ディープリンクとは?必要性と代表的な取り組み例とは
ディープリンクは、ユーザーにストレスを与えないために把握しておきたい用語です。ここではディープリンクの意味と必要性を解説するほか、ディープリンクへの代表的な取り組みの例をご紹介します。
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目次
ディープリンクとは
ディープリンクとは、スマートフォンアプリの特定のコンテンツヘ直接遷移するリンクのことです。
以前までのディープリンクとは、Webサイトのトップページ以外のページヘのハイパーリンクのことを指していましたが、スマートフォンと、スマートフォンアプリの利用増加に伴い、現在の意味で使われるようになりました。
以前までは、スマートフォンアプリへのリンクはApp StoreやGoogle Playなど、アプリストアページヘのリンクが一般的でした。しかしディープリンクの登場により、
- Webサイトからアプリ起動、アプリの特定のコンテンツヘの遷移
- アプリ1に設置したディープリンクから、アプリ2の起動、アプリ2の特定のコンテンツヘの遷移
- 検索結果からアプリの特定のコンテンツへの遷移
これらのようなことができるようになりました。SEOに関わる部分としては検索結果からアプリへの特手のコンテンツへ遷移できるという点において深く関わってくる技術になります。
ディープリンクの必要性
スマートフォンアプリは個々のアプリを起動し、ユーザーの目的にそってそれぞれのアプリを使うケースが一般的です。
また、今のスマートフォンアプリは、複数機能を持ったアプリを作るのではなく、機能を分解してシンプルな構成にし、ひとつのアプリにひとつの機能をもたせる『アンバンドリング』がトレンドとなっています。
たとえばFacebookアプリはMessenger機能を分離してアプリ化しています。
別々のアプリ間を直接つないでスムーズに行き来するためには、トップページからトップページへではなく、特定のコンテンツから特定のコンテンツに遷移するための導線としてディープリンクが必要になります。
代表的なディープリンクへの取り組みの例
代表的なディープリンクの取り組みとして、Google、Facebook、Twitterがよく挙げられます。
Facebook『App Links』
FacebookのApp Linksは、Facebookアプリに表示するコンテンツにディープリンクを設定できる機能です。
参考:コンテンツ内にApp Linksを設定する
Twitter『Twitterカード』
Twitterカードは、写真や動画などのリッチメディアのツイートだけでなく、ディープリンクの設定もできます。
参考:ツイートをカードで最適化する
Google『App Indexing』
App Indexingでは、自分のWebサイトのページを、スマートフォンアプリ内の特定のコンテンツに結びつけることができます。これにより関連するGoogleのモバイル検索結果に自分のスマートフォンアプリを表示させ、アプリを直接開くことができるようになります。
参考:Firebase App Indexing
まとめ
スマートフォンが世界的に普及し、スマートフォンアプリの利用が増えている現状、Webページとアプリ、アプリとアプリ、検索結果とアプリをつなぐディープリンクの重要性は今後さらに高くなっていくでしょう。
ユーザーエクスペリエンスの改善、アプリのトラフィック増加のためにも、スマホアプリを開発している方はディープリンク実装の検討をしてみてはいかがでしょうか。
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