マーケティングを内製化するには?メリットとデメリットも解説
デジタルマーケティングが多様化するなかで、マーケティング施策の内製化に取り組む企業も少なくありません。これまでは外注頼みのマーケティングを内製化することで、より的確にユーザーニーズを把握できるといった利点があります。
ここでは、マーケティングを内製化するメリットを踏まえて、具体的な方法を解説していきます。
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目次
マーケティングを内製化することのメリット
マーケティングを内製化すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。それぞれのメリットを確認していきましょう。
メリット1 ユーザーニーズを反映しやすい
外注した場合、マーケティングの知識やスキルが豊富な人材に依頼することができますが、業界の事業や自社の製品やサービスに熟知しているわけではないため、外注先とのコミュニケーション力が問われます。その点、内製化ができれば、商品やサービスの知識が豊富な自社の社員がマーケティングを手がけることになります。施策にユーザーニーズを反映しやすいのが、マーケティングを内製化する利点です。
メリット2 社内でノウハウが蓄積できる
内製化を行うことで、マーケティングのスキルや知見を社内に蓄積できます。マーケティングに長けた人材を社内で育成することで、企業の競争力が高くなります。人的リソースの確保が鍵になりますが、そのハードルを超えられれば、マーケティングを内製化する意義は大きいといえます。
メリット3 施策スピードが早い
アウトソーシングする場合は、事前に依頼する業務の方向性と範囲を明確にする必要があります。そのため、どうしても突発的な作業には対応にしにくくなります。
しかし、内製化をしていれば、社内で完結できるので、マーケティング施策に急な軌道修正が必要になったときも、クイックに対応できます。ユーザーのニーズを反映しやすいのは、内製化のメリットといえるでしょう。
マーケティングを内製化するための4ステップ
マーケティングを内製化する場合、どんな作業を社内で行っていく必要があるのでしょうか。4つのステップを紹介します。
STEP1 対象となるユーザー像を考える
まずは、自社の商品やサービスを誰に届けるのか、ユーザー像を明確にすることから始めます。年齢や性別だけでなく、年収はどれくらいで、どんなライフタイルなのか、そして、どんな悩みや課題を持っているのかなど、ターゲットをできるだけ詳細にイメージします。インタビューやアンケートを行ってもいいでしょう。ターゲットが明確になれば、コンテンツもユーザーのニーズに沿ったものになります。
STEP2 競合をリサーチする
ターゲットが明確になれば、ユーザーが自社の商品を検討する際に、どんな他社の商品・サービスと比較しているか、競合他社のリサーチを行います。特に、競合他社のサイトの作り込み方は、戦略を検討する上で参考になります。どんな導線設計を行って成果につなげているか、ユーザー目線でリサーチしてください。
STEP3 自社の強みや課題を確認する
ターゲットが明確になり、競合他社のリサーチもできたら、自社の強みや課題は自然と明らかになってくるはず。ウェブサイトの口コミやSNS上の声も拾いながら、競合他社に比べて、自社はどのような点に長けているのか、どのような点が弱いのか、現状把握に努めましょう。
STEP4 リソースに合わせて優先順位を決める
自社の商品・サービスをもっと知ってもらうにはどうすればいいのか、ユーザーへの情報発信の内容や方法など、具体的なマーケティング施策を考えていきます。おそらく、やるべきことはたくさん出てくることでしょう。しかし、社内のリソースは限られています。優先順位をつけながら、どこから手をつけていくかをチームで明確にし、着実に実行に移していきましょう。
具体的なマーケティング施策
ウェブマーケティングは大きく分けて、集客施術と接客施術の2つあります。どんな方法なのか、具体的に説明していきます。
集客施術
集客施術としては、SEO(検索エンジン最適化)、ウェブ広告、SNS、ウェビナーなどがあります。自社のターゲット層を踏まえて、どの方法を強化すべきかを検討しましょう。
また、一口に「ウェブ広告」といっても、Googleなどの検索結果に広告が表示されるリスティング広告や、ユーザーがウェブサイトを閲覧している際に表示されるバナー広告など、種類は多岐にわたります。SNSも、Facebook、Twitter、Instagram、Tik Tokなど、それぞれ特性があります。効率的にユーザーにリーチするには、いきなりすべてを内製化するのではなく、外注に一部相談することも視野にいれるといいかもしれません。
接客施術
集客したユーザーを成果につなげていくために行うのが「接客施術」です。主な接客施術としては、ユーザーが最初に訪れるページで関心を引きつける「ランディングページの最適化」や、入力フォームをユーザーにとってより利便性の高いものにする「入力フォームの最適化」などが、挙げられます。
「マーケティング・オートメーション」の導入によって、顧客の管理と分析を自動化、省略化することも、接客施術の一つです。また、登録してくれたユーザーに対して定期的に情報を届けるメールマガジンは、見込み顧客との関係を構築するのに有効です。
近年は、チャット上でのユーザーからの問いかけに自動で答えを返してくれる、AIチャットボットの活用も進んでいます。集客したユーザーにとって、ストレスの少ない動線を作って、成果へとつなげていきましょう。
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マーケティングを内製化するときの注意点
マーケティングを内製化するにあたっては、いくつか注意点があります。それぞれ押さえておきましょう。
成果が出るまで時間がかかる
内製化によって、マーケティングの知見を蓄積できる一方で、インプットを行いながらの作業になります。どうしても成果が出るまでに時間がかかるということは、共通認識として持っておきましょう。手早くマーケティング施策の成果を出したい場合は、アウトソーシングのほうが適しているといえます。
業務工数は多くなる
内製化するということは、アウトソーシングよりも、社内での業務工数は多くなります。社内のリソースに余裕がまったくない場合は、内製化で業務工数が予定通りにこなせなくなり、成果が出るまでにより長い期間を要する可能性があります。業務量がどれくらい増えそうかシミュレーションした上で、できるだけ無理のない体制で、マーケティングの内製化を行っていきましょう。
マーケティング内製化と外注の比較は以下の記事で紹介しています
内製化できるところの見極めを行う
多岐にわたるデジタルマーケティング施策を、すべて内製化するのが難しい場合は、内製と外注のハイブリットを検討してもいいかもしれません。コンサルティングの力を借りたほうがいいところと、内製で行ったほうがいいところの切り分けを行うということです。どの部分を内製化すべきかを含めて、コンサルティングにまずは相談してみてはいかがでしょうか。
なお、ナイルでは、SEOを中心としたウェブマーケティングのコンサルティングが可能です。マーケティング内製化に向かうためのサポートもできますので、ぜひ一度、ご相談ください。
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