低品質・不自然な外部リンクがもたらすリスクについて
検索エンジンが急速に評価の精度を向上させる昨今では、過去に横行したような低品質な外部リンク提供などによるSEOは、上位表示に貢献するどころか、逆に大きくウェブサイトの評価を下げてしまうリスクを抱えています。
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目次
従来の外部リンク対策の典型例
これまで多くのSEO会社が用いてきた外部リンク対策の典型的な手法は、例えばこのような何の価値も生まないようなウェブサイトから何の脈絡もないリンクをクライアントサイトに提供する、などの手法が大半です。
しかし、今となってはこういった外部リンク対策のほとんど全てがGoogleから何かしらのマイナス評価や順位下落ペナルティなどを受ける対象となり得る、と考えなければならないのが実情です。
参考: 被リンクとは?被リンク(バックリンク)とSEO効果について
低品質なリンク対策を行うにあたり避けて通れない問題点
Googleが低品質なリンクを低品質と判定するにあたり、全てのリンクを人の目を介してチェックすることはできませんので、あくまで機械的にそうした施策を判別・分類していると考えるのが自然です。
一方で、「早く上位表示したい」「費用をかけられない」「手間をかけられない」などの条件で作られた外部リンク対策用サイトは、例えば次のような特徴やパターンを必然的に多く含むことになります。
- テーマが無関係なサイトへの発リンクが必然的に多くなる(リンクあたり原価の問題)
- サイト内のコンテンツが薄いまたはオリジナルでないものばかり(リンクあたり原価の問題)
- SEOを意図した偏ったアンカーテキストのリンクが増える(上位表示までの期間短縮のため)
- 類似した形式のリンクが必然的に多くなる(大量のリンク用サイトの管理・運用上の都合)
特定の形式やパターンがあれば、機械的な検出はより容易くなります。リンク規模を拡大するにつれ上図のようなパターンが顕著に現れやすくなり、それに伴い検索エンジンから低品質なリンクと判断される可能性は高くなると考えられますし、そうしたリンクを多く受けているウェブサイトが著しく評価を下げられたり、順位下落のペナルティを受けてしまうかもしれません。
しかし、仮に上記のようなパターンを一切含まないように同様の施策を行おうとすると、一定量の施策に対して要する費用や時間、手間などが一気に膨れ上がってしまい、サービスとしては全く採算が合わなくなってしまうというジレンマを抱えることになります。
設置後は管理されず放置、というリンクが後の大きなリスクに
2012 年に入り特に大きな問題として取り沙汰されているのが、「過去にSEO対策として貼られたリンクが外せない」ために、ペナルティによって順位下落した後にも改善のアクションが取れないというケースです。
外部リンクによる順位下落ペナルティを受けた場合、過去まで遡って不自然なリンクの削除などの措置を行った後に、指定のフォームからGoogleに対しサイトの再審査リクエストを送信するという手順を踏む必要があります。
しかし、過去のSEO会社に問い合わせたところ
「もう管理していないのでリンク外せません」
「うちは知りません」
「外部リンクは問題ではありません」
などの対応をされ、その後の回復措置が現実的に不可能などという状況に陥っているウェブサイトは今でも後を絶ちません。
このような「手詰まり」の状況になってしまった場合、現在使用しているドメインでのSEOは絶対的に不利な状況になるため、SEO以外の施策で代替するか、新しいドメインを取得しゼロからやり直す、など通常であれば非常に苦しい判断を迫られることになります。
もしも外部リンクに起因するペナルティを受けてしまったら
Google Search Consoleでどのようなリンクが自サイトに向けられているかを全てチェックし、SEO目的で設置されたと思われる低品質なリンクを全てチェックし、外せるものを外していく(外せないものも諦めずに交渉していく)など、Google からの再審査に向けて非常に地道な作業をする必要があります。
弊社ではこうした対処法のアドバイスや、実際にペナルティを解除するまでの取り組みの支援をさせて頂くことも可能です。お気軽にご相談下さい。
※ペナルティ解除については以下のブログ記事も合わせてご覧ください。
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