オウンドメディア運用代行会社12選!選び方や費用も解説

「オウンドメディアを内製化してみたが、想定より負担が大きい」「できれば運用を代行してもらいたい」といったお悩みを抱いたことはないでしょうか。
オウンドメディアで定期的にコンテンツを発信するには、担当チームを編成し、相応の人的リソースを割く必要があります。
その結果、オウンドメディア運用の外部委託を検討する企業も多いようです。
この記事では、オウンドメディアの運用代行を行う代表的な企業12社の特徴を紹介。
併せて、代行会社を利用するメリットや、費用、依頼時の注意点なども解説します。
なお、ナイルでは、オウンドメディアの運用支援を行っています。
サービス資料のダウンロードや、無料相談のお申し込みは下記で行えますので、ぜひご利用ください。
オウンドメディアの立ち上げ・運用をプロが支援します
ナイルが提供するオウンドメディア支援サービス、記事制作・コンテンツ制作代行を詳しく紹介しています。「見積もりが欲しい」「オウンドメディアを作っていいか不安」とお考えでしたら、お気軽に無料相談をお申し込みください!
また、ナイルのオウンドメディア運用代行・コンサルティングサービスについて、より詳しく知りたい方は、下記も併せてご覧ください。
この記事のまとめ
- 支援範囲や費用感、自社の目的を叶えられるかなどに着目して、オウンドメディアの運用代行会社は選ぶ
- 一部のオウンドメディア運用代行会社は、戦略設計の考案からコンテンツ制作、メディアの分析&改善まで一気通貫に対応できる
- 代行会社の利用で失敗しないためにも、運用は丸投げせず、両社で情報や成果を共有し合うことが大切
目次
オウンドメディア運用代行会社を選ぶポイント
まずは、オウンドメディアの運用代行会社を選ぶ際のポイントについて紹介します。
運用代行会社選びを失敗してしまうと、余計なコストが発生してしまうおそれもありますので、下記の4つのポイントを押さえておきましょう。
<運用代行会社を選ぶ際のポイント>
支援を行う範囲はどこまでか
オウンドメディア運用の代行会社を選ぶ際は、まず各社が対応できる支援範囲を確認しましょう。
支援範囲は運用代行会社によって異なり、記事制作の代行をメインとする会社もあれば、オウンドメディアの戦略設計からコンテンツ制作、コンバージョン率(CVR)の改善までを総合的に支援する会社もあるためです。
記事制作だけを依頼する場合も、コンテンツの内容は自社で企画するのか、もしくは企画から依頼する想定なのかは決めておきましょう。
その際、内製化する業務を大まかに決めておくと、外部に依頼する支援の範囲が見えてきます。
費用は適切か
オウンドメディア運用代行会社が提示する費用が、自社の予算の範囲内に収まるか否かは、できるだけ早く確認しておきましょう。
なお、ナイルはデジタルマーケティング従事者を対象とした、外部ベンダー・パートナー企業等の利用状況調査を実施しました。
この調査の「オウンドメディアの外注先の選定基準に関する質問」では、全体の約5割が「価格の安さ」を重要視していると回答(53%)。
また、調査対象のうち約7割がオウンドメディアの運用を外注しており、そのうち約6割が成果を感じていると回答しています。
しかし、「価格の安さ」を重視する人が多いものの、回答者の約半数が「価格の安さで外注先を選んだ結果、逆に手間が増えた」ことを理由に、他社への乗り換え(リプレイス)を検討していることも見えてきました。
オウンドメディア運用代行にかかる費用は代行会社によってさまざまです。
安さを重視し過ぎて、例えば1記事1万円の格安サービスなどを利用すると、結果的に修正工数やコミュニケーションコストの面で想定外の負荷がかかるかもしれません。
「価格の安さ」を重視する際は、修正作業にかかるコストも鑑みて検討したほうが良いでしょう。
<参考記事>
オウンドメディアの費用対効果を計測する方法|効果を高めるポイントも紹介
目的に合った強みを持っているか
検討している代行会社が、オウンドメディアで改善したいことを叶えてくれそうか、という視点も重要です。
オウンドメディア運用代行会社は、下記のように会社によって強みが異なりますので、目的に合わせて比較検討しましょう。
<比較検討する際のポイント>
- 総合的にオウンドメディアの改善を行いたい→コンテンツ制作を含め一気通貫でSEOが行える会社
- 運用が上手く成果につながらない→戦略設計を得意とする会社
- コンテンツ制作の方法がわからない→記事制作、コンテンツマーケティングに強みがある会社
どんな実績があるか
代行会社を選ぶ際は、自社が依頼したい業務の実績が豊富か否かを確認することも重要です。
例えば、コンテンツ制作の実績は豊富なものの、SEO内製化支援の実績は皆無といった会社もあるでしょう。
実績の多くは、各社の公式サイトで確認することができます。
その際にはナイルの制作事例もぜひご覧ください。
総合力に強みがあるオウンドメディア運用代行会社4選
ここからは、オウンドメディア運用を総合的に支援する会社をご紹介します。
オウンドメディア運用の戦略から制作、改善までを一気通貫で外注したい場合におすすめの4社です。
<総合力に強みがあるオウンドメディア運用代行会社>
ナイル株式会社
ナイル株式会社は、オウンドメディアを筆頭に、ECサイトやポータルサイトも含んだ幅広い領域でのSEOコンサルティングに対応しており、その実績数は2,000件を超えています。
特にオウンドメディア支援では、コンテンツのリライトで検索流入を700%に改善した事例をはじめとした成功実績が豊富にあり、SEOに強みを持っています。
Web集客やコンテンツ制作の支援サービスのほかにも、月間利用ユーザー数が1,000万人を超える「アプリブ」といった自社メディア事業や、車のサブスクリプションサービス「定額カルモくん」など、幅広い事業を展開している点も特長です。
<ナイル株式会社の概要>
コーポレートサイト | https://nyle.co.jp/ |
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実績 | 2,000社以上のSEOコンサルティング実績
【実績例】
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サービス内容 |
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費用感 | 月額40万円~ |
ナイルのオウンドメディア運用代行・コンサルティングサービスは、オウンドメディアの新規立ち上げからインハウス化までを総合的にサポートしています。
マーケティング、コンテンツ、SEOの専門企業だからこそできる本質的なオウンドメディア戦略の提案や、成果につながる品質の高いコンテンツ制作が強みです。
コンテンツは紙媒体やWeb媒体で10年以上編集経験を持つ、ベテラン編集者が制作を担当。
取材やアンケート調査、専門家の監修アテンドのほか、マンガを活かしたコンテンツの制作にも対応しており、幅広い分野のコンテンツを制作することが可能です。
また、ナイルはSEO内製化の支援にも対応しています。
そのため、将来的にはオウンドメディア運用を他社へ任せきりにするのではなく、自社での運用も視野に入れることができます。
さらに、リモートでの支援にも対応しているため、日本全国どこからでも依頼が可能です。
株式会社PLAN-B
SEO事業やWeb広告事業を展開する株式会社PLAN-Bは、17年以上にわたるSEO事業において5,000社を超える取引実績があります。
<株式会社PLAN-Bの概要>
コーポレートサイト | https://www.plan-b.co.jp/ |
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実績 | 5,000社以上の取引実績
【実績例】 |
サービス内容 |
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費用感 |
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PLAN-Bは、オウンドメディア運用のための戦略設計からコンテンツ制作、成果を最大化するためのUI/UX設計まで対応。
特に、市場分析や競合分析・自社分析に基づくオウンドメディアの戦略設計を得意としています。
コンテンツ制作では、検索ニーズを満たし、かつ独自性も持たせた記事となることを基本方針とし、上位表示される質の高いコンテンツを提供。
サイト制作においてはWeb制作ディレクターが培ってきたノウハウによる、「UI/UX設計を追求したWebサイト構築」を推進しています。
アイオイクス株式会社
アイオイクス株式会社は、SEOコンサルティングやオウンドメディア運営事業を展開。
日本初のSEO情報サイトを2002年から運営しており、そこで得たノウハウを基にしたSEOコンサルティングを提供しています。
<アイオイクス株式会社の概要>
コーポレートサイト | https://www.ioix.com/ |
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実績 |
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サービス内容 |
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費用感 |
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アイオイクス株式会社は、自社メディアの運営によって得た豊富な知見を活かした代行支援サービスを提供。
グループ会社もコンテンツマーケティング支援事業を展開しているため、SNS広告やプレスリリース配信なども含む、多岐にわたる方法でのコンテンツ配信が可能です。
株式会社電通デジタル
デジタルマーケティングやDXによる企業支援サービス事業を展開する、株式会社電通デジタル。
同社はオウンドメディア総合コンサルティング事業において、メディアの構築から運用までを一貫して支援しています。
<株式会社電通デジタルの概要>
コーポレートサイト | https://www.dentsudigital.co.jp/ |
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実績 | 【実績例】 |
サービス内容 |
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費用感 | 都度見積もり |
株式会社電通デジタルは、コンテンツマーケティングやSEO、CRO、アナリティクスなどの高度なノウハウを持つ専門チームが、オウンドメディアの構築から運用までを支援。
最新のデジタルツールを駆使したアナリティクスや、データ解析による仮説検証型の改善施策により、事業の継続的な成長を実現しています。
また、同社のオウンドメディア総合コンサルティングは、Webサイトを起点とした広告やCRMなどの施策もワンストップで連携できる点が特徴です。
戦略設計に強みがあるオウンドメディア運用代行会社3選
続いて、オウンドメディアの戦略設計に強みを持つ3社を紹介します。
コンテンツの制作や運用は自社で行いたい企業向けといえるでしょう。
<戦略設計に強みがあるオウンドメディア運用代行会社>
株式会社THE MOLTS
株式会社THE MOLTSは、デジタルマーケティングの各領域のプロフェッショナルが、コンサルティングと施策代行サービスでクライアントを支援しています。
<株式会社THE MOLTSの概要>
コーポレートサイト | https://moltsinc.co.jp/ |
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実績 | 【実績例】 |
サービス内容 |
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費用感 |
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THE MOLTSは、ヒアリング内容を基に顧客独自のニーズに合わせた戦略の立案と設計を行い、フルカスタマイズした支援を提供します。
作成したペルソナとカスタマージャーニーマップからユーザーの心理状況に紐づくコミュニケーション像を設計。
その上で施策の方向性を定めるアプローチ方法によって「目標に対して最短距離で走れる戦略・プラン」を立案し、施策実行や体制構築なども代行しています。
株式会社LIG
株式会社LIGは、システム開発やデジタルマーケティング支援、コンサルティング事業などを展開する会社です。
創業15年間でさまざまな業界・カテゴリーで500サイト以上を制作した実績を持ちます。
<株式会社LIGの概要>
コーポレートサイト | https://liginc.co.jp/ |
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実績 | 【実績例】 |
サービス内容 |
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費用感 |
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Webサイト制作実績で培われた豊富なナレッジと、100名を超えるクリエイターによる課題解決に向けたWeb戦略の立案が、LIGのコンテンツマーケティングの強みです。
同社はオウンドメディアによって月100件以上のリードを獲得しており、その運用ノウハウを基に、さまざまなメディアを総合的にサポートしています。
株式会社Lunaim(ルネイム)
株式会社Lunaimは、デジタルマーケティング施策によって、事業の課題解決を支援する会社です。
オウンドメディア運用支援サービスでは、戦略立案からメディアの立ち上げ、運用時のコンテンツマネジメントまでをサポートしています。
<株式会社Lunaim(ルネイム)の概要>
コーポレートサイト | https://www.lunaim.co.jp/ |
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実績 | 【実績例】 |
サービス内容 |
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費用感 |
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Lunaimのオウンドメディア運用支援は、PESOモデルで定義されるオウンドメディアを軸として、コンテンツマーケティング施策を立案する点が特長です。
PESOモデルとは、オウンドメディア、ペイドメディア、アーンドメディア、シェアードメディア(ソーシャルメディアや口コミなど)の、4つを合わせたフレームワークのことを指します。
同社が定義するオウンドメディアには、企業のWebサイトやソーシャルメディア、メールマガジン、ホワイトペーパー、ウェビナーのほか、会社案内といった各種オフラインコンテンツも含まれます。
このようにWebメディアに限定されないマーケティング支援を提案できる点が同社の強みです。
記事制作に強みがあるオウンドメディア運用代行会社5選
続いて紹介するのは、質の高い記事制作に強みを持つ5社です。
主にコンテンツ制作を外部へ依頼したい場合に、検討をおすすめします。
<記事制作に強みがあるオウンドメディア運用代行会社>
テクロ株式会社
テクロ株式会社は、BtoB特化のオウンドメディア運用代行サービスを提供しています。
2年間で計40件のメディアの運用支援実績を持ち、オウンドメディア運用にかかる時間を98%削減する効果も出している会社です。
<テクロ株式会社の概要>
コーポレートサイト | https://techro.co.jp/ |
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実績 | 【実績例】 |
サービス内容 |
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費用感 |
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テクロは、メディア運用で培ってきたデータを積極的に活用した上で、コンテンツ制作を実行。
どのような記事がクリックされやすいのか、リードを取りやすいキーワードは何か、といった分析を行い、短期間で効果の高い運用を目指します。
また、記事の企画から記事制作、最終チェックまですべて同社で完結が可能です。
Webコンテンツのほかに、ホワイトペーパーやメールマガジンの制作にも対応しているため、それらをオウンドメディアと連携し、より戦略的な施策も実現できます。
株式会社インフォバーン
株式会社インフォバーンは1998年の創業以来、オウンドメディア運用やWebサイト制作、プロモーション、イベントなどの幅広い施策を提案し、顧客の抱える課題を解決してきた会社です。
<株式会社インフォバーンの概要>
コーポレートサイト | https://www.infobahn.co.jp/ |
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実績 | 【実績例】 |
サービス内容 |
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費用感 | 都度見積もり |
企業の課題解決のためにインフォバーンは、ターゲットユーザーのインサイトを重視。
リサーチからインサイトを導き出すことで最適なコミュニケーションチャネルとコンテンツ制作を提案し、効果の最大化を目指しています。
オウンドメディアとは「企業と生活者のコミュニケーション」であるという考えのもと、その企業のオリジナリティが表現されたコンテンツを企画し、生活者にとって価値のある情報を提供することをモットーとしています。
株式会社ウェブライダー
株式会社ウェブライダーは、創業から15年以上にわたりSEO業界でマーケティングコンサルティングや、オウンドメディアの企画・制作事業を展開してきた会社です。
< 株式会社ウェブライダーの概要>
コーポレートサイト | https://web-rider.jp/ |
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実績 | 【実績例】 |
サービス内容 |
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費用感 |
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株式会社ウェブライダーは記事制作のみならず、動画や楽曲など多数のヒットコンテンツを生み出してきた制作力が強み。
記事制作では、検索エンジンでの上位表示を狙いながら、顧客の商品・サービスの価値が伝わる「体験力」の高いコンテンツを提供しています。
また、企業のブランディングにつながる、ストーリー型の読み物コンテンツの制作にも対応しています。
株式会社ライトアップ
株式会社ライトアップは、さまざまな業種・業態でオウンドメディアの企画から記事制作、運用まで一気通貫でサポートしている会社です。
<株式会社ライトアップの概要>
コーポレートサイト | https://www.writeup.jp/ |
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実績 | 【実績例】 |
サービス内容 |
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費用感 | 都度見積もり |
株式会社ライトアップは、各種専門分野のライターと提携し、専門領域に応じたライターをアサインしてオリジナルコンテンツを制作しています。
そのため、士業やIT、金融・不動産、医療、ヘルスケアといった高度な内容が求められるYMYL(Your Money or Your Life)領域でも、質の高い記事制作に対応。
また、取材コンテンツ制作とSNS運用を組み合わせたソリューションも提案可能です。
CROCO株式会社
CROCO株式会社は、オウンドメディアの制作・運用代行サービスを提供している会社です。
<CROCO株式会社の概要>
コーポレートサイト | https://cro-co.co.jp/ |
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実績 | 【実績例】 |
サービス内容 |
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費用感 | 都度見積もり |
同社は50万人を超えるライターネットワークから最適な人材をアサインし、あらゆる分野の記事コンテンツの制作に対応しています。
そのため、専門家や実務経験者による監修記事の制作も可能です。
また、コラムやSNS、リライト、インタビューのほか、メールマガジン、用語集、アンケートコンテンツといった制作にも対応しています。
コンテンツマーケティングにおいてはWebマーケティングに精通したディレクターや出版社出身の編集者、SEO・アクセス解析を熟知したマーケターといった専門チームが一貫してサポート。
社内編集部の構築も支援しているため、将来的にコンテンツ制作を内製化することも、視野に入れられます。
オウンドメディアの運用代行会社の具体的な4つの役割
オウンドメディアの運用代行会社へ依頼をした場合、どのようなことを叶えてもらえるのでしょうか。
運用代行会社の具体的な役割を、大きく4つに分けて見ていきます。
<オウンドメディア運用代行会社の具体的役割>
戦略設計の考案
オウンドメディア運用代行会社の多くは、戦略設計の考案も担います。
戦略設計とは、「どのようにして、オウンドメディアの成果を上げるのか」を決めることです。
具体的な成果達成のために必要なコンテンツはどのようなものか、そしてどのように発信すべきかを、戦略設計の時点で整理していきます。
しかし、自社でオウンドメディアの戦略設計を行う場合、専門的な知見や経験がないと進めづらいことも多いでしょう。
多くのオウンドメディア運用代行会社は、それらの課題を解決するためのメソッドを持っています。
例えば、オウンドメディアに適したユーザー像を「ペルソナ」として設定し、ユーザー心理と行動を時系列で可視化した「カスタマージャーニー」を作成するといった施策を行います。
そのため、戦略設計の実績が豊富な代行会社であれば、オウンドメディアを堅実に運用していけるでしょう。
なお、オウンドメディアの戦略の立て方については、下記の記事でも紹介していますので、ぜひご覧ください。
<参考記事>
オウンドメディアの戦略の立て方は?6つのステップで解説
コンテンツ制作の代行
オウンドメディア運用代行会社には、オウンドメディアの肝となるコンテンツ制作の外注ができます。
一般的には、代行会社がキーワードの選定や、コンテンツの設計を担当し、記事作成は代行会社が契約しているライターなどに委託します。
編集者やディレクターが在籍している代行会社であれば、記事のクオリティコントロールについても安心です。
また、代行会社によっては、自然検索流入を促す企画立案や、資料ダウンロードなどのバナーをどの位置に設置するかといった、コンバージョン(CV)獲得を踏まえたコンテンツ制作をします。
コンテンツやメディアの分析と改善
定期的にコンテンツを発信したら、それらの成果の分析と改善を行うのもオウンドメディア運用代行会社の役割です。
コンテンツ制作は、制作して公開することがゴールではありません。
オウンドメディアの本来の目的は、問い合わせや資料ダウンロードといった「自社の集客や売上につなげる」コンバージョン(CV)の獲得です。
コンテンツ制作はあくまでも手段の1つにすぎないため、成果を分析し、自社の目的につなげる施策を実行し続けることが重要となります。
制作を内製化する際は、Googleアナリティクス4や、そのほかの分析ツールを使って、自社で振り返りは行うべきでしょう。
しかし、コンテンツの更新に追われて手が回らないこともあるかもしれません。
客観的な分析を行うためにも、コンテンツ制作は代行会社に依頼することが確実ともいえます。
なお、オウンドメディアのコンテンツ制作や外注を行う際のポイントについては、下記の記事もご覧ください。
<参考記事>
【まとめ】オウンドメディアの作り方から費用相場、ドメイン決めを徹底解説
オウンドメディア運営を外注するメリットは?選び方のポイントを解説
内製化の支援
オウンドメディア運用代行会社の多くは、自社で運用を続けるための内製化支援も行っています。
内製化支援を依頼する際は、主に下記のような内容を共有することが重要です。
<内製化支援で共有してもらえる内容の例>
- メディア運用時の戦略の立て方
- コンテンツ制作の方法
- 施策実施後の分析の仕方
- SEOの知識について
オウンドメディア運用代行会社に内製化支援を依頼すれば、ゆくゆくは自社のみで運用を行えるようになるため、代行会社に依存することなくメディアの運用をしていくことができます。
なおナイルでは、内製化を行う際のロードマップ資料をご用意しております。
資料は下記より無料でダウンロードできますので、オウンドメディア内製化をご検討の方は、ぜひご覧ください。
オウンドメディア運用代行会社の費用相場
オウンドメディアの運用代行を依頼するときにかかる費用は、運用代行会社や依頼する業務の範囲によって異なります。
また、代行費用は「メディアの戦略設計」「コンテンツ制作」といった依頼内容ごとに分けられるため、依頼内容別の相場を把握することも大切です。
オウンドメディアの運用代行会社の費用の相場を、下表にまとめましたので、お役立てください。
<運用代行費用の相場>
依頼内容 | 費用相場 | 備考 |
---|---|---|
Webサイト構築 | 30万~300万円程度 | 使用するCMSや作業範囲によって異なる |
メディアの戦略設計 | 数十万~300万円程度 | 初期調査にかかる費用 |
コンテンツ制作 | 数万~30万円以上 | 難度によって変動する |
記事制作 | 1記事あたり数千~20万円 | 文字数や専門性によって異なる |
デザイン制作 | 数千~数万円 | 主に記事内の画像制作 |
その他の作業 (CMS入稿等) |
数千~数万円 | HTML作成が必要な場合はコーディング費用として数万円程度 |
ディレクション | ひと月あたり数十万円 | ライターのディレクションやプロジェクト管理にかかる費用 |
リライト | 1記事あたり数万~20万円 | 既存記事の修正費用 |
サイトの保守運用 | ひと月あたり数万~数十万円 | サーバー運用やインシデント対応にかかる費用 |
その他 (SEOコンサルティング等) |
月額数十万円程度 | オウンドメディアの場合は高度なSEOコンサルティングが不要なケースもある |
外注先の運用代行会社や依頼内容、契約期間によって具体的な費用は異なるため、あくまで上表はイメージと捉えてください。
運用代行会社が請け負う業務の範囲や期間にもよりますが、総合的にかかる費用は月額30万〜100万円が一般的といえるでしょう。
Appmart社による調査結果でも月額30万〜100万円の運用費用がボリュームゾーンとなっています。
参考:67.9%の企業がコンテンツマーケティングの運営・制作を外注。運用費用は月30万~100万円がボリュームゾーン【Appmart調べ】 - 株式会社インプレスホールディングス
基本的なコンテンツ制作のみなど、依頼する範囲が少ない場合は、費用が抑えられる一方で、分析や内製化支援といったことまで依頼すると費用も上がっていくでしょう。
オウンドメディア運用代行会社を利用するときの注意点
最後に、運用代行会社を利用するときの注意点について見ていきましょう。
<オウンドメディア運用代行会社を利用するときの注意点>
運用を任せきりにしない
オウンドメディアを運用代行会社に依頼すれば、社内の工数を削減でき、担当社員の負担を減らすことにもつながります。
しかし、運用代行会社に任せきりにしてしまうのはおすすめしません。
運用を代行会社に丸投げすると、コンテンツ制作の運用方法といったノウハウが社内に蓄積せず、外注し続けなければならない状況になってしまいます。
運用を丸投げすれば社内のリソースは確保できますが、費用はかかり続けます。
長期的に見ると顧客獲得単価(CPA)を減らすことにはつながらないでしょう。
そのため、運用代行会社に運用を依頼しても丸投げにはせず、メディアの状況を共有してもらいながら、運用のノウハウも蓄えていくことをおすすめします。
なお、コンテンツは必ず公開前に自社で確認し、不適当な内容があった際にも迅速に対応できる体制を整えることが重要です。
オウンドメディアの運用代行を依頼する際には、こちらの動画もぜひご覧ください。
運用代行会社とのコミュニケーションコストがかかる
オウンドメディア運用代行会社へ依頼をすると、情報共有のためのコミュニケーションコストがかかることにも留意しましょう。
例えば、下記にある情報などは確実に共有し、オウンドメディア運用に向けて適宜すり合わせを行う必要があります。
<運用代行会社とすり合わせするべき情報>
- 自分たちはどのような会社なのか
- 商品・サービスに関する知識
- 競合他社に対して、自社はどのような強みを持っているのか
- 具体的な営業戦略
運用代行会社とコミュニケーションを取っていく際は、このような情報共有に手間や時間がかかることも認識しておきましょう。
コンテンツの品質が低くなる可能性がある
オウンドメディア運用代行会社によっては、商品やサービスに対する知識や、それらに関連する分野への知識が不足しているために、満足できるようなコンテンツを提供できない可能性がある点には注意が必要です。
こうした事態を防ぐためにも、運用代行会社には目指す成果や商品・サービスの情報をしっかり共有し、それらをコンテンツに反映させるよう丁寧に伝えていきましょう。
運用代行会社への依頼後も、都度打ち合わせは行い、コンテンツの品質が低下していないか、目的とずれた施策になっていないかといった確認を行うこともおすすめします。
なお、マーケティング、コンテンツ制作、SEOの専門企業であるナイルは、下記の強みを活かした本質的なコンテンツ戦略提案・制作が可能です。
<ナイル株式会社が提供できる、コンテンツ戦略提案・制作>
依頼内容 | 費用相場 |
---|---|
集客力の強いコンテンツを企画 | SEO専門企業ならではのノウハウを活かし、検索アルゴリズムを考慮した企画を行います。 |
綿密な調査分析を重視 | ユーザーニーズの深堀りを重視したターゲット設定を行います。 |
メディア構築後も長期的に支援 | メディア構築後の運用も含めて、オウンドメディアマーケティングを長期的に支援します。 |
自社の成功ノウハウをフィードバック | 成果の出るオウンドメディアの運用ノウハウをフィードバックします。 |
経験豊富な編集者とライターがコンテンツを制作 | 専門性の高い領域のコンテンツも高品質に仕上げます。 |
コンテンツの品質第一主義 | 単なるインターネット上の情報の寄せ集めやクラウドソーシング化は一切行いません。
また、企画~執筆・編集の全てを自社の制作チームで行い、何重ものチェックを経る体制によって無駄なコミュニケーションコストを抑えます。 |
取材や撮影にも対応 | SEOに必要な際は、対面取材やインタビュー記事、アンケート作成などにも対応します。 |
運用代行会社を上手に選べば、オウンドメディアは一層発展する
オウンドメディア運用代行会社には、それぞれ得意とする領域や実績があります。
どのような代行会社に依頼すれば、オウンドメディアの検索順位を上げることができるか、自サイトの目的やウィークポイントなども加味して慎重に選んでいきましょう。
代行会社選定の際は、この記事で解説したポイントなども意識していただき、オウンドメディアをぜひ発展させていってください。
なお、ナイルは「依頼したい内容や予算感」など、どのような相談にもお答えしています。
多くの方が成果を果たせるよう、オウンドメディア運用に役立つ資料もご用意しています。
「オウンドメディアを始めたけどうまくいかない」「外部の会社へ運用を任せようか悩んでいる」など、オウンドメディアに関してのお悩みを抱えている方は、ぜひ下記をクリックしてください。
オウンドメディアの立ち上げ・運用をプロが支援します
ナイルが提供するオウンドメディア支援サービス、記事制作・コンテンツ制作代行を詳しく紹介しています。「見積もりが欲しい」「オウンドメディアを作っていいか不安」とお考えでしたら、お気軽に無料相談をお申し込みください!