SEO対策の費用相場はいくら?価格相場や見積もりのポイントを解説!
SEO対策の見積もりを依頼する際には、「目標や予算の明確化」「対応範囲や契約条件の確認」などポイントを押さえて依頼することで、余分なコストを削減し、より正確なSEO対策の費用を提示してもらえます。
この記事では、実際に見積もりを依頼する際のポイントのほか、SEOの対策費用や相場の価格帯、SEO対策を外注するメリットなどについて紹介しています。SEO対策を外注した企業の成功事例も掲載していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
SEO対策の費用相場と見積もり項目
SEO(Search Engine Optimization)対策とは、Webサイトを検索エンジンでより上位に表示させるための施策です。
SEO対策には、コンテンツSEO、テクニカルSEO、外部対策の3種類があります。
SEOの基礎については、詳しくまとめた記事がありますのでぜひ参考にしてください。
以下の表は、SEO対策にかかる費用の相場です。下記以外にも、キーワードリサーチやWebサイト分析などの作業に初期費用がかかるケースもあります。
SEO総合コンサルティング費 | 月額10〜80万円程度 |
---|---|
内部SEO対策費 | 1回10〜50万円程度 |
外部SEO対策費 | 月額1〜15万円程度 |
コンテンツSEO対策費(記事作成費) | 月額5〜30万円程度 |
サイト設計費用 | 月額10〜100万円以上 |
金額や費用が発生する範囲はSEO会社によって大きく異なるため、必ず複数社に見積もり依頼することをおすすめします。SEOの予算については、以下の記事を併せてご覧ください。
ここから、各費用に含まれる内容について詳しく説明します。
SEO総合コンサルティング
SEO総合コンサルティング費は、Webサイトの調査と分析、SEO戦略の立案と実行、効果測定までを支援するための費用です。
SEO総合コンサルティング費には、以下の内容を含むことが多いです。
- SEO戦略の立案
- SEO施策の進捗管理
- 月次ならびに週次の分析レポート提供
- ミーティング
そのほか、目標設定のためのヒアリングや課題の洗い出し、上位表示を狙うためのキーワード選定、SEO施策の計画作成なども含まれます。
費用相場は月額10〜80万円ですが、大規模なサイトだと100万円を超えるケースもあります。
内部SEO対策費
テクニカルSEO対策費は、Webサイトの内部構造設計やコードの最適化などにかかる費用です。サイトの技術面を改善することで検索エンジンのクロールを促し、検索エンジンの上位表示を目指します。
このテクニカルSEO対策費には、以下が含まれています。
- サイト構造の最適化
- 技術的SEO対策の実装指示
- クロールとインデックスの最適化
費用相場は1回あたり10〜50万円です。テクニカルSEOの範囲は多岐に渡るため、対策範囲について事前に確認するのがおすすめです。
外部対策費
外部対策費は、WebほかのWebサイトからのリンク獲得やリンク品質の向上を目指し、検索エンジンにおけるWebサイトの信頼性や権威性を高める際にかかる費用です。
外部対策費には、以下が含まれています。
費用相場は月額1〜15万円です。対応範囲や実際の対策はSEO会社によって異なるため、どのような外部対策を行うのかを事前に必ず確認しましょう。
例えば「被リンクが多いほど検索エンジンからの評価が上がりやすい」と言われていますが、自演リンクで被リンクを増やすとGoogleからペナルティを受けるケースがあります。自演リンクを提案するSEO会社は、避けた方が無難でしょう。
コンテンツSEO対策費(記事作成費)
コンテンツSEO対策費は、SEOに適した高品質なコンテンツの制作・最適化にかかる費用です。
コンテンツSEO対策には、例として以下の作業が挙げられます。
- ブログやオウンドメディアの記事作成
- WordPressへの入稿
- 画像制作・写真の選定
SEOに適した高品質なコンテンツの制作や最適化を専門家に依頼することで、検索エンジンの上位表示を目指します。現在のSEOではコンテンツの品質が非常に重要視されており、どの企業も力を入れている対策です。
コンテンツSEOの対策費用は、ライターの専門性や経験のほか「競合が強いジャンル」「高い専門性が求められるジャンル」など、記事のジャンルによって大きく変わります。また、WordPressへの入稿、記事内容に沿った画像制作や写真の選定などの作業について、別途費用が発生するケースもあるため、作業範囲は事前に確認しましょう。
費用相場は1記事あたり数千円〜10万円、施策全体としては5〜30万円程度です。
費用は安いに越したことはありませんが、相場よりあまりに安い場合は以下のケースが考えられます。
- ライターの経験が浅い
- 記事の品質が低い
- 記事制作を下請け企業やクラウドソーシングに丸投げしている
- 上記によるコミュニケーションコストの増加 など
記事のクオリティにまつわるトラブルを防ぐためにも、過去記事を見せてもらうなど、記事の品質が担保できているかを事前に確認しましょう。
サイト設計費用
サイト設計費は、Webサイトの新規立ち上げやリニューアルの際、調査、分析、企画などの作業を行うのにかかる費用のことです。
サイト設計には、以下の作業が含まれます。
- キーワード調査
- 競合調査
- アクセス分析
- コンテンツ企画
- カテゴリー分け
サイト設計の費用相場は10〜100万円程度と金額の幅が広く、サイトの規模やデータベースのボリュームなど「複雑な調査や設計が必要か」により金額が変動するケースが多いです。
SEO対策の見積もりパターン
ここまで、SEO対策にかかる見積もり項目と費用相場について説明しました。この項目では、SEO対策費用の見積もりのパターンについて紹介します。
固定報酬型
固定報酬型とは、決められた期間ごとに固定された費用が発生する費用体系のことをいいます。
SEO対策を始めるにあたって初期調査や初期設定などに費用がかかるため、固定報酬型でも依頼後1〜2ヵ月目と3ヵ月目以降で料金が変わるケースが多くあります。よくあるパターンは、1〜2ヵ月目は初期調査やKPI設定に費用がかかり、SEO対策の運用が始まる3ヵ月目以降は費用が一定になる、というものです。
固定報酬型の最も大きなメリットとして「費用が固定されているため、予算を立てやすい」点が挙げられます。想定以上の大きな効果を得られた場合でも、費用が増えることがないため、予算や稟議の手間を考えると非常に魅力的です。
また毎月発生する費用が決まっているため、予算を管理しやすく、長期的な施策に腰を据えて向かい合えるところも利点のひとつです。後述する成果報酬型とは異なり、固定報酬型では、早期に成果を出すために即効性のあるキーワードや戦略を選択してしまうことが起こりにくいといえます。
一方、固定報酬型のデメリットは「成果が出なくても必ず費用が発生する」点です。スタート当初の成果が出ていない時点から費用が発生するため、経営層の理解を得にくいケースも考えられます。ただ、固定報酬型は長期的な施策に取り組めるという観点から、おすすめであることに違いはありません。
成果報酬型
成果報酬型とは、SEO対策を実施し、成果を得られたときのみ費用が発生する費用体系のことをいいます。そのため「何をもって成果とするか」をはっきり定義しておく必要があります。
成果報酬型のメリットとして、成果を得られなかったときは費用が発生しない点が挙げられます。SEO対策を始めるにあたって必要な手数料や初期費用などがかかるケースがほとんどですが、以降は成果を得るまで費用が発生しません。
また、デメリットとしては「成果のみで報酬が決まる」点が挙げられます。「検索結果の順位が上がった」という成果に応じて料金が発生する場合、契約期間内は掲載順位に見合った報酬を支払わなければなりません。
自社の事業や売上に貢献しないキーワードでの上位表示は、費用に対する事業貢献が弱い場合もあります。依頼するキーワードは十分に検討しましょう。
また成果報酬型のSEO会社は、自社が重要視しているキーワードの順位下落やサイト全体の流入数が低下してしまった場合でも、直ぐにアクションを取ってくれないなどのトラブルも発生しやすいです。
SEOではアルゴリズムの変動があるため、いつ自サイトの流入数が落ちるかわかりません。
こういった「負」の対応もあることを念頭に、どういった対応をしてくれるのかなどのすり合わせは行うようにしましょう。
SEO対策の見積もりを依頼する際の9つのポイント
この項目では、実際にSEO対策の見積もりを依頼する際、気をつけたいポイントや事前に準備しておきたいことなどを紹介します。
1 SEOの基礎知識をつける
1つ目のポイントは「SEOの基礎知識をつける」ことです。SEOに対する基礎知識をつけることで、SEOの仕組みや考え方を理解でき、SEO会社とのコミュニケーションもスムーズになります。
特に重要な知識として、以下の3つが挙げられます。
- SEO用語
- Webサイトが上位表示される仕組み(アルゴリズム)
- Googleのガイドライン
SEOに関する施策がスタートする前に、SEOにまつわる用語や上位表示のアルゴリズム、Googleのガイドラインなどを調べておきましょう。これにより、SEO会社とのコミュニケーションがスムーズに進み、SEO対策に集中できるようになります。
下記の無料資料でSEOに関する基礎知識は賄うことができますので、ぜひご活用下さい。
2 上位表示させたいキーワードを事前に用意する
「上位表示させたいキーワードを事前に用意する」ことも大切なポイントです。どんなキーワードを上位表示したいのか事前に決めておくことで、SEO会社と具体的な戦略を決めるための基盤となります。また「上位表示が簡単な、SEO会社にとって都合のいいキーワード」のみが選定されるのを妨げることで、作業内容に見合わない報酬を要求されることを防ぐ意味もあります。
検討しているキーワードは事前にリサーチし、検索ボリュームや競合などを調べておきましょう。順位を上げたいキーワードの難易度によって、施策や見積額が変わることもあるため、キーワードはいくつか候補を挙げておくのがおすすめです。
キーワードはさまざまな観点から検討し選定する必要があります。「ビッグキーワードかロングテールか」のほか、検索ボリューム、競争度、CVR、リソース、予算なども考慮しましょう。いくつか候補を挙げ、SEO会社と協議の上狙うキーワードを決めていきます。
3 目標を明確にする
事前に自社のSEOの目標を明確にすることで、SEO会社も具体的な方針や施策を提案できます。
目標の例として、以下が挙げられます。
- アクセス数の増加
- 特定キーワードでの上位表示
- CVR / CV数の向上 など
目標を明確にすることで、進捗や成果を評価するための基準ができ、現在の状況が目標に対してどれだけ達成されているか可視化できます。成果を評価することで改善案を考えられるだけではなく、目標に向けてやるべきことがわかり、リソースを効率的に活用することが可能です。
また、短期目標と長期目標の2つを設定するのもおすすめです。決められた期間における目標を設定すると、SEO対策の進捗状況を把握しやすくなり、目標達成に向けて順調に進んでいるのかを確認できます。
4 予算を明確にする
4つ目のポイントは「予算を明確にする」ことです。予算によって、SEO会社から受けられるサービスや期待できる成果が異なります。
予算を事前に明確にすることで、SEO会社も予算の範囲内での最適な施策を提案でき、具体的なスケジュールや工程を決めて施策を進められます。
特に「固定報酬型」の場合、毎月の予算を明確にすることでSEO施策を具体的に検討できる点は大きなメリットです。予算内での費用対効果の最大化が可能になり、想定外の費用が発生するリスクもありません。
加えて、予算を明確にしておくことで、複数のSEO会社から見積もりを取る際、各社の提案内容を比較しやすくなります。
5 対応範囲を確認する
「対応範囲を確認する」ことも、認識の違いを防ぐ上で大切なポイントです。SEO対策の対応範囲として、以下の項目について確認しましょう。
- SEO施策全般を包括的にカバーしてくれるのか
- 具体的にどのような施策を講じるのか
- 施策によっては初期費用や月額費用に含まれず、追加のオプション費用が発生するのか
どこまでの範囲を対応してくれるのか確認することで、見積もりの精度が上がり、トラブル回避につながるなどのメリットがあります。
もし、自社が希望する対策が対応範囲外や専門外だった場合は、自社で対策するもしくはその領域のみ専門家に依頼するなどの対応策も検討しましょう。
6 契約条件を確認する
当たり前ですが「契約条件を確認する」ことも大切です。SEO会社に対し、事前に契約条件や支払い条件を確認しておきましょう。
- 契約期間はどの程度か
- 解約条件や違約金に対する取り決めはあるのか
- 支払い方法や遅延時のペナルティに対する取り決めはあるのか など
上記に加えて、プライバシーポリシーやキャンセルポリシー、支払いのタイミングなどを共有することで、トラブル回避につながります。
また、契約条件を確認した際は適切な契約書を交わすことで、法的なリスクを最小限に抑えられます。
7 過去の実績や参考事例を確認する
7つ目のポイントは「過去の実績や参考事例を確認する」ことです。過去の成功事例やお客様の声などを確認することで、今までの実績や企業としての信頼性を評価できます。
Webサイトやホワイトペーパーなどに記載された「クライアントからの客観的な評価」「具体的な成功事例」などを確認しましょう。
また、事例に記載されている企業から、自社の業界やジャンルにまつわる実績を持つSEO会社なのかも確認できます。
事例で判断できないときには、支援実績で判断するのもおすすめです。ナイルには2,000社以上の支援実績があります。相談は無料なので、まずはお気軽にお問い合わせください。
8 具体的なSEO対策の戦略や計画を確認する
「具体的なSEO対策の戦略や計画を確認する」ことで、SEO会社から提案される施策や期待できる成果などを把握できます。事前に施策の内容がわかっているため、期待と現実のギャップから来るトラブルを回避し、納得して依頼できる点が大きなメリットです。
また、SEO対策について具体的な戦略を把握することで、依頼する側がSEOについての知識を深められるという利点もあります。SEO会社と知識や戦略を共有することは、強固な協力体制を築くことにもつながります。
9 複数のSEO会社の見積もりを比較する
「複数のSEO会社の見積もりを比較する」ことも大切です。見積もりを取る際は必ず複数のSEO会社に依頼し、比較するようにしましょう。
複数の会社に依頼することでサービス内容を比較でき、自社に必要なサービスを提供している会社を選びやすくなります。また、費用も比較検討できるため、より費用を抑えた会社を選べるだけではなく、料金交渉の余地が生まれます。
サービス内容や費用のほか、信頼できる会社かどうかを見極めたい場合は、ぜひ下記の記事を参考にしてください。
SEO対策を外部へ依頼する際に費用面で注意すべき点2つ
SEO会社を選定する際、次のような料金体系や施策費用を打ち出している場合は、注意が必要です。
SEOを依頼する会社選びに失敗してしまうと、最悪ペナルティを受ける場合もあり、上位表示が難しくなったり、サイトの評価が悪くなったりする可能性もあります。
そのため、業者を選定する前に、これから紹介する注意点をしっかりと確認しておきましょう。
注意点1 成果報酬型の業者に依頼するときの費用
SEO会社における成果報酬型サービスとは、検索結果の順位が上がったという成果に応じて料金が発生するというものを指します。
「ひとつのキーワードの上位表示に対して〇円」という料金設定です。上位表示させるキーワード数に応じて料金も異なるため、価格帯も非常に幅広くなります。
成功報酬型のSEO会社は、以前は一定数存在しましたが、現在はほとんど見かけなくなりました。これは、「ブラックハットSEO」を実施している会社が多かったためと考えます。
ブラックハットSEOとは、Google 検索の基本事項(旧ウェブマスター向けガイドライン)に準拠しない、不正なSEO手法のことです。
ブラックハットで一時的に順位が上がったとしても、下記のリスクがあるため、ブラックハットの手法は取り組んではいけません。
【ブラックハットSEOで考えられるリスク】
- Googleからのペナルティによってサイト評価が下がる
- 最悪の場合、インデックス削除されて検索結果にサイトが表示されなくなる
ペナルティを受けるリスクを避けつつ上位表示を狙うためには、Googleのガイドラインに準拠した、適切なSEO手法である「ホワイトハットSEO」でサイトづくりを行うことが重要です。
このような理由もあり、成果報酬型のSEO会社と契約する場合は、その会社が具体的にどのような手法でSEOをしていくのかを事前に確認し、ガイドラインに沿った適切な施策であるかどうかを見極める必要があります。
また、SEOにおける成果を「順位」にしている点も要注意です。特定のキーワードで1位にすれば必ず収益が上がるということが見込まれる場合は、成果報酬サービスがマッチすることもあります。
しかし、自社の目標に貢献しないキーワードで1位になったとしても、かけた費用に対し効果が薄い場合もあるので、依頼するキーワードは十分に検討するべきでしょう。
成果報酬型のSEO対策サービスの詳細については、以下の記事をご参照ください。
注意点2 外部リンク施策を依頼するときの費用(外部施策費用)
近年のSEO支援サービスは、自サイトに対して実施する施策が多くなっています。
具体的には、より質の高いコンテンツを制作する「コンテンツSEO施策」、検索結果でのクリック率向上や検索エンジンによる正確なページ認識を目指す「内部SEO施策」を指します。
一方、「外部SEO施策費用」や「外部リンク費用」などのサービス内容と料金を打ち出しているSEO会社の場合は、その施策内容をよく確認しなければなりません。
これは、Googleが禁止している「有料リンク」の施策を実施されてしまう懸念があるためです。
有料リンクとは、「月額〇円で100サイトからリンクを設置します」というように、料金に応じてリンク設置を提供する施策のことです。
この施策は無関係なサイトから大量にリンクを貼るパターンが多く、Googleからペナルティを受けるリスクがあります。
Googleはユーザーにとってより満足度の高いコンテンツを上位表示するために、サイトの評価基準やルールを変更しています。
そのため、無関係なサイトから外部リンクを貼っただけの施策やその場しのぎの手法はペナルティの対象となり、順位を下げられてしまう可能性が高いです。
SEOの被リンクのルールに知見がある方以外は特に、業者選定の際は「外部リンク」の施策に注意しましょう。
外部リンク施策のご質問や有料リンクを提案している業者に対するご相談は、以下のバナーよりお気軽にご連絡ください。
SEOを外注し成功した3つの企業事例
この項目では、実際にSEO対策を外注し、成功した企業事例を紹介します。
SEOを外注し成功した3つの企業事例
1 株式会社トライアルカンパニー
株式会社トライアルカンパニーは「あなたの生活必需品店」をコンセプトとしたスーパー「トライアル」を全国で展開している企業です。
世の中のメディアの変化に伴い、広告宣伝のメインであるチラシに代わる宣伝媒体として、オウンドメディアの立ち上げを決めました。また、プロジェクト開始時点での顧客のボリュームゾーンは60代以上のシニア層でしたが、LTVの最大化を狙い、オウンドメディアのターゲットは30〜40代の働く女性に設定しました。
サイト制作とディレクションをナイルにご依頼いただき、まずはオウンドメディア戦略を以下の内容で策定することになりました。
- ユーザーインタビュー
- ペルソナ設計
- カスタマージャーニー作成
- オウンドメディアコンセプト
- 制作コンテンツ戦略策定
- SNS活用方法提案 など
上記の内容に沿ってサイト制作とコンテンツ制作を行い、オウンドメディア「トライアルマガジン」を公開。さらに、ユーザーをカテゴリー分けし、ユーザーの目的に合致するコンテンツ制作を行いました。
公開したオウンドメディアでは、これまでリーチできなかった20代〜40代の層へリーチできるようになりました。また、獲得ユーザーの数も増加しています。
特に「数の子の塩抜き」という記事は、公開から半年足らずでGoogle検索から17万クリックを獲得しています。シーズンに合わせた記事であることやレシピ系記事の構造化データ実装などが奏功し、成果を生みました。
詳細は、下記のインタビューを併せてご覧ください。
この案件・類似案件を担当したメンバー
加藤 直子(かとう なおこ)
・一般情報誌、ムック本、ウェブメディア等の制作経験があり、コンテンツ制作の造詣が深い
2 株式会社ライフワークス
「株式会社ライフワークス」は、企業向けのキャリア支援事業を提供する企業です。
自社のWebサイトにおいて「セッションとコンバージョンが横ばいで伸び悩んでいる」などの課題があり、SEO、コンテンツ、サイト改善まで一貫して支援してもらえるナイルに依頼することを決めました。
ライフワークス様は、セッションとコンバージョンが伸びない理由に対し、「Web上のユーザーの動きを把握したサイト設計が十分ではない」と感じていました。ナイルが調査した結果、CVRやフォームへの到達率、完了率が低いことから、サイトのUIとUXに改善の余地があり、CRO(コンバージョン率最適化)施策が必要と判断しました。
具体的なCRO施策として以下を提案しています。
- 問い合わせ/資料DLフォーム項目の精査
- サービスページへのCVポイント追加
- 会社概要ページへの導入事例コンテンツの追加 など
またSEOの観点では、情報量や独自情報、強みや差別化につながる情報がコンテンツに不足していると考察し、初期調査から2つの方針を立てました。
ひとつは「コンバージョンを獲得できていたコラムや、商談の現場でよく出てくる言葉をもとに、顕在層に近いカテゴリーを狙ってコンバージョンを増やしていくこと」です。成約につながった商談でよく出るキーワードは、Web上でもコンバージョンに近いからです。
もうひとつは「キャリア支援に悩む人事や管理職などの潜在層が検索しそうなキーワードを狙い、新たな接点の創出につなげていくこと」です。
これらの方針から、まずは以下を進めていくことに決定しました。
- 対策キーワード選定(キーワード調査、対策優先度の策定)
- 対策キーワードのコラム記事作成 など
2023年2月からプロジェクトを開始したところ、CRO施策スタート直後の2023年4月の時点でサイト全体の目標CV数を達成しました。9月にはCV数が3.4倍まで伸びています。営業へのパス件数も目標数を上回り、昨年の約2倍獲得できました。
成果につながった要因は、仮説にもとづいた施策を週に2〜3個のペースで実行し、ナイルとライフワークス様で密なコミュニケーションを取りながら、迅速にPDCAを回せたことです。
SEO施策も順調に成果が出ており、約3ヵ月で合計クリック数が1,900増加、合計表示回数が89,000増加、平均順位も改善できました。詳細は、下記のインタビューを併せてご覧ください。
この案件・類似案件を担当したメンバー
松田 高明(まつだ たかあき)
・教育業界にてBtoCの新規開拓営業を経験した後、大手人材会社にて自社メディアの拡販営業を通し、クライアントの採用課題解決に従事
3 freee株式会社
「freee株式会社」は、バックオフィス業務を効率化するためのクラウドサービスを提供する企業です。
自サイトの検索流入数を増やし、同時にユーザーとの接点を増やしたいと考えていたfreee様のケースでは、セッション数とコンバージョン数をKPIに設定しました。
そもそも、freee様ではナイルに依頼する前の半年で1,000記事ものSEO記事を作成しており、下記の理由より記事のチェックが大変な労力でした。
- 法律にかかわる情報が多いので、事実確認と編集にかなりの工数がかかった
- SEO要件を満たしたコンテンツになっているかどうかの確認が負担だった
しかし、実装後に記事の品質や成果に課題を感じたことからナイルにご相談いただき、SEO記事のリライトを行うことになりました。
ナイルに依頼をいただいてから施策を進めたフローは以下です。
- 対象記事の選定とキーワード設定
- リライト実施(執筆と編集)
- CMSへの登録
まずは1,000記事の中から「事業に影響を与えるキーワード」を狙える500記事を選定してから、以下を比較し最終的に109記事まで絞り込みました。
- 検索ボリューム
- ユーザーのニーズ
- 競合コンテンツ など
加えてコスト最適化のため、全面的に修正する記事と一部修正する記事に分け、リライトに取り組むことになりました。
ただし、記事の編集、執筆、進捗管理をすべてナイルに任せていただいたため、freee様側のタスクは記事確認と実装チェックのみで済み、大きな負担はなく担当者1人で進められました。
上記施策を行った結果、ナイルが制作した高品質な記事が効果を発揮し、目的としていた検索流入数は増加、リライトした記事のCVRも向上し目的を達成できました。
詳細は、下記のインタビューを併せてご覧ください。
SEO対策の見積もりに関するよくある2つの質問
この項目では、SEO対策の見積もりに関するよくある質問を紹介します。
1 SEO対策の見積もりを依頼する際、事前にどのような情報が必要ですか?
SEO会社に見積もりを依頼する際、必要な情報は以下のとおりです。
- WebサイトのURL
- ベンチマークとする競合他社のWebサイト
- 目標や希望する成果、対策したいキーワード
- 予算
- SEO対策の相場把握
WebサイトのURLは、SEO会社がWebサイトを分析し、現状を把握するのに真っ先に必要な情報です。また、競合他社のWebサイトや目標とする成果や対策したいキーワード、予算などの情報は、SEO会社が戦略を立案する際に使用されます。
加えて、SEO対策の相場を把握しておくことで、見積もりの妥当性を判断し、無駄な支出を避けられます。
2 見積もりを依頼する前に、SEO会社の実績や信頼性を確認する方法はありますか?
SEO会社の実績や信頼性を確認する方法は以下のとおりです。
- 過去の実績や参考事例の確認
- クライアントからのレビューや評価の参照
- SEO会社の評判や口コミの調査
SEO会社の過去の実績や参考事例を確認することで、その会社のポテンシャルや実績を客観的に評価できます。企業サイトの事例ページやホワイトペーパーなどをチェックするのがおすすめです。
また、クライアントからのレビューや評価、SEO会社自体の評判や口コミからは、会社の信頼性や顧客満足度を知ることができます。
ナイルでは支援の実績や事例をSEOコンサルティングサービスのページでご紹介しています。
まとめ:SEO対策にかかる費用を把握し、見積もりを依頼しよう
この記事では、SEO対策の見積もり項目と想定される費用のほか、見積もりを依頼する際のポイント、SEO対策を外注するメリット、実際にSEOを外注し成功した企業事例などについて紹介しました。
SEO対策をSEO会社に外注すると、社内のリソースをコア業務に活用できる、プロに任せることで結果が出やすいなどのメリットがあります。複数社に見積もりを依頼し、比較検討することで、成果を出せるSEO会社を見極めましょう。
ナイルでも、SEO対策についての相談や支援を承っています。「サイトから新規顧客を獲得し、売上を拡大したい」「SEOコンテンツを作ってくれる外注先を探している」など、SEOを強化したいと考えている場合は、ぜひ資料をご請求ください。
SEO対策の悩みをプロに相談してみませんか?
SEOやWebマーケティングの悩みがありましたら、お気軽にナイルの無料相談をご利用ください!資料では、ナイルのSEO支援実績(事例)、コンサルティングの方針や進め方、費用の目安といった情報をご紹介しています。あわせてご覧ください。