定期的に効果測定しコンテンツを改善する
SEOは作成したコンテンツを定期的に効果測定して、改善することで効果を高められます。
渾身の力でコンテンツを作成しても簡単に上位表示できないケースが多く、検索意図の変化やアルゴリズムのアップデートに最適化し続けなければなりません。
また、効果測定をする際は、状況に応じて下図の9つの指標を持つことがおすすめです。
出典:SEOの効果測定で活用すべき指標9選!目的別に実施タイミングも解説(ナイルのSEO相談室)※この記事では、SEOの効果測定を実施するタイミングも詳しく解説しています。
特に、ウェブサイトへの流入数を増やしたい場合は、キーワードの検索順位やCTR、関連ワードのコンテンツ数を重視しましょう。
それぞれの状況によって適切な指標を掲げることで、実態に即した施策が実行できます。
正しいSEOでウェブサイトの集客を増加させよう
SEOとは検索エンジン最適化のことで、ウェブページを検索結果の上位に表示させるための手法のことです。
SEOをしっかり行えば、ウェブサイトはより多くのユーザーに見てもらいやすくなります。
ぜひ本記事を参考に、正しいSEOを行い、ウェブサイトからの集客を増やすことを実現しましょう。
また、SEO成功事例・法則資料をまとめた資料もご用意しております。
- SEOの基礎知識
- 効果的なSEO戦略の立て方
- キーワード戦略の考え方
- ナイルのコンサルティングサービスのご紹介
などについて、詳しく解説しております。
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SEO戦略を自社で立てるのは難しそうと思った方へ
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