【後悔する前に】サイトリニューアルで必須!リダイレクトの方法を解説
サイトリニューアルでは、ドメインなどの変更によりURLが新しいものに切り替わるケースがよくあります。
その際、古いURLから新しいURLへ自動で遷移させるリダイレクトを行わなければ、SEO上不利になるなど、大きな機会損失を招いてしまいます。
ここでは、リダイレクトがサイトリニューアルで必要な理由や設定の際の注意点などについて解説します。
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目次
サイトリニューアルのリダイレクトとは
そもそもリダイレクトとは、アクセスされたページから別のページへ転送させるための処理のことで、URLが変更される場合に使用するものです。
サイトのドメイン変更に伴いURLが変更された場合や、コンテンツのSEOのためにURLを整理した場合などに、リダイレクト設定を行う必要があります。
サイトリニューアルでリダイレクトが必要な理由
サイトリニューアルでURLが変更されたにもかかわらず、適切にリダイレクトを行わなければ、さまざまなデメリットが生じてしまいます。
ここでは2つの代表的なリダイレクトを行わなければならない理由を解説します。
ユーザビリティが向上する
古いURLから新しいURLへリダイレクトしなかった場合、古いURLにアクセスしたユーザーにはエラーページが表示されることになります。
サイトリニューアル前に旧URLのページをブックマークしたユーザーや、旧URLが記載されているリンクをクリックしたユーザー、Googleなどで表示されたURLが新しいものに切り替わる前にアクセスしようとしたユーザーは、サイトを閲覧できなくなってしまうのです。
このままでは、ユーザーがリニューアル後のサイトを閲覧せずに離脱してしまう可能性が高いです。ユーザビリティを向上させ、リニューアル後も快適にサイトを閲覧できるようにするためにも、リダイレクトは忘れずに行いましょう。
検索エンジンから評価される可能性がある
リダイレクトを行わないと、検索エンジンからの評価の損失につながってしまいます。
存在しないページのURLであっても、検索エンジンのクローラーは巡回するので、大量のクロールエラーを発生させてしまいます。その分、新しいURLの巡回が遅れて、検索エンジンにインデックスされる時間も無駄にかかってしまう可能性が出てくるのです。
SEOの評価が低下して検索エンジンで上位表示されなくなり、自然検索流入が激減してしまうおそれが生じます。適切なSEOを実施するためにも、リダイレクト設定は非常に重要になります。
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リダイレクトの種類
リダイレクトには「301リダイレクト」と「302リダイレクト」という2種類が存在します。それぞれの特徴や使い分けについて見ていきましょう。
301リダイレクト
301リダイレクトは、恒久的に転送を行うための手法です。
検索エンジンにも新しいページへ移管したことを伝えられるため、旧URLの評価を新URLへ引き継ぐことができます。
サイトのドメインを変更した場合やコンテンツリニューアルでURLを整理した場合、ページの統合や正規化を行った場合、サイトをSSL化(httpからhttpsへ変更)した場合には、301リダイレクトを使用します。
302リダイレクト
302リダイレクトは、一時的に転送を行うための手法です。
検索エンジンの評価を引き継ぐことはできますが、近いうちに旧URLへ戻す場合に使用するものなので、サイトリニューアルには適さないものです。
302リダイレクトは、サイトやページを一時的にメンテナンスする際に表示するお知らせページに転送する際に用いたり、数日から1週間程度URLを変更する必要がある際に使用したりするようにしましょう。
リダイレクト設定の際の注意点
次に、リダイレクト設定の際の注意点について見ていきます。
そもそもリダイレクト設定をしていない
リダイレクトの重要性を認識しないままリニューアルを行ってしまったサイトでは、そもそもリダイレクト設定がされていないケースをよく見かけます。
当然のことながら、リダイレクト設定がされていなければ、新しいURLに自動で飛ぶことができませんから、ユーザーは古いURLのサイトを見続けてしまうことになるでしょう。
そうなってしまえば、リニューアルそのものの意味すら失いかねない事態となってしまいます。
リダイレクト先が正しくない
リダイレクト設定はしているものの、設定のミスなどにより、遷移先が正しくなっていないケースが多くあります。
また、リダイレクト設定の手間を軽減するため、「とりあえずトップページに遷移するように設定しよう」としてしまう場合もあるでしょう。
しかし、検索エンジンからの評価を引き継げるのはあくまでも同じ内容のページのみですので、正しいリダイレクト設定を行うようにしてください。
処理が正常にいっていない
ページの相互関係をしっかりとチェックし、リダイレクト設定を漏らさず行ったとしても、リダイレクト設定の記述が間違ってしまっていては、リダイレクトが実行されません。
正しく処理ができているのかを確かめる意味でも、リダイレクトが正常に行われるかを自分の目でしっかりと確認することが大切です。
他のサイトリニューアルの注意点は動画で解説しています!
URL新旧対応表を作成しよう
リダイレクト設定では、抜け漏れなどがあるとユーザーを混乱させてしまい、最悪の場合検索エンジンからの評価を下げてしまう可能性もあります。
だからこそ、「URL新旧対応表」を作成し、一つひとつのページをしっかり管理することをおすすめします。
ただし、運用の期間が長いサイトでは、ページ数が膨大になり、一つひとつのURLを細かく管理するのが難しい場合もあるでしょう。そうした場合には、アクセス数が多いなど、サイト内において大事なページから、優先してURL新旧対応表を作るようにしてください。
リダイレクト設定の目的は、ユーザビリティの向上と検索エンジンからの評価の引き継ぎです。そのため、リニューアル前のサイトでアクセスを集めていなかったページについては、そもそもユーザーが閲覧していなかったり検索エンジンから評価されていなかったりするわけですから、必ずしもリダイレクト設定をする必要はありません。
すべてのページをリダイレクト設定するのが理想ではありますが、現実問題としてそこに労力がかかりすぎてしまう場合には、優先順位をつけて対応していくようにしてください。
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今回紹介したリダイレクト設定も、プラス部分を守るための大切な作業のひとつであるため、漏らさず対応するようにしてください。
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