titleタグ(タイトルタグ)とは?SEOに効果的な書き方や確認方法を解説

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titleタグ(タイトルタグ)とは?SEOに効果的な書き方や確認方法を解説

titleタグ(タイトルタグ)は、SEOにおいて最も重要なポイントの1つであり、分かりやすいタイトルはユーザーのクリック率に好影響を与えるだけでなく、適切なキーワードの使用は順位や検索結果の表示にも効果的です。

今回はタイトルタグの基本と、タイトルが意図通りに表示されない場合に考えられることを紹介します。

また、ナイルではタイトルタグの改善施策など、SEO対策に注力されたい方向けのコンサルティングを提供しております。SEOコンサルティングサービスのページで支援実績やお客様の声を紹介しているので、本記事と併せてご覧ください。

タイトル設定はSEOで重要な役割を果たしています

SEOにおいて、タイトル(タイトルタグ)は重要な役割を果たし、改善によるインパクトも大きいのが特徴です。資料ではタイトルタグのSEO効果やタイトルを考える際のヒントを解説しています。SEOを改善されたい方は資料の内容を実践してみてください!ご相談も受け付けしています!

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titleタグ(タイトルタグ)とは

タイトルタグとはHTMLのheadタグ内に記述される、そのHTML文書自体のタイトルを示すものです。タイトルタグは検索結果でも表示され、クリック率や順位に大きく影響するため、SEOを意識する上では必須のタグとなります。

Google検索結果で表示されるtitleタグ(タイトルタグ)のキャプチャ画像

 

titleタグ(タイトルタグ)が果たす役割

タイトルタグの役割は、ウェブページの中身や魅力を来訪前のユーザーにわかりやすく伝えることです。

タイトルタグを適切かつ魅力的に設定することで、ユーザーがページをクリックする可能性が高まり、ウェブページのアクセス数の増加につながります。

実際に当ブログでは、冗長だったタイトルを端的で読みやすくリライトしたことで、順位が1つ低下したにも関わらず、クリック率が0.8%から1.2%まで向上(150%アップ)した事例もあります(下部が修正前/上部が修正後)。

修正前タイトル 301リダイレクトとは?SEOに与える影響と設定時の注意点について解説
修正後タイトル 301リダイレクトとは?SEOへの影響や設定方法、注意点を解説

 

タイトルタグをリライトしたことで、平均CTRが0.8%から1.2%まで向上(150%アップ)した当ブログのGoogleサーチコンソールのキャプチャ画像

 

なお、タイトルタグはブラウザのタブやブックマーク(お気に入り)のほか、SNSのOGPテキストなどにも表示されます。魅力的なタイトルを設定し認知を促進することで、検索外からの集客向上にもつなげることが可能です。

titleタグ(タイトルタグ)とh1タグの違い

ウェブページを作成する際に、タイトルタグとの使い分けが悩ましいものとしてh1タグがあります。両タグの違いを整理すると以下のとおりです。

項目 titleタグ h1タグ
役割 ページ遷移前の読者にページの内容を伝える ページ遷移後の読者にページの内容を伝える
表示場所 サイト外(検索画面、OGPテキストなど) サイト内
タグ表記 <title>テキスト</title> <h1>テキスト</h1>
設定場所 HTML body要素内 HTML head要素内
SEO効果 より高い 高い

 

タイトルタグは、上述したようにウェブページの中身や魅力を、来訪前のユーザーにわかりやすく伝えることが役割です。それに対し、h1タグはページ内で最も重要な大見出しとして、読者にページに内容を伝える役割を持っています。

2つのタグの関係は「本」に例えるとわかりやすいです。

  • タイトルタグは「本の背表紙」や「表紙」
  • h1タグは「本を開いた後の大きな見出し」

読者は本の背表紙や表紙(タイトルタグ)で興味を持ち、その本を手に取ります(クリック)。そして本(ページ)を開いて、最初に目に留まる大見出し(h1タグ)を読んで、読み進めるかを判断するわけです。

タイトルタグとh1タグは同じ内容でもSEO上の大きな影響はなく、同様の設定がなされることも少なくありません。しかし上記のとおり、役割としては「アクセス前に見るかアクセス後に見るか」という大きな違いがあります。そのため、両タグの役割を理解し、使い分けることで、読者に対して的確にページの内容を伝えることが可能です。

例えば、タイトルタグはSEO意識を強くし、h1タグはコンテンツ内容理解を重視するといった使い分けが考えられます。ただし、SEOの観点から、以下の点は守ることをおすすめします。

  • 記事の内容や概要を伝える内容にする
  • 狙うキーワードは同様のものにする(別のキーワードを強調しない)
  • 不用意にキーワードを詰め込まない

h1タグのメリットや使い方については次の記事でも解説しています。あわせてご参照ください。

titleタグ(タイトルタグ)をページに設定する2つの方法

タイトルタグをページに設定するには、以下の2つの方法があります。

タイトルタグをページに設定する2つの方法

それぞれ説明します。

HTMLエディタでの設定

HTMLエディタを使用してウェブページを作成する場合は、<head>タグ内にタイトルタグ(<title></title>)を置き、ページタイトルを記述します。タイトルタグはSEO的な重要度が高いため、クローラーが認識しやすいよう、以下のように<head>タグ内の最初の方に記載することをおすすめします。

タイトルタグの記述箇所のキャプチャ画像( HTMLエディタを使用してウェブページを作成する場合はheadタグ内の最初の方に記載する)

 

WordPressでの設定

WordPressでウェブページを作成している場合は、管理画面上から簡単にタイトルタグを設定できます。WordPressにログインし、投稿・編集画面からタイトル記入欄にページタイトルを入力するだけです。

WordPressでのタイトルタグの記述箇所(管理画面のキャプチャ)

 

ただし、WordPressのテーマやプラグインによって設定場所や方法が変わる場合があります。投稿・編集画面から設定できない場合は、テーマやプラグインの解説を確認し、設定作業を実施してください。

タイトルタグの設定や改善について課題がありましたら、以下のバナーよりお問い合わせください。

titleタグ(タイトルタグ)を記載する際に押さえておきたい3つのルール

タイトルタグを記載する際は、次の3つのルールを押さえることをおすすめします。それぞれ詳しくご説明します。

ルール1 全角30字以内に収める

タイトルタグには文字数の制限はないため、何文字でも書くことはできますが、一定の文字数を超えると表示が省略されてしまいます。

同じキーワードで検索したとしても、PC・モバイルでそれぞれ表示されるタイトルの文字数は異なることが多く、逆に同じページでも、検索キーワードが変われば表示されるタイトルの文字数が異なる場合もあります。

▼「301リダイレクト」の検索結果の表示例

PCでは「~注意点」までの表示となります。

「301リダイレクト」のPC検索結果の例、一定の文字数を超え、タイトルタグの一部が省略されてしまったパターン。

 

モバイルではタイトルが省略されず、全て表示されています。

「301リダイレクト」のモバイル検索結果の例、タイトルタグが省略されいていない

 

▼「301リダイレクトとは」の検索結果の表示例

PCでは「301リダイレクト」で検索した時と同じように表示されています。

「301リダイレクトとは」のPC検索結果の例、一定の文字数を超え、タイトルタグの一部が省略されてしまったパターン 

 

モバイルは先程の「301リダイレクト」の表示と違い、「~解説」までの表示となっております。

「301リダイレクトとは」モバイル検索結果の例、タイトルタグの一部が省略されてしまったパターン

 

このように検索結果によって表示されるタイトルの文字数は変化するため、明確にタイトルタグの推奨文字数を示すことは難しくなっております。もしGoogle検索において、PC・モバイルの両方でタイトルの省略を避けたい場合は、全角30文字前後に収めると良いでしょう。

また、モバイル検索流入が90%を超えるようなサイトであれば、一般的にモバイル検索の方がタイトルは長く表示されるため、35文字~40文字程度までタイトルの文字数の基準を増やしてもよいでしょう。これはPC検索結果ではタイトルタグを折り返すことができない一方で、モバイル検索ではタイトルタグを折り返して表示できるからです。

なお、タイトルが検索結果上で省略されたとしても、これによりサイトの評価が下がるということはありません。

例えば、ECサイトなどで「レディース」「Tシャツ/カットソー」「白色」「七分袖」など、複数の条件を選択すると、

レディースの七分丈Tシャツ/カットソー(白/ホワイト) | ファッションECのナイル(全角37文字)

といったタイトルになり、30文字をオーバーすることになります。しかし、30文字に合わせようとして、キーワードを省略すると逆にどのようなページかわかりにくくなってしまう可能性があるため、ページを表現するために必要なキーワードは無理に減らさないようにしましょう。

一方で長くなりすぎても、検索結果上で上手く伝わらないことがあります。作成したタイトルタグが長いかもと感じたら、後述する「短くわかりやすく伝える」観点で文字数を調整してみましょう。

ルール2 タイトルタグはページごとで固有のものとする

タイトルタグは各ページを示すものであり、ページ間でタイトルタグが重複しないようにすることが望ましいです。タイトルタグが重複してしまった場合、検索エンジンに重複しているページと認識され、インデックスされないページが出てくる可能性もあります。

少なくとも検索結果に表示させる必要のあるページに関しては、タイトルタグを固有のものにしてください。

ルール3 ページ内容と一致するタイトルを設定する

タイトルタグの内容は、そのページの内容と一致していなければなりません。なぜなら、検索エンジンがページを評価する際に、タイトルタグがページ内容を正しく反映しているかを考慮しているからです。

また、ユーザー目線でもタイトルとページ内容の一致は重要です。以下の悪い例のように、タイトルで期待される情報がページに出てこないと、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。

例:SEOの仕組みや考え方を解説する記事のタイトル

  • 良いタイトル:SEOとは?SEO対策の仕組み、技術対策、キーワード調査方法まで解説
  • 悪いタイトル:初心者向け!リスティング広告の集客方法を仕組みや考え方まで解説!

離脱が多いページは滞在時間が増えないため、SEO評価が下がり、上位表示が期待できません。「気を引いてクリック率を向上させたい」などの理由で、ページ内容とは異なる情報をタイトルに入れないようにしましょう。

実際にこの記事でも、タイトルタグの概要や書き方、確認方法を伝えることに内容を絞って作成しています。

SEOやクリック率向上に効果のあるtitleタグ(タイトルタグ)の付け方

SEOやタイトル率向上に効果のあるタイトルタグの付け方は、以下のとおりです。

ポイント1 短くわかりやすく伝える

長めのタイトルタグの文字数を調整する場合はどのように考えればよいのでしょうか。実際の作業を通じて確認しましょう。

例えば

【安くて満足!】都営浅草線五反田駅徒歩5分美味しい日本料理のお店!和食居酒屋ナイル

というタイトルのページのお店があったとします。上記は全角で41文字のため、

【安くて満足!】都営浅草線五反田駅徒歩5分美味しい日本料理の…

と肝心の店名が省略されてしまう可能性があります。もちろん正しく表示される可能性もありますが、サイトのTOPページのため、省略されないようにしたく、そういった場合は以下のように文字数を調整します。

  1. 冒頭の【安くて満足!】の様なアピールメッセージの調整
  2. 都営浅草線などの記載がなくても意味の通じるキーワードの調整
  3. 省略の可能性を考え、店名を一番先頭に記載
  4. 「!」(ビックリマーク)などの記号の調整

すると、

和食居酒屋ナイル | 五反田駅徒歩5分の美味しい日本料理のお店(※全角30文字)

となり、省略されにくいタイトルタグが完成しました。今回省略した「安い」などのアピールはmeta description内に含められると、情報量も担保できるようになります。

ポイント2 なるべく先頭に重要キーワードを入れる

検索上位表示を狙いたいキーワードは、できる限りタイトルタグの先頭に入れるようにしましょう。ウェブの文章は左から読まれるため、狙っているキーワードをタイトルの先頭に配置することで、検索画面でユーザーの目に留まりやすくなり、クリック率が向上します。

実際に、本記事のタイトル「titleタグ(タイトルタグ)とは?SEOに効果的な書き方や確認方法を解説」では、「titleタグ」のキーワードを先頭に配置することで、同キーワードの検索者の目に留まりやすくしています。これがもし仮に「【20XX年版】絶対に知っておきたい!検索画面で目立つために欠かせないtitle(タイトルタグ)とは? 」のように、タイトルの後半にキーワードを持ってきてしまうと、検索者が記事の内容を直感的に判断できず、クリック率が低下します。

なお、検索流入を獲得したいからといって、あらゆるキーワードをタイトルに詰め込み過んでしまうと、何の記事なのかが読者に伝わらなくなってしまいます。検索スパムとして順位を落としてしまう可能性もありますので注意しましょう。詳しくは、次の記事をご覧ください。

ポイント3 社名やサイト名をタイトルタグに入れる

タイトルタグに社名やサイト名を入れると、読者の認知向上や信頼の獲得につながる場合があります。タイトルの前半部分は検索キーワードに使うため、後半部分に記載すると良いでしょう。この際、「|」や「-」のような記号で区切って記載すると、記事タイトルと明確に別れてわかりやすくなるため、おすすめです。

ポイント4 興味を惹くような文言を入れる

タイトルタグに読者の興味を惹く文言を入れるとクリックを促せます。具体的には「数字」「カタカナ」「対象読者」「最新情報」「強調する言葉」などを入れると、ユーザーの目を引きやすいです。

タイトルタグで有効な「読者の興味を惹く文言」の例

  • 2024年最新版!サイト訪問者を2倍増やすためのSEO対策33選
  • iPhoneユーザー必見!おすすめアプリランキングトップ10
  • 優秀なマーケターを採用するには?絶対に押さえておくべき4つのポイント

特に速報性や情報鮮度が重要なテーマの場合は「2024年」「最新版」のような文言を入れると、タイムリーさが伝わり、クリックが期待できます。上記例のように具体的な数字や強調する言葉を含め、ユーザーの関心・興味を惹きつけましょう。読者が何を求めているかを理解し、それに応えるようなタイトルを考えることが効果的です。

ただし、ライバルサイトが同じような文言を使用している場合、陳腐化して埋もれやすくなります。設定前に狙っているキーワードで検索し、上位サイトとは異なる表現を用いるようにしましょう。

なお、SEOやクリック率向上に効果のあるタイトルタグの付け方について、より詳しく知りたい方は、ぜひナイルの無料資料をご覧ください。以下のバナーよりお気軽にダウンロードいただけます。

タイトルタグを確認する3つの方法

タイトルタグを確認する方法を紹介します。以下の順に見ていきましょう。

方法1 HTMLファイルを開き確認する

1つ目は、HTMLファイルを開いてタイトルタグやh1タグを検索する方法です。Windowsであればctrl+F、MacであればCommand+Fを押下して、<title>や<h1>で検索します。

方法2 ブラウザ上で確認する

2つ目はブラウザ上で確認する方法です。右クリックし「ページのソースを表示」を選択し、<title>や<h1>を検索して探します。

 

ブラウザ上でタイトルタグを確認する際のページキャプチャ画像

 

方法3 拡張ツールで調べる

3つ目は、ブラウザの拡張機能で取得する方法です。Google Chromeの場合、Chromeウェブストアで「title tag」などで検索すると、タイトルタグを調べられる拡張機能を無料でダウンロードできます。例えば「Show Title Tag」や「Web Developer」を利用すると、簡単にタイトルタグを取得可能です。いくつか試して、自分に合ったプラグインを活用しましょう。

titleタグ(タイトルタグ)は勝手に変わることも

タイトルタグは、基本的には設定したものがそのまま検索結果に表示されることが多いのですが、以下のようなケースの場合、タイトルが変わることもあります。

検索エンジンがより良いと判断したタイトルが表示されているケース

タイトルタグは固定されているため、検索されるキーワードによっては、検索エンジンが判断しタイトルを自動で変更する場合があります。この場合は、アンカーテキストやページ内のテキストが参照されます。

基本的にはわかりやすくなるように、タイトルは変更されているはずですが、場合によっては不適当なタイトルに変わることもあり、その場合はGoogle 検索セントラル コミュニティ

より問い合わせることが推奨されています。

robots.txtでブロックされたページがインデックスされているケース

検索エンジンはrobots.txtでブロックされているページでも、外部リンクなどによってそのページをインデックスすることがあります。その場合はタイトルタグなどの情報を取得することができず、意図しないタイトルが表示される場合があります。

robots.txtでブロックされたページが意図しないタイトルが表示されている時のGoogle検索結果のキャプチャ画像

 

そもそもページを検索結果に表示したくない場合は、robots.txtではなくnoindexを設定するようにしましょう。また、その際はrobots.txtでブロックしたままだと、検索エンジンはnoindexを検知しないので気をつけてください。

内容に沿わないと判断された絵文字を利用しているケース

タイトルタグには絵文字を利用することもできますが、よほど関連性がない限りは絵文字は検索結果に表示されず、その部分が省略されます。

「SEOニュース 2月26日」のGoogle検索結果の表示例

 

絵文字を含んだキーワードでの検索表示例

 

上記のようにタイトルタグに含んでいても絵文字は表示されませんが、絵文字を含んだキーワードで検索すると表示されました。

title(タイトルタグ)を上手く活用してSEOの効果やCTRをあげよう

ここまでタイトルタグについて解説してきましたが、「タイトルはわかりやすく、興味をもてるようにする」ことがポイントです。

SEOを意識するあまり、キーワードの詰め込みや必要以上に長くならないようにしましょう。

最後にタイトルタグのポイントをまとめます。

  • 全角30文字を超えると省略される可能性が高くなる
  • そのページを表す重要なキーワードは省略されないように前方に設置する
  • ページ固有のタイトルを設定し、キーワードを無理に詰め込まない
  • 記号の中でも&(アンパサンド)や<>(山括弧)などの特殊文字を使用する場合はエスケープ処理を行う
  • 基本的にはタイトルタグに設定したタイトルが表示されるが、設定したものとは異なるタイトルが表示されることもある

「基本はわかったので、検索流入に貢献するタイトルタグを設定したい!」という方は、以下の記事を参考にしてください。

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タイトル設定はSEOで重要な役割を果たしています

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