KGI・KPIとは?Webマーケティングにおける目標設定の方法を解説
KGIとは、売上数や成約数のような組織の目標値のことを言います。そしてKPIとは、KGIを達成するために必要な、各種プロセスの数値を指しています。正しいKPIを定めなければ、当然ながらKGIを達成することはできません。
ここでは、KGI・KPIの概要と、KPI設定の際のポイントについて、詳しく解説します。
この記事のポイント
- KGIは組織のゴールを示し、KPIはそれに必要なプロセスを示す指標
- WebマーケティングにおけるKPIの例としてはPV数やクリック数などが該当する
- KPIは具体的かつ数値化できる指標を定めなければならない
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目次
KGIとは
KGI(Key Goal Indicator/重要目標達成指標)とは、組織やプロジェクトの最終的なゴールとなる目標を定量的に示すもので、売上数や成約数が当てはまります。
KPIとは
KPI(Key Performance Indicator/重要業績評価指標)とは、KGIを達成するためのプロセスが適切に伸長しているかを中間的に計測する指標です。
WebマーケティングにおけるKPIには以下のような指標が挙げられます。
- ページビュー
- ユーザー数(訪問数)
- セッション数
- クリック数
- オーガニック検索流入数
- リファラー
- コンバージョン数
- コンバージョン率(CVR/Conversion Rate)
- 直帰率
- CPA(Cost Per Action)
KPIになる指標は無数に存在し得えますが、その中から自分のサイトに合った適切な指標を選ぶことが大切です。
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KGIとKPIの違い
企業目標やプロジェクトの最終ゴールそのものがKGIです。それに対し、KPIはプロセスの進捗の達成度を定量的に表したものです。
たとえば、あるECサイトが月額100万円の売り上げを目指していたとします。
この「月額売上100万円」がKGIです。
そして、この売上を達成するためには、以下のことが必要だと考えられます。
- 訪問数10%UP
- コンバージョン率0.5%UP
このようなKGIを達成するための中間的な指標がKPIです。
KPIの立て方
では、どのようにKPIを設定すればよいのでしょう。ここでおすすめするのが、ロジックツリーです。
ロジックツリーとは
ロジックツリーとは、物事を木の枝のように段階的にブレイクダウンしていく際に有益なツールです。
ロジックツリーを用いることで、「漏れなくダブりなく」あらゆる観点から物事をみることが可能となります。
・売り上げアップのロジックツリー例
2種類のロジックツリーが存在します。
1つは「Why」を軸に掘り下げていくWhyツリー。もうひとつは「How」を軸に掘り下げていくHowツリー。KPIを設定する際には、このHowロジックツリーを用いてみるとよいでしょう。
KGIがロジックツリーの最上層部におかれます。そして、KGIを達成するには「How」すなわち「どうすればいいのか」という疑問を段階的に問い、ブレイクダウンしていきます。
こうすることで、最終段階で、何をしたらいいのかという具体的な施策に基づくKPIを立てることが可能となります。
KPIを設定する際のポイント
ロジックツリーでKPIを立てたら、最後に以下の点を満たしているかどうか確認してみましょう。
具体的な施策に繋がるKPIであるとこと
KPIを具体的に設定することで、KGIを達成するために何をすればよいのかが明確になります。またKPIが施策と結びついていれば、施策の成果を定期的に検証でき効果的です。?
KGIに直結する指標であること
当たり前なことですが、KGIに直結しない指標であっては、事実上の意味がありません。その指標がゴールを達成する上で、無駄のない効果的な指標か確認しましょう。?
数値化できる指標であること
KPIを数値にすることで、目標の達成がはっきりと可視化されます。曖昧な目標設定は避け、数値化できるKPIを立てましょう。数値でKPIを設定することで、プロジェクトの途中で、現状の達成度の検証が可能となります。
最適なKPIってどう考えればいいのだろうとお困りの方へ
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