ウェブ集客におけるコンサルの役割とは?メリット・デメリットや注意点を解説
ウェブからの集客を増やす施策として、コンサルへの依頼を考えている方もいるのではないでしょうか。
しかし実際に依頼しようと思ったとき、
- どのコンサルに依頼すべきか
- コンサルに依頼してどこまで何をしてもらえるのか
- コンサルに集客を依頼するメリット・デメリットは何があるのか
- コンサルへの依頼は費用対効果が高いのか
といった疑問が浮かぶのではないでしょうか。
そこで今回は、ウェブ集客でコンサルへの依頼を考えている方に必要な情報をまとめてご紹介します。ウェブ集客に悩んでいる方やコンサルへの依頼を検討している方は、ご一読ください。
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目次
ウェブ集客を行う際のコンサルの役割5つ
まずは、ウェブ集客におけるコンサルの5つの役割について、確認していきましょう。
【役割1】ウェブ集客のための戦略を立てる
コンサルの役割のひとつに、ウェブ集客のための戦略を立てることがあります。集客を行うにはまず、戦略を立てることが非常に重要です。戦略を立てずに集客してしまうと、集客できなかったり、良い成果が出せなかったときに、次に活かせなかったりします。ただし、ウェブ集客をこれまであまりやったことがないと、そもそもどうやって戦略を立てればいいのかわからない方が多いのではないでしょうか。
こういったときに頼りになるのが、コンサルです。ウェブ集客の戦略を立ててもらえるのはもちろん、戦略の立て方を学ぶこともできます。今後、集客する際に役立つ知識が身につくので、コンサルの活用はおすすめしたいところです。
ちなみに集客をする上で戦略が必要な理由や、具体的な戦略の立て方については以下で詳しく解説しています。内製化して進めたい方は、ご一読ください。
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【役割2】戦略にもとづいた集客施策を提案する
次に紹介するコンサルの役割は、戦略にもとづいた集客施策を提案することです。戦略を立てることも重要ですが、具体的な施策がないと、絵に描いた餅となってしまいます。そのためコンサルは、戦略とセットで具体的な集客施策を提案すべきです。
顧客へのヒアリングによる商品・サービスの理解、リサーチや市場調査による競合との差別化の検討、集客の戦略を実現するために有効な打ち手の検討などを進めた上で、予算の上限を考慮しながら、具体的な施策を提案していきます。
【役割3】施策の実施を支援または代行する
3つ目にお伝えするコンサルの役割は、施策の実施を支援または代行することです。具体的な集客の施策が決まったら、施策を実行していく必要があります。しかし、社内にウェブ集客に割ける人材があまりいなかったり、多忙でなかなか実施が難しかったりするケースもあるのではないでしょうか。
こういった場合でも、コンサルによっては施策の実施を支援または代行してもらえる可能性があります。もしも施策の実行を依頼できる場合は、
- どこまでの作業を依頼できるか
- 依頼費用はどの程度かかるのか
- 依頼後の成果まで保証されるのか
といった点を確認しておくと、依頼時にスムーズになるのでおすすめです。
【役割4】施策の効果を分析する
コンサルには、施策の効果を分析する役割があります。集客の施策は、一度実施するだけで終わりではありません。実施後の効果を分析し、次にどんな施策を打つべきか分析することがとても重要です。
しかし、実績の数字を見ただけでは、具体的にどのような効果が出たのかイメージしづらい方も多いです。経験によるところも大きいので、コンサルに分析までお願いできたほうが心強いでしょう。
もしも、今後社内で集客施策を内製化して進めたいなら、どんなデータをどんな意図で分析したのか、コンサルに確認することをおすすめします。
【役割5】分析結果をもとに新たな施策を提案する
分析結果をもとに、新たな施策を提案するのもコンサルの役割です。例えば、SEO(検索エンジンからの集客を増やす施策)が成功し、サイトの閲覧数が徐々に増えてきたとします。数字で目に見えて成果が上がるとうれしいのもありますが、閲覧数を増やすだけで商品の購入やお問い合わせ数が増えるわけではありません。
そのため、どこかのタイミングで「商品の購入やお問い合わせ数につながる施策の強化」が必要となります。こういった状況を判断し、より目的(商品の購入・お問い合わせなど)につながる施策を提案するのもコンサルの役割です。
ウェブ集客をコンサルに依頼する4つのメリット
ここから、実際にコンサルにウェブ集客を依頼したときのメリットをご紹介します。ウェブ集客をコンサルに依頼するメリットは、次の4つになりますので、ぞれぞれ確認していきましょう。
メリット1 専門家からアドバイスを受けて集客しやすくなる
ウェブ集客のコンサルを活用するメリットは、専門家からアドバイスをもらえるため集客しやすくなることです。コンサルは、ウェブ集客の戦略、施策の検討、実行までを担う専門家です。これまで複数の企業と仕事してきた経験もあるため、客観的かつ専門的な視点からアドバイスをもらえます。
例えば、自社のみで集客の施策を実施し、効果が思うように上がらなかったとします。社内に専門知識がない場合、どの部分がよくなかったのか、どこを改善しなければいいけないのかといった点がわかりません。
その結果、時間をかけて検証・分析・改善をしていく必要があり、ウェブ集客を実現するまでに時間がかかってしまいます。
ですが専門家にアドバイスをもらえれば、的確に改善箇所や課題点がわかります。また、「複数の企業で成功した集客施策」の経験からアドバイスをもらえれば、集客施策が成功する可能性が高いといえるでしょう。
メリット2 業務そのものを依頼して担当者の負担を軽減できる
次のメリットは、業務そのものを依頼して担当者の負担を軽減できる点です。コンサルは専門的なアドバイスのみするイメージがあるかもしれませんが、集客施策の実施そのものを依頼することも可能です。施策ごとにコンサルがパートナー企業を結んでいるケースや、コンサル会社内に施策を実行する部署が存在するケースもあります。
メリット3 戦略からウェブ集客の一連の流れを学べる
3つ目のメリットは、戦略からウェブ集客の一連の流れを学べることです。これまでまったくウェブ集客を行ってきていない場合、ウェブ集客に必要な作業の流れがわからない方がほとんどでしょう。また、多少調べて集客施策を実施したとしても、うまく集客できないといった課題にぶつかる企業も多いのではないでしょうか。
コンサルに依頼しつつウェブ集客の流れを学ぶことで、将来的に社内で集客施策を実施することも可能です。
メリット4 データを活用して次の施策を検討できる
コンサルを活用するメリットとして、データを活用して次の施策を検討できる点があります。実際に施策を実行したはいいものの、分析して次の施策を打つ流れがわからないこともあるのではないでしょうか。成果が出ていないときはもちろん、成果が出たときも「なぜ成果が出たのか」がわからなければ次に活かせません。
コンサルに依頼することで、データを分析したレポートを作成してもらえることもあります。施策ごとの成果が把握できれば、次の施策を打つときに判断しやすくなります。またコンサルによっては、次の施策を提案してもらえることもあります。
ウェブ集客をコンサルに依頼する4つのデメリット
ウェブ集客をコンサルに依頼するメリットがある一方で、デメリットもあります。デメリットを確認した上でコンサルに依頼するか検討しましょう。ウェブ集客をコンサルに依頼するデメリットは、以下の4つがあげられます。
デメリット1 依頼の費用がかかる
1つ目にあげるデメリットは、依頼費用がかかるというところです。コンサルへの依頼には、当然ながら外注の費用がかかってしまいます。戦略から依頼する場合は、高額な費用がかかるケースもあるでしょう。また費用が高いほどサービスの質が良いとも限らないので、複数のコンサル会社にウェブ集客で困っていることを相談してみることをおすすめします。
そして相見積もりを取り、
- 依頼した場合の最終的な成果物として何があるか
- 戦略の立案、施策の提案、施策の実行の中でどこまでの作業をお願いできるか
などを確認しておきましょう。
デメリット2 コンサル任せでは自社にノウハウを蓄積しにくい
コンサル任せになると、自社にノウハウを蓄積しにくいのは、デメリットのひとつです。優秀なコンサル会社であればあるほど、ウェブ集客自体を丸投げすることができてしまいます。
しかしウェブ集客を丸投げしてしまうと、自分たちで試行錯誤をしない分、ノウハウが自社に蓄積しにくくなってしまいます。コンサルにすべてを任せるのが悪いわけではありませんが、少なくとも戦略立案の考え方や、施策の実行方法、分析方法など、具体的な内容を把握するようにしてください。
デメリット3 コンサルの選定に人的コストがかかる
コンサルの選定に人的コストがかかる点は、デメリットといえます。たくさんのコンサル会社の中で、自社にマッチするのはどこなのかを選定しなければいけません。そのため、どうしても依頼するまでに工数がかかってしまいます。
デメリット4 自社商品・サービスについて説明が必要となる
コンサルを活用する際、自社の商品。サービスについて説明が必要となるのはデメリットになります。コンサルは集客の専門家ではありますが、顧客企業の商品やサービスの専門家ではありません。そのため実際に集客する前に、商品・サービスの理解を深めるミーティングが不可欠です。商品・サービスの理解を深められないと、集客の効果に影響が出てしまいかねないからです。
例えば、20代女性をターゲットにした化粧品を扱っているにもかかわらず、40代の女性をターゲットにして集客してしまった場合はどうでしょうか。40代の女性が興味を持つ言葉、デザインを使ったとしても、20代には刺さらない可能性もあります。
その結果、「サイトに訪れる人は増えたが、商品の購入にはほとんどつながらない」といった事態が起こってしまいます。極端な例だったかもしれませんが、商品・サービスへの理解が浅いとこういった事態は起こってしまうのです。
そのためコンサルと複数回のミーティングを実施し、自社商品・サービスの説明をする機会が必要となります。
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ウェブ集客をコンサルに依頼するときの3つのポイント
コンサルに依頼するときのポイントを確認しておきましょう。コンサルに依頼する時のポイントには以下の3つがあります。
ポイント1 コンサルタントに期待することを整理しておく
まず1つ目のポイントは、コンサルタントに期待することを整理しておくことになります。
■コンサルに期待することの具体例
-
ウェブ集客で実現したいこと
商品Aの売上10%アップ。もしくは、ウェブ集客からのお問い合わせ数を月に20件増やすなど
-
ウェブ集客での具体的な課題
現状SEO施策を進めているが、思ったように成果が上がらない。いくつかのキーワードで上位表示はできているが、狙ったビッグワードで上位表示を獲得する方法を知りたい。また、ウェブ記事からお問い合わせにつなげるための導線の作り方や戦略についても、詳しく知りたい。
事前に上記のように期待することを整理しておくことで、コンサルから提案を受けたときに良し悪しの判断がしやすくなったり、今の知識ではわからないところを深く質問したりしやすくなります。コンサルに期待する成果を、依頼時には決めておくようにしていましょう。
ポイント2 ウェブ集客の実績があるコンサルタントか確認する
次の依頼するときのポイントは、ウェブ集客の実績があるコンサルタントか確認することです。
ウェブコンサルの場合、集客以外にも、ウェブサイトの制作、ウェブサイトの運用などに特化した企業もあります。コンサルだからといって、戦略の立案、具体的な施策の提案などを実施してもらえない可能性もあるので、ウェブ集客の実績があるか確認することをおすすめします。
コンサルタントの実績を知りたい場合は、ウェブサイトや営業資料に詳しく記載されている場合が多いので確認してみてください。
ポイント3 成果物として何があるか確認する
成果物として何があるか、コンサル側に確認しておくようにしてださい。依頼する前に、しっかりと具体的な成果物について確認しておきましょう。
例えば、
- 競合他社のリサーチや市場調査のレポート
- 具体的なウェブ集客戦略に関する資料
- 施策実行後の成果分析レポート
など具体的な成果物を確認しておくことで、どこまでの作業を依頼できるかイメージしやすくなります。
また、費用の内訳も確認しておくようにしましょう。費用の内訳を確認することにより、本当にこの費用が実施内容に見合うのか、判断しやすくなります。
ウェブ集客でコンサルを活用しよう
ウェブ集客においてのコンサルの役割は、現状の把握から戦略・施策の立案・分析をすることでした。これまでウェブ集客の経験がない方や、なかなか成果につながらないと悩んでいる方は実績のあるコンサルへ依頼するのがおすすめです。 なおナイルでは、オウンドメディア全体の戦略設計から対応することができます。また、さまざまなコンテンツを作成して、情報発信していきたいけれど、記事を書くリソースがないお客様に、コンテンツ制作代行のプランをご用意しております。まずはお気軽にご相談ください。
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