トラフィックの計測方法は?おすすめツールとやり方をわかりやすく紹介
※本記事は、2021年公開当時の情報を基にした記事です。」
「トラフィックを計測したいけど、方法がわからない…」
「トラフィックを計測するなら、どのツールを使えばいいの?」
と思うことはないでしょうか。
そもそもトラフィックを計測して、どう活用するのかイメージが湧かない方もいるかもしれません。トラフィックの計測はサイト改善の第一歩であり、とても重要です。
この記事では、
- ウェブマーケティングとしてのトラフィックを計測する意味
- トラフィックの具体的な2つの計測方法
の流れで、トラフィックの計測方法やおすすめツールをご紹介していきます。
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目次
そもそもウェブサイトのトラフィックを計測するのはなぜ?
そもそも、なぜトラフィックを計測する必要があるのでしょうか。
トラフィックには、
- ネットワークの情報量
- ウェブマーケティングにおけるアクセス数
の2つの意味があります。
「ネットワークの情報量」としてのトラフィックは、ネットワークを正しく管理できているか、設備の増減の必要があるかなどを判断するために計測します。
一方で「ウェブマーケティングにおけるアクセス数」という意味でのトラフィックは、ウェブサイトの分析に用いられます。どのくらいの流入があるのか、どこから流入しているのか、成果は出ているのか、といったことを確認するために計測します。トラフィックを計測することで、ウェブサイトで改善すべき点が見えてくるわけです。
トラフィックを計測する2つの方法とは?
では、実際にウェブサイトのトラフィックを計測するにはどうすればいいのか、詳しく見ていきましょう。ウェブサイトのトラフィックを計測するのには分析ツールを用います。
今回紹介するツールは、下記の2つです。
- Google アナリティクス
- Ahrefs(エイチレフス)
2つのツールについて、トラフィックを計測するメリット・デメリット、トラフィックの計測方法を解説します。トラフィックを計測してサイトの分析や改善をしたい方は、ぜひ参考にしてください。
【方法1】Google アナリティクス
最初に紹介するのは、「Google アナリティクス」を使ったトラフィックの計測方法です。Google アナリティクスは名前の通り、Googleが提供しているツールです。無料で使えるため、これからサイトの分析を始めてみたい方にはおすすめです。
Google アナリティクスでトラフィックを計測するメリット・デメリット
Google アナリティクスのメリットは、無料で使える上、Googleが提供している他のツールと連携ができるため、本格的な分析が可能なところです。反対にGoogle アナリティクスのデメリットは、単体では「どんな検索キーワードで流入してきたのか」が見ることができない点です。
例えば、トラフィック量の多い記事があったとしても、「なぜこの記事のトラフィックが多いのか」「どのキーワードの影響でトラフィックが増えているのか」などが、Google アナリティクスだけでは把握できません。流入キーワードも併せて知りたい場合は、Googleが提供しているGoogle Search Console(グーグルサーチコンソール)を使う必要があります。
Google Search Consoleを使うと、
- どんな検索キーワードで、どんなページが上位表示されているか
- 検索結果一覧から記事を読んでくれた人がどのぐらいいるのか
といった点がわかります。Google アナリティクスと併せて分析することで、課題を見つけやすくなるでしょう。
Google アナリティクスでトラフィックを計測する方法
ここからはGoogle アナリティクスを使って、
- リアルタイムのトラフィックを計測する方法
- 過去のトラフィックを計測する方法
をご紹介します。
■リアルタイムのトラフィックを計測する方法
手順1:「リアルタイム」をクリックする
手順2:「トラフィック」をクリックする
手順3:リアルタイムで流入しているトラフィックが計測できる
■過去のトラフィックを計測する方法
手順1:「集客」をクリックする
手順2:「すべてのトラフィック」をクリックする
手順3:「チャネル」をクリックする
手順4:検索エンジン、SNS、ブックマーク、別サイトからの過去のトラフィックが確認できる
【方法2】Ahrefs(エイチレフス)
次に紹介するのは「Ahrefs(エイチレフス)」を活用した計測方法です。Ahrefsは日本だけでなく、世界的に利用されている有料の分析ツールです。
Ahrefsはトラフィックの計測以外にも、
- 競合サイトの調査
- キーワードの選定
- 被リンクの確認
などにも活用ができます。
Ahrefsでトラフィックを計測するメリット・デメリット
Ahrefsはサイト全体のトラフィックはもちろん、ページ単体でのトラフィックも計測できるため、より詳しく分析したい場合に最適です。ただし、Google アナリティクスと違い有料版しかありません。そのため「いきなりお金をかけて分析するのはちょっと…」「競合サイトのリサーチや他の分析機能はいらない」という方は、無料で使えるGoogle アナリティクスから利用してみるのをおすすめします。
Ahrefsでトラフィックを計測する方法
ここからは、Ahrefsでトラフィックを計測する手順をご紹介します。
手順1:Ahrefsにログインする
手順2:トラフィックを計測するサイトのURLを入力する
手順3:「オーガニック検索」をクリックする
オーガニック検索をクリックすると下記の画像のようにトラフィックが確認できます。
Ahrefsには、トラフィックの計測以外にもさまざまな機能があります。競合サイトの調査やキーワードの調査まで、ウェブサイトの運営・運用に必要な機能がこのツール1つに揃っています。これから本格的にウェブサイト運営・運用をやっていきたい方には、特におすすめのツールです。
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トラフィックの計測ができたら、KPIを設定するのがおすすめ!
実際にトラフィックが計測できたら、どう分析し改善していけばいいのでしょうか。トラフィックの計測ができたらいきなり改善する前に、「KPI(重要業績評価指標)」を設定するようにしてください。KPIは簡単に言うと、数値目標のこと。
例えば、下記のような指標をKPIに設定します。
- PV数:ユーザーがページを閲覧した回数
- UU数:ページを閲覧したユーザーの数
- SS数:ユーザーがページを訪問した回数(1回目の閲覧のみカウント)
- オーガニック流入数:検索エンジンの検索結果からサイトに流入してきた数
- CV数:お問い合わせなどの「サイトで獲得できる最終的な成果」の回数
- 検索順位:検索エンジンの検索結果で表示される検索順位
PV数をKPIに設定した場合に、もしもKPIを達成できていなければ、「新しく記事を執筆する」「順位の取れていない既存記事をリライトする」といった具体的な改善策が見えてきます。
またCV数をKPIに設定した場合は、「CVしている記事をリライトし、さらにCV数アップを図る」「関連記事をリライトし、CVしている記事に誘導する」といった施策などが思いつくかもしれません。このように、具体的にKPIを設定するからこそ、明確な施策が見えてきます。
トラフィックに関してよくある2つの質問と回答
ここまで、トラフィックの計測方法やツールについて解説してきました。ここからは、トラフィックについてよくある質問と回答をご紹介します。
質問1 トラフィックを分析して活用するにはどうすればいい?
トラフィックを分析することで現状を把握できれば、今後の課題や問題点が明確になります。とはいえ、分析方法がよくわからない方も多いのではないでしょうか。それもそのはず、分析と一口に言っても「確認したいこと」によって分析方法が大きく変わります。
例えば、下記のようなケースがありえます。
- PV上位記事のトラフィックを確認したいとき
- チャネルごとのトラフィックの割合を確認したいとき
- 年齢・性別ごとのトラフィックの割合を確認したいとき
- 順位が取れている検索キーワードごとにトラフィックを調べたいとき
加えて分析すべきことは、オウンドメディアの目的から逆算して考える必要もあり、一筋縄ではいきません。これらの具体的な分析方法については、下記の記事で詳しくまとめています。これからサイトを改善していきたい方は、ご一読ください。
質問2 トラフィック量とSEOには関係がある?
「トラフィック量が増えるとSEOに効果がある」と考えていないでしょうか?「Googleはページ単位だけではなく、サイト単位で評価している可能性が高い」と考えると、関係がゼロとは言い切れません。
しかし、悪質な手法でトラフィックだけを増やしても、SEOに良い効果がないので注意しましょう。
■悪質にトラフィック量を増やす例
- 業者などにお金を支払い、ページに何度もアクセスしてもらう
- ツールなどを利用し、ページに何度もアクセスする
上記の根拠や、SEOでトラフィックを増加させる手順については、以下をご一読ください。
トラフィックを計測して分析することが重要
サイトを改善するために、トラフィックの計測は欠かせません。しかしトラフィックを計測しただけでは、改善にならないのも事実です。「トラフィックを計測する→計測したデータをKPIと比較して分析する→見えてきた課題・改善点をもとに施策を打つ」の流れで改善していくことが重要です。
ただし、分析や改善などは専門的な分野にもなるため、自力では難しいと感じる方もいるのではないでしょうか。分析や改善の具体的な進め方については、ナイルで対応することが可能です。ぜひ、お問い合わせください。
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