SEOを内製化する方法は?やるべきことを解説

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SEOを内製化する方法は?やるべきことを解説

「しっかりSEOを行って、自社サイトやオウンドメディアに集客したい。しかしSEOは専門知識があるからハードルが高そう…」

そう思っている方は多いのではないでしょうか。いくつかのステップを踏む必要がありますが、SEOは内製化することができます。

ここでは、SEOを内製化する上でどんなことをすればいいのか、そのメリットを踏まえて解説していきます。

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SEOを内製化するメリット

SEOを内製化すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。1つずつ、ポイントを挙げて確認していきます。

SEO 内製化

メリット1 ノウハウを社内で蓄積できる

SEOを内製化できれば、SEOに長けた人材を育成することができます。つまり、SEOのノウハウを社内で蓄積できるわけです。SEOスキルの高い人材が育っていけば、継続してSEOを実施することが可能になります。また、社内の人材であれば、自社の商品やサービスについても熟知していますから、成果につなげやすくなるでしょう。

メリット2 外注費を削減できる

SEOにどこまで注力するかを社内で検討するとき、ネックとなるのが外注費でしょう。毎月かかる基本的な費用に加えて、特別な施策を打つときは、別で外注費が発生することになります。SEOを内製化すれば、外注費が発生しません。もちろん、内製化することで、社内の人件費はかかることになりますので、その点は注意しましょう。

メリット3 コミュニケーションが下がる

SEOを外注した場合、施策のたびに、社内外でさまざまなコミュニケ―ションが発生します。例えば、外注先との打ち合わせでも、細かいスケジュール調整が必要になります。その点、SEOを内製化すれば、コミュニケーションは社内で完結します。SEO施策をクイックに実行に移せるのも、SEO内製化のメリットといえます。

SEOの内製化で発生する主な業務

SEOを内製化するなかでどのような業務があるのでしょうか。5つの項目に絞って、それぞれ具体的に解説していきましょう。

SEO 内製化

1 目標設定

SEOの内製化にあたってのファーストステップは、目標の設定です。SEOを行うことで、何を目指すのか。明確なゴールを決めてください。

よくある失敗が、キーワードの検索順位を目標にしてしまうケースです。検索順位は一見、わかりやすい指標のように思うかもしれません。しかし、たとえ検索上位に自社サイトのページが表示されて流入が増えたとしても、売上にはつながらないというケースは多くあります。自社サイトに訪れてもらってから、ユーザーにどういう行動をしてほしいのかを決める必要があります。

まずは、ユーザーの行動を想定すること。そこから逆算して、流入してもらうキーワードを選定しましょう。そうすれば、自社の商品・サービスに興味を持ってもらいやすいユーザーが、サイトに訪れてくれるようになるでしょう。

2 社内折衝

SEOを内製化する際に、どれくらいの予算がかけられるかの社内折衝を行います。SEOを内製化することで外注費は削減できますが、有料ツールの使用やサイト改修といったコストは発生します。SEOによる成果をいつまでに出すのかというスケジュールとともに、予算について社内でコンセンサスを取っておきます。

3 サイト改善

SEOの効果を出すためには、サイトの改善が必要になります。ポイントを解説していきます。

内部リンクの設置

内部リンクを設置しましょう。内部リンクとは、自社サイト内のページをつなぐリンクのこと。内部リンクを設置することで、検索エンジンのクローラーが巡回しやすくなるので、サイトの高評価へとつながります。

重複コンテンツがないかをチェック

自社サイト内に、ページのURLは異なるのに、同じコンテンツの内容がないかを確認します。もし、重複したコンテンツがある場合、検索エンジンのクロール率が低下してしまいます。さらにペナルティとなってしまえば、ページの評価が下がることさえあります。

ページスピードの改善

サイト内のページの表示速度が著しく遅いと、ユーザーが離れてしまい、検索エンジンからマイナスの評価を受けてしまうかもしれません。サーバーとの通信の回数や、データ通信料を減らしましょう。また、画像のサイズを最適化したり、スクロールせずに見える範囲のコンテンツを最適化したりするといった方法で、ページの表示速度を改善するようにしてください。

スマートフォン向けの最適化

Googleは2015年のアップデートで「モバイルフレンドリーであるサイトを優遇すること」を公言しています。つまり、スマートフォンでサイトを閲覧したときに、最適化されているかどうかが重要です。スマートフォンからアクセスしたときに、コンテンツの表示が崩れていないか、サイズは適切かなどチェックしましょう。

コンテンツ制作

コンテンツも、SEOの観点に沿ったかたちで作成していきます。踏まえるべきいくつかのポイントを解説します。

キーワードの選定を行う

コンテンツSEOにおいては、キーワードの選定が非常に重要です。サイトを訪れるユーザーは、どんな検索ワードでたどり着いているのか、Google Search Consoleなどでリサーチした上で、できるだけユーザーの動向を正確にとらえることが大切です。合わせて、AhrefsといったSEOツールを活用して、競合サイトもリサーチしていきます。競合サイトは、どんな検索キーワードで、どんなふうにユーザーを獲得しているかを把握しましょう。

さらに、サイトに訪れてもらいたいユーザーがどのようなキーワードで検索してくれるのか、思考を膨らませてキーワードを選出していきます。そうすることで、対策すべきキーワードが自然と絞られてくるはずです。どんなキーワードによって、自社サイトを上位に掲載したいのか、競合他社が運営するサイトの状況や、業界全体のトレンドを把握しつつ、キーワードの選定を行います。

検索意図をとらえたコンテンツを作る

キーワードの選定ができたら、ユーザーが実際にそのキーワードで検索するシチュエーションを分析します。どんなことを知りたくて、そのキーワードで調べるのか、ニーズに応えるコンテンツの内容を精査していきます。

ニーズを把握するためには、検索上位の記事を確認してどのような要素が盛り込まれているのかを確認します。さらに、実際にユーザーにヒアリングやアンケートを行ったり、SNSでキーワードにまつわる話題を調査したり、Yahoo!知恵袋でどんな質問が挙がっているのかを確認したりする方法を駆使して、ユーザーニーズを深堀りしていきましょう。ユーザーの心に刺さるような、検索意図を踏まえたうえでのコンテンツ作りを心がけてください。

titleタグを正しくつける

titleタグとは、サイトやページにタイトルをつけるためのHTMLタグのことです。正しいtitleタグをつけることで、ユーザーはページを探しやすくなり、検索エンジンにもコンテンツの内容を正しく伝えられるという利点があります。

タイトルにはキーワードを必ず入れましょう。また、タイトルが長すぎると、Googleの検索結果一覧に表示されるときに、最後の部分が「…」と省略されます。文字数は30文字以内におさめておくことで、省略されることなく表示されます。

descriptionをわかりやすく書く

descriptionとは、ページの内容を要約するテキストのことで、検索結果に表示されます。ユーザーは検索結果画面から、そのページをクリックするかどうか、descriptionから判断することがあります。そのため、descriptionはページの内容をユーザーにわかりやすく伝えることが大切です。

画像検索に対応する

ユーザーは、調べたい内容があるとき、画像検索を活用することがあります。画像検索からもユーザーがページにたどり着きやすいように、画像には「alt属性」を設定しましょう。alt属性とは、画像​を説明するテキストのことをいいます。説明はできるだけ簡潔で、かつ、わかりやすいものにすることがポイントです。

コンバージョン率の最適化(CRO)

CRO(Conversion Rate Optimization)とは、来訪したユーザーがコンバージョンに至る率を高めるための施策のこと。つまり、CROは自社サイトを訪れたユーザーのうち、どれくらいの人が、問い合わせをしたり、商品やサービスを購入したりするのか、その割合を高めるための施策ということになります。

サイトにどれだけアクセスがあっても、成果が上がらなければ、意味はありません。サイトの構造や導線設計の改善が、CROの最適化につながります。内容に関心を持った訪問したユーザーが、次のアクションに移りやすいように、サイト内の導線は適宜、確認して改善していきましょう。

コンサルに相談して内製化を進めよう

SEOに関わる業務を自社で内製化することを「インハウス」といいます。当然、いきなり社内だけではできないので、インハウスSEOを手がけるコンサルタント会社に相談することから、SEOの内製化を進めることがスムーズでしょう。

ナイルでは、SEOを委託していただくことはもちろん、セミインハウス、さらにインハウスSEOへ向かうためのサポートも行っています。状況をヒアリングした上で、インハウスSEOの実現に向けて何が必要なのか、どのように進めればいいのか、ご提案させていただきます。ぜひ一度、ご相談ください。

編集者情報

ナイル編集部
ナイル編集部

2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

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