【プロが解説】SEO内部対策とは?具体的な方法と効果を徹底解説
SEOにおける内部対策とは、自サイトの内部リンク設定・サイトの高速化・サイトのSSL化など、サイト内部を改善するSEO対策のことを言います。
この記事では、内部対策を行う目的と、目的ごとの実際の対策方法について詳しく解説しています。SEO内部対策に関するFAQも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
また、自サイトの内部対策ができているか確認したい方に「SEOの内部対策で確認すべき24のSEOチェックリスト」を用意しています。チェックポイントだけではなく、改善のヒントも掲載していますので、内部SEO対策を見直したい方はお気軽にダウンロードください。
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目次
SEOの内部対策とは
SEO対策には3種類あり、そのうちのひとつが「内部対策」です。内部対策とは、自社のWebサイトに掲載されているテキストや内部リンク設定など、サイト内部の構造改善に焦点を当てたSEO対策のことを指します。英語圏ではオンページSEOとも呼ばれることがあります。
Webにまつわる専門知識が必要になる場合も多いため、SEO対策の中でも、初心者にとって一番とっかかりにくい部分と言えます。
SEO内部対策は「ユーザーにとって役に立つ情報」が「検索エンジンにわかりやすく構成・記述されている」状態を目指すものです。具体的な対策として、以下に例を挙げます。
主要なHTMLタグの最適化 |
|
---|---|
URLの正規化 |
|
内部リンクの最適化 |
|
詳細はこの後の章で詳しく説明しますが、内部対策において確認すべき項目を今すぐ知りたい方は、以下の記事でチェックリストを紹介しています。併せて参考にしてください。
外部対策との違い
自サイトを整備・改善するために行う内部対策と違い、外部対策は、ほかのWebサイトから評価・シェアしてもらうための対策です。内部対策との具体的な違いは、以下のとおりです。
内部対策 | 外部対策 | |
---|---|---|
狙い | 自サイト内の整備 | 外部サイトからの評価獲得 |
対策 | 主要なHTMLタグの最適化 URLの正規化 内部リンクの最適化 など |
被リンクの獲得 サイテーションの獲得 など |
外部対策のひとつである被リンクの獲得について、詳しく知りたい方は併せて以下の記事をご覧ください。
SEOの内部対策を行う3つの目的
SEOにおける内部対策の狙いは「自サイトの整備」と前項でお伝えしました。自サイトを整備するおもな目的は、以下の3つです。
SEOの内部対策を行う3つの目的
- 目的1 クロールを促進する
- 目的2 インデックスを促進する
- 目的3 ユーザビリティを向上させる
この項目では、SEO内部対策を行う3つの目的について詳しく説明します。
目的1 クロールを促進する
1つ目の目的は、クロールを促進することです。
検索エンジンのクローラーは、さまざまなWebサイトを巡回し、掲載されているコンテンツの情報を収集してインデックスに追加します。クロールを促進するためには、Webサイトがクローラーにとってアクセスしやすい構造であることが重要です。
さらに、クローラーがサイトを効率的に巡回できれば、新しいコンテンツや更新されたコンテンツがより早くインデックスされる可能性が高まるという利点もあります。
クローラーに関して詳しく知りたい方は、以下の記事にて解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
目的2 インデックスを促進する
2つ目の目的は、インデックスを促進することです。
インデックスとは、検索エンジンの収集したWebページがGoogleのデータベースに登録されることを言います。
検索エンジンは、ユーザーが検索サイトで検索したとき、インデックスされているWebページの中から最も関連性の高い結果を表示する仕組みです。つまり、インデックスを促進し、なるべく多くのWebページをインデックスしてもらうことで、検索エンジンに検索結果として表示してもらいやすくなります。
インデックスの促進には「コンテンツが検索エンジンに理解しやすい形式であること」や「タイトルタグやメタ記述が最適化されていること」「構造化データを使用すること」などが重要です。
そもそもインデックスとは何か、詳しく知りたい方は以下の記事で詳しく説明しています。併せてご覧ください。
この記事もチェック
方法3 ユーザビリティを向上させる
3つ目の目的は、ユーザビリティを向上させることです。
Webサイトにおけるユーザビリティとは、ユーザーにとっての使いやすさや、ユーザーが求めていた情報を簡単に見つけられる度合いを意味します。「使いやすいナビゲーション」「ストレスのないページ読み込み」「モバイルフレンドリーなデザイン」など、ユーザーに無駄な負担をかけさせない仕組みづくりがユーザビリティの向上につながります。
加えて、ユーザビリティは、コンバージョン率やリピート率、離脱率、滞在時間、満足度などに大きく影響を与えると言えます。ユーザビリティがWebサイトやユーザーエクスペリエンスに与える影響については、下記の記事を併せてご覧ください。
ここまで、SEOの内部対策を行う3つの目的「クロールの促進」「インデックスの促進」「ユーザビリティの向上」について紹介しました。次の章からは、目的ごとの具体的な方法を説明します。
クロールを促進する7つの方法
この章では、クロールを促進する方法について詳しく解説します。
方法1 XMLサイトマップを設置する
1つ目の方法は、XMLサイトマップを設置することです。
XMLサイトマップとは、検索エンジンに「クロールしてほしい重要なページ」を伝えることを目的としたファイルです。普段私たちがよく目にする、人間用に作られた「HTMLサイトマップ」と違い、XMLで作られたサイトマップはクローラー専用のものです。クロールしてほしい道筋を表すことで、クローラーが巡回しやすくなります。
XMLサイトマップには、以下の役割があります。
- 内部リンクがほとんどないページヘのクロール・インデックスの促進
- 大規模サイトにおけるクロールや、インデックスを優先させるページの伝達
- 画像、動画などのコンテンツへのクロール・インデックスの促進
特に大規模サイトやDB型サイトの場合は絶対押さえておきたい施策になります。
サイトマップの詳細や作成方法などは、以下の記事で詳しく説明しています。ぜひ併せてご覧ください。
方法2 内部リンクを最適化する
2つ目の方法は、内部リンクを最適化することです。内部リンクとは、同じWebサイト内にある異なるページを結びつけるリンクのことを言います。内部リンクには、以下の種類があります。
- ヘッダーバナーリンク
- グローバルナビゲーション
- サイドカラム
- アンカーテキスト
各内部リンクの最適化ポイントは以下のとおりです。
ヘッダーバナーリンク |
|
---|---|
グローバルナビゲーション |
|
サイドカラム |
|
アンカーテキスト |
|
内部リンクを関連する場所に配置することで、クローラーがWebサイト内を巡回しやすくなります。
また、内部リンクはクローラーのためだけに設置するものではありません。ユーザーが「知りたい」と思ったタイミングで情報にアクセスできるよう適切に配置された内部リンクは、ユーザビリティの向上につながります。
内部リンクの最適化について詳しく知りたい方は、下記の記事を併せて参考にしてください。
方法3 リンク階層を浅くする
3つ目の方法は、リンク階層を浅くすることです。
Webサイトのリンク階層を浅くすると、クローラーは重要なページへアクセスしやすくなります。一方、リンク階層が深いまたはリンク階層が複雑なWebサイトの場合、クローラーにページを見逃されやすくなり、重要なページがインデックスされない恐れもあります。
また、クローラーにページを見つけてもらいやすくするためには「少ないクリックで目的のページにたどり着ける」構造にすることが重要です。目安として、トップページから3、4クリック内で各ページに到達できるよう、カテゴリーを整理しましょう。
ほかにも、リンク階層を深くする以外にも行ってはいけないSEO施策があります。詳しく知りたい方は、以下の資料を参考にしてください。
方法4 パンくずリストを設置する
4つ目の方法は、パンくずリストを設置することです。
パンくずリストとは、Webサイトのページ階層をリスト化したナビゲーションのことを言います。
このパンくずリストを設置することで、クローラーがWebサイトの階層を把握しやすくなる効果があります。また、ユーザーがWebサイト内での現在地を確認しやすくなり、サイト内で迷子になりにくいと言うメリットもあります。
このパンくずリストは、SEOの観点からとても重要なものと言えます。以下の動画で詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
方法5 ページネーションを設置する
5つ目の方法は、ページネーションを設置することです。
ページネーションとは、1ページあたりのコンテンツ量が多すぎる場合、ページを分割する機能のことを言います。
内容の多いページを分割し、ユーザーが前後のページへ移動しやすいようナビゲートすることで、クローラーがサイトの全ページを効率的に巡回しやすくなります。また、ページネーションには、クローラーの巡回以外にも以下のメリットがあります。
- ユーザビリティ向上の改善
- PV数が増える
- 回遊率が上がる
ページネーションの実装方法や注意点について、詳しく知りたい方は以下のページを併せてご覧ください。
方法6 robots.txtを設定する
6つ目の方法は、robots.txtを設定することです。
robots.txtはサーバー内に設置し、クローラーに対して「Webサイトのどの部分をクロールすべきか、または避けるべきか」を指示するファイルです。
robots.txtを設定すると、クローラーの巡回効率が向上し、重要なコンテンツが優先的にクロールされるようになるメリットがあります。また、低品質のコンテンツなど、Webサイトの評価を下げるページが存在する場合、クロールしないように制御することも可能です。
ただし、設定が間違っていた場合、重要なページがクロールされない原因にもなり得るので記述や設置場所など間違えないようにしてください。
加えて「そもそもrobots.txtを設定すべきか」という点も考慮しなければなりません。 ページ数が数万を超える大きなサイトの場合、クロールの優先順位を決めることにはメリットがあります。しかし、数百ページ以内の小規模なサイトであれば、設定しなくてもクロールやインデックスは問題なくされることがほとんどです。
robots.txtを設定する理由が「クロールを制御する」という目的のみの場合、小規模サイトでは無理に設置する必要はありません。robots.txtの設定目的や書き方については、下記の記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。
方法7 Google Search Consoleからクロールリクエストをする
7つ目の方法は、Google Search Consoleからクロールリクエストをすることです。 Google Search Consoleの機能のひとつであるURL検査を行うことで、Googleにインデックスリクエストを送信することができます。
「インデックス登録をリクエスト」をクリックし、以下の画面が表示されればリクエストは完了です。
インデックスを促進する7つの方法
この章では、インデックスを促進する方法について詳しく解説します。
方法1 ページタイトルにキーワードを含める
1つ目の方法は、ページタイトルにキーワードを含めることです。
ページタイトルは、そのページの内容を簡潔に表すものであり、検索エンジンのインデックスにおいて重要な役割を果たしています。
該当のWebページがどのようなトピックや内容を扱っているのか、タイトルに適切なキーワードを含めることで、検索エンジンはより正確に把握できます。ページタイトルには必ずキーワードを含めるようにしましょう。
また、検索結果ページにおいてタイトルが途中で切れて表示されることを想定し、キーワードや重要な内容はタイトルの前半に置くのがおすすめです。ユーザーにとっても、記事に何が書かれているかわかりやすくなるメリットがあります。
下記の記事では、SEOの観点から「タイトルタグの設定で気をつける点」など詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
方法2 メタディスクリプションを設定する
2つ目の方法は、メタディスクリプションを設定することです。
メタディスクリプションとは、ページの内容を要約した短いテキストのことで、検索エンジンに記事の内容を端的に伝える役割があります。
メタディスクリプションは、検索ランキングに直接影響を与えるわけではありません。ただし、検索結果に表示されるため、記事を読むかどうかユーザーが判断する要素になります。クリック率の向上に貢献する利点もあるので、必ず設定するようにしましょう。
また、その際はメタディスクリプションにもキーワードを含め、ページの内容を正確に反映させることが重要です。
メタディスクリプションについて詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
方法3 画像のalt属性を記述する
3つ目の方法は、画像のalt属性を記述することです。
alt属性とは、画像が読み込まれなかった場合に表示されるテキストのことをいいます。サイト内の画像の意味合いを検索エンジンに伝える役割があります。
何らかの理由で画像が表示できないとき、alt属性に記述した文言が代わりに表示されるため、ユーザビリティーの観点からもメリットがあります。
また、適切なalt属性を設定することで、関連する検索クエリに対し、画像が表示される可能性も高まります。
alt属性に関する基礎知識や設定方法について詳しく知りたい方は、併せて下記の記事をご覧ください。
方法4 構造化データマークアップを行う
4つ目の方法は、構造化データマークアップを行うことです。
構造化データマークアップを行うと、検索エンジンがページの内容を理解しやすくなり、インデックスの促進につながります。
検索エンジンは、サイトに記載されているテキストを人間と同等に把握することはできません。テキスト情報をより詳細に伝えることで「ここには会社概要について書いてある」「ここにはサービス詳細について書いてある」など、検索エンジンがテキスト情報を理解できるようになります。
また、構造化マークアップを行うことで、検索結果に文章や画像が表示しやすくなる「リッチスニペット化」を行うことが可能です。
リッチスニペット化されることで、ユーザーの興味を引くことができ、クリック率の向上が期待できます。
構造化データマークアップについて、下記の記事で詳しく説明しています。ぜひ参考にしてください。
方法5 URLを正規化する
5つ目の方法は、URLを正規化することです。
URLの正規化とは、同じWebサイト上で重複するページのうち「どのページのURLを検索エンジンに評価してもらうのか」を示す施策です。
ページの内容が同じでもURLが違えば、検索エンジンは別ページと判断します。検索エンジンが違うページと判断する基準を以下に挙げます。
判断基準 | 例 |
---|---|
index.htmlのあり・なし | https://www.seohacks.net/ https://www.seohacks.net/index.html |
wwwのあり・なし | https://www.seohacks.net/ https://seohacks.net/ |
URLの末尾に付く「/(スラッシュ)」のあり・なし | https://www.seohacks.net/ https://www.seohacks.net |
URLの末尾に付く「パラメータ」のあり・なし | https://www.seohacks.net/ https://www.seohacks.net/?click=cta-blog |
重複するコンテンツがサイト内に多数ある場合、インデックスさせたいページをクロールしきれなくなってしまうなど、サイトのセッション数などに影響を及ぼす恐れもあります。
重複コンテンツと判定されてしまった場合、URL正規化の方法には「301リダイレクト」と「canonical」の2つがあります。
概要 | 使うケース | |
---|---|---|
301リダイレクト | 特定のページへのアクセスを移転先へ転送する | 「www」や「/」、「index.html」などのありなしで重複が起こる場合 |
canonical | 正規URLを検索エンジンに示すためタグを設定する | 301リダイレクトが使えないときや、重複ページを作らなくてはいけないとき |
URL正規化について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
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方法6 noindexタグを設定する
6つ目の方法は、noindexタグを設定することです。
noindexタグは、特定のページを検索エンジンのインデックスから除外するために使用するタグです。
例えば、以下のような「自サイトの評価を下げそうなページ」「評価が不要なページ」があるとします。
- 検索結果に表示する必要がないページ
- 情報量の少ないページ
- 内容が重複しているページ
- 管理画面やテストページ、サイトマップページ など
これらのページを検索エンジンのインデックスから除外したいとき、noindexタグを設定することで検索結果に表示されないようになります。
noindexタグの記述や注意点については、下記の記事も併せてご覧ください。
方法7 見出しタグを利用する
7つ目の方法は、見出しタグを利用することです。
文章の見出しは、検索エンジンが該当するテキストを特定のトピックと紐付けて理解するために利用します。h2、h3(h要素)といったタグを利用して見出しを最適化することで、検索エンジンがページ内容をより理解できるようになり、インデックスの促進につながります。
ユーザビリティを向上させる5つの方法
この章では、ユーザビリティを向上させる方法について詳しく解説します。
ユーザビリティを向上させる5つの方法
- 方法1 ページスピードを改善する
- 方法2 Webサイトをモバイルフレンドリー化する
- 方法3 404ページを設定する
- 方法4 WebサイトのSSL化を行う
- 方法5 発リンク先の最適化を行う
方法1 ページスピードを改善する
1つ目の方法は、ページスピードを改善することです。
Webページの読み込み速度はユーザビリティに直接影響を与えます。例えば、表示速度の速いページはユーザーの満足度を高め、サイト離脱率の減少が期待できます。
ページの表示速度を改善するための施策としては、画像サイズの最適化・キャッシュの活用・不要なJavaScriptやCSSの最適化などが有効です。自サイトの表示スピードが遅い場合、何が原因なのかPageSpeed Insightsで確認しましょう。
ページの表示速度がSEOに与える影響については、下記の記事にて詳しく解説しています。
また、モバイルサイトのページを高速表示する方法として、AMPという手法もあります。以前はAMPを導入したサイトに優遇措置があり、Googleの検索画面においてトップニュース枠に掲載される条件になっていました。
優遇措置は2021年6月に終了しましたが、AMPを導入することでページの表示速度が向上するという仕組み自体は残っています。AMPの現状やSEOにおける効果については下記の記事でまとめているので、ぜひ併せてご覧ください。
方法2 Webサイトをモバイルフレンドリー化する
2つ目の方法は、Webサイトをモバイルフレンドリー化することです。
モバイルフレンドリーとは、スマートフォンやタブレットなどモバイル端末用にWebサイトを最適化し、モバイル端末でもWebサイトを見やすくすることを言います。
このモバイルフレンドリー化はユーザビリティだけではなく、SEOの観点からも非常に重要です。その理由として挙げられるのが、GoogleがWebサイトを評価する際に採用しているアプローチ「モバイルファーストインデックス」です。
Googleは2018年3月27日、Google 検索セントラル ブログ(旧Google ウェブマスター向け公式ブログ)において「Webページの評価基準をパソコンサイトではなく、スマートフォンサイトにする」と明言しました。
検索クエリによる表示ページや検索順位の位置付けは、モバイルサイトをもとにおこなわれています。この施策を「モバイルファーストインデックス」と言います。
ナイルのWebサイトも、PCとモバイルでデザインが変わる「レスポンシブデザイン」を採用し、モバイルフレンドリーに対応しています。
▼PCの画像
▼モバイルの画像
モバイル端末からの閲覧を前提とした、自サイトのモバイルフレンドリー化は現代において必須です。自サイトがモバイルフレンドリー化しているか、以下の方法で確認しましょう。
- モバイルフレンドリーテストを行い、ページ単位で評価
- Google Search Consoleにアクセスし、「モバイルユーザビリティ」を確認する
モバイルフレンドリーについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
方法3 404ページを設定する
3つ目の方法は、404ページを設定することです。
存在しないWebページにユーザーがアクセスしたとき、サーバーデフォルトの404ページが表示されると、目的のページが見つからないことに不満を感じて離脱してしまう可能性があります。
適切に設計された404エラーページは、ユーザビリティの観点において重要です。以下に、404ページのカスタマイズの例を挙げます。
- トップページやサイトマップページへリンクを貼り、移動の導線を確保する
- サイト内検索を設置し、目的のページを見つけやすくする
- 404ページとサイトのデザインを揃え、自分がどのサイトにいるかわかりやすくする
ユーザーの離脱を防ぐため、カスタマイズされたオリジナルの404ページを作成するのがおすすめです。
ナイルでは、ユーザーが目的のページを探せるように、カテゴリ別のリンクを設置しています。
カスタム404ページについて、表示すべき情報などは以下の記事にまとめています。
方法4 WebサイトのSSL化を行う
4つ目の方法は、WebサイトのSSL化を行うことです。
SSL(Secure Sockets Layer)とは、インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組みのことを言います。SSL化を行うことで、ユーザーの個人情報や取引情報の安全性を保証すると同時に、Webサイトの安全性を担保しています。
SSL証明書を使用してWebサイトを保護することは、下記の点からユーザビリティを向上させる重要な要素のひとつと言えます。
- ブラウザの警告メッセージによってサイトへのアクセスを妨げられることがない
- サイトの信頼性が増すことで、ユーザーが安心して利用できる
ほとんどのWebブラウザは、SSL化されていないサイトに警告を表示します。そのため、セキュリティーの向上にSSLは欠かせません。
ナイルのWebサイトも、もちろんSSL化を実施しています。
SSL化について詳しく知りたい方は、以下の記事を併せてご覧ください。
方法5 発リンク先の最適化を行う
5つ目の方法は、発リンク先の最適化を行うことです。
発リンクを設置するときは、外部サイトの信憑性も重要な要素のひとつです。官公庁や公式サイトなど、信頼できるリンク先を設置することで、ユーザーは「信頼できる情報を扱っているサイト」と認識してくれます。
また、発リンクのリンク切れも好ましくありません。ユーザーがリンクをクリックしても欲しい情報を得られなかった場合、そのサイトはユーザビリティが低いと言えます。これは検索エンジンからの評価にも影響するので、リンク切れチェックは定期的に行いましょう。
リンク切れのチェックには、Google Search Consoleがおすすめです。
Google Search Console内の「インデックス作成→ページ」を確認し、「見つかりませんでした(404)」のエラーがあればリンク切れを起こしている可能性があります。
Webサイトの信頼性にも影響するため、リンク切れがある場合は正しいリンクを貼り直ししましょう。
SEOの内部対策でよくある質問
ここでは、SEOの内部対策でよくある質問についてまとめました。
よくある質問
- 質問1 やってはいけない内部施策はありますか?
- 質問2 SEO内部対策と外部対策はどっちが大切?
質問1 やってはいけない内部施策はありますか?
Googleのガイドライン違反になる内部対策として、代表的なのが「隠しテキスト・隠しリンク」と「クローキング」です。
「隠しテキスト・隠しリンク」とは、テキストやリンクをユーザーには見えないようにし、クローラーには見えるようにする手法のことを言います。
また「クローキング」とは、ユーザーとクローラーに見せるものとして別々のページを用意する手法のことを言います。
どちらもGoogleから「検索順位を操作しようとしている」と見なされ、ペナルティの対象になってしまうので気をつけましょう。
質問2 SEO内部対策と外部対策はどっちが大切?
どちらも大切なので、両方実施することをおすすめします。
ただ、優先すべきは内部対策です。内部対策は「ユーザーにとって役に立つ情報」が「検索エンジンにわかりやすいよう構成・記述されている状態」を目指すことです。一方、外部対策は外部サイトやユーザーからの評価を獲得するための施策です。
まず、内部対策でサイト内の情報を正しく検索エンジンに伝えた上で、外部対策を行うことをおすすめします。
ナイルでは、このほかにもSEOのよくある疑問について資料を用意しています。わかりやすい一問一答形式で掲載していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
内部対策を行い、SEO効果を最大化しよう
この記事では、SEO内部対策を行う3つの目的とその具体的な方法、内部対策でよくある質問などについて紹介しました。
内部対策は専門的な知識が必要なケースもあり、自社で行うには少し難しく感じる方もいるのではないでしょうか。しかし、SEOの中でまず優先して取りかかるべきは内部対策です。ここで紹介した施策に取り組み、少しずつでも成果をあげていきましょう。
この記事を読んで「しっかりSEOに取り組んでいきたい」とお考えの方に、SEOのよくある質問にお答えした資料を用意しました。SEOにまつわるさまざまな疑問について詳しく解説していますので、SEOの実力をチェックしたい方にもおすすめです。
自サイトのSEO効果を最大化したい方は、ぜひダウンロードください。
SEO内部対策・テクニカルSEO24項目をまとめました
SEO内部対策・テクニカルSEOでチェックするべき24項目をひとつの資料にまとめました!サイトの点検にご活用ください。サイトリニューアル前にチェックしておくことで、SEO悪化を防止できます。もし「サイトの数値が悪化した」「技術的な話がわからない」ご状況でしたらお気軽に無料相談よりご連絡ください。
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