302リダイレクトとは/301リダイレクトとの違いや使用時のポイントを解説

更新日:
302リダイレクトとは/301リダイレクトとの違いや使用時のポイントを解説

302リダイレクトとは、URLを一時的に変更する際に用いる転送処理のステータスコードです。似たものとして、URLを恒久的に変更する際に用いる301リダイレクトがあります。

あなたはこの2つのリダイレクトの違いを、明確に説明できますか?
ここでは、302リダイレクトの概要と使い方について、301リダイレクトとの違いを中心に詳しく解説していきます。

この記事のポイント

  • 302リダイレクトは、数日~1週間程度の一時的なURL転送に用いるのが基本
  • 302リダイレクトを使用しても、リダイレクト元のPageRankは引き継ぐことができる
  • サイトの移転が目的の場合302リダイレクトを使用すると、インデックスが切り替わるまでに時間がかかる

\プロの回答だから現場で役立つ!資料ダウンロードはこちらから/

ナイルのSEO相談室」は業界歴15年超のナイルが運営しているメディアです。SEOの最新情報を随時発信しているので、ぜひブックマークしてください!

またSEOにお悩みの方は無料相談やSEOコンサルティングサービスのご利用もぜひご検討ください!

 

302リダイレクトとは

302リダイレクトとは、URLが一時的に変更される場合に用いられる転送処理のステータスコードです。転送のステータスコードとして他に301リダイレクトがありますが、301リダイレクトは「恒久的な転送」を表すものであり、その意味が異なります。

※実際には302はfoundを意味しますが、一時的な転送の際に用いられることが多く、Googleの検索エンジンなどはそのように扱います。

参考:リダイレクトによる SEO への影響 | Google 検索セントラル

301リダイレクトと302リダイレクトのSEO上の違い

301リダイレクトが「恒久的」、302リダイレクトが「一時的」と違いがありますが、どちらもリダイレクト元のPageRankは損失なく引き継ぐことができます。
しかし、検索エンジンがページの評価を新規ページに受け渡すまでの時間には違いがあり、サイト移転などは301リダイレクトに比べ、302リダイレクトの方が時間がかかります。つまりはインデックスが切り替わるまでに時間がかかるのです。

よって、基本的に302リダイレクトは数日~1週間程度の一時的なURL転送などの場合に用いられます。サイト移転などで、基本的に以前のURLに戻さない場合は、301リダイレクトを用いることを強く推奨します。
意外とこの違いが大きな差を生み、特に大規模サイトの移転時に302リダイレクトを実施するとなかなか移転しないなど、余計に時間がかかることにも繋がりますので、適切なリダイレクトを選択しましょう。

301リダイレクト_302リダイレクト表比較

SEOについて詳しく知りたい方はこちら。

 

302リダイレクトの使い方

302リダイレクトを使用することが望ましいポイントがありますので、確認しておきましょう。

①A/Bテスト

A/Bテストには複数のパターンへユーザーをリダイレクトし分ける「リダイレクトテスト」がありますが、この際には302リダイレクトを使用することが推奨されています。使用することで、元のURLからインデックスが変わることがなくなります。(1年などの長期間は別です)。

参考:Google 検索でウェブサイトをテストする場合のおすすめの方法 | Google 検索セントラル | Google Developers

②パソコンとモバイル(スマホ)で別々の URL を使用する場合

パソコンとモバイル(スマホ)で別々の URL を使用する場合に、ユーザーの閲覧環境に合わせて自動的にリダイレクトをさせることができますが、その際には302リダイレクトを使用することが望ましいとGoogleヘルプに記載があります。

参考:別々の URL | Google 検索セントラル | Google Developers

③一時的に移動する必要がある際

短期間であればインデックスが変わらないことを利用し、一時的に別ページへのリダイレクトをさせることも可能です。
インデックスが切り替わるタイミングが明言されていない以上、あまり推奨はしませんが、これにより一時的にTOPページにアクセスしたユーザーを特設TOPページに遷移させることも理論上は可能です。とはいえ、サイト改修などやむを得ない場合に留めておくのがよいでしょう。

まとめ

302リダイレクトは、URLの一時的な変更の際に使用され、301リダイレクトと異なりインデックスが切り替わるまでに時間がかかります。そのため、A/BテストやPC、モバイルのページの出し分け時など、特殊な場合に使用されることが多いです。
どちらもPageRankを引き渡すという点から、「変わらないもの」と認識されている場合、ぜひこのタイミングで、違いを整理してもらえればと思います。

SEOについて詳しく知りたい方はこの記事も読んでみてください。

リダイレクトに関し、お困りでしたら弊社のコンサルタントがサポートいたしますので、お気軽にお問い合わせください。

集客・コンバージョン数を増やしたい方へ

ナイルのSEOコンサルティングは流入数の改善はもちろん、売上に貢献するコンバージョンも増やします。予算未定でも構いません。ぜひお気軽にご相談下さい!

サービス紹介をダウンロードする

ナイルに無料相談する

 

 

編集者情報

ナイル編集部
ナイル編集部

2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

PIVOTにもスポンサード出演しました!

PIVOTにもスポンサード出演しました!
チャンネル登録者数が100万人を超えるYoutubeチャンネルPIVOTにスポンサード出演しました!
動画内では、マーケティング組織立ち上げのための新しい手段についてお話しています。
マーケティング組織に課題がある方はぜひご覧下さい。
動画を見る

関連記事

【画像付き】リダイレクトとは?目的や設定方法、警告や注意点を解説

【画像付き】リダイレクトとは?目的や設定方法、警告や注意点を解説

301リダイレクトとは?SEOへの影響や設定方法、注意点を解説

サーバー側でリダイレクトできないときの設定方法

サーバー側でリダイレクトできないときの設定方法を解説

新着記事

SEOコンサルティング会社22選!選び方や事前に確認すべき点は?

ロングテールキーワードとは?探し方や対策するメリットを紹介

.htaccessとは?書き方や活用シーン、注意点をわかりやすく解説

サイト内検索

目次に戻る

もっと効果的な集客施策
してみませんか?

Web戦略の情報を
定期的に受け取りたい方

取材・メディア掲載に関するお問い合わせは、こちらからお問い合わせください。