ゼロからわかるウェブ集客!コツや方法、メリット・デメリットを解説
ウェブから自社の製品・サービスの購入につなげるために欠かせないのが、ウェブ集客です。
ただ、
- そもそもウェブ集客で何ができるのか
- ウェブ集客にはどんな方法があるのか
- ウェブ集客にはどのようなメリット・デメリットがあるのか
など、よくわからない方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ウェブ集客の概要や種類、メリット・デメリットについて解説します。
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目次
ウェブ集客とは?目的や成功のコツを紹介
まずはウェブ集客の概要や目的、成功させるためのコツについて確認していきましょう。
そもそもウェブ集客とは?どのような種類がある?
自社のサービス購入を促したり、問い合わせを増やしたりするのに、有効な手段がウェブ集客です。ウェブ集客の手段をざっと挙げてみましょう。
- 検索エンジンからの流入(無料・有料)
- 広告からの流入(リスティング広告やディスプレイ広告)
- SNSからの流入(TwitterやInstagramなど)
- プレスリリース
- 外部サイトからの流入
- 直接流入
- メールマガジン
それぞれの集客手段の方法やメリット・デメリットは、後ほど解説します。
ウェブ集客の目的は?
ウェブ集客でまず考えなければならないのは、ウェブ集客を行う目的です。なぜなら目的がわからない状態では、そもそもどのような施策を実施すればいいか判断できず、効果の良し悪しも曖昧になってしまいます。
では、どういった目的を立てればいいのでしょうか。
ウェブ集客の目的は、主に2つあります。
- 自社のサービスや商品を知ってもらう
- 商品・サービスの購入や問い合わせを増やす
まずは、ウェブ経由で商品やサービスを知ってもらうことが重要です。いかに良い商品・サービスがあったとしても、誰も知らなければ購入・お問い合わせにはつながりません。これではまるで、無人島でラーメン屋を営むようなものです。
ただ、人を集めるだけでは購入やお問い合わせに至りません。なぜなら、インターネットで競合と比較して、より良いものを導入しようと思う人が多いからです。簡単に比べられる時代だからこそ、興味を持ってくれた人に、購入・お問い合わせしてもらう戦略が必要となります。
ウェブ集客を成功させるためのコツを3つ紹介
ウェブ集客は計画もなく進めても、なかなかうまくいきません。しかし、これから解説する3つのコツを押さえれば、集客が成功する確率を上げられます。
1 ターゲットを明確にする
ウェブ集客を成功させるために最初に設定する必要があるのが、ターゲットを明確にすること。ペルソナを設定することで、ターゲットが明確になっていきます。ペルソナとは、自社の商品・サービスを利用する架空のユーザーのことで、下記のような要素を決めていきます。
<ペルソナの要素>
- 名前
- 年齢
- 性別
- 家族構成
- 居住地域
- 趣味や得意なこと
- 普段の生活状況
- 抱えている悩み
ペルソナを設定すれば、ユーザーのニーズを捉えられるので、具体的な購買シーンをイメージしやすくなります。そのため、ペルソナに近いユーザーが興味を持てるような施策が明確になっていくのです。ペルソナ設定では、想定しているユーザーに近い人に、実際にインタビューして精度を上げることも必要です。
2 ターゲットに合った施策を実行する
2つ目のウェブ集客を成功させるコツは、ターゲットに合った施策を実行することです。ウェブ集客にはさまざまな方法がありますが、効果を出すためにはペルソナに合わせた方法を選ぶ必要があります。
例えば、SNSで10代〜20代の女性を集客したい場合を考えてみましょう。総務省の「令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査結果報告書」を見ると、10代〜20代のユーザーかつ女性によく利用されているのはInstagramです。
さらに、Instagramは写真や動画が中心の媒体なので、商品の魅力を簡単にアピールできます。そのため、10代〜20代をターゲットにした商品を販売する場合、Instagramが集客しやすいという仮説が生まれます。
3 データをもとに試行錯誤を繰り返す
ウェブ集客をした場合、アクセス解析ツールを使えば、下記のような情報がわかります。
- 顧客がどのような経路から流入してきたか
- ページの滞在時間やよく見られている箇所
- 閲覧している方の年齢や性別
- 各ページのアクセス数
例えば、顧客の商品ページへの流入経路は、検索エンジン、SNS、他のサイトなどさまざまです。仮にTwitterからの流入が多いことがわかれば、Twitter向けの広告を強化すれば、ユーザー数やコンバージョンのアップにつなげられます。検索エンジンからの流入が少ないことがわかれば、ページのコンテンツ量を増やしたり、より魅力のある企画を打ち出したりすべきでしょう。
さらに、施策を実行した結果、顧客の流入経路やページのアクセス数がどのように変化したかまで確認可能です。このように、顧客のデータや動きを見ながら次の施策を打てるのは、ウェブならではの強みといえます。
実際にアクセス解析ツールでどのような顧客データがわかるのか知りたい方は、こちらの記事をご一読ください。
なお、具体的にアクセス数やコンバージョン率を向上させる方法がよくわからない場合は、プロに相談すれば効果的な施策を打つことができます。ナイルでは、ウェブ集客だけでなくコンテンツ制作の依頼やサイトのリニューアルなども支援可能ですので、ぜひお問い合わせください。
ウェブ集客9つの方法!具体的に解説
ウェブ集客はさまざまな方法があります。ここからはウェブ集客の9つの方法について、それぞれの特徴やメリットを見ていきましょう。
【方法1】SEO
SEOとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで上位に表示されるように、サイトを最適化する方法です。具体的には、ユーザーを満足させるコンテンツを追加したり、ユーザーが快適にページを閲覧できるようにサイトを改善したりします。
ただし、SEOの成果が出るのは、早くても3〜6ヵ月はかかります。また、SEOには正解がないので、ある施策を行えば必ず検索順位が上昇するとは限りません。それでもSEOは、戦略次第では長期間に渡って集客ができ、コンバージョンにもつながりやすい施策ですので、ウェブ集客の方法として実施を検討する価値があるといえます。
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【方法2】リスティング広告
リスティング広告は、検索エンジンの検索結果に連動して表示させる広告です。検索結果の目立つ箇所である一番上に表示されるため、購買意欲の高いユーザーにも訴求しやすいメリットがあります。
そして、リスティング広告のうち検索結果に連動して表示されるものは検索連動型広告と呼ばれています。ユーザーが特定のキーワードで検索した場合のみ表示され、クリックされない限り費用が発生しません。一般的な広告のように掲載するだけで費用がかかるわけではないので、コスト面も抑えられます。
【方法3】リマーケティング(リターゲティング)広告
リマーケティング広告は、自社のサイトへ訪問歴があるユーザーに対して、他のページでも広告を表示して訴求する方法です。サイトに訪問歴がある時点で、少なくとも自社の製品やサービスに興味を持っている可能性が高いといえます。そのため、サイトの訪問歴がないユーザーよりも購入する見込みがあり、他の広告よりもコンバージョンは高めです。
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【方法4】ネイティブ広告
ネイティブ広告は、メディア上の記事と同じ見た目で表示される広告です。バナー広告のように広告感があまりないので、記事の内容を確認しているユーザーの妨げになりません。また、性別や年齢・趣味などでターゲットを絞って表示できます。ターゲットを狙い撃ちして施策を打ちたいときなどに活用できるでしょう。
【方法5】ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、ウェブサイトの広告枠に表示されるいわゆるバナーです。まだ購買意欲が高くないユーザーに対しても、効果的にアプローチできます。したがって、新たなユーザーを掘り起こしたい場合にも利用可能です。また、画像や動画を使えるので、ユーザーの目にとまりやすく、テキストだけでは伝えるのが難しい商品の魅力をかんたんに伝えられます。
ただし、リスティング広告と比較すると、コンバージョン率が低い傾向にあります。なぜなら、まだ購買意欲が高くないユーザーに対して訴求をするため、購買まで進むケースが少ないからです。
【方法6】SNS
TwitterやInstagramなど、SNSを利用した集客方法もあります。SNSのフォロワーに対して自社の商品の魅力などを伝えて、自社サイトへの誘導を行います。
SNSの強みは、拡散力を活用できる点です。ユーザーが拡散(Twitterの場合はリツイート)する機能もついているため、発信内容によっては一度に数万人以上の集客ができることもあります。無料で利用できるので、検索エンジン以外からの流入を増やしたい場合におすすめです。
ただし、商品のアピールをするだけでは、ほとんどのユーザーは興味を持ってくれません。ユーザーにとって有益な情報を提供し、ユーザーとの接点を持ってアカウントを育てる必要があります。そのため長期的な視点で運営は必要となりますが、一度育てると拡散力を味方につけられます。
【方法7】SNS広告
SNS広告はSNSの投稿上に表示させる広告です。Twitter広告を例に解説すると、下記のようにターゲットを絞って広告を発信可能です。
- 地域や性別、言語
- 検索キーワードやツイート
- 興味関心トピックの選択
したがって、自社の商品に興味がありそうなユーザーに向けて広告を打てます。ほかにも、FacebookやInstagramなど多くのSNS広告があります。自社の求めているユーザーとマッチする顧客層を多く抱えているSNSを利用すれば、高い効果を得られるでしょう。
【方法8】プレスリリース
プレスリリースは、「新商品の販売開始」や「新たな機能の追加」など、自社の活動に関する公式情報を外部のメディアへ発信する方法です。発信されたプレスリリースは、メディア媒体を運営する企業が日々チェックしています。大手企業や人気のメディアで取り上げられれば、多くのユーザーに情報を伝えやすくなるでしょう。
【方法9】メールマガジン
メールマガジンは、メールを活用した集客方法です。「お問い合わせ」や「資料(ホワイトペーパーなど)のダウンロード」で登録のあったメールアドレスに対して、サービスの周知をしたり商品の購入を促したりできます。
仮に商品やサービスそのものに興味が薄かったとしても、メールマガジンを通して興味を持ってもらえる可能性があります。例えば、有益な情報を発信し続ければ、メールマガジンに価値を感じてもらえるようになります。
その結果、メールマガジンを配信している運営会社への信頼も高まり、お問い合わせ経由で商談につながることもあるでしょう。このようにメールマガジンは、最終的な商品の売上につながる有効な打ち手です。
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ウェブで集客する3つのメリットとは?
ウェブでの集客は、従来の方法と比べてどのようなメリットがあるのでしょうか。3つに絞って、メリットをご紹介します。
【メリット1】24時間365日集客ができる
ウェブ集客のメリットは、上手く構築できれば、24時間365日集客ができる点です。会社の営業時間外でも、あらゆる顧客層に対してアプローチできます。
例えば、リスティング広告を例に挙げてみましょう。リスティング広告では、対象の検索キーワードや単価などを設定すれば、あとは自動で集客をしてくれます。もちろん、設定の内容や金額によって集客力に差は出てきますが、自動で集客をしてくれるのは魅力的ではないでしょうか。
【メリット2】ターゲットにリーチしやすい
ウェブ集客は、新聞や雑誌・テレビよりも母数が多いインターネットを活用する方法です。現代では、新聞や雑誌の購読者数やテレビの視聴時間が減少しつつある一方、インターネットを利用している時間は増えつつあります。そしてウェブ集客なら、特定の顧客層のみを集客する施策も打ち出しやすく、商品・サービスを購入してほしいユーザーの狙い撃ちも可能です。
【メリット3】顧客情報を施策や戦略に活かせる
ウェブ集客では、下記のような顧客情報を確認できます。
- 購入経路
- コンバージョン率の高いウェブページ
- 購入者の年齢や地域など属性
- 顧客の行動
顧客情報をもとに施策を行えば、その結果の測定も可能です。例えば、お問い合わせ数の向上を目的とし、記事のリライトをしたとします。リライト前後の記事を確認すれば、その施策の効果が一目瞭然です。施策の成功・失敗がデータとしてわかるので、次の施策を考えやすくなります。やみくもに施策を打つよりも、地に足の着いた施策を検討しやすくなるでしょう。
ウェブで集客する3つのデメリットとは?
ウェブで集客する方法にもデメリットはあります。3つのデメリットについて把握しておきましょう。
【デメリット1】参入障壁が低いためライバルが多い
ウェブ集客のデメリットは、参入障壁の低さによるライバルの多さです。無料もしくは少額ですぐに始められる施策もあり、競合他社が参入しやすいのは事実です。そのため仮に施策を打ったとしても、なかなか効果が出づらいこともあるでしょう。
解決策としては、
- ライバルが多い
- 成果が出るまでに時間がかかる
といった点を考慮した上で、長期的な戦略を立てることが重要です。
【デメリット2】専門的な知識が必要な場合がある
ウェブ集客を始めるのは簡単ですが、成果を出すためには専門的な知識が必要になるケースがほとんどです。例えば、SEOは対象のキーワードに合わせて、悩み解決につながるコンテンツを作ることになります。加えて、競合記事に勝てる要素がなければ、検索上位に表示することすらかなわず、せっかく時間をかけても閲覧すらされないこともあります。
このとき、担当者がSEOで上位表示させるコツや経験があればどうでしょうか。狙いたいキーワードをもとに分析し、結果の出る記事を制作できるでしょう。このように、成果が出るかどうかは集客を行う担当者の力量にかかってくるケースがあるのです。
【デメリット3】成果が出るまで時間がかかるものが多い
ウェブ集客の施策はすぐに実施できるため、成果も簡単に出ると考えていないでしょうか。ほとんどの集客方法は、成果が出るまでに時間がかかります。一度、施策が失敗しても、何度もやり方を変えながら試行錯誤する必要があります。特にSEOやSNSはその傾向が強いので、はじめから長期的な戦略を練らなければいけません。
ウェブ集客についてよくある3つの質問と回答
初めてウェブで集客を行う場合、さまざまな疑問が出てきてなかなか施策を実行できない方もいるでしょう。ここでは、よくある3つの質問とその回答をご紹介します。
【質問1】SEOで集客するには何からすればいいの?
SEOで集客をする場合は、下記の流れに沿って進めるのがおすすめです。
- スケジュールを設定
- 自社で施策を行う際の課題を明確にする
- 予算を確保する
- 担当者を決める
ただし、SEOは知識がないまま施策を打とうとすると、かけた費用を無駄にしてしまう可能性があります。
なぜなら、
- どんなキーワードを狙うべきか
- 記事はどんな構成にすべきか
- 競合記事よりも質を上げるにはどうすべきか
などを考える必要があり、戦略立案がうまくいかないと、思ったような効果を得るのが難しいからです。
加えてメディアが成長するまで半年以上かかることもあり、「SEOの施策が上手く行っているかわからない」といった状態がしばらく続きます。自社内でSEOを実施するインハウスSEOを目指すなら、次の3ステップで進めるのがおすすめです。
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【質問2】ウェブ集客のコンサルはどこで受けられる?
ウェブ集客において、「自社だけではリソースが足りず悩んでいる」「自社だけでは成果を出せるか不安がある」といった場合はコンサルに依頼するのは1つの手です。
コンサルに依頼すると「自社製品や企業のブランドに合わせて、どういったウェブ集客をしていくべきか」といった戦略設計から進めることが可能です。
- 競合と比べた自社商品・サービスの強みの整理
- 自社商品・サービスに関連性の高いチャネルや施策の検討
- 施策を実施するために必要なリソースの確保
といったウェブ集客のために必要な準備を進められます。
【質問3】ウェブ集客の戦略を練るときに大切なことは?
ウェブ集客の戦略を練るときは、顧客のサービスや商品の利用・購入までの道筋を考えることが重要です。なぜなら、ただ人を集めただけでは、購入や問い合わせに至らないからです。
そのため、
- 誰に対してアプローチするのか
- どのような方法で集客を行うのがよいか
- 具体的にどんな施策から打っていくか
といった流れを考える必要があります。
そして、ウェブ集客を行った際に得られた顧客データを分析すれば、次の施策に活用できます。効果が出ていない場合は、アプローチの方法を変えたり、集客方法を変えたりして改善していきましょう。
ウェブ集客にはさまざまな方法がある
ウェブ集客にはさまざまな方法があり、目的やターゲットに合わせて選定する必要があります。どのようにウェブ集客を進めればいいのかわからない場合は、プロの専門家に相談するのがおすすめです。ウェブ集客の施策を進めていけるのはもちろん、「将来的に社内でウェブ集客の仕組みを作るための備え」としても活用できます。
なお、ナイルでは、集客するだけではなく成果につなげるためのSEOコンサルティングが可能です。自社でSEOを実施するインハウスSEOに向かうためのサポートもできますので、ぜひ一度、ご相談ください。
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