【説得力増】サイト改善提案書の作り方!構成と資料作りのコツを解説

更新日:
【説得力増】サイト改善提案書の作り方!構成と資料作りのコツを解説

サイトの効果を向上させ、さらなる売上や業績に結びつけるために、継続的なサイト改善は欠かせません。そして、施策を実施する際に作成が求められるのがサイト改善の提案書です。

ここでは、サイト改善の提案書の目的や必要な準備のほか、提案書の構成や作成のコツについて解説します。

また、BtoBビジネスのサイトを改善する際は、以下の資料もあわせてご確認ください。

BtoBサイトの改善=施策の実装とお考えの方へ

改善施策をサイトに実装する前にやるべき「顧客理解」や「GAで見るべきポイント」を資料で解説しています。顧客理解が難しい、自社の強みが不明解でしたら無料相談をご利用ください!

無料で資料をダウンロードする

無料相談に申し込む

サイト改善の提案書は判断を促すためのもの

そもそもサイト改善の提案書は、なぜ作成する必要があるのでしょうか。

提案書の一番の目的は、上司や役員などにサイト改善の必要性を理解してもらい、実施の判断を促すことにあります。サイト改善はコストが発生するため、施策を実施するためには、決裁者のゴーサインをもらう必要があることが大半です。

「現状のサイトにはどのような課題があるのか」「この施策を実施することでどれだけ課題が解決されるか」といったことをわかりやすくまとめ、決裁者に判断してもらうために提案書を用意するのです。

サイト改善の提案書は、施策の内容やメリットを盛り込むだけでは不十分です。改善施策によってもたらされるメリットと、発生するコストやリスクの両方を提示することで、はじめて実行すべきかの判断を下せるようになります。

サイト改善の提案書を作成する際は、必ず読み手のことを考えて、どのような情報を提示すればいいかを考えて作成しましょう。

サイト改善 提案書

サイト改善の提案書を作るための準備

サイト改善の提案書を作成する際、いきなり文書に書き起こないようにしてください。

まずは、提案書に盛り込むべき要素を整理することが必要になりますので、どのような作業になるのか確認していきましょう。

サイト改善 提案書

1 目的を明確にする

なぜサイト改善を行うのかという目的を明確にしましょう。

「サイト経由の問い合わせ件数を増加させる」「会員登録数を増やす」といったように、何のためのサイト改善なのかを、提案書作成の前に整理しておきます。そうすることで、提案書のメッセージやストーリーを統一させることができ、説得力の高い資料に仕上げられます。

2 現状の課題を明確にする

サイトの現状の課題を分析し、何を改善すべきなのかを明確にします。

分析にはGoogle アナリティクスといったツールを活用して、サイトの現状を把握していきましょう。例えば、月間コンバージョン数1,000件が目標のところ、現状は800件しかないという場合、PV数やコンバージョン率などの数字を調べて、目標を達成するための改善方法を決めなければなりません。

また、営業を中心とした社内メンバーから意見をもらうことも有益です。ユーザーインタビューを行って、良い点と悪い点について指摘してもらうのもいいでしょう。

今まで気づけなかった課題や強みが発見できる可能性があります。課題をどれだけ深掘りできるかによって、改善効果の幅が大きく変わってくるため、課題分析には注力しましょう。

3 メリットとリスクを明確にする

メリットとリスクを天秤にかけたとき、メリットが上回る場合に、サイト改善を実施すべきという判断ができます。

例えば、コンバージョン数が月間1件しか増えないにも関わらず、改善施策のコストに50万円かかるとなると、実施すべきという判断にはならないのではないでしょうか。一方、コンバージョン数が月間100件増加する施策のコストが50万円だった場合、前向きに検討される可能性が高まるでしょう。

このように、サイト改善によってもたらされるメリットと、リスクやコストを明確にすることで、実施すべき施策かどうかを決裁者が判断しやすくなります。

サイト改善の提案書の構成

サイト改善の提案書に必要な構成について見ていきましょう。

サイト改善の概要

最初に必要になるのは、提案書全体の内容をまとめた概要です。

提出した提案書のすべてを上司が見てくれるとは限りませんし、プレゼンを行う際にも最初に何が言いたいのかをはっきりさせておかないと、相手はプレゼンを集中して聞いてくれません。

一目見て、どういう内容の提案書で、どのようなメッセージが込められているのかがわかる概要にしていきましょう。

サイト改善の目的・目標

なぜサイト改善が必要なのか、サイト改善を行うことでどのような成果につながるのか、目的・目標について記載します。

提案書の中でも特に重要なポイントであるため、競合他社や自社の事業状況などと絡めながら、サイト改善に取り組むべきだと強くアピールしていきましょう。

もちろん、熱量だけがあっても仕方がありません。施策の是非を判断する人が重要視する指標を意識しながら説明することを忘れないようにしましょう。

サイトの課題

目的・目標を示したら、その実現を阻害しているサイトの課題を具体的に示していきます。

課題に関しては、担当者自身の主観ではなく、アクセス数やコンバージョン率など、具体的な数値を使って示すようにしましょう。また、社内メンバーやユーザーにヒアリングを行っていた場合、その結果をしっかりと言語化しておくことが必要です。

サイト改善の内容

いよいよサイト改善の具体的な内容について記載していきます。

サイト改善の内容は、先ほど挙げた課題に対する解決策となるものを記載するようにしましょう。また、それぞれの改善案について、実現させることでどのくらいの効果が見込めるのかも、具体的な数値で示すことも心がけてください。

予算とスケジュール

サイト改善を実行に移す場合、必要不可欠な予算とスケジュールの情報を記載します。

気をつけたいのが、サイト改善そのものにかかる予算だけではなく、サイト改善後の運用に必要な予算も記載することです。

また、スケジュールは無理のない現実的な日程にすることがポイントです。施策の効果を見込むあまり、巻きでスケジュールを設定し、かえってエラーが起きてしまっては元も子もありません。

制作会社の見積もり

サイト改善施策にかかるコストを把握するためにも、あらかじめ複数のサイト制作会社から見積もりをとり、その内容を提案書に盛り込みましょう。

見積もりをベースに、サイトの制作会社ごとの強みと費用が比較できる一覧表を作成してもいいでしょう。

\疑問や不明点はお気軽にご質問ください!/

提案書の作成のコツ

サイト改善の提案書作成におけるコツについても、紹介していきます。

サイト改善 提案書

文字数は少なく端的に

提案書では、箇条書きや言い切り型で文字数を減らしながら、端的にメッセージを伝えるようにしてください。

文字数が多いと視認性が下がり、見る側の集中が途切れてしまうため、本当に伝えたいメッセージが伝わりにくくなってしまいます。

特に強調したい言葉などは、フォントを他の文字よりも少しだけ多くしたり、下線を付けたりして、ビジュアルで強調するようにする工夫も大切です。

具体的な数字を盛り込む

提案書では、目標数字や現状の課題など、できる限り数字で示すことを心がけてください。

「現状ではPVがよくないので、PVを大幅UPさせたい。そのためにはこれだけの施策が必要」といった抽象的な内容では、相手を説得することはできません。

「現状5万のPVを10万に上げたいが、直帰率が90%近くあるのが課題である。だからこれだけの施策が必要」といった具合に、具体的な数字を入れることで、状況をしっかり把握してもらえる提案書を目指してください。

グラフや図版を効果的に使う

グラフや図版を使って、ビジュアルで見せることを心がけてください。

そうすることで、よりわかりやすい提案書にすることができるようになります。またスケジュールなどに関しても、フロー図を作成すれば、実際の流れがよりイメージしやすくなります。「文字は少なく、数字はグラフや図版で」を徹底するだけで、提案書の質はグッと高まります。

説得力のあるサイト改善提案書を作成しよう

サイト改善において、課題や目的を明確にするのはもちろんですが、提案書のビジュアルが分かりづらければしっかりと読み込んでもらえず、提案が通らないことになる可能性があります。

何を伝えるのかをしっかりと整理し、わかりやすく端的なメッセージで伝えられる提案書を作成し、サイト改善へとつなげていきましょう。

なお、ナイルでは、豊富な経験・データに裏付けされたコンサルティング力で、サイト改善の支援が可能です。大きく3つのステップに分けて、対応させていただきます。

  • 調査・設計:現状のヒアリングやKPIの設定、ツールの導入などを行う
  • 分析:アクセスやヒートマップの分析、ユーザー行動観察などを行う
  • 分析・試作の効果検証や定例レポーティング、継続施策の提案などを行う

段階的にサイト改善を進めていきますので、お気軽にご相談ください。

BtoBサイトの改善=施策の実装とお考えの方へ

改善施策をサイトに実装する前にやるべき「顧客理解」や「GAで見るべきポイント」を資料で解説しています。顧客理解が難しい、自社の強みが不明解でしたら無料相談をご利用ください!

無料で資料をダウンロードする

無料相談に申し込む

編集者情報

ナイル編集部
ナイル編集部

2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

PIVOTにもスポンサード出演しました!

PIVOTにもスポンサード出演しました!
チャンネル登録者数が100万人を超えるYoutubeチャンネルPIVOTにスポンサード出演しました!
動画内では、マーケティング組織立ち上げのための新しい手段についてお話しています。
マーケティング組織に課題がある方はぜひご覧下さい。
動画を見る

関連記事

サイト改善 コンサル

サイト改善のコンサル会社を選ぶポイントは?

サイトリニューアル

サイトリニューアル1問1答!よくある疑問を解決

サイトリニューアル リダイレクト

【後悔する前に】サイトリニューアルで必須!リダイレクトの方法を解説

新着記事

検索ボリューム_アイキャッチ

検索ボリュームはどう調べる?調査ツールやキーワード選定方法を解説

サイト内検索_アイキャッチ

サイト内検索とは?やり方や導入方法・メリットをわかりやすく解説

SEMとは_アイキャッチ

SEMとは?SEOとリスティング広告の違いなどを、事例を交えて解説

サイト内検索

目次に戻る

もっと効果的な集客施策
してみませんか?

Web戦略の情報を
定期的に受け取りたい方

取材・メディア掲載に関するお問い合わせは、こちらからお問い合わせください。